フライフィッシングはフィールドに合ったロッドの長さやリールの番手を選ぶことも釣りをする上で重要ですが、フライライン、リーダー、ティペットなどのラインシステムも釣果に影響する重要なポイントの1つで、様々なメーカーから多種多様なものがリリースされています。
そのラインシステムの中から今回は選び方や結び方も含め、おすすめのフライフィッシング用リーダー8種をご紹介します。
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目次
フライフィッシング用リーダーの選び方
フライフィッシング用リーダーと言っても、長さ、太さ、素材、バットからティペットまでのテーパーなど多くの数と組み合わせが存在し、その中から狙う魚種やフィールドによってバランスのよいリーダーを選ばなくてはいけません。
ここでは選び方のポイントをいくつかのセクションに分けてお話ししていきますので参考にしてください。
リーダーの太さを選ぶ
フライ用リーダーは太さの単位をX(エックス)で表示している事がほとんどで、0X~7Xまであって数字が小さい方から大きい方にかけて細くなっていきますので0Xが最も太く7xが最も細いです。
どのフィールドで何を釣る場合はこの太さとは一概には言えないのですが、細いラインは魚に警戒心を与えないけれど切れやすく、太いラインは切れにくいけど魚に警戒心を与えるので、例えば小渓流なら7X~5Xを2セットずつ持っておくとか対象魚に合わせて何種類か用意しておくのがおすすめです。
リーダーの長さを選ぶ
フライ用リーダーは長さの単位をft(フィート)で表示する事がほとんどで、いま市場に出回っているものだと7.5ft~16ftで、16ftのものにフライを直結する方や、7.5ftのものにティペットを足して好みの長さにしている方もいます。
一般的には流れがほとんどないような無風時の湖ならば短いリーダーでもフライが不自然になることは少ないですが、常に流れがある小渓流や本流での釣りにおいてはリーダーが短いとすぐフライにドラッグがかかって魚に見切られてしまうので、出来るだけ長いリーダー&ティペットシステムを組んでロングドリフトさせるのが今のラインシステムの主流です。
リーダーの素材や種類を選ぶ
リーダーの素材は大きく分けてナイロンかフロロカーボンで、その中にも様々な加工が施されているものや魚種や釣り方に特化したもの、水に浮くものと沈むものもあるので目的に合わせて選びましょう。
それからリーダーの種類によってテーパー割合が違うので、目的やキャストフィールに合ったテーパー割合のリーダーを選びましょう。
フライフィッシング用リーダーの結び方
フライラインとリーダーの連結方法は釣り人によって様々で、これは良くてこれはダメという事はありません。
今回は初心者の方でも覚えやすく上級者の方も多用している”ループトゥループ”という連結方法をご紹介します。
最近のフライラインはリーダーを結ぶ側の先端がループ状になっているものが多く、その理由はこのループトゥループという方法で連結する方が増えたことも理由の1つで、リーダーのバット側にもループを作り、双方のループ同士を連結させるというとても簡単な方法です。
簡単な方法かつ強度が強く、細いラインも太いラインもこの方法で連結出来るので、小渓流から湖や海での釣りまでこの方法で連結出来るのがメリットです。
一方、ループとループが重なる部分やリーダー側に作ったループの結び目がロッドのガイドに引っ掛かりやすく、無理に引っ張るとロッドティップを痛めてしまうというデメリットもあります。
詳しい手順についてはフライフィッシングメーカーでもあるティムコさんのページのリンクをご用意しましたので下記を参考にしてください。
ティムコ フライフィッシング入門|フライラインにリーダーを結ぶ
フライフィッシング用リーダーおすすめ8選
【ティムコ】
スタンダードリーダー
ティムコからリリースされているリーダーの中でもっとも汎用性が高く、安定した性能で初心者から上級者まで魚種を問わず様々なフィールドで使用できるスタンダードリーダーです。
素材はナイロンでリーダーに求められるしなやかさや耐吸水性、直線強度や結節強度が高いバランスで設計されているので、初心者の方はまずこのリーダーに慣れてから自身のフィーリングに合うリーダーを探すのがよいでしょう。
【バリバス】
テーパードリーダー スタンダード ST
こちらはバリバスからリリースされているスタンダードリーダーで、長さは7.5ft、9ft、12ftの3種類で0X~7Xまでラインナップされています。
素材を1から見直し、スムーステックコートという新しいコーティングを施した事により今まで以上のしなやかさと高い耐久性を実現し、ベテランから初心者、渓流、湖、ソルトウォーターまでフィールドを選ばない仕様のリーダーです。
はじめての方はティムコとバリバス、双方のスタンダードリーダーをお試し頂いて自身のフィーリングに合うものを愛用するとよいでしょう。
【ティムコ】
Jストリームリーダー
Jストリームリーダーは渓流用に設計されたオールラウンドリーダーで、同じくティムコからリリースされているJストリームロッドとの相性も抜群で、長さは汎用性の高い10ftオンリーで3X~6Xです。
素材はナイロンでやや硬めのものを使用する事により、投射性、コントロール性、耐久性に優れていて、バットが他のティムコリーダーよりも細めに設計されているのでドリフト性能も向上し、複雑な流れの攻略に適したリーダーです。
【ティムコ】
LDLリーダー
このリーダーは秋田在住の著名フライフィッシャー渋谷直人さんが複雑な流れをロングドリフト出来るようにと考案したロングリーダーシステムを扱うのに最適なリーダーで、リーダーとティペットの割合など難しい事を考えずにロングリーダーをマスターした方におすすめです。
長さは13ftと15ftの2種類で3X~7X、このリーダーは特殊なテーパー構造を持っていて、15ftモデルは6ftのティペットを足して21ftに、13ftモデルは3ft~6ftのティペットを足して頂くことで共に真価を発揮します。
【ティムコ】
フィネスリーダー
このフィネスリーダーはスタンダードリーダーよりもバット径が細くテーパーが急に設計されているのでドラッグが掛かりにくくターンオーバー性能もよく、渓流をタイトに攻めるのに向いているシステムです。
このリーダーの特徴はティペットの長さを調整するだけで障害物の多い小渓流での釣りや開けたポイントでのロングドリフトまで日本渓流の様々なシチュエーションに対応できるところなので、このリーダー1つで様々なフィールドを攻めたいという方におすすめのリーダーです。
【バリバス】
テーパードリーダー イワイ バージョン FHT
イワイイワナをはじめとするフライ考案者としても有名な岩井渓一郎さんの経験や理論に基づいて設計されたロングティペットリーダーで、長さは16ftのみで4X~7Xのラインナップです。
フロントヘビーテーパーというテーパー形状にこだわった事によりターンオーバー性とコントロール性の両立を実現し、リーダーにもかかわらず約2mのティペット部分が存在するのもこのリーダーの特徴で、先述したティムコのLDLとはまた違ったアプローチのロングリーダーです。
【ティムコ】
フロロリーダー ハイエナジー
今回、唯一のフロロカーボン素材のリーダーで、長さは9ftと12ftの2種類で0X~6Xのラインナップです。
フロロカーボンは比重が高いためドライフライの釣りには不向きで、ストリーマーやウェットフライなど主にフライを沈める釣りで使用されることが多く、張りがあって伸びが少なく高感度なので魚からのあたりがわかりやすい事や、障害物などのスレにも強く耐久性に優れているので湖や本流などで底ベタに潜む大物を狙って捕る釣りにはおすすめのリーダーです。
【ティムコ】
ヘビーバットリーダー
このリーダーはバットとテーパーセクションで構成されている珍しいリーダーで、太く長めに設定されたバットは伝達性がよいので、強風の中でも優れたターンオーバー性能を発揮します。
そして様々なフィールド環境に対応できるようティペットセクションは設けていないのも特徴で、状況に応じてお好みの長さのティペットを足して使用できます。
フライベストに1つ忍ばせておけば、強風によりいつものリーダーで釣りにならない時にそのポテンシャルを発揮こともあるでしょう。
まとめ
今回はラインシステムの中からリーダーの選び方と結び方、そして最後におすすめのリーダーを8種ご紹介しましたが、リーダーだけでも長さや太さ、素材や種類、たくさんの選択肢があります。
フィールドの特性や対象魚に対してその選択肢の中から釣り人自身が戦略を立ててリーダーを選び、攻略していくこともフライフィッシングの難しさであり楽しさであり魅力ではないでしょうか。
フライフィッシングリーダーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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