ルアーフィッシングだけでなく、船釣りでも多用されるPEラインは、浮力があるのが特徴です。
ときとしてその浮力が邪魔になり、ルアーの動きに違和感を与えたり、狙いたいレンジを狙いにくかったりします。
そのPEラインの弱点を補えるのが高比重PEラインで、近年バス釣りをはじめ、海でのライトゲームでも話題を集めている存在です。
そこで今回は、高比重PEラインのおすすめ商品を16個紹介します。
シンキングPEとも呼ばれるアイテムのメリット、デメリットも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
三重県在住。基本ルアーフィッシングが好きでシーバスやエギング、アジングにのめり込んでいます。ガッツリ釣りをやるのも好きですが、のんびりアウトドアをしながら自然を満喫するのも大好きです。釣り道具も大好きでいろいろ調べるのも趣味のひとつとなっています。今後はオフショアやエサ釣りなど、釣りのジャンルを広げたいと思っています。
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目次
- 1 高比重PEラインの特徴
- 2 高比重PEラインを使うメリット・デメリット
- 3 高比重PEライン(シンキングPE)の選び方
- 4 高比重PEラインおすすめ16選
- 4.1 【よつあみ】G-soul オードラゴンWX4F1
- 4.2 【バリバス】アジングマスター ダブルクロスPE
- 4.3 【ユニチカ】シルバースレッド アイキャッチPEⅡ
- 4.4 【シマノ】リミテッドプロPE G5+サスペンド
- 4.5 【ゴーセン】ワイルドジャーク エギ
- 4.6 【デュエル】アーマードF+
- 4.7 【スパイダーワイヤー】ウルトラキャスト フロロブレイド
- 4.8 【シマノ】Sephia G5
- 4.9 【ダイワ】エメラルダスセンサーSSⅢ+Si
- 4.10 【サンライン】shooter デファイアーD-Braid
- 4.11 【シマノ】ピットブル G5
- 4.12 【ティクト】ライム
- 4.13 【ラインシステム】ブラックシーブリーム チニング
- 4.14 【ゴーセン】リミテーション磯 PEサスペンド
- 4.15 【バリバス】アバニ エギング プレミアムPE サスペンド
- 4.16 【デュエル】アーマードF+Pro アジ・メバル
- 5 まとめ
高比重PEラインの特徴
PEラインは低伸度で高感度、直線強度においても抜群なルアーフィッシングにおいて大きな恩恵をもたらしてくれるラインとなっていますが、糸ふけや水に浮きやすいといった点もあり、扱いにくい状況下もあります。
高比重PEラインはこういった通常のPEラインのデメリットをうまくカバーしてくれる魅力的なラインとなっており、状況や環境によってはより釣果を伸ばしてくれる心強い味方ともいえるでしょう。
高比重PEラインを使うメリット・デメリット
メリット
通常のPEラインは比重が水よりも軽いため水に浮く性質がありますが、高比重PEラインは文字通り水よりも比重が重いため、水なじみが良くルアーやリグを沈ませることが可能です。
また、ライン自体の比重もあるため強風下では余分な糸ふけが出やすいPEラインのデメリットを解決してくれるなどの魅力もあります。
他には潮の流れが速い状況下でもライン自体が流されにくいためレンジコントロールが通常のPEラインよりも行いやすい点も見逃せません。
特にアジングやトラウトなどの軽量のルアーやリグを扱うライトゲームなどでは風や潮の流れの影響を少なくするため重宝すること間違いなしです。
デメリット
もちろん、使用する上では高比重PEラインが適していない状況下や苦手な部分もあります。
シーバスゲームでのドリフトの釣りなどではライン自体が沈んでしまうため思うようにトレースコースを通してこれないことや水面直下を狙う上では適していません。
バスフィッシングなどではテクニカルに誘いたい場合でもダイレクトにアクションが伝わりにくいなどといった操作性の面のデメリットが挙げられるでしょう。
また、総じて通常のPEラインよりも耐久性の面で劣るといった点などもあるため、この点を理解して状況や環境に応じて使い分けることが必要となります。
高比重PEライン(シンキングPE)の選び方
高比重PEラインは通常のPEラインに比べラインナップはありませんが、それでもいくつか選ぶべきポイントがあります。
この点を理解しておくことで、より自分に合ったシンキングPEラインを選ぶことができるでしょう。
カラーで選ぶ
通常のライン同様、ラインのカラーリングは注目すべきポイントとなっており、高比重PEラインも例外ではありません。
特にナイトゲームなど見えづらい時間帯に釣りを行う場合は、発色のよいカラーを選ぶとルアーや仕掛けのコントロールもしやすいです。
また、シンキングPEの特性上、水なじみがよく沈むため視認性に優れたカラーは相性もよいといえるでしょう。
初心者の方はルアーの操作なども慣れない場合が多いため、ラインのカラーに注目するだけでもグッと釣りがしやすくなるといえます。
比重で選ぶ
シンキングPEラインを選ぶ上でもっとも注目したいポイントがラインの比重についてです。
通常のPEラインと違って高比重PEラインを使うメリットは、レンジを深く探れる点や風による糸ふけを抑えてくれる点などが挙げられます。
そのため、なるべくなら比重が重いラインを使いたいと考える場合が多いため、ライン自体の比重にはしっかりと目を通しておく必要があるといって間違いありません。
メーカーによって各号数のライン比重が統一されているモデルもあれば、号数によって比重も変わってくるモデルもあるため、この点も注意が必要といえます。
素材にも注目
通常のPEラインは素材にポリエチレンを使用しているモデルがほとんどですが、シンキングPEラインも同様です。
ただ、シンキングPEラインの場合はそこに各メーカー独自の素材を織り交ぜたり、素材自体を違うものにしたりと様々なものがあるといっても過言ではありません。
モデルによってはより直線強度が高い素材と合わせたものや、通常のPEラインに比べ多少根ズレなどの摩擦にも強い素材と織り合わせたものなどもあります。
自分の釣りに合わせた素材の特徴やメリット、デメリットを把握しておくことも適切なシンキングPEラインを選ぶ上で重要といえるでしょう。
長さで選ぶ
高比重PEラインをどれだけリールに巻くかは、釣りものや釣り方によって大きく異なります。
同じバス釣りでも、遠投する場合には100m以上必要ですが、近距離を探る場合には50mあれば十分。
また、近距離線が中心のアジングにおいても、遠投できるリグを使用したり、深場を探ったりする場合には100mほど必要です。
初心者の方が購入する場合には、余裕を持って100m以上巻いておくことをおすすめします。
高比重PEラインおすすめ16選
ここからはおすすめの高比重PEラインをご紹介していきます。
あらゆるジャンルのルアーフィッシングに対応可能なラインナップをチョイスしてありますので、選ぶ上での参考にしていただければ幸いです。
【よつあみ】
G-soul オードラゴンWX4F1
よつあみからリリースされているあらゆるジャンルにも対応可能な高比重PEラインです。
高比重PEラインは別名シンキングPEラインとも呼ばれており、通常のPEラインに特殊なコーティングを施すことが多いですが、その際に実際の太さよりも強度を損なうことがあります。
メーカーの独自技術によりこのPEラインは同一糸対比強度を大きく損なうことのない特殊マイクロフッ素繊維をコアに特殊技術となるWX組工法にて組み上げているため、耐摩耗性や結束強度を高めている点も魅力といえるでしょう。
【バリバス】
アジングマスター ダブルクロスPE
バリバスからリリースされているアジングに適している高比重PEラインです。
独自技術により通常のPEとポリエステルモノフィラメントを組み合わせたハイブリッド複合糸で、PEラインの強度とエステルの高比重を合わせた点が魅力といえるでしょう。
また、ライン表面に施されたスーパーフッ素コーティング加工により耐久性や飛距離アップにも貢献しています。
カラーリングもピンクとホワイトの組合わせで視認性も高く扱いやすい点も見逃せません。
【ユニチカ】
シルバースレッド アイキャッチPEⅡ
ユニチカからリリースされているミドルレンジ攻略において重宝される高比重PEラインです。
ボトムはもちろん、中層を探る上でも使い勝手の良い比重でライン自体がサスペンド使用となっているためレンジコントロールにも役立つミドルレンジ攻略必須のラインといえるでしょう。
風の影響も受けにくく扱いやすい上に蛍光イエローの目立つカラーリングは夜間のボトムゲームでも視認性が高く、25m毎に施されたマーキングによりさらにレンジやキャスト飛距離を認識しやすい点は嬉しいポイントといえます。
【シマノ】
リミテッドプロPE G5+サスペンド
サスペンドタイプのPEラインで、沈むPEよりはやや低めの比重で磯からのフカセ釣りに最適なモデル。
磯からのフカセ釣りではナイロンラインが基本でしたが、近年ではPEラインも選択肢の1つとなり、注目を集めている商品です。
適度なハリを持してあるのも特徴で、高い感度を実現し、やり取りの主導権を握りやすいのが特徴です。
【ゴーセン】
ワイルドジャーク エギ
ゴーセンからリリースされているエギングに相性抜群な高比重PEラインです。
エギング界でも人気の釣り人である重見典宏氏が監修したエギンガー御用達のラインといえるでしょう。
ゴーセン独自技術なるW-Core製法により風に強い上に水なじみも早くなるため、風や潮の流れの影響を受けやすいエギングにおいても意図した沈下速度をコントロールできるといった強みがあります。
また超低伸度PEを芯糸に採用しているため超高感度はもちろん、結束強度もアップしておりアクション時の耐久性も高い点も見逃せません。
【デュエル】
アーマードF+
デュエルからリリースされている幅広いジャンルに対応可能な高比重PEラインです。
メーカー独自のFRD技術により低伸度のPEにフロロ樹脂を分散させたことで、耐久性を向上させています。
メーカーの従来PEラインよりも強度や耐摩耗性はもちろん、感度やキャスト飛距離に至るまでもアップしており非常にバーサタイルに使用できる高比重PEラインに仕上がっているといっても過言ではありません。
カラーリングもゴールデンイエローやネオングリーン、ホワイト×マーキングといずれも視認性が高く状況に応じて使い分けることが可能な点も見逃せないポイントといえるでしょう。
【スパイダーワイヤー】
ウルトラキャスト フロロブレイド
スパイダーワイヤーからリリースされているバスフィッシングに最適な高比重PEラインです。
独自の技術によってマイクロダイニーマと耐久性に優れ、高比重フロロポリマー繊維であるゴアファイバー素材を結合することで、高い比重量を獲得しています。
水にも沈みやすく強風下でも影響を受けにくいだけでなく、耐久性についても従来品の3倍のショック耐久性を備えている点も見逃せません。
よりテクニカルかつボトムへの積極的な攻略としても外せない高比重PEラインとして選択肢のひとつとなり得るラインといえるでしょう。
【シマノ】
Sephia G5
シマノからリリースされている陸っぱりのエギングはもちろん、ティップランエギングにも最適な高比重PEラインです。
独自技術であるG-CROSS工法によって高比重を獲得しており、直線強力も従来より40%アップしているため耐久性の面でも向上しています。
ショアでのエギングでもボトムをしっかりと取りやすいことや、ティップランエギングにおいて潮の流れの速い深場へもスピーディーなレンジ攻略が可能となっているため重宝されるといって間違いありません。
エギングにおいても高比重PEラインの重要性を認識させてくれる逸品となっています。
【ダイワ】
エメラルダスセンサーSSⅢ+Si
ダイワからリリースされているディープエリア攻略に最適なエギング用高比重PEラインです。
ボトム攻略はあらゆる釣りにおいて重要視されているメソッドであり、エギングにおいても例外ではありません。
ダイワの独自技術によりPEとポリエステルのハイブリッド高比重8本組みタイプとなっているスローシンキングPEラインは深場でもしっかりとボトムを攻略できるものとなっています。
ライン自体も張りがありながら操作性はもちろん、感度も高く耐久性も申し分ありません。
エギングにおいて心強い味方となる高比重PEラインといえる高性能なモデルといえるでしょう。
【サンライン】
shooter デファイアーD-Braid
サンラインからリリースされているバスフィッシングでも信頼と実績の高い高比重PEラインです。
超強力ハイグレードPEと高比重繊維を芯に複合化しており、適度な張りがありながらもしなやかな仕上がりでクセが付きにくいライントラブルの少ない点も評価すべきポイントといって間違いありません。
キャスト時して着水時の水なじみも抜群で余分な糸ふけも出にくく、スムーズにアクションに移行可能です。
また、低伸度により高感度でアクションもダイレクトに伝わりやすいためフッキングもバッチリと決まるなど隙のない性能を併せ持っています。
【シマノ】
ピットブル G5
シマノからリリースされている強風時でも通常のPEラインよりキャストしやすくコントロールしやすい高比重PEラインです。
シマノ独自の高強度ポリエチレン原糸であるイザナスを採用しており、高比重フッ素繊維を組み合わせた5本構造で高比重かつ高強度を実現しています。
強風時の操作性やキャスト性能が高い点はもちろん、ライトリグなどを扱う上でも扱いやすい初心者の方にもおすすめなモデルといえるでしょう。
価格もリーズナブルな点も魅力のひとつといえます。
【ティクト】
ライム
ティクトからリリースされているライトゲームにも使いやすくナイトゲームでも視認性が高い高比重PEラインです。
通常のPEラインよりもライトリグのキャスト飛距離も出しやすく、操作性も抜群なモデルといえるでしょう。
シンキングPEのダイレクトに伝わる感度の良さもライトゲームと相性がよく、初心者の方でも使い勝手抜群なモデルとなっています。
ライムグリーンカラーで夜間の釣りでも視認性が高いため、より扱いやすい点も魅力といって間違いありません。
【ラインシステム】
ブラックシーブリーム チニング
ラインシステムからリリースされている筏カセでのクロダイ釣りに最適なモデルといえる高比重PEラインです。
比重の高いモデルで底取りもしやすいボトムゲームにも最適なモデルといって間違いないでしょう。
ポリエチレン原糸にマイクロフッ素繊維を加えることで高比重を獲得しただけなく、糸自体にもコシが生まれ、底でもより感度がよくなっている点も見逃せません。
【ゴーセン】
リミテーション磯 PEサスペンド
サスペンドタイプのPEラインで、シンキングPEよりもやや沈みにくく、フカセ釣りの仕掛けを馴染ませるのに活躍します。
表面が滑らかで糸鳴りが少なくて視認性が高いとの声があり、フカセ釣りでの使いやすさに期待できるPEラインです。
ゴーセンならではの強度の高さもあり、大物がヒットしても安心してやり取りを楽しめます。
【バリバス】
アバニ エギング プレミアムPE サスペンド
ラインシステムからリリースされている筏カセでのクロダイ釣りに最適なモデルといえる高比重PEラインです。
比重の高いモデルで底取りもしやすいボトムゲームにも最適なモデルといって間違いないでしょう。
ポリエチレン原糸にマイクロフッ素繊維を加えることで高比重を獲得しただけなく、糸自体にもコシが生まれ、底でもより感度がよくなっている点も見逃せません。
【デュエル】
アーマードF+Pro アジ・メバル
比重が1.0で通常のPEラインよりもやや高比重で、サスペンドに近い感覚で使えるおすすめのモデルです。
サスペンドに近いことでアジングやメバリングで軽量なジグヘッドを使用し、レンジを細かく攻略したい場面に活躍します。
また、強度も十分に高いため、大型のアジやメバルを狙う場面にも安心して使用できます。
まとめ
感度や強度の面などでも優れ、ルアーフィッシングではスタンダードで多くの釣り人にも馴染みのあるPEラインですが、風や潮の流れに影響されやすいといった短所もあります。
高比重PEラインはそういったデメリットをうまく補って感度や強度も備えているため、条件に合った場合は非常に心強い味方となってくれるでしょう。
特に強風下やボトムを積極的に攻める釣りにおいては抜群の扱いやすさを発揮してくれるため、選択肢として用意しておくと攻略の幅が大きく広がるといっても過言ではありません。
ぜひこの機会に高比重PEラインを手に入れて、今までとは違った新しい釣りを体験してみてはいかがでしょうか。
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