伊勢湾ジギングタックルの選び方!ラインやリーダー等のおすすめも紹介!

朝夕がめっきり冷え込む10月下旬になると、伊勢湾ジギングの本格的なシーズンが幕を開けます。

初心者からベテランまで人気の伊勢湾で確実に釣果を上げるには、しっかりしたタックル選びが重要です。

特に初心者は、どのようなタックルを選んだら良いのか予測もつきません。

今回は伊勢湾ジギングタックルの選び方を解説します。

おすすめのラインやリーダーなども紹介しますので、参考にして下さい。

野村裕紀
執筆者
  • 釣り歴21年
  • 年間釣行50日以上

愛知県在住で休日はもっぱら釣りのことばかり。20年前、友人に誘わて行った根魚釣りに魅了され自らタックルを揃えるように。今はエギングとジギングメインで、地元愛知や三重を中心に、福井や富山にも遠征します。デカイカをこよなく愛する3児(0~7歳)の父で、いつか一緒に釣り出来る日を夢見て日々奮闘中。

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伊勢湾ジギングとは?どんな魚種が釣れるの?

伊勢湾ジギングとは、愛知県と三重県にまたがる伊勢湾をフィールドにした釣りです。

ブリやワラサが伊勢湾に集まる真冬の時期は、日本屈指のジギングフィールドとしてアングラーを飽きさせません。

伊勢湾ジギングは大きく3つの特色があり、それが人気の理由になっています。

魚種が豊富

伊勢湾は餌となる小魚が豊富なため、様々な青物が集まってくるエリアです。

メインフィールドの伊良湖沖は特にベイトフィッシュが多く、大型青物の釣果がシーズンを通して落ちません。

ブリやワラサから真鯛やタチウオまで人気魚種が豊富なことが、伊勢湾ジギングが人気の理由です。

ベイトタックルで楽しめる

伊勢湾は底浅で根が少ないため、ラインブレイクすることがほとんどありません。

そのため細いPEラインを使ったベイトタックルでのジギングを楽しむことができます。

伊良湖沖から鳥羽沖にかけてのメインフィールドは、底を細かく探ってバイトを誘うベイトタックルが有利です。

釣れるパターンがある

伊勢湾ならではのパターンで攻めるのが、伊勢湾ジギングの大きな特徴です。

定番のイワシパターンをはじめ、冬のタチウオパターンなど日によって変わるパターンは伊勢湾独自のもの。

他では味わえない釣行が楽しめるのも魅力ですね。

伊勢湾ジギングで使うタックルの選び方

ロッド

現在伊勢湾ジギングでは、スピニングとベイトの2通りのロッドを用意するのが一般的になりました。

ナブラ撃ち用のスピニングロッドとバーチカルに攻めるベイトロッドを使い分け、フッキングチャンスを待ちます。

トップウォーターからディープエリアまで、幅広いレンジに対応するロッド選びがとても重要です。

リール

伊勢湾ジギングでは、大型青物に負けないパワーを持つリールが求められます。

スピニングリールとベイトリールに共通して言えるのが、ギア比とドラグ力の高いモデルを選ぶことが重要です。

またフィールドが海上なので、防水性や耐食性が優れていることも忘れてはいけません。

トルクフルで軽快にファイトを楽しめるリールがおすすめです。

ライン

伊勢湾ジギングのラインは、PEライン2.0号前後の太さを使うのが一般的です。

大型青物がターゲットになるため、8本撚りを使うことでファイトも有利になります。

潜る習性のある青物には、最低200m巻きのおすすめPEラインが欲しいところですね。

【シマノ】ピットブル8

低伸度でしなやかさが特徴的な8本撚りのPEラインです。

キャスティングを行うスピニングリールとの相性が抜群によく、強度も申し分ありません。

安心の国産品質で、初心者にもおすすめの商品です。

【よつあみ】Xブレイド スーパージグマンX8

高スペックでコスパの良いPEラインとして、伊勢湾ジギンガーにも人気のラインです。

高感度でバーチカルのわずかなバイトも逃しません。

また8本撚りのラインは、青物の擦れにも強い特性を持っています。

リーダー

伊勢湾ジギングでは、PEラインとジグを繋ぐリーダーが必要になります。

青物の強烈なヒキなどからPEラインの擦り切れを防ぐためのアイテムで、リーダーはフロロカーボンがおすすめです。

10号前後の太さで5~6mの長さがあれば問題ありません。

【モーリス】バリバスショックリーダーフロロカーボン

低伸度でジグの操作性に優れ、高感度ならではのレスポンスの良さで人気のリーダーです。

カンパチなど大型青物の猛烈なアタックでも傷つきにくい耐久性も備わっています。

【ダイワ】ソルティガリーダーTypeF

ジグアクションがしやすく、伊勢湾ジギングでも多く使われているリーダーです。

耐摩耗性が極めて高く、初心者が安心して使えるほどトラブルがありません。

メタルジグ&ルアー

伊勢湾ジギングでの釣果アップは、実績のあるメタルジグを使うことが基本になります。

フィールドに濁りがある伊勢湾では、ジグの色(カラー)は最も重視すべきポイントです。

またジグの重さも対象魚や攻めるレンジによって変えなくてはいけません。

色(カラー)やパターンと重さをチェックしながら最適なジグを選んで下さい。

スプリットリング

ジギングタックルを選ぶ際に、スプリットリングの存在を忘れてはいけません。

ジグやルアーにPEラインやフックを取り付けるために使うアイテムで、専用オープナーを使って簡単に取付可能です。

スローがメインの伊勢湾ジギングでは、大きめのスプリットリングが愛用されています。

【OWNER】カルティバ スプリットリングハイパーワイヤー

高強度で大型青物を狙うのにおすすめのスプリットリングです。

リングに隙間がないのでラインが絡まる心配がなく、初心者が使うのにも適しているおすすめ商品です。

【カツイチ】デコイR-5 スプリットリングヘビークラス

大物ターゲットに適した平打ち加工のスプリットリングで、慣れない初心者でも取付が簡単です。

PEラインがよれるのを防ぎ、スロー系ジギングにも対応しています。

伊勢湾ジギングに必要な道具&便利グッズ

ライフジャケット

ライフジャケットは、万が一の時に命を守ってくれる釣りのマストアイテムです。

ジギング船に乗船する場合は、桜マーク付きのライフジャケット着用が義務化されていますので気を付けて下さい。

伊勢湾ジギングでは、膨張式の腰巻きや肩掛けタイプがおすすめです。

【ダイワ】ウォッシャブルライフジャケット(DF-2207)

国交省基準に対応した腰巻きタイプのライフジャケットです。

ジギング中も邪魔にならないので、装着していることを忘れるほどで、船釣りにおすすめのモデルです。

【シマノ】ラフトエアジャケット肩掛けタイプ(VF-051K)

TYPE-Aの桜マークに準拠した肩掛けタイプのライフジャケットです。

装着感があるので初心者が使うにも最適で、カバーは取り外して洗濯もできます。

クーラーボックス

釣った魚を新鮮な状態で家に持ち帰るには、容量や保冷力にこだわったクーラーボックスが必要です。

伊勢湾ジギングで釣れる60cmを超える大型青物を収納するには、内寸法の大きい大容量サイズを選ばなくてはいけません。

また保冷効果が持続するタイプのものや、排水用水栓が付いた機能的なタイプも好まれています。

タモ網(ランディングネット)

ジギングゲームのランディング時に必要なアイテムが、ランディングネットと呼ばれるタモ網です。

タモ網は素材や形状、網の種類によって価格や使い勝手が変わってきます。

ランディングネットは、対象魚や自分なりの使いやすさを考えて選んで下さい。

オフショアでは青物をすくい上げる以外にも、海に落とした物を拾う際にも役立つアイテムです。

ランディングギャフ

タモ網では収まりきらない大物が掛かった時に登場するのが、ランディングギャフです。

船釣りにあると便利なアイテムで、様々なサイズのランディングギャフが発売されています。

対象魚によって使うサイズも変わるので、購入時はメインターゲットを考えてサイズ選びをしましょう。

初心者よりもベテランアングラーに使われることが多い商品ですね。

タックルボックス

タックルボックスはスプールやルアーから小物までをコンパクトに収納できる、釣りの便利アイテムです。

ロッドホルダーが付いていたり、多機能なボックスも多く発売されています。

伊勢湾ジギングでは、耐水性や耐久性の高いタックルボックスを選んで下さい。

狭い船上で整理整頓して収納できるタックルボックスは、釣行必需品の一つです。

船釣り靴

オフショアジギングはマナーも重要で、乗船する時は必ず船釣り用の靴を履くことが大切です。

滑りにくいソール形状はもちろんのこと、防水仕様や速乾性ある製品を選ぶことも頭に入れておきたいですね。

船を傷つける恐れがある靴を履いていると乗船させてくれません。

初心者の方は足元がしっかり踏ん張れる靴を選んで下さい。

まとめ

伊勢湾ジギングはタックル選びが釣果アップの重要ポイントですが、商品選びの楽しさも釣りの醍醐味です。

アングラー自身に適したジギングタックルや小物アイテムを選んで、伊勢湾攻略を目指して下さい。