フライフィッシングロッドのブランクに使われている素材は今やカーボンが主流ですが、ひと昔前まで主流だったグラスロッドを今も好んで使っているフライマンは多く、あえてグラス素材のロッドを制作しリリースしているメーカーもあります。
素材の進化に逆行してまで愛され続けるグラスロッドの魅力とは何なのか…今回はグラスロッドの特徴やメリットとデメリットのお話し…そして最後にフライフィッシング用のおすすめグラスロッドを5種ご紹介します。
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目次
グラスロッドについて
グラスロッドとは…主にグラスファイバーと呼ばれるガラス繊維を成形し、設計・製造されたロッドの総称で、フライフィッシングの世界だけではなく様々なジャンルの釣りで現在も使われ続け、グラスロッドコレクターの方もいるほどです。
その特徴は…耐熱性、不燃性、電気絶縁性、耐薬品性などあらゆる強度を兼ね備えているので様々な自然環境に耐える部分や、制作工程で様々な塗装や加工にも耐える強度を持っているのでロッドの素材としては最適な素材の1つだといえます。
グラスロッドのメリット
グラスロッドはロッドの反発力を必要とするフライフィッシングにも向いており、しなりがよく竿全体がゆっくり大きく曲がるので、キャスト時にロッドにかかるフライラインの荷重の乗りがわかりやすく、特に初心者の方がフォルスキャストやプレゼンテーションなどの基本的なキャストのタイミングを覚えるのにも最適です。
また、カーボンロッドよりも柔軟で曲りと戻りのテンポがゆっくりなので魚がバイトしてきた時には素直に曲がりフッキング効率がよく、魚とのやり取りも暴れる魚に対してロッド全体が柔軟に曲がり追従するのでバレにくいです。
グラスロッドのデメリット
グラスロッドはカーボンに比べると反発力がゆっくりで強くないので飛距離を出すのは難しく…その性質上、レングスが長くなればなるほど大きくゆっくりしなってしまうフニャフニャのロッドになってしまいます。
そのためフライフィッシング用のグラスロッドはショートロッドが多く、本流や湖で使えるようなロングロッドは少ないです。
また、先述した通りグラスロッドはグラスファイバーというガラス繊維でできているため軽量の高圧縮カーボンを使っている近頃のカーボンロッドと比較すると重く、特に長時間の実釣となるとその重さにストレスを感じる場合もあります。
フライフィッシング用グラスロッドおすすめ5選
【アキスコ】
エアーライト フィーレックス ツー グラスロッド(AFFGⅡ703-4~AFFGⅡ763-4)
カーボンロッドやリール、タイイングツールも豊富に取り揃えているアキスコからリリースされているグラスロッドで、番手は#3のみ、レングスは7ftと7.6ftの2種類、クリアープラムレッドのブランクスがとてもキレイです。
グラス素材特有のゆっくりとした曲がりと戻りのあるミディアムスローアクションで、特に近距離でのキャストフィーリングが快適なロッドに仕上げてあり、細身のパンプキングリップ採用によりグリップとリールシートの境目がないのでどの位置でも違和感なく握れて、手の小さな方でも手に馴染みやすいロッドです。
【フェンウィック】
イエローグラスⅢ(FF653-4~FF754-6)
バスフィッシングロッドを豊富に取り揃えているブランド、フェンウィックからリリースされているフライ用グラスロッドで、番手は#3と#4、レングスは6.5ft~7.7ft、源流域から小渓流あたりをカバーするラインナップです。
このロッドはグラスロッドでありながらティップは繊細でバット部分は張りのアクションに仕上げてあるので、魚からのバイトに対しての食い込みのよさと大物とのやり取りにも対応できるパワーも兼ね備えていて、野池でバスを狙ってみるといった使い方でも面白いロッドです。
【モーリス】
グラストレイル(GT 703-6~GT 804-4)
バリバスというレーベルで様々なフィッシングアイテムやフライライン、リーダー&ティペットなども取り扱うモーリスからリリースされているグラスロッドで、番手は#3と#4、レングスは7ft、7.6ft、8ftの3種類です。
このロッドはすべてハンドメイドで制作されていて、粘り、張り、軽さ、3つのバランスを考えた設計で、モーリスブランドならではの心地よいキャストフィールに仕上がり、6ピースモデルもラインナップされているのでバックパック釣行での携帯性も申し分なく、”ハンドメイドのグラスロッド”という響きがフライフィッシャーの心をくすぐる1本です。
【アキスコ】
エアーライト ストリーム グラスファイバー パックロッド10ピース(ASFG693-10)
エアーライトシリーズはカーボン素材のものも含めると豊富な品揃えがあり、そのピース数は6ピースまででしたが、このモデルはパックロッドでは限界とされていた仕舞寸法を実現し、10ピースのグラスロッドとしてリリースされました。
グラスロッド特有の自重を活かしたトルクのあるアクションと、継数が多い事を感じさせない6ピースモデルと変わらぬカーブを描くロッドに仕上がっていて、付属のハードケースに収めた時の仕舞寸法は驚きの28cmというコンパクトサイズで、ラインナップが6ft9in#3のみというこだわりに美学を感じるロッドです。
【ユーフレックス】
グラスマスター(5113-4~764-4)
フライフィッシングに携わると必ずといってよいほど目にしたり耳にしたりするメーカーであるティムコがプロデュースするユーフレックスからリリースされているグラスロッドで、番手は#3と#4、レングスは5.11ft~7.6ftの中で6種類です。
限られた人ではなく”万人が使いやすい大人的なグラスロッド”として13年の歳月を費やし得たその使い心地はまさにグラスマスターそのもので、グラスロッドは弱いというイメージが変わるほどの強さ、粘り、柔軟性のバランスが整った設計で、射程距離12mあたりまで快適な釣りができるグラスロッド入門者にもおすすめのシリーズです。
まとめ
今回はフライフィッシング用のおすすめグラスロッドを5種ご紹介しましたが、グラスファイバーと最先端技術を組み合わせたことにより生まれた機能性と実用性を兼ね備えたものだけを厳選いたしました。
カーボンロッドを使ったスピーディーな釣りも楽しくて魅力的ですが、素材や技術が日々進化しても変わらず愛され続けているグラスロッドの世界…フライフィッシングを通してぜひ体現してください。
フライフィッシンググラスロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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