フライロッドの番手で5番と言うと初心者がキャストを覚える入門ロッドとしても適していて、そのバットパワーを活かせば飛距離も出るため、湖でのはじめてのフライフィッシングは#5だったと言う方も多いです。
今回は数あるフライロッドの中からあえて5番ロッドに絞り、実用性もあるコスパ最強のおすすめフライロッド#5を6種ご紹介します。
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目次
5番フライロッドの特徴やメリットデメリット
#1～#9程度まであるシングルハンドのフライロッドの中ではほぼ中間にあたるのが5番ロッドで、初心者がキャストの練習をするのにも適している番手です。
#1～#4のロッドは主に源流や小渓流、渓流の中流域で30cm未満の魚をターゲットとする事が多くフライを遠くへ飛ばす事も必要としない釣りが多いですが、#5含めそこから上の中番手になるとフライをより遠くへ飛ばさないと釣果を得られないシチュエーションでの釣りが多くなるのでロッドの長さは9ft前後、その他にもロッドのパワーやラインシステムなど、飛距離を出すための機能性が必要です。
5番ロッドキャスティングでの飛距離については約20m～40mで、もちろん練習も必須ですし、どのようなラインシステムを組んでいるかによっても変わります。
5番ロッドのメリット
フライロッドの中でほぼ中間に位置する5番ロッドの最大のメリットは何と言っても汎用性です。
40cm以上の魚を狙う本流河川での釣りから湖や海、管理釣場など様々なフィールドを5番ロッド1本で楽しむことが出来ます。
そしてフライを浮かせるドライフライの釣りだけではなく、沈下速度重視の沈める釣りや遠投性重視の釣りなど目的に合ったラインシステムを組むことにより渓流魚のみならず、ブラックバス、シーバス、クロダイ、雷魚やナマズなど様々な魚を狙う事も可能です。
5番ロッドのデメリット
正直、メリットの方が多い5番ロッドではありますがデメリットとして挙げるならばその価格帯です。
ロッドの反発力を利用して飛距離を出す中・高番手のロッドは高弾性かつしなやかで耐久性に優れている必要があり、そういったロッドで何シーズン使い込んでも自己メンテナンス程度で済むものだと高品質な素材が使用されているので、それなりの値段がするものが多いです。
しかし値段が安いからと言う理由で安易に5番ロッドを選んでしまうと、すぐにパーツが取れてしまったり耐久性がなくキャスト中にロッドが折れたり、耐久性はあってもロッドが硬くて飛距離が出なかったりします。
5番フライロッドおすすめ6選
【シマノ】
ブルックストーン (905)
老舗釣具メーカーシマノからリリースされているフライフィッシング入門ロッドとしても申し分のないブルックストーン#5。
長さは9ftジャストでキャストの練習用やご家族で管理釣場の釣りを体験したい方、湖や海での大物狙いも可能な汎用性があります。
2本継ならではのスムーズな曲りとシマノクオリティ、そのコスパの高さを体現してみてください。
【ダイワ】
ロッホモア プログレッシブ II (F895-3)
こちらも老舗釣具メーカーダイワからリリースされているロッホモア プログレッシブIIの#5です。
高弾性カーボンを使用する事でシャープな振り抜けとバット部分の耐久性を重視、ラインの重さを感じやすく設計されているので、キャストの際に各動作のタイミングを覚えやすいのがおすすめポイントです。
コンパクト設計を意識した3ピーズ仕様ですが、バットがしっかりしているので大物とのやり取りもしっかりと受け止めます。
【ユーフレックス】
インファンテ バックパッカーSP (865-6)
ロッド長は8.6ft、6本継で仕舞のよいコンパクト設計ですが、そこからは想像できないほどの抜けの良さと強さを兼ね備えたロッドです。
パックロッドは遠征用やサブロッドとして用いられる事が多いですが、このロッドはメインでの使用にも好評を得ています。
ブランクが強めに設定されているのでシューティングヘッドなど強めのラインシステムの使用も快適で、初心者から上級者まで納得の1本です。
【オービス】
クリアウォーター (905-4)
フライフィッシングでは老舗ブランドとしてお馴染みのオービスからリリースされている、これぞコスパ代表と伝えたいフライロッド。
#5を含む中番手には高弾性と耐久性、しなやかさもプラスした番手に合わせたミディアムファストアクションで食い込みの良さと程よいバットパワーを兼ね備えているバランスのよいロッドです。
オービスのロッドデザイナーが根本から見直して完成させたこのロッドは機能性、デザイン、価格、全てにおいて革命的です。
【ユーフレックス】
インファンテ (905-4 ブルーグレー)
インファンテのおすすめポイントはラインの乗りがわかりやすい為、初心者がキャストを覚えるのに適していると言う点です。
ロッド長は9ftジャストで主にニジマスをターゲットとしたドライフライの釣りからニンフフィッシングまでこなせるオールマイティな1本で、9ftが少し長いと感じている方は同じ価格帯で8.6ftもあります。
キャストの練習も兼ねて、本流や湖でのライトな釣りをしたい方には正に一石二鳥を叶えるロッドです。
【ループ】
Qフライロッド (LQR590-4MF)
このロッドは機能性や価格など総合的に優れているロッドで#5は9ft、主に初心者から中級者へおすすめです。
ロッドアクションはミディアムファストアクションで、通常のキャストはもちろん後ろのスペースが確保できない場所でのアンダーハンドキャスティングにも適している設計で、アンダーハンドの練習ロッドとしても適しています。
自身のアンダーハンドキャスティングの上達や進化をさせながら釣果を上げて楽しみたいアングラーにもおすすめの1本です。
まとめ
フライをより遠くへ飛ばして誰よりも大きな魚を手にすること、それは釣り人ならば誰もが憧れていることで、その為にはフライロッドも含めバランスの取れた道具とフライを遠くへ飛ばすためのキャスト練習が必要で、そのどちらが欠けてもフライは遠くへ飛びません。
管理釣場や近所の河川敷などスペースが取れる安全な場所を見つけたら、より遠くへ飛ばせるよう練習して、いざフィールドへ出かけましょう。
あなたのフライフィッシングライフはより楽しく、かけがえのないものになるでしょう!
5番フライロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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