エギングは、フィールドや時期などに適した硬さのロッドを選ぶことがとても大切です。
ロッドの硬さはロッドパワーとも言い、各メーカーからは様々な硬さのエギングロッドがリリースされています。
硬さは、ロッド選びの基準の一つで製品のバット部分に表記されていますが、初心者にはどれが硬さの表記なのかよく分かりません。
そこで今回はエギングロッドの硬さと表記について解説します。
ロッドの硬さに適した使用状況も紹介しますので、ロッド選びの参考にして下さい。
この記事で得られる事
エギングロッドの型番表記の見方がわかる
汎用性のあるロッドの硬さがわかる
状況に合った硬さの使い分け方がわかる
硬さ毎のおすすめロッドがまとめられている
- 釣り歴21年
- 年間釣行50日以上
愛知県在住で休日はもっぱら釣りのことばかり。20年前、友人に誘わて行った根魚釣りに魅了され自らタックルを揃えるように。今はエギングとジギングメインで、地元愛知や三重を中心に、福井や富山にも遠征します。デカイカをこよなく愛する3児(0~7歳)の父で、いつか一緒に釣り出来る日を夢見て日々奮闘中。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
目次
エギングロッドの型番表記から硬さの確認する方法
硬さの確認方法は?
ロッドの硬さは型番表記に記されている
表記方法はメーカーによって違う
硬さ以外に、長さや対応リールも表記されている
表記は英数字での羅列が基本
エギングロッドは、長さや硬さを含む型番表記がロッドに記されています。
硬さを知るには型番から読み取るのが一般的ですが、初心者には硬さの表記がどれなのかよく分かりません。
正確な情報を得るため店員さんに尋ねることも重要ですが、エギング上達には自ら覚えて置く必要があります。
例えば、エントリーモデルとして人気のシマノ製セフィアBBの8.6ft長で硬さがMの場合、型番表記はS86Mです。
表記はメーカーによって違いがあるので、メーカーごとの違いは実際に目視で確認して下さい。
シマノの場合、Sはスピニングリール対応で86は8.6ftを表し、Mがロッドの硬さになります。
数字は長さを、数字の後に続くアルファベットがロッドの硬さを表しているので、是非覚えておくことをおすすめします。
エギングでよく使われる万能なロッドの硬さ!MとMLどっちがいい?
ポイント
MLとMクラスは万能型
MLは3.5号エギを扱いやすい
Mはショアジギングに代用できる
UL~MHクラスまで数多くのエギングロッドがリリースされていますが、中でもMLとMクラスのモデルは万能ロッドと呼ばれています。
ML(ミディアムライト)は、エギングで一番使用される3~3.5号のエギを扱うのに優れた硬さです。
適度に硬くしなやかさもあるので、初めてのエギングロッドとしても全く問題ありません。
シーズンやフィールドを問わずオールマイティーに使えるのが、MLクラスの魅力です。
M(ミディアム)はエギングロッドとして中間的な硬さで、幅広い釣りに対応できます。
ライトショアジギングやちょい投げ釣り用ロッドが無い時は、Mクラスのエギングロッドを使っても構いません。
青物に丁度良い硬さを持つMクラスのエギングロッドは、まさに万能型モデルです。
エギングロッドの硬さ別の用途や使用時期等を紹介
UL(ウルトラライト)の用途や使い道
チェックポイント
エギングロッドで最も柔らかい
小型エギのキャストと操作が楽にできる
秋の小型アオリやヒイカ狙いに適している
エギングロッドの中で最も柔らかく感度が高いのが、UL(ウルトラライト)パワーのモデルです。
1.5~2.5号クラスの小型エギを楽にキャストでき、シャクリ時はティップが柔らかいのでエギを弾きません。
アオリイカがエギを抱いた時にそのまま引き込みやすく、小さなイカもバレにくいのがULの特徴です。
秋アオリが始まる8月後半~9月にかけての小型サイズ狙いにおすすめで、ヒイカ狙いにも対応できます。
どちらかと言えばエギング経験者向きのロッドパワーなので、初心者は経験を積んでから使ってほしい硬さですね。
表層にいる小型サイズを乗せる釣り方にも有効で、慣れればティップの独特のしなりが癖になります。
L(ライト)の用途や使い道
チェックポイント
1.5~2.0号のエギを快適に操作できる
キレのあるアクションや大型アオリは不得手
秋の数釣りやサイト(目視)に適している
ULより若干硬めに調整され、1.5~2.5号のエギを快適に操作できるように設計された柔らかいブランクスを持つタイプです。
小型のエギでも扱いが容易で、シャクリに違和感を覚えたりアタリを弾くことはありません。
逆にキレのあるアクションは苦手で、水圧にロッドパワーが負けてしまうこともあります。
大型アオリイカに対しては絶対的パワーが劣りますが、小型サイズならしっかりとランディングできるパワーを備えています。
初心者は秋シーズンの数釣りに使うのがおすすめで、アオリイカをサイトで釣る時に使ってみるのもいいですね。
また、春シーズンに重たいエギでボトムをゆっくり探る時、Lパワーのロッドを使うエギングも人気上昇中です。
ML(ミディアムライト)の用途や使い道
チェックポイント
柔らかさと適度な硬さを併せ持つ
秋から春までオールシーズン対応が可能
初心者から上級者まで幅広く使われている
ライトの柔らかさとミディアムの適度な硬さを併せ持ち、キャスティング性能と操作性を両立した仕様です。
初心者向けと呼ばれるエントリーモデルの中では最も柔らかい部類ですが、秋アオリから春アオリまでオールシーズン使えます。
ティップは柔らかいですが、ブランクスにフッキングパワーがあるので1kgアップのアオリイカでもほとんど問題がありません。
一般的に多く使われる3.5号エギに対応し、2.5号の小型サイズもMLパワーなら遠投が可能です。
ミディアムライトのエギングロッドは、レスポンスの良さで初心者から上級者まで幅広く使われています。
極細PEラインを使って良型を釣り上げるなら、MLパワーは選択肢から外せない硬さですね。
M(ミディアム)の用途や使い道
チェックポイント
エギングロッドのスタンダードな硬さ
4.0号エギ対応で大型アオリイカ狙いもできる
オールシーズン対応可能で、汎用性も高い
エギングロッドのスタンダードとなる硬さで、エントリーモデルからプロトタイプまで多くのモデルがリリースされています。
Mパワーはシャクリに最も適した硬さで、またブランクスにパワーが備わっており大型アオリイカ狙いも可能です。
4.0号の大型エギに対応でき、機敏で多彩なアクションも苦にしません。
MLパワー同様にオールシーズン型で、秋アオリから春のデカイカまでカバーすることができます。
ティップ部分のしなやかさとバット部分のパワーを最も体感でき、初めてのエギングロッドとしてもおすすめの硬さです。
ライトジギングロッドとしても代用できるので、Mパワーの汎用性の高さは注目しておくべきポイントですね。
MH(ミディアムヘビー)の用途や使い道
チェックポイント
エギングロッドで最も硬いパワーを持つ
春シーズンの大型サイズ狙いに最適
ライトショアジギングに代用できる
エギングロッドで最も硬いブランクスを持つタイプで、パワーがあるため力を入れなくてもジャークを繰り出すのが簡単です。
キレのあるアクションは得意ですが、逆に柔らかい動きはほとんど出来ないと言っても過言ではありません。
小型のアオリイカにアワセを入れるとパワーが強すぎて身切れすることもあり、ほぼ春シーズンの良型狙いに限定して使いたいモデルです。
特に重たいエギを使ってのディープエリア攻略では、MHパワーが抜群の性能を発揮してくれます。
春の大型サイズや沖目狙いには欠かせない硬さなので、MH仕様が1本あれば初心者でもデカイカ攻略が夢ではありません。
またエギングロッドのMH仕様は、ライトショアジギングにそのまま代用可能なので便利ですね。
まとめ
エギングロッドは、時期のよって違うアオリイカのサイズに注視して硬さを選ぶことが大切です。
また、硬さによってはロッドの長さや適応するエギサイズも違うので、事前に様々なエギングロッドのチェックをおすすめします。
最適なエギングロッドでオールシーズンエギングを楽しんで下さい。