エリアトラウトでは刻一刻と状況が変わり、活性も必ずしもいいとは限りません。
釣果を上げるためには低活性を攻略するのも鍵で、そのポイントとなるのがスプーンをはじめとしたルアーチョイスです。
アクションやカラー、シルエットなどを低活性に合わせることで、より釣れる確率を上げることができます。
そこで今回は、エリアトラウトの低活性攻略に焦点を当てて、スプーンの選び方やおすすめモデルをご紹介します。
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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エリアトラウトで釣れない!なぜ活性が低い理由は?
管理釣り場はポンド、つまり閉鎖された池の中で魚が生活するため、外的な要因が魚の活動に大きく影響します。
特に水温の変化や給餌のリズムなどにより、魚の活性は大きく変わります。
これらの要因に関しては、アングラーでもおおよそ把握しながら対応することができるでしょう。
また、昨今多くの管理釣り場でキャッチ&リリースが増え、魚の活性が落ちやすい状況にあります。
キャッチ&リリースだと、魚がルアーを見たり食いつく経験が多くなり、ルアーを見切って食いつきにくくなるのです。
それでも捕食する本能はあるので、やる気のない魚でも食いつくような、ルアーチョイスが重要になるというわけです。
エリアトラウトで低活性時のスプーンの選び方
エリアトラウトの低活性を攻略するには、やはり定番のルアーであるスプーンを使いこなすことが重要です。
では低活性を攻略するにはどのようにスプーンを選ぶべきか、ポイントを解説します。
ハイアピールから引き算でルアーを選ぶ
結論から言えば、エリアトラウトで魚が低活性な時は、アピール力の低いルアーが有効になります。
やる気のない魚はハイアピールなものは嫌って、ルアーを避けてしまうことが多いからです。
ただし、低アピールなルアーは魚の捕食のスイッチを入れる力も低く、アピール力が低すぎるとヒットに至りません。
このため、いきなり低アピールなルアーから始めると、少ないチャンスを逃してしまうことにもつながります。
エリアトラウトのスプーン選びの基本は、ハイアピールなものから引き算して考えることです。
徐々にアクションやカラー、サイズを落としていき、魚の活性にマッチするものを探しあてるというわけです。
明らかに低活性な場合、一番ハイアピールなものから始める必要はありませんが、引き算していく法則は守ったほうがいいでしょう。
ウォブンロールやローリング系がおすすめ
ルアーは、テールを大きく振るウォブリング系、ボディを旋回するローリング系、そのどちらも持つウォブンロール系があります。
スプーンのアクションも分けて設計されており、使い分けのポイントの一つになります。
一般的に、ウォブリング系は高活性、ローリング系は低活性に強いと言われ、ウォブンロール系はその中間です。
つまり低活性時あれば、ウォブリング系よりは、ウォブンロール系やローリング系がマッチしやすいというわけです。
同じウォブリング系やローリング系でも、アクションのピッチやふり幅に違いがあり、それでも魚の反応が変わります。
同系アクションでも手数を用意しておくことで、よりマッチしたスプーンを選びやすくなるでしょう。
加えてリトリーブの対応力も重要で、活性が低い場合はよりスローリトリーブに対応しやすいものが適しています。
つまりアクションの選び方は、ウォブリング系からローリング系へ、ファストリトリーブからスローリトリーブへ変化させるのが有効です。
カラーは地味系に落としていく
管理釣り場のスプーニングでは、じっくり魚にルアーを見せるため、カラー選びも非常に重要です。
派手なカラーは素早く動かしても活性の高い魚の目に付きやすく、地味なカラーはじっくり見せても見切られにくくなります。
決まりはありませんが、蛍光やメタリック、暖色系、寒色系、からしやオリーブ、黒といった順に使い分けることが多いです。
色の組み合わせなどによっても反応は変わるので、細かな使い分けは経験則を元に判断する必要があります。
最初は使い分けが難しいですが、簡単に言えば人間の目にやさしい色は低活性に適していると覚えておくといいでしょう。
ただし、活性が低いから必ず地味系が効くというわけではなく、状況によってはやや派手目で低活性を狙うこともあります。
水の濁りや底の色、草木の色などの影響もありますし、低アピールアクションに派手目の色が合う場合も多いです。
カラーについても、少し派手目から試して、ヒットカラーを探る方法を取るといいでしょう。
スローに強いスプーンを選ぶ
低活性にマッチさせるにはリトリーブスピードも重要で、なるべく見切られないようスローに動かす必要があります。
スローリトリーブだと、ファストリトリーブよりもルアーが動きにくくなるため、低速域に強いルアーを選ばなければいけません。
スプーンの場合、形状を変えるのも一つの方法ですが、重さを変えることでもリトリーブスピードへの対応力が変わります。
自重が軽ければその分動きが出やすくなるので、同じスプーンでも軽量なものはスローに誘いやすいことが多いです。
少しだけアピール力に変化を付けたいなら、アクションやカラーが似通った軽いスプーンを選ぶのも選択肢になるでしょう。
シルエットを変えずにスローに対応したい場合は、アルミなど低比重の素材を選ぶのもおすすめです。
ボトム付近に強いルアーも用意しておく
ポンド型の管理釣り場では、活性が低くなると、ボトム付近に魚が集まる傾向があります。
警戒心が高まると底に身をひそめたり、、水温が高くなり冷水の底層にレンジを下げるなど、低活性時は様々な理由でレンジを下げます。
深さのある管理釣り場のポンドでは、水深数メートルになることもあるため、ボトム用のルアーを用意しておく方が効率的です。
通常のスプーンでも沈むのを待つか、重めのスプーン使ってボトムを攻めることは可能です。
ただし、フォールを活かせなかったり、ラインに角度が付くと泳がないなど、上手く誘うのは難しいでしょう。
ボトム用に設計したものであれば、スムーズにボトムを取り、フォール姿勢にもヒットすることが多く、アクションも付けやすいです。
種類はそこまで必要ありませんが、ワレットに1種類は備えておくようにしましょう。
使用可能なら縦釣り系も
エリアトラウトでは渋い状況に強い釣り方があり、それが縦釣りと呼ばれるスタイルです。
縦釣りは通常のスプーニングと違い、リトリーブではなくフォール主体で魚を釣る方法です。
使用するスプーンは一般的なものと違い、投げて落とすことを前提に作られており、タックルも専用のものが使われます。
管理釣り場の魚は主食が配合飼料のペレットなので、それに近い動きをするフォール系スプーンへの反応がいいです。
渋い状況でも餌と間違って食ってくることが非常に多く、レンジもルアー任せなので、効率的に釣ることができます。
一方で、縦釣り用ルアーはサイズ制限に引っ掛かる場合も多く、縦釣り自体を禁止していることも多いので注意しましょう。
エリアトラウトの低活性に強いスプーンおすすめ8選
上記したポイントを踏まえて、低活性のエリアトラウトで試してほしいおすすめのスプーンをご紹介します。
管理釣り場のレギュレーションやタックル構成なども見合わせながら、扱いやすいルアーを選んでくださいね。
【ダイワ】
プレッソ イヴ 激アツ 2.5g
重くてもスローに誘える!低活性だからこそ選びたい2.5g
コンパクトなシルエットは崩さず、厚みを増したことで重さを稼いだ激アツスプーンです。
通常は重めだとスローな誘いが苦手になりますが、このモデルはリトリーブの対応力が良く、スローリトリーブにも対応できます。
重めなので飛距離を稼げますし、低活性でポンドの中心に潜む魚や、深場を素早く狙い打ちしたい場合にも扱いやすいでしょう。
重めのスプーンは低活性時以外にも威力を発揮するので、ぜひ用意しておくのがおすすめです。
【シマノ】
カーディフ ロールスイマー 0.9g
オールレンジOK!クセのないロール系スプーンで低活性対応
安定した使い心地で、オールラウンドに使用できる万能型のスプーンです。
低活性専用設計ではないものの、デッドスローリトリーブでも滑らかにロールするアクションは、低活性魚にもマッチします。
レンジへの対応力もあり、表層付近からボトム付近までレンジを選ばずアクションを起こしてアピールできます。
使い方によっては高活性にもスイッチを入れられるので、ワレットのメインスプーンとして用意しておいてもいいでしょう。
【ロデオクラフト】
ジキル ジュニア 0.9g
ローアピールリトリーブとアクションで食わせる技巧派スプーン
スプーンでありながら、アクションを織り交ぜることで低活性な状況を打破できる、技巧派アングラーにおすすめのモデルです。
リトリーブでのアクションはローアピールで、これももちろん低活性な状況にマッチします。
またロッド操作でアクションさせやすいため、動きに変化付けることで捕食のスイッチを入れるのが非常に有効です。
やや玄人好みのスプーンではありますが、使いこなせば非常に有効に、低活性でも狙って釣ることができるルアーです。
【なぶら屋】
アキュラシー 0.6g
こだわりのアクション!見える魚も食いつく魅惑のアピール
低活性な状況にも焦点を当て、派手過ぎずともしっかりアピールできる、非常に完成度の高いスプーンです。
リトリーブでは、デッドスローでもしっかり泳いでアピールするので、じっくり見せつつ見切らせないアクションに仕上がっています。
また、揺れながらフォールするバランスで、微妙な上下の動きも活かしながら釣ることができます。
特にルアーへの見切りが早い、表層付近を漂うように泳ぐ低活性の魚に対しても釣果が期待できるおすすめルアーです。
【フォレスト】
チェイサー 0.6g
低活性にベストマッチ!タフにマッチするタイトアクション
絶妙なバランスが引き起こす微波動で、擦れた魚を警戒させずヒットに持ち込めるスプーンです。
センターリッジ形状によりタイトなローリングアクションでスイムして、微波動を引き起こします。
視覚のみに頼らずアピールできるので、より低活性の魚が嫌わずにヒットに至る確率を上げてくれるでしょう。
アクションの安定性もよくレンジへの対応力もあり、特別な技術が必要なくとも良さを活かせるルアーだと言えます。
【ジャッカル】
ティモン ティーグラベル 26mm 2.8g
リアフックでもアピール可能!ボトム攻略特化の専用スプーン
低活性でボトムに潜む魚を狙い打ちできる、ボトム攻略特化型のスプーンです。
ある時期からスプーンのフロントフックが禁止される風潮になり、スプーニングでのボトム攻略が困難になっていきました。
そこでティーグラベルは、リアフックを付けてもボトムバンプやずる引きしてもフッキングできるよう設計されています。
2.8gは特に深さがあるポイントや、ポンドの中心に向かって深くなり、遠投したいポイントで威力を発揮します。
【ムカイ】
ペレスププラス 2.3g
引いてよし落としてよし!管釣りトラウトの食性に訴えるルアー
ペレットを模したシルエットでフォールでの釣りと、リトリーブでの誘いも可能にした万能なスプーンです。
ボディ本体は透明樹脂で、丸いウエイトを設置し、シルエットはペレットでスイムアクションも出せる設計になっています。
魚がボトムに付いているときはフォールでの釣り、シャロー付近に魚が溜まっている場合はリトリーブで誘うことができます。
低活性時のボトムの釣りはもちろん、小さいシルエットを活かしたリトリーブでも釣ることができる便利なルアーです。
【ロブルアー】
バベル 1.0g
縦釣りルアーの元祖!ふらふらフォールで低活性魚を魅了
フォールアクションで魚を釣る、縦釣りのために開発されたルアーの元祖ともいえるモデルです。
キャストしたら糸ふけを取り、フォールさせてアタリを待って、ヒットしなければ大きくリフトさせまたフォールさせてを繰り返します。
一時期は名指しで禁止となった管理釣り場もあるほどで、その実績は折り紙付きです。
フォールを待つのでテンポのいい釣りはできませんが、縦釣りOKの管理釣り場で低活性を攻略するなら、ぜひ試してみましょう。
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