シーバス釣りにおいて落ち鮎パターンは大型シーバスが狙いやすい魅力が高いパターンです。
このパターンは時期が限定的なので、逃さないようにいつまでこのパターンで釣りができるか把握し、準備しておくことをおすすめします。
ルアーの操作方法がこの釣りでは非常に重要となり、中でも代表的なアクションにドリフトがあります。
その他にも落ち鮎パターンを攻略するために必要なコツやポイントがあるので、しっかりと理解しておきましょう。
今回は落ち鮎パターンについて深く解説するので、ぜひご参考にしてください。
- 釣り歴18年
- 年間釣行300日超え
- 調理師資格あり
三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。
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目次
- 1 落ち鮎パターンとは
- 2 落ち鮎パターンの時期はいつまで?
- 3 落ち鮎パターンの釣り方やコツ(ポイント)
- 4 落ち鮎パターンのルアーの選び方
- 5 落ち鮎パターン用ルアーおすすめ10選
- 5.1 【エバーグリーン】ストリームデーモン 180(マットライム)
- 5.2 【シマノ】エクスセンス ゴリアテハイ 145F(キョウリンPC)
- 5.3 【ロンジン】フランキー(落ち鮎ゴースト銀粉ラメ)
- 5.4 【アイマ】コスケ 170F(落ち鮎)
- 5.5 【ピックアップ】サイドプレス 160F(パールオレンジベリー)
- 5.6 【エクリプス】ランドラゴ 120F(サンライズチャート)
- 5.7 【ダイワ】モアザン モンスターヒッター 156S(3Dイナッ子)
- 5.8 【ダイワ】レイジーファシャッドJ 156F(チャートバックパール)
- 5.9 【ガンクラフト】ジョインテッドクロー 178 F(パールライム)
- 5.10 【ガンクラフト】ジョインテッドクロー 178S(パールボラ)
- 6 まとめ
落ち鮎パターンとは
産卵後弱った鮎を捕食するシーバスを狙うパターンのことを落ち鮎パターンと呼びます。
鮎は夏から秋にかけて産卵し、産卵後の鮎は弱ってしまい、流れに逆らえず川の流れに従って流されます。
このように産卵後川の流れに逆らえずに流れている鮎のことを落ち鮎と呼びます。
シーバスにとって弱って遊泳力がない落ち鮎は捕食しやすく、格好の餌となります。
落ち鮎のサイズは15センチ前後から30センチとシーバスのベイトとしては大型です。
このような大きなベイトには大型のシーバスがついていることが多い傾向にあります。
そのため落ち鮎パターンでは大型シーバスが狙え、夢のメーターオーバーが釣れる可能性も高いため、アングラーにとって絶対に外せないパターンと言えるでしょう。
落ち鮎パターンは他のパターンでのルアーの操作方法と大きく異なります。
そのため釣り方のコツをしっかりと習得しておくことが攻略の鍵となります。
一度攻略方法を覚えてしまえばさほど難しくないので、正確に釣り方を習得しておきましょう。
落ち鮎パターンの時期はいつまで?
落ち鮎パターンが始まるかどうかの目安となるのは季節と水温です。
一般的に落ち鮎パターンが成立する時期は夏から秋と言われています。
近年気温が上昇し、夏が終盤となっても水温が低下しにくく産卵行動が遅くなる傾向があるため、12月くらいまで落ち鮎パターンが成立する地域もあります。
また鮎は水温が20度になると産卵を開始し、水温が14度に低下するまで産卵を続けると言われています。
そのため水温が14度から20度であれば落ち鮎パターンが成立する可能性が高くなります。
地域によってパターンが成立する時期が大きく異なる場合もあるので、ポイント近隣の釣具店や実際にポイントへ足を運び状況を把握しておきましょう。
落ち鮎パターンの釣り方やコツ(ポイント)
ドリフト
落ち鮎パターンではドリフトが最も有効なアクションとなります。
この方法だけで落ち鮎パターンを攻略できると言っても過言ではありません。
そのため落ち鮎パターンを狙うアングラーは絶対にこの操作を身につけておく必要があります。
先ほども述べた通り、落ち鮎は流れに逆らえず、流れに従って水面をふらふらと泳いでいます。
そのような動きを再現するにはドリフトすることが必要です。
ルアーを流れの上側であるアップクロスにキャストし、ラインスラッグを巻き取るだけの操作をします。
落ち鮎パターンではルアーの頭が下流に向いているとシーバスの反応がよく、誤爆と呼ばれるミスバイトも少なくなります。
ルアーの頭が下流に向いている時間を長く保てるようなルアー操作をしたり、水の抵抗を受けやすくするために太めのリーダーを使用するといいでしょう。
この方法で反応がない時はルアーを横向きに流すドリフトも試してみましょう。
どちらの方法でもルアーがただ水面に浮いているだけにならず、多少ふらふらとルアーが泳ぐようなイメージでドリフトと釣果につながります。
ですが、糸を張ることはこのドリフト釣法においては厳禁です。
糸を張ると自分がイメージしたトレースコースから外れてしまうだけでなく、流れの速度とルアーが上手く同調せず、シーバスに違和感を与えかねません。
レンジとしては基本的に表層を狙いますが、ボトムでルアーを転がすように操作するボトムドリフトも有効な方法です。
表層でドリフトして反応がない時にはボトムのドリフトも試してみましょう。
早巻き
ドリフトで反応がない時はルアーをアップクロスにキャストして早巻きしてみましょう。
この方法は操作が簡単なため、落ち鮎パターンで大型を釣りたい初心者にもおすすめします。
操作のコツとしてはルアーが流れより速くリトリーブすることが挙げられます。
アップクロスに投げるとルアーが動きにくいため、しっかりと水を噛み動きが激しいルアーを使用する必要があります。
落ち鮎パターンのルアーの選び方
ルアーの種類の選び方
落ち鮎パターンにおいてはミノー、ビッグベイト、ペンシルベイト、シンキングペンシルを使用することが多いです。
ドリフトする場面においてはルアーが激しく動かないリップレスミノーや、ペンシルベイト、ジョイント式のビッグベイトが有効です。
ボトムを転がすボトムドリフトではシンキングペンシルを使用しましょう。
落ち鮎はイワシなどと違い激しく泳ぐことはありません。
そのためドリフトでは激しく動かないような形状のルアーを使用することが最適と言えるでしょう。
ドリフトで反応がない時に試したい早巻きではリップが大きく、水を噛みやすいミノーが最適です。
通常アップクロスに投げるとルアーが水を噛みにくく、泳ぎにくくなります。
リップが横に広い形状のミノーだとアップクロスに投げてもしっかりと水噛み泳ぎます。
そのため早巻きにはリップが横に幅広くなっているものが扱いやすいでしょう。
ここで気をつけたいことはリップが長いルアーは使用を避けた方がいいことです。
リップが長いルアーを使用すると深く潜りすぎます。
落ち鮎のレンジと合わなくなるだけでなく、根がかりで釣りのテンポが悪くなる可能性があります。
サイズの選び方
落ち鮎は15センチから30センチと大型のベイトフィッシュとなります。
そのためルアーのサイズも基本的には15センチ以上のものを使用するといいでしょう。
その時にいる落ち鮎のサイズに合わせてルアーを選択し、マッチザベイトすることが釣果アップに必要です。
そのためサイズラインナップは豊富に用意しておくことをおすすめします。
カラーの選び方
落ち鮎パターンではアピール系カラーとナチュラル系カラーがおすすめのカラーです。
アピール系では黒金やマットチャート、パールホワイトがおすすめカラーとなります。
また落ち鮎は全体的には錆びたような黒っぽい色で、腹側がオレンジや白い部分が混ざった色をしています。
そのようなカラーをしたナチュラル系のカラーはドリフトでじっくりルアーを見せる落ち鮎パターンにおいて必要なカラーとなります。
それぞれ用意してどちらに反応が出るか探りながら使い分けましょう。
落ち鮎パターン用ルアーおすすめ10選
【エバーグリーン】
ストリームデーモン 180(マットライム)
エバーグリーンのストリームデーモンはランカーハンターに人気が高いビッグミノーです。
サイズは180mmで重量が48gあり、サイズ的には落ち鮎にぴったりと言えるでしょう。
アップクロスにキャストし、ラインテンションを緩めてドリフトする方法でもルアーがアクションします。
また浮力が潜りすぎず、浮きすぎずのレンジをキープできるようになっているため、ドリフトが簡単におこなえます。
【シマノ】
エクスセンス ゴリアテハイ 145F(キョウリンPC)
シマノのゴリアテハイ145Fは落ち鮎パターンで多用するドリフト釣法がしやすいおすすめのミノーです。
形状としてはリップがないリップレスミノーになっています。
カラーが狂鱗カラーで、シーバスにルアーを見せてアピールするドリフトに最適のものと言えます。
落ち鮎パターン以外でも使用できる汎用性が高いルアーなので1本持っておいて損はないでしょう。
【ロンジン】
フランキー(落ち鮎ゴースト銀粉ラメ)
ロンジンのフランキーは流れが強い場所においても引き抵抗が大きすぎず扱いやすいビッグミノーです。
レンジが水面直下から60センチと落ち鮎パターンには最適と言えます。
ビッグミノーはキャストしにくく、飛距離が出にくいものがありますが、フランキーは安定して飛距離を出すことができます。
また落ち鮎を模したカラーがあるので、チェックしましょう。
【アイマ】
コスケ 170F(落ち鮎)
アイマのコスケはロール主体のアクションで大人しめの動きになるため、弱った鮎の動きをうまく演出できます。
もちろんドリフトにも対応していて、落ち鮎パターンに最適なビッグミノーと言えるでしょう。
また大型のフックが3本ついているため、フッキング率が高くなり、かつ大型シーバスでもバラさずにキャッチできる可能性をあげてくれます。
【ピックアップ】
サイドプレス 160F(パールオレンジベリー)
ピックアップはシーバスアングラーに人気が高い小沼正弥氏のオリジナルブランドです。
サイドプレス160Fはリップの幅が広くしっかりと泳ぐビッグミノーとなります。
そのためアップクロスにキャストしてリトリーブしてもしっかりと泳ぎます。
ドリフトで反応がない時にこのルアーで早巻きして反応を探りましょう。
【エクリプス】
ランドラゴ 120F(サンライズチャート)
エクリプスのランドラゴは河川での使用を前提に設計されたルアーです。
落ち鮎パターンで有効なドリフトがしやすく、非常におすすめのルアーとなります。
レンジとしては最大でも30センチと落ち鮎パターンで最も熱い水面直下を引くことができます。
サイズがやや小さいため、小型の落ち鮎がいるポイントで使用すると釣果につながるでしょう。
【ダイワ】
モアザン モンスターヒッター 156S(3Dイナッ子)
シーバスアングラーに大人気のモアザンシリーズ。
モンスターヒッター156Sは156mmで46gあるビッグシンキングペンシルです。
表層系のルアーで反応がない時やシーバスの活性が低い時にこのルアーを使用して深めのレンジの反応を探ってみましょう。
大型のルアーですが、空気抵抗が少なく飛距離を出しやすいです。
【ダイワ】
レイジーファシャッドJ 156F(チャートバックパール)
ダイワのレイジーファシャッドJはビッグベイトとしては価格が安く、コスパに優れたおすすめの商品です。
価格が安くても実釣性能は高いので、信頼して使用できます。
ビッグベイトの扱いに慣れていないと高切れでルアーをロストすることがあります。
そのような心配があるアングラーにはまずこのビッグベイトで扱いに慣れることをおすすめします。
【ガンクラフト】
ジョインテッドクロー 178 F(パールライム)
ガンクラフトのジョインテッドクローはアングラーの間でジョイクロと呼ばれ、魚種問わず人気が高いジョイント系のビッグベイトです。
日中に落ち鮎パターンでシーバスを狙う時にはジョイント系のルアーに反応がいいため、絶対に持っておきたいルアーとなります。
今回紹介するモデルはフローティングタイプなので、パイロットルアーとして効果的です。
【ガンクラフト】
ジョインテッドクロー 178S(パールボラ)
先ほど紹介したモデルはフローティングタイプなのに対し、このモデルはシンキングタイプとなります。
フローティングで反応が得られない時に探るレンジを下げるためにシンキングのジョイクロを使用しましょう。
ジョイントボディのため、流しているだけでもルアーがクネクネと動きシーバスにアピールできます。
まとめ
落ち鮎パターンは大型シーバスが釣れる可能性が高い魅力のあるパターンです。
最初は攻略が難しいと感じるかもしれませんが、このパターンに有効なドリフトを習得するとシーバスが釣れるようになります。
自己記録級のシーバスをキャッチするために落ち鮎パターンでのシーバス釣りを攻略しましょう。
落ち鮎パターンのルアーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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