クロダイ(マチヌとキチヌ)を狙うチニングは、身近な海で楽しめてポイントも豊富なため、気軽にできるソルトゲームとして近年とても人気が高い釣りです。
チヌ特有のアタリと底の変化をしっかり感じ取ることができ、パワフルな引きに対抗できるロッドが適しているため、特にロッドの性能が釣果に影響する釣りの一つといえます。
今回は、安いけど人気が高いコスパ最強ロッドからハイエンドモデルまで、チニングロッドのおすすめをご紹介します。
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目次
- 1 ボトムの釣りを確実にこなせるもの
- 2 チニングロッドおすすめ15選
- 2.1 【メジャークラフト】 ソルパラ 黒鯛(SPX-782ML/黒鯛)
- 2.2 【ダイワ】チニングX(76L)
- 2.3 【ダイワ】チニングX(710ML)
- 2.4 【メジャークラフト】三代目 クロステージ クロダイ(CRX-T782ML黒鯛)
- 2.5 【メジャークラフト】三代目 クロステージ クロダイ(CRX-S782ML黒鯛)
- 2.6 【アブガルシア】ソルティースタイル クロダイ(STKS-782L-KR)
- 2.7 【メジャークラフト】トリプルクロス 黒鯛(TCX-T782ML黒鯛)
- 2.8 【メジャークラフト】トリプルクロス 黒鯛(TCX-T802ML黒鯛)
- 2.9 【シマノ】ブレニアス(S78ML)
- 2.10 【シマノ】ブレニアス(S78L)
- 2.11 【ダイワ】シルバーウルフ(76ML-S)
- 2.12 【ダイワ】シルバーウルフMX(77ML)
- 2.13 【オリムピック】シルベラード(GSIS-742ML)
- 2.14 【ダイワ】シルバーウルフAIR AGS(79ML)
- 2.15 【オリムピック】シルベラード プロトタイプ(20GSILPS-762ML)
- 3 まとめ
ボトムの釣りを確実にこなせるもの
チニングには、状況によってポッパー、ペンシル、ミノー、メタルバイブなども使用しますが、基本中の基本となるボトムでのワームや専用ラバージグの釣りを確実にこなせる、以下の要素を備えたものを選ぶことが重要です。
繊細で鋭敏なティップ
カニ、エビ、貝類が豊富なテトラ周り、石畳、ゴロタエリアなどがチニングの好ポイントになるため、根掛かりの前兆をいち早く察知して回避する感度。
「コツ、コツ」と感じる前アタリから「ガツン!」と来る本アタリを感じ取って掛けるチヌ特有のアタリを察知しつつ、しっかり食い込ませる繊細さ。
粘りとパワーのあるベリー
甲殻類や貝類をバリバリと砕いて食べてしまう、チヌの硬い歯に確実にフックを打ち込むパワー。
軽めのルアーでもキャストできる適度なしなりと反発力。
パワフルなバット
フッキングと同時に一気に下へ突っ込むチヌの強い引きに耐え、主導権を渡さない強さ。
障害物周りで喰ってくることが多いため、力負けせず一気に引き離す強靭さ。
専用ロッドはこれらの要素を備えたファーストテーパー(先調子)のロッドが多くなっています。
また、これらの要素をさらに特化するため、チニングロッドには多くのメーカーでソリッドティップモデルがラインナップされています。
感度と張りのあるチューブラータイプがスタンダードですが、ソリッドティップを採用することで細く柔らかい穂先になるため、より繊細で食い込みがよくなります。
チニングロッド選びにはソリッドティップのモデルも候補として検討してみても良いでしょう。
硬さ
チニング専用ロッドの硬さは、多くのモデルで以下のようにラインナップされています。
L(ライト=柔らかめ)
ML(ミディアムライト=中間)
M(ミディアム=硬め)
Mは重いルアーでの遠投が必要な時に役立ちますが、アタリをはじいてしまうことがあります。
明確な目的やシチュエーションがないのであれば、初めは選択肢に入れなくてよいでしょう。
障害物の少ないポイントや喰わせ重視なら、より繊細なLという選択肢もあります。
でも、チニングロッドにおける基準はMLです。
MLのロッドは、一気に障害物から引き離すパワーと感度を兼ね備え、幅広いルアーに対応できるものが多くなっています。
もしLとMLで迷ったらMLをおすすめします。
長さ
長さは7ft半~8ftがオールマイティです。
チニングロッドの場合、多くは7ft~8ft半程度までの長さがラインナップされています。
長さを選ぶ際、操作性とフィールドの特徴を複合的に考慮することが重要になります。
細かく丁寧にルアーを操作するなら短めを、飛距離を稼ぎたいなら長いものを選びます。
足場が高い釣り場やテトラ越しのファイトを考慮するなら長いものが有利ですし、橋脚など陸上に障害物が多いなら短いものが使いやすいでしょう。
初めに選ぶ長さは7ft後半~8ftの物をおすすめします。
チニングロッドおすすめ15選
【メジャークラフト】
ソルパラ 黒鯛(SPX-782ML/黒鯛)
気軽にチニングを始めてみたいというアングラーにおすすめの低価格ロッドです。
メジャークラフトならではのエントリーモデルで、ソルパラは他の魚種でも「とりあえず専用ロッドを…」という場合に評価が高いものとなっています。
このモデルはボトムの釣りにマッチする繊細なティップとチヌの硬い口にしっかりフッキングできるチニングロッドの基本をしっかり備えたスペックなので、初めてのチニングロッドとしておすすめです。
【ダイワ】
チニングX(76L)
実売9,000円前後で購入可能なダイワのチニング専用モデルです。
アタリをはじかず掛けることができるクロダイ専用調子のティップと、カーボンをX状に巻きあげて補強するブレーディングXによるパワフルなバットを備えています。
ボトム系ワームを中心に軽量プラグも扱えるアクションは、喰い渋る状況でも繊細な釣りを展開できます。
近距離戦や足場の低いポイントで活躍してくれるフィネスモデルです。
【ダイワ】
チニングX(710ML)
76Lと同様、低価格ながらダイワの技術が搭載されたモデルです。
足場の高いポイントや広いシャローエリアを効率よく探るのに適した、やや長めのレングスですが、操作性も十分考慮したレングス設定となっています。
ブレーディングXによるバットパワーでロングキャストとパワフルなフッキングを実現しながら、ボトムズル引き系ルアーはもちろん、チニングで多用する重さのプラグも使用可能な守備範囲の広い一本です。
【メジャークラフト】
三代目 クロステージ クロダイ(CRX-T782ML黒鯛)
メジャークラフトの中でも特に価格以上の性能を持った入門用シリーズとして評価され、三代目の名の通り、アップグレードを繰り返しながら長く販売されているシリーズです。
カーボンテープをX状に巻き付けるクロスフォース製法が採用されており、バットが補強されています。
特にこのT782MLの長さ、硬さ、アクションの設定はチニングに必要な要素をすべて満たしており、ポイントやシチュエーション、使うルアーも選ばないオールラウンダーとしておすすめできるロッドとなっています。
【メジャークラフト】
三代目 クロステージ クロダイ(CRX-S782ML黒鯛)
実売価格1万円前後で購入できるソリッドティップ搭載モデルです。
喰いが悪い時や、プレッシャーが高いメジャーポイントで特に効果を発揮するソリッドティップは、喰い渋りのショートバイトが多発する状況でも食い込みがよく、厳しい時ほど効果を実感できるでしょう。
使用頻度の高い7g前後のルアーから3g程度の軽量ルアーまで扱える、ボトムのズル引きに特化したモデルです。
【アブガルシア】
ソルティースタイル クロダイ(STKS-782L-KR)
アブガルシアのロッドは魚種に限らず、リーズナブルな価格ながらスペックとデザインの良さに定評があります。
このロッドも発売時期は少し前になりますが、スタイリッシュなデザインに軽量で小口径のKRガイドやXカーボンラッピングによるトルクアップと捻じれ防止が施されており、古さを感じさせない仕上がりになっています。
感度重視のティップでアタリを明確に感じとり、絡めとるようにショートバイトを掛けるボトムの釣りをメインに開発されたモデルです。
【メジャークラフト】
トリプルクロス 黒鯛(TCX-T782ML黒鯛)
クロステージシリーズと並んで人気があり、長く販売されているシリーズです。
カーボンテープで締め上げるクロスフォース製法に加え、バットにはロッドの暴れや捻じれを抑える効果を発揮する4軸カーボンまで搭載されています。
ガイドもSicリングのKガイドを採用するなど、一万円中盤のシリーズであることを考えると、本当の意味でコスパが高いシリーズと言えるでしょう。
このモデルは幅広いルアーとシチュエーションに対応できるオールラウンダーなので、初めて手にするチニングロッドには最適なモデルです。
【メジャークラフト】
トリプルクロス 黒鯛(TCX-T802ML黒鯛)
長めのレングスによるロングキャスト性能と幅広いルアーに対応する守備範囲の広いモデルです。
砂浜やゴロタエリア、河口域など、広大なポイントを広く探っていくのに適しています。
やや重めのルアーを使って沖のストラクチャーやブレイクを攻めれば、これまで獲れなかった一匹と出会えるチャンスがあるかもしれません。
7ft前半のLクラスやソリッドティップモデルとの使い分けができれば、ほぼ全てのフィールドをカバーできるでしょう。
攻略域を広げる2本目のロッドとしても活躍してくれると思います。
【シマノ】
ブレニアス(S78ML)
ブレニアスは、シマノならではの技術とこだわりを細部に詰め込まれたチニング専用シリーズです。
軽量のままブランクスの剛性を高めるスパイラルX、キャスト時のブレを抑えるハイパワーXなどの高い技術は、食い込みの良いティップと確実に掛けるフッキングパワーを実現しています。
このS78MLはバーサタイルモデルという位置づけの通り、フィールドとルアーを選ばないスペックとなっています。
ボトムゲームはもちろん、トップやミノーなどのプラグ、縦ストラクチャーでのフォーリングまでこなせる幅広い対応力を持つ一本です。
【シマノ】
ブレニアス(S78L)
ライト系バーサタイルと表記されている通り、軽めのルアー全般に適したモデルです。
軽いルアーを使っている時でもボトムの変化を感知できる高感度と食い込みの良さを活かしたフィネスな釣りに適しています。
軽さを追求したグリップデザインはロッド全体の軽量化にもつながっており、正確なロッド操作でルアーをアクションさせることができます。
軽量ルアーにしか反応しないハイプレッシャー時や、流れが緩いポイントやシャローエリアを丁寧に釣っていくセンシティブモデルです。
【ダイワ】
シルバーウルフ(76ML-S)
ダイワ独自の製法、高密度HVFカーボンによる筋肉質な強さと粘りに加え、ティップには高感度とブレない操作性を併せ持つソリッドティップ、メガトップが採用されています。
張りを残しつつ、しなやかなティップは食い込みも良く、全ての要素をベストなバランスで組み合わせたオールラウンドモデルです。
ボトム系ワームはもちろん、プラグやブレード、メタルバイブまでこなせる幅広く使える一本です。
【ダイワ】
シルバーウルフMX(77ML)
ダイワの実売価格2万円弱のシリーズで、このクラスになるとHVFナノプラスやX45など、搭載される技術もランクが高いものになります。
それを裏付ける一つの要素として軽さが挙げられます。
このモデルは105gという軽さに加え、高感度なティップがボトムの変化や起伏を感じ取りやすいので、ボトムの釣りをより明確なイメージでおこなうことができます。
ルアーへの対応力も高く、クランクやバイブレーションも快適に扱えるバーサタイルなモデルです。
【オリムピック】
シルベラード(GSIS-742ML)
「クワトログラファイトクロスXX」が戻りの早い高反発を実現し、軽量でパワフルなブランクを生み出す「G-MAPS製法」を搭載したオリムピックのチニングロッドです。
飛距離と感度、パワーを備えつつ、84gの軽量ロッドにしあげられています。
ボトムゲーム専用として開発されたロッドとのことですが、適合ルアーは3~15gと守備範囲も広く、トップウォーター、クランクベイト、ミノー、バイブレーションなど、幅広い汎用性を持つ1本です。
【ダイワ】
シルバーウルフAIR AGS(79ML)
X45、HVFナノプラスはもちろん、強度もアップと自然な曲がりを生み出すV‐ジョイントなど、ダイワの技術を全て搭載されたハイエンドチニングロッドです。
さらにダイワハイエンドにのみ搭載されるAGS(エアガイドシステム=カーボンで成型されたガイドフレーム)も搭載され、軽さと感度に貢献しています。
遠投性と操作性を高いレベルで両立し、ボトムのズル引きはもちろん、バイブレーションからペンシルベイトまでこなせるオールラウンドモデルです。
【オリムピック】
シルベラード プロトタイプ(20GSILPS-762ML)
国産ロッドメーカーオリムピックが掲げるP.D.A.コンセプト【あくまでも攻撃的に = Power】【さらに広範囲を = Distance】【より正確に = Accuracy】を具現化すべく、高品質カーボンに高い技術を注ぎ込み2020年にリリースされたばかりのハイエンドモデルです。
スペック的には幅広いルアーに対応できるMLなので、ほぼあらゆるシチュエーションに対応できるロッドになっているでしょう。
黒とシルバーでまとめられた精悍なデザインはまさに高級ロッドの佇まいです。
一度使ってみたいですね。
まとめ
最近はチニングロッドに力を入れるメーカーが少なくなっているように感じます。
裏を返せば、今回ご紹介したメーカーは継続して開発を続けているメーカーですので、間違いないと思います。
お気に入りの一本との出会いがあることを願っています。
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