春になると、鮎の稚魚「稚鮎」が河口付近に集まってきます。
この時期にシーバスゲームで定番とされているのが「稚鮎パターン」です。
稚鮎パターンのシーバスは活性が高く、活発に捕食活動を行うので、デイゲームも楽しむことができます。
しかし、ベイトがたくさんいる分、ルアーに喰わせるのが難しい場面も多くなります。
今回は、稚鮎パターンの解説と、おすすめのハードルアー・ワームの紹介です。
- 釣り歴20年
- 年間釣行300日超え
- 大会出場歴あり
和歌山県をホームに、ほぼ毎日ルアーフィッシングを楽しんでおります。 バスフィッシングを中学生から始め、ルアーで釣れた時の感動が忘れられず、今では釣りは日課となっています。 現在はシーバス・エギングなどのルアーで狙えるターゲットは幅広く釣っています。インスタグラムもやっています。
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目次
【シーバス釣り】稚鮎って何?稚鮎パターンとは
稚鮎とは、鮎の稚魚のことです。
主に3月から5月頃の春から梅雨にかけて、河口付近に集まり、川を遡上しようとします。
稚鮎パターンは、この稚鮎を捕食しにきているシーバスを狙います。
小さなベイトフィッシュを捕食している「マイクロベイトパターン」と言われる状況でも、稚鮎が含まれていることが多いです。
同じ時期には、バチパターン、ハクパターンなど、他のメソッドも有効なタイミングですので、見極めが難しいパターンでもあります。
【シーバス釣り】稚鮎パターンの時期や時間帯!デイゲームも熱い!
稚鮎パターンが最盛期になるのは「春」3月から5月にかけてです。
初春の時期であれば海寄りのエリア、漁港・港湾のようなポイントに集まる傾向にあります。
そこから梅雨にかけて河口付近に集まり、川を遡上していきます。
デイゲーム・ナイトゲーム、どちらの時間帯でも稚鮎パターンがハマる状況はあります。
夜は常夜灯付近やシャローエリアに固まっていることが多く、日中は積極的に泳ぎ回り、川を遡上しようとします。
夜はポイントが絞りやすく、アングラーの多い時間帯ではありますが、ポイントによっては、デイゲームでも入れ食い状態になることもありますよ。
【シーバス釣り】稚鮎パターンの釣り方、ルアーの使い方のコツ
稚鮎パターンでは、5cm〜9cm前後の小型ルアーがメインとなります。
稚鮎はマイクロベイトとも言われるほど小さな魚です、シーバスでよく使用される10cm〜12cmクラスのルアーには反応しないことが多くなります。
一方で、ビッグベイトのような大型ルアーに反応があるのも稚鮎を含めた小型ベイトを捕食している状況です。
大型ルアーの大きな波動が、マイクロベイトの「群れ」の波動に近いためだと言われています。
デイゲームのアクションのコツとしては、水深があるシェード(影)、流れのあるエリアを重点的に狙い、ルアーを早い動きで使用するようにしましょう。
【シーバス釣り】稚鮎パターンに適したルアー&ワームの選び方
ルアーの種類
稚鮎パターンで使用するルアーは、ミノー・シンキングペンシル・スピンテール・ワームなど、種類は様々です。
日中の稚鮎は一箇所に止まらず、川を遡上しようと活発に動きまわり、広範囲に散らばります。
全てのルアーにおいて、広範囲をサーチできるルアーを選ぶことがポイントとなります。
飛距離も重要となりますので、遠投性能の高いルアーを選ぶのも忘れてはいけません。
サイズ(大きさ)
ルアーサイズに関しては、稚鮎のサイズに合わせるのが基本となります。
泳いでいる稚鮎のサイズをしっかりと観察して、5cm〜9cm前後のルアーをチョイスするようにしましょう。
時として、稚鮎のようなマイクロベイトがたくさん居る状況では、16cmを超えるようなビッグプラグが効果的な状況が存在します。
小型ルアーには全く反応しない状況でも、ビッグルアーのエキサイトな釣りが好調な場合もあるので、ボックスに1つは入れておくことをオススメします。
カラー(色)
カラーは、水質や光量に合わせてローテーションすることが重要です。
稚鮎パターンでは、パール系・クリア系・ホログラム系・チャート系がオススメです。
水質がクリアなら、ベイトフィッシュのようにキラキラ光るホログラム系や、ボディが透けるクリア系が適しています。
濁りが入っている水質なら、アピール力のあるホログラム系、膨張色であるチャート系がオススメです。
曇っていて光量が少ない状況であれば、しっかりと見えるパール系やチャート系は外せません。
カラーに関しては、地域によって反応が良いものが変わることもあるので、自分のフィールドの「当たりカラー」を見つけるのも楽しみの一つです。
【シーバス釣り】稚鮎パターン攻略ルアー&ワームおすすめ8選
【ダイワ】
モアザン ソラリア70F
サイズからは想像できないほどの飛距離で、広範囲にアプローチ可能なフローティングミノーです。
デッドスローでもしっかりとアクションをし、活性の低いシーバスにも追わせてバイトさせられます。
0cmから50cmの激浅レンジを得意とし、シャローに追い込まれたベイトフィッシュを演出してシーバスをキャッチすることができます。
【デュオ】
マニック75
稚鮎パターンを含めた、マイクロベイトパターンでは定番のシンキングペンシルです。
蛇行をさせず、限りなくストレートに近い微波動アクションによって、弱々しく泳ぐベイトフィッシュを演出します。
コンパクトなシルエットながら、キャスタビリティが高く、沖・ピンスポットへのアプローチもしやすいルアーです。
【アイマ】
サスケSS–75
リップレスミノーの名作であり、定番とされているシリーズです。
春の小型ベイトフィッシュにピッタリのサイズ感であり、十分な飛距離を出すことができます。
漁港などの小規模フィールドから河口エリアに至るまで、どこでも使える汎用性があります。
フィールドでのファーストキャストや、ルアーに迷ったときに信頼できるオススメのアイテムです。
【タックルハウス】
ローリングベイト
唯一無二とも言える、特徴的な背中のリップから発生するローリングアクションが、ナーバスなシーバスにスイッチを入れます。
個性的な見た目でありながら、使用方法はシンプルなただ巻きでOK、初心者アングラーにも扱いやすいルアーになっています。
投げやすく、遠投ができ、ディープエリアからシャローエリアまで、狙えるレンジが幅広いのも人気のポイントです。
【ダイワ】
モアザン ミニエント57S
稚鮎パターンに最適なコンパクトサイズバイブレーションです。
同サイズルアーの中でも安定した飛距離をキープでき、風の中でも狙ったスポットへとキャストすることができます。
ロッドアクションを加えることでダートアクションができ、「稚鮎が多すぎてルアーに反応しない」といった状況で有効なアプローチとなります。
【ダイワ】
モアザン ミドルアッパー
ジグヘッドに取り付ける向きを上下入れ替えることで、アクションを使い分けることが可能なストレートワームです。
ただ巻きセッティングでは、ナチュラルなスイミングで稚鮎が無防備に泳ぐ姿を演出できます。
ダートセッティングでは、逃げ惑うような左右への素早い動きで、反射的にシーバスを反応させます。
サイズ、カラーの展開が豊富で、全国のフィールドにアジャスト可能です。
【エコギア】
グラスミノーL
あらゆるゲームフィッシュで実績のある、往年の名作シャッドテールワームです。
小刻みなバイブレーションで、テールとボディを揺らしながら泳ぐ姿は、まさにベイトフィッシュそのものです。
オリジナルのフォーミュラーによって、匂いでもシーバスを引きつけ、バイトに持ち込みます。
「ご当地カラー」など、豊富なカラー展開も魅力的です。
【デプス】
デスアダー4インチ
バスフィッシングにおいて、ランカーハンティングワームとして定番のピンテールワームです。
肉厚なボディが存在感を出しながら、細いテールが小刻みにバイブレーションし、シーバスの捕食スッチを入れます。
シーバスフィッシングで使用する人はまだ少ないですが、喰わせとアピールを高次元で両立されたオススメワームです。
まとめ
春に河口から河川に集まる鮎の稚魚「稚鮎」を追いかけ、捕食しているシーバスを狙う「稚鮎パターン」。
ルアーに喰わせるのが難しいパターンではありますが、うまくアジャストできれば入れ食い状態も珍しくありません。
ルアーローテーションを駆使して、ぜひ狙ってみてください。
稚鮎パターン対策のルアー&ワームの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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