エリアトラウトは非常にライトな釣りですが、その時に重要になるのが使用するラインです。
エリアトラウトでは4種類のラインが使用され、中でも初心者にはナイロンラインが進められる場合が多いでしょう。
では具体的に、ナイロンラインの特徴や、太さや交換時期などを踏まえるとどのように使うといいのでしょうか。
そこで今回は、エリアトラウトにおけるナイロンラインについて、特徴や選び方、おすすめ商品もご紹介します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
- 全国10都道府県へ遠征
北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
目次
- 1 エリアトラウトでナイロンラインを使うメリット
- 2 エリアトラウトでナイロンラインを使うデメリット
- 3 エリアトラウト用ナイロンラインの選び方
- 4 エリアトラウト用ナイロンラインおすすめ8選
- 4.1 【サンヨーナイロン】アプロード GT-R トラウト スーパーリミテッド 300m
- 4.2 【サンヨーナイロン】アプロード GT-R ピンクセレクション 300m
- 4.3 【サンヨーナイロン】ナノダックスライン アプロード GT-R nanodaX クリスタルハード 100m
- 4.4 【バリバス】ナイロンライン スーパートラウトアドバンス 100m
- 4.5 【ダイワ】プレッソデュラブラ1500 1.5-4lb. 150m ナチュラルミスト
- 4.6 【サンライン】トラウティストエリア マイスター 100m フラッシュオレンジ
- 4.7 【バリバス】スーパートラウトエリア VA-GS ナイロン 150m ナチュラル
- 4.8 【バリバス】スーパートラウトエリア SVG ナイロン 150m ナチュラル
エリアトラウトでナイロンラインを使うメリット
エリアトラウトでは、ナイロン、フロロカーボン、PE、エステルと、4種類のラインが使用されています。
中でも扱いやすいのがナイロンラインで、エリアトラウト初心者にも推奨されることが多いでしょう。
ナイロンラインは適度なハリがありつつもしなやかで、扱う上でクセが少ないラインと言えます。
PEラインやエステルラインに比べて擦れにも強いため、ショックリーダーを結ぶ必要もありません。
また、他のラインより安価であるのも一つのメリットでしょう。
加えてエリアトラウトでメリットになるのが、他のラインよりも伸びるため、魚の引きをラインが吸収してくれる点です。
管理釣り場ではバーブレスのシングルフックの使用が定められているので、バラシが多くなります。
ラインが伸びてくれれば、魚が暴れた時にラインのたるみを抑えられるので、バラシが少なくなります。
さらに、水に対して比重が小さいため、ラインに引っ張られる形でルアーのレンジやアクションがが変わることも少ないです。
エリアトラウトの基本を学ぶうえでは、非常にメリットの多いラインと言えます。
エリアトラウトでナイロンラインを使うデメリット
ナイロンラインは基本のラインとして優れていますが、より状況に合わせた釣りをしたい場合は、他のラインに劣ることがあります。
よく言われるデメリットとしては、伸びがあるために微弱なアタリなどを感じ取るのは苦手と言われることが多いです。
またハリがあるため、太いラインを使う場合、巻きグセなどの影響で軽いルアーの飛距離が劣ります。
加えて、比重が小さいために、低いレンジにルアーを送り込みたい場合、ラインがフォールの抵抗になることもあります。
こういった点を重視する場合、フロロカーボンやPE、エステルラインと使い分けるとより釣果アップに繋がることが多いです。
素材としての特性で言えば、紫外線や吸水することでも劣化するため、PEラインなどに比べると寿命が短いです。
他のラインに比べて導入コストは安価ですが、長期的に使うと交換頻度が高く、結果的に費用的な負担も大きくなるでしょう。
エリアトラウト用ナイロンラインの選び方
ナイロンラインと一口に言っても、太さの違いや商品ごとに特徴があり、どれが適しているかわからない場合もあるでしょう。
多数の商品からエリアトラウト用に選ぶ場合はどういったものを選ぶべきか、重要になるポイントを解説します。
基準の太さは3lb
エリアトラウトでは非常に細いラインを使用しますが、ナイロンラインの場合は3lbが基準になります。
3lbであれば簡単に切られることもありませんし、よく使う2g程度のルアーであれば難なく投げることができます。
初心者の方は、まずはナイロンライン3lbを購入して、リールに巻いておくといいでしょう。
ただし、1g以下のマイクロスプーンなど、軽量ルアーを中心に使う場合は、3lbだとやや太すぎて抵抗が大きいです。
基本はルアーのグラム数に合わせて、~1gは1.5lb、~2gは2lbと、細いラインも選択しましょう。
なお、軽量ルアーに合わせて細いラインを使う場合は、エステルラインなどに変えるのも一つの選択肢です。
逆に重いルアーを投げる場合は、ラインをもう少し太くても問題ありません。
細いラインで重いルアーを投げるとキャスト切れのリスクもありますし、大きいルアーで狙う大物に耐えられません。
重めのルアーを投げるなら4lb、50UPなどを狙うなら5lb以上と、重さやターゲットに合わせて選ぶといいでしょう。
これは限定的な状況なので、3lb以上を使うなら、メインのリールと別にリールか予備のスプールを用意しておくのがおすすめです。
ラインカラーの選択
ナイロンラインは、染色ではなくラインそのものに着色できるので、様々な色のラインが用意されています。
エリアトラウトは魚のスレとの闘いなので、カラーラインの影響もよく論じられる部分です。
多くの場合、ナイロンだと何色でも魚に見えていると考えられているので、そこまで深く考えなくてもいいでしょう。
色付きはもちろんのこと、ナイロンは光の透過率が悪く、透明なラインでも日光を反射して魚に見えてしまうからです。
もちろん色による微妙な影響はありますが、それよりもラインの動きが釣り人から見えやすいことの方が重要と言えます。
エリアトラウトでは、必ずしもロッドに重みが加わるアタリばかりではないため、ラインでアタリを取る必要があります。
その場合に釣り人から見えにくいラインだと、その微妙な変化がわからなくなってしまうからです。
使ってみて明らかに魚の反応に違いがあれば意識する必要はあるものの、最初は見えやすいカラーがおすすめです。
なお、ボトム付近などはカラーで釣果に影響が出ることもあるので、その場合はショックリーダーを活用するといいでしょう。
2~5回の釣行で買い換えられるコスト
ナイロンラインにもグレードがあり、高級なラインほどしなやかだったり、伸びが少ない、擦れに強いなど特徴があります。
しかしエリアトラウトで使うラインは非常に細いので、消耗も激しく、ヨレなどの影響も大きいです。
また、ナイロンラインは紫外線や吸水によって劣化もしやすく、細いラインだとその影響での強度変化も激しいです。
特別負担が大きくない使い方でも、おおよそ2~5回使ったら交換時期と考えましょう。
もし根が荒いポンドや、大型が良く掛かったり、厳寒期の釣行で使った場合は、1回で交換が必要になることもあります。
少々交換頻度は高くなるので、費用負担も考えてラインを選ぶのがおすすめです。
エリアトラウトに十分対応できる前提で安いものを選んでも、おおよそリール1巻1000円程度から選べます。
大容量の安いラインでも、慣れればエリアトラウトでも使うことはできますが、最初は避けたほうがいいでしょう。
ラインキャパシティに合わせて巻量を選ぶ
エリアトラウトでは他の釣りほど遠投せず、使用するラインの長さは短いため、小番手のリールを使用します。
また交換頻度も高いために、リールに下巻きをして、ラインの巻量を少なくしてコストを抑えることも多いです。
その場合に注意したいのが、購入するラインの巻き量です。
リールに巻く長さを考えずにラインを買ってしまうと、残りが中途半端になってしまうことも多く、無駄になってしまいます。
その分コストが悪くなるため、なるべくリールに巻くラインの量を考えて、ラインを購入するといいでしょう。
一般的に、ルアーフィッシング用のナイロンラインは、100m、150m、300mで売られています。
例えば、リールにラインを50m巻く場合は、どの長さを選んでも余りは出ません。
ですが75m巻く場合は、100mだと中途半端に25m余ってしまうため、150mか300mが適しています。
ナイロンラインをエリアトラウトで使うと交換頻度が高いですし、可能であれば300mを買っておくのがおすすめです。
エリアトラウト用ナイロンラインおすすめ8選
上記したポイントも踏まえて、エリアトラウト用におすすめのナイロンラインをご紹介します。
太さや長さなど、自分の使用状況に合わせて適したものを選んでくださいね。
【サンヨーナイロン】
アプロード GT-R トラウト スーパーリミテッド 300m
トラウト専用!スプーンの動きを邪魔しない細く太いナイロンライン
繊細さが必要なトラウトフィッシングに焦点を当てて、太さから見直したナイロンラインです。
通常のナイロンラインよりも号数あたりの強度が高いため、同じ強度を求めた時に細いラインを選ぶことができます。
細いラインは水中での抵抗が少ないため、エリアトラウトで使用する小型スプーンもスムーズにアクションすることができます。
クリアなので視認性は劣りますが、ナイロンラインでもより繊細な釣りをしたい方におすすめです。
【サンヨーナイロン】
アプロード GT-R ピンクセレクション 300m
GT-Rの真骨頂!滑らかで強く視認性のいいベーシックタイプ
アップロードGT-Rシリーズ一番人気の、ピンクに着色されたナイロンラインです。
非常に性能のバランスがいいラインで、しなやかながら擦れ耐性も強く、適度に目立つピンク色で、視認性も抜群です。
筆者もエリアトラウトでよく使用していますが、抵抗なくルアーが飛びますし、コスパもいいので基本のラインとして重宝しています。
号数のラインナップも幅広く1.5lbから用意されているので、好みに応じて選べるありがたいラインです。
【サンヨーナイロン】
ナノダックスライン アプロード GT-R nanodaX クリスタルハード 100m
低伸度でしなやか!ナイロンラインがナノテクノロジーで進化
ナノテクノロジーにより進化した、アングラーに第5の選択肢を与える新感覚のナイロンラインです。
フロロカーボンと同じ伸度なので、ナイロンの伸びが弱点になるシーンでも扱えるようになりました。
比重は通常のナイロンと同じなので、過度に沈んだり浮いたりすることはなく、擦れ耐性も通常のナイロンに劣りません。
エリアトラウトでは、感度が必要で浅いレンジを攻めるシチュエーションに強いので、フロロカーボンと使い分けるといいでしょう。
【バリバス】
ナイロンライン スーパートラウトアドバンス 100m
ナーバスな魚にもマッチ!低視認性のミスティーブラウン
トラウトフィッシングの繊細さを重視し、シビアな状況にも対応できるよう設計されたナイロンラインです。
VA-G製法により強度あたりの号数を細くし、よりアクションやキャスタビリティを向上させています。
茶色みがかったミスティーブラウンカラーは、水中での視認性を低下させ、ナーバスな魚の警戒心も最小限にしてくれるでしょう。
この特性を活かして、エリアトラウトではラインが目立ちがちなボトム付近まで広く探りたい方におすすめです。
【ダイワ】
プレッソデュラブラ1500 1.5-4lb. 150m ナチュラルミスト
耐摩耗性1500%アップ!!トーナメントシーンにもマッチするナイロン
ダイワのエリアトラウト専門ブランドプレッソの名を冠し、競技性の高い釣りにも対応できるナイロンラインです。
ナイロンは元々擦れに強いラインですが、このラインはさらに耐摩耗性を15倍に高めており、細糸も安心して使用できます。
また、適度に低伸度な設計になっており、伸びによる感度の低下を抑えているのも特徴です。
強度や耐久性を重視したうえで、攻めの釣りにナイロンラインを使用したい方も満足できるラインでしょう。
【サンライン】
トラウティストエリア マイスター 100m フラッシュオレンジ
高視認なのにリーダー不要!1本2色のステルスリーダー設計
目視でアタリが取れる高い視認性を確保しつつも、リーダーを繋ぐ必要がない便利なナイロンラインです。
通常、ナーバスな魚にはカラーラインにリーダーを取り付けますが、このラインは先端がステルスブラックになっています。
これによりリーダーを結束する必要がなく、結束による強度低下や結び目の抵抗を生む心配がありません。
1回1巻きなのでコストは劣りますが、リーダーのデメリットと手間を抑えた利便性は試す価値ありのラインと言えます。
【バリバス】
スーパートラウトエリア VA-GS ナイロン 150m ナチュラル
よりレンジを刻むために!ナチュラルに沈む親水性コーティング
他のラインにはない水馴染みという武器を与えられた、新感覚のエリアトラウト用ナイロンラインです。
ナイロンなどモノフィラメントラインは、表面張力に負けてラインが不自然に浮いてしまうことがあります。
VA-GSはライン表面に親水性コーティングを施しており、素直に沈んで素直にルアーを沈ませることが可能です。
これによりレンジキープ力が上がるので、レンジが最重要になるエリアトラウトで非常に武器になるラインと言えます。
【バリバス】
スーパートラウトエリア SVG ナイロン 150m ナチュラル
高浮力設計!撥水コーティングで浮くことを武器に出来るライン
SVG製法により強く、加えて撥水コーティングでさらなるメソッドに対応できるエリアトラウト専用ラインです。
撥水コーティングの効果で表面に浮こうとするので、ラインスラッグを作りやすく、魚の食い込みを向上させられます。
また、スローに引いてもスプーンが沈みすぎないため、シビアな状況の理想のレンジキープも可能にします。
基本のラインとしてではなく、ナイロンラインでよりでシビアな状況に対応したい方に選んでほしいラインです。
エリアトラウト用ナイロンラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方