近年のアウトドアブームに乗じて注目を集めている渓流釣りは、ヤマメやイワナ等のネイティブトラウトをターゲットとした釣り。
渓流釣りにはルアー・フライ・テンカラ・餌など、釣り方は様々ですが特に人気なのはルアーでの渓流釣り。
ルアーの種類は様々ですが、初心者におすすめなルアーはスプーンです。
今回はそんな最強スプーンについて紹介していきます。
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目次
渓流釣りスプーンの選び方
重さ
スプーンの選択で最も重要なのは重さです。
スプーンは管理釣り場で使うような1g未満のものから湖で遠投するための20gを超えるものまでさまざまですが、渓流で使いやすいのは2~7g程度のものです。
自分が釣りをするフィールドに合わせて重さを使い分けるため、数種類の重さを揃えておくのがおすすめです。
色
カラーもルアー選択では重要です。
スプーンのカラーはゴールド系やシルバー系のものが多いです。
ブルピンやアカキンなどのカラーをベースとして釣りを組み立てるとよいでしょう。
雨の後など濁りの入った時にはチャート系のカラーも有効となります。
同じスプーン・同じ重さでも数カラーを手持ちに揃えておくと良いでしょう。
最強な渓流釣り用スプーンおすすめ10選
【ダイワ】
チヌークS
チヌークSはロッドやリールをはじめルアーやウェアまで手広く手掛けている大手釣具メーカー、ダイワの名作スプーンです。
発売から30年が経っても人気は廃れることなく、安価な価格も相まって多くのアングラーに支持されています。
今回は渓流での使用を前提に紹介するため4.5gにフォーカスしていますが、25gまでラインナップされているため、本流サクラマスやソルトでの釣りにも使うことができます。
【ダイワ】
クルセイダー
クルセイダーもチヌークと同じくダイワがリリースしている安価な名作スプーン。
クルセイダーは2g~17gまで展開されており、渓流だけでなく止水での釣りにも広く使うことができるスプーンです。
細身のチヌークよりも幅広のため、フォールスピードが遅くより水流の弱いポイントでの使用がおすすめ。
このようにチヌークとは大きくアクションが異なるため、両者を使い分けるとさらなる釣果に繋がるでしょう。
【スミス】
ピュア
D-コンタクトをはじめとするミノーで支持を集めているスミスも数多くスプーンを展開しています。
そのなかでも最も基本形のスプーンに当たるのがピュアです。
1.5~18gまでが幅広くラインナップされており、カラーも豊富。
なかでも渓流域で使いやすいのは2.7~6.5gでしょうか。
幅広のボディが生み出すウォブリングアクションがトラウトを誘います。
スローに引いてもしっかりアクションすることが特徴。
【スミス】
ヘブン
ヘブンはピュアと同じくスミスがリリースしているスプーンです。
ピュアに比べて細身のシルエットで、アクションはローリングを織り交ぜたウォブンロール。
フォールスピードが速いことも特徴のひとつです。
3~16gまでが揃えられており、ピュアほどではないもののカラーラインナップも豊富。
フォールスピードの速いヘブンを深場で使うなどしてピュアと使い分けることで、どんなポイントも攻略可能となるでしょう。
【スミス】
バックアンドフォース
同じくスミスがリリースしているバックアンドフォースは他のスプーンと大きく異なり、への字型の形状をしています。
このようなへの字型のスプーンは、流れの中でも動きやすくハイアピールが特徴。
流れの中で動かすことができるため、ヤマメやアマゴに有効なルアーです。
ピュアやヘブンとは異なり、4・5・7gのみがラインナップされています。
【アングラーズシステム】
バックス
バックスはアングラーズシステムのスプーンで、渓流アングラーの間でも愛用者が多いスプーン。
このスプーンもエリア用のモデルからより重いノーザンバックスまで様々なウェイトがラインナップされています。
ウェイトの割に遅めのフォールスピードと立ち上がりの速さが特徴で、ローリングアクションを主体とした動きでトラウトを誘います。
本流でのトラウトフィッシングにおすすめです。
【ティムコ】
ライトニングウォブラー
ライトニングウォブラーはトラウトルアー・フライフィッシングギアを幅広く展開しているティムコのスプーン。
このスプーンはブレードの厚みにテーパーがかけられており、後方重心となっています。
そのため、飛行姿勢が安定して飛距離が伸びることが特徴のひとつ。
また、スローからデッドスローリトリーブ、テンションフォールの際にはローリング主体のスライドアクションを見せ、スレたトラウトの口を使わせることができます。
【沖縄ルアー】
蛙スプーン
蛙スプーンは沖縄で生まれた南国のソルト用スプーンですが、渓流トラウトにも非常に有効です。
渓流域で使うことができるのは3.2gがメイン。
小規模河川や源流で出番が多いと思います。
リフトアンドフォールを中心とした使い方が有効です。
本流や水量のある河川では9gや14gも使うことができるシチュエーションがあるでしょう。
北海道の湿原河川でのアメマス釣りやイトウ釣りではこの9gや14gが使われることもあります。
【アイジェットリンク】
スプルト
スプルトは主にトラウトルアー用品を展開している釣り具メーカー、アイジェットリンクのスプーン。
細身かつ身厚なボディによって素早く目当てのレンジに沈めることができ、落ち込み直下の深みを攻めたいときなどにおすすめです。
タダ巻きによるスイミングでも十分に魚を釣ることができますが、リフトアンドフォールでボトム付近を探ると高確率でバイトを得ることができます。
【ムカイ】
山女魚スプーン
山女魚スプーンは、スミスのバックアンドフォースと同じくへの字型スプーン。
コータックが販売していたものが有名ですが、コータックは倒産してしまい、現在ではムカイが山女魚スプーンを販売しています。
3gと5gが展開されていますが、流れの中で動かすことが多いためより流されにくい5gを選ぶのがおすすめ。
への字型スプーンの典型ともいえるルアーで、名前の通りヤマメに有効なだけでなくイワナやニジマスにも有効です。
渓流釣り用スプーンの使い方
タダ巻き
タダ巻きはスプーンの最も基本的なアクション方法です。
名前の通りただリールを巻くだけでロッドアクションが必要ないため初心者もすぐに実践できます。
しっかりと泳がせることができるプールのような流れの緩くなったポイントで有効です。
リトリーブスピードを調節することでレンジを調節することが可能で、巻き上げや巻き下げのようにレンジを変えながら探るのも良いでしょう。
ストップアンドゴー
ストップアンドゴーもロッド操作が必要ない簡単にできるアクション方法です。
ストップの時間を調節することで目的のレンジを保って攻めることができます。
スプーンを流れに乗せてドリフトさせることで、トラウトにルアーを追わせることができるほか、巻きで追ってきた魚にストップで食わせの間を入れることでバイトに持ち込むことが可能です。
ストップアンドゴーもタダ巻きと同じく簡単なため、初心者におすすめです。
トゥイッチ
トゥイッチはミノーでの釣りで多用されるアクションですが、スプーンでの釣りにも応用させることが可能です。
ミノーのトゥイッチとは異なりより不規則なアクションを見せ、フォールを織り交ぜることでトラウトのバイトを誘発します。
スプーンの巻きやミノーのトゥイッチに反応しない魚も反応させることができるかもしれません。
リフトアンドフォール
ロッドをあおるようにしてルアーを浮かせ、フォールさせる動作を繰り返すリフトアンドフォールも出番の多いアクション方法。
特にフォール中のバイトが多いイワナやブラウントラウトなどを狙う際に有効で、北海道ではエゾイワナの降海個体であるアメマスを狙う際にも多用します。
ミノーでもよく使うアクション方法なのですが、スプーンはミノーに比べてフォール中のアピール力が高くフォールスピードが速いことが特徴で、状況に合わせてルアーの種類を使い分けると良いでしょう。
まとめ
今回は渓流用のスプーンについて紹介しました。
一口にスプーンといっても、形状や重さなど様々です。
状況に合わせてスプーンを選択することで、好釣果を得ることができるでしょう。
渓流釣りのスプーンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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