フライフィッシングにおいてフライラインのその先に伸びるリーダーとティペットが持つ役割は魚と出会う為にはかなり重要です。
昨今ではリーダーとティペットが一体となっている製品も数多くリリースされていますが、それでもティペット単体が持つ役割や必要性は大きく多くのフライフィッシャーを翻弄しています。
今回はすぐに使えるティペットの選び方と結び方、そして最後におすすめのティペットを6種ご紹介します。
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目次
フライフィッシング用ティペットの選び方
フライフィッシングで用いられるティペットはリーダーと同じく号数をX(エックス)で表示している事がほとんどで、数字が小さい方から大きくなるにつれ細くなり0X~10Xまであります。
先述した通り最近ではリーダーとティペットが一体になって売られている物も多いのですが、ここではティペット単体が持つ役割と選び方についてお話しします。
ティペットの役割について
ティペットの役割として最もポピュラーなのはリーダーへのティペットの継ぎ足しです。
例えば
- 9ftのリーダーに4ftのティペットを足して13ftにしている方
- 12ftのリーダーに1ft足して13ftにしている方
長くする理由はティペットセクションが長い方が複雑な流れや巻き返しのポイントでフライを長く自然に見せる事が出来て釣果につながるからです。
他には
13ftのリーダー&ティペットを使用していて頻繁にフライをチェンジしたりライントラブルなどでリーダーのティペット部分が短くなってしまった場合
- 短くなったままの状態ではパフォーマンスが悪く
- リーダーごと取り換えるのは経済的負担も大きいですし勿体ない
そんな時にロスしてしまった長さの分ティペットを足してやる事で変わらないパフォーマンスを保つことが可能です。
ティペットの選び方
ティペットに使われている素材は大きくわけてナイロンとフロロカーボンです。
特殊なコーティングで浮力を持たせているものや沈みやすく出来ているものもあります。
- ドライフライならばナイロンやフロロに浮く加工が施されたもの
- ストリーマーやウェットフライなどの沈める釣りならば高比重で沈みやすいフロロやナイロンに沈みやすい加工が施されたもの
などフィールドや魚種、釣りの種類によって異なりますので目的にあったものを選びましょう。
それから一般的にはリーダーのサイズよりも太いティペットを結ぶことはありませんので、例えばリーダーが5Xならティペットは6X、中には6Xのあとに7Xを足してよりテーパー感を出すセッティングにしている方もいます。
フライフィッシング用ティペットの結び方
リーダーとティペットの結び方についても、これが良くてあれはダメという事は無く釣り人によって様々です。
ここでは結び手順が少なくフィールドでイライラする事もなく簡単に結べて強度もある結び方を2つご紹介しますので参考にしてください。
1つ目は”トリプルエイトノット”という結び方でフライフィッシング以外の釣りでも多用されていて簡単に結べて強度のある結び方です。
2つ目はフライフィッシングメーカーでもあるティムコさんのHPで推奨されている”短くなったティペットを長くする結び方”です。
トリプルエイトノット|フロロカーボンのパイオニア・釣り糸のシーガー
短くなったティペットを長くする|フライフィッシング入門のティムコ
フライフィッシング用ティペットおすすめ6選
【ティムコ】
ミスティープラスティペット
源流域のイワナから湖のビッグトラウト、ソルトウォーターまで幅広く対応できるミスティーは0X~10Xまでラインナップされていて、フライフィッシングに必要とされるライン性能を高次元で実現した汎用性のあるティペットです。
魚とのやり取りだけではなく、石や岩との擦れや紫外線による劣化、フライが木の枝にひっかかってしまった時の回収まで、実釣においてティペットに求められる要素とは何なのかを総合的に見つめなおし開発したティペットです。
【バリバス】
スーパーティペット マスタースペックⅡ [ナイロン]
渓流、湖、ソルトとあらゆるフィッシングシーンサポートするナイロン素材のティペットで3X~10Xのラインナップです。
同じバリバスのリーダーにも使われているスムーステックコートを採用した事により摩耗や吸水、紫外線による劣化を防ぐことで耐久性も向上し、安心の強度を保ちながらも細い号数はターン性能重視、太い号数はしなやかさを重視したマテリアルを使用しています。
【バリバス】
スーパーティペット マスタースペックⅡ [フロロカーボン]
マスタースペックⅡのフロロバージョンで、フロロ特有の張りを活かした設計は高いターン性能を実現し風の強い日などに威力を発揮します。
号数は-2X~8Xのラインナップで、ナイロン同様スムーステックコートを採用した事により耐摩耗性はもちろん紫外線からの劣化を防ぐことで耐久性も向上、また光の屈折率が水に近く魚へのプレッシャーを軽減し、フロロ特有の感度の良さで魚のあたりもわかりやすく伸びが少ないのでフッキング率もアップします。
【ティムコ】
フィネスティペット
同じティムコからリリースされているフィネスリーダーとの相性が良いのはもちろんのこと強くすると硬くなるというラインの常識を覆し、しなやかに強くという相反する要素を高次元で実現させたのがこのティペットで号数は4X~7Xと渓流に標準を絞ったラインナップです。
ドラグが掛かりやすい複雑な流れで威力を発揮するティペットですが、それでも長すぎるとコントロールしづらくなる弱点があるので5フィート以内継ぎ足しでの使用がおすすめです。
【ティムコ】
フロロステルスティペット
フロロカーボンの特性を最大限に活かした、高感度、高比重、高強度のティペットで号数は0X~8Xのラインナップで、やはり水中になじみやすい性質なのでストリーマーやウェットフライなどの水中での釣りに適しています。
また光の屈折率が水に近いのでティペットの乱反射を最小限に抑えることができて、フラットな水面のシビアな状況でも魚へのプレッシャーを軽減できる高いステルス性能を発揮します。
【ティムコ】
LDL フロロティペット
同じティムコからリリースされているLDLティペットと組み合わせて使うことで更に高次元のロングリーダーシステムの釣りを可能にするドライフライのためのフロロカーボンティペットです。
これまでフロロカーボンが持つ硬くてバネ感のある特性はドライフライのように水面をドリフトさせる釣りには不向きでしたが、このティペットはフロロとは思えないような柔らかさと伸縮性の複合に成功し、ナイロンよりも比重が高い事を超越するほどのメリットがあるティペットです。
まとめ
今回はラインシステムの中からティペットに焦点をあて、その役割と選び方や結び方そしておすすめのティペットを6種ご紹介しました。
リーダーの長さや種類に対してどんなティペットをどれだけ足して使うのかによってキャストフィールや魚からの反応は異なり、その都度ベストなセッティングを出すのはとても難しいことですが、それを乗り越えて美しい渓魚を釣り上げた時それは楽しさに変わっていることでしょう。
フライフィッシングティペットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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