ジャッカルのリボルテージシリーズからサーフェイスベイト「RVラッシュアワー」が発売されました。
エラストマー素材で出来ていて、高速ドッグウォークが得意なルアーです。
コンセプトは数年前から大人気の野良ネズミかな?といった印象ですが、野良ネズミの可愛らしい見た目とは真逆で、カッコよさで攻めてる感じです。
後発ルアーなだけあって、野良ネズミにはない要素も取り入れているところに注目です。
今回はそんなRVラッシュアワーの特徴や使い方、最適なタックルなどをまとめて紹介していきます。
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目次
RVラッシュアワーのスペック(サイズ/重さ/カラー/フックサイズ)
メーカー | ジャッカル |
製品名 | RVラッシュアワー |
発売日 | 2019年7月30日 |
サイズ | 3.8inch(9.6cm) |
重さ | 5.2g |
カラー数 | 10色 |
入り数 | 3個 |
推奨フックサイズ | ワイド1/0〜2/0 |
販売価格 | 980円(税抜) |
重さを測定!
重さは5.24gでした。
スピニングタックルで扱うには丁度良い重さになっていて、飛距離も十分に期待できます。
カラーバリエーション
野良ネズミとの比較表
野良ネズミ | RVラッシュアワー | |
サイズ | 8.8cm | 9.6cm(+0.8cm) |
重さ | 3.86g | 5.24g(+1.38cm) |
入数 | 3個 | 3個(-) |
価格 | 940円 | 980円(+40円) |
RVラッシュアワーの特徴
高速ドッグウォークがしやすい
スピンガバチョと似たようなサイズ感と見た目ですが、スピンガバチョと違うところは、水面を素早くドッグウォークさせることに長けている点です。
高速に動かすことによってバスに見切る暇を与えず、トップウォーターでもリアクションバイトを誘発させます。
メジャースポットにいるスレたバスでも反応を示すことも多いです。
ポッパーのようなスプラッシュを起こせる
野良ネズミと違うところは、ポッパーのようなスプラッシュを起こしやすい形状になっているところです。
ルアーの頭部分がカップ状に近くなっているので、トゥイッチすると水しぶきが上がります。
アピール力が増すことにより、バスにルアーの存在を気付かせて引き寄せる力も高くなっています。
根掛かり回避能力&フッキング性能が高い
RVラッシュアワーは野良ネズミと同じく、オフセットフックで使用します。
背中部分はフックポイントが僅かに隠れる形状になっているので、すり抜け性能が高くなるように設計されています。
また、お腹部分にスリッドが入っていることで、フッキングの際にボディーが妨げになることを防ぎ、フッキングミスによる取りこぼしを少なくできます。
エラストマー素材だから耐久性は充分
エラストマー素材は一般的なワームとは異なり、弾力性があってゴムのような素材です。
引っ張るとビヨーンと伸びて、手を離すと元の形状に戻ります。
柔らかさと耐久性を両立していて、ワームと違って針持ちが非常に良いことが特徴です。
また、浮力が元々高いので、トップウォーターで使うルアーの素材としては最適です。
溶ける!保管に注意?!
エラストマー素材は野良ネズミや活虫などの人気ルアーに使われていますが、どの製品でも言えるのが、他のワームと一緒に保管すると溶けることです。
RVラッシュアワーのメーカーページでは注意点のようなことは書かれていませんが、パッケージの裏にはしっかりと書かれていました。
RVラッシュアワーはパッケージが1つずつに分離できるようになっているので、使った後はパッケージに必ず戻しましょう。パッケージが結構硬いのでハサミで切るほうが楽です。
釣りに行きたいが
— 釣り欲@うしお (@turiyoku_ushio) 2019年4月2日
なかなか行けそうに無い。
box開けたら野良ネズミの命が
溶けていた。。。
boxに一回入れたら入れたらパッケージ戻さな溶ける。ネズミちゃん。 pic.twitter.com/M0OMr6Yykc
RVラッシュアワーの使い方
RVラッシュアワーが得意とする状況はオーバーハング下や岸際のブッシュなどのルアーを引っ掛けやすく、ロストする危険あって、攻めるのに少し躊躇する場所です。
すり抜け性能が高く、且つスキッピングがやりやすいRVラッシュアワーであれば攻略の糸口となるでしょう。
高速ドッグウォーク
RVラッシュアワーはペンシルやフラッグでよく使われるドッグウォークアクションを高速で行うことが可能です。
オーバーハング下を攻略
オーバーハング下にスキッピングでルアーを送り込み、そこから高速ドッグウォークを展開するとオーバーハング下に隠れていたバスが反応してバイトしてきます。
木から落ちてしまったネズミが急いで逃げるようなイメージで使うといいでしょう。
岸際を攻略
ルアーを岸スレスレにキャストし、岸と水平になるように高速ドッグウォークを行うと岸沿いのストラクチャーに身を寄せていたバスや、岸から落ちてくる虫やカエルを狙っているバスが反応してきます。
ドッグウォークのコツ
ルアーをドッグウォークさせるためには、糸を引いて緩めるという動作が基本で、ライン・スラッグをうまく利用することが重要です。
枝に引っ掛けて提灯釣り
提灯釣り(ちょうちん釣り)とは、ラインを木の枝などに引っ掛けて、ルアーを一箇所に留めた状態で、虫や小動物が溺れているかのように装ってバスを誘う釣り方です。
この釣り方はラインが水面に着かないことが大きなメリットで、バスにラインの存在を気づかれません。スレているバスほどラインの存在を嫌うので、提灯釣りであればスレたバスでもバイトまで持ち込める可能性が高くなります。
RVラッシュアワーは障害物の回避能力が高いので、木々が入り組んだところに打ち込んだとしても根掛かりはそこまで心配しなくても良さそうです。
ピンポイントで狙うならテーブルターン
ここぞという場所やバスの活性が低くて高速ドッグウォークではバスが追ってこれない状況下では、ルアーをその場で180度ターンさせるテーブルターンが効果的な事があります。
岸やストラクチャーのギリギリにキャストし、移動距離が極力少なくなるようにテーブルターンすることでルアーの周囲のバスに存在を気付かせてバイトまで持ち込みます。
RVラッシュアワーのおすすめタックル
RVラッシュアワーが扱いやすいロッドはUL〜MLパワーのスピニングタックルまたはベイトフィネスタックルが適しています。ラインは状況によって種類や太さを変える必要はありますが、フロロラインの4〜6lb、またはPEラインの0.8〜1.2lbあたりで選択すれば問題ないでしょう。
ロッド
RVラッシュアワーで細やかなアクションを出すためには、しなやかなロッドが適しています。そのため、ロッドの硬さは、UL〜MLがあたりがオススメです。
軽いカバーやオーバーハング下を攻める程度であればUL〜L。濃いカバーが多いフィールドではL〜MLのほうが適しているでしょう。状況に合ったタックルを選ぶことでバスのキャッチ率を上げられます。
リール
リールはバス釣りで一般的に使われるスピニングリールの2000番または2500番あたりで、ドラグ性能がそれなりの機種であれば問題ありません。
ギア比はカバーからバスを素早く引き剥がす必要があるため、ハイギアのほうが適しています。
ライン
カバー周りを攻めることが多い場合は、PEラインの0.8〜1.2号あたりだと強度があるので安心してやりとりができます。
フロロやナイロンラインを使う場合、目安としては4〜6lbあたりです。しかし、PEラインに比べると強度は落ちるのでカバー周りはラインブレイクの危険が高まります。
状況判断を誤るとせっかく食わせたバスを取り逃がすことになるので、アプローチは慎重に行うことが重要です。
RVラッシュアワーの参考動画
RVラッシュアワーのドッグウォークやスプラッシュがどのような感じなのかは動画を見たほうがよく分かります。着水からバイトまでの一連の流れが見れるので活躍するシチュエーションもイメージできるので必見です。
スピンガバチョとRVラッシュアワーを交互に使って釣行している動画です。
各製品の動きの違いが分かる以外に、RVラッシュアワーのスキッピングとすり抜けの性能の高さがよく分かる動画です。(キャストがめちゃくちゃ上手いってのもありますが)
RVラッシュアワーのまとめ
使い勝手次第では野良ネズミを超える人気ルアーになるかもしれません。