リールは釣り方に合わせて選択しますが、スピニングリールは番手によって用途に合わせたサイズを選ぶことができます。
中でも、昨今ライトゲーム人気もあってよく悩まれるのが、2000番と2500番の違いでしょう。
糸巻き量など分かりやすい違いもありますが、飛距離や使い勝手には影響があるのでしょうか。
そこで今回は、スピニングリールの2000番と2500番の違いについて、スペックや実際に使用した際の違いについて解説します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
- 全国10都道府県へ遠征
北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
目次
2000番と2500番リールの違いは?
2000番と2500番はサイズが違うことは予想できますが、使用に際して具体的にどういった違いがあるのでしょうか。
スペック上の違いはもちろん、使用感にも違いがあるので、それぞれ解説します。
糸巻き量(ラインキャパシティ)
スピニングリールの番手の差で、一番わかりやすいのが糸巻き量(ラインキャパシティ)でしょう。
番手が大きいほどスプール形が大きいため糸巻き量が多くなり、加えてスプールの溝の深さによって糸巻き量が変わります。
なお、2000番や2500番は、スプールの外形の関係で溝の浅いシャロースプールが多いです。
シマノのスピニングリールを例に取ると、PEライン1号が2000番(C2000S)で80m、2500番(2500S)で120mとなっています。
シャロースプールでない2500番の場合、PEライン1号は320mと、大幅に糸巻き量が多くなります。
番手と糸巻き量の関係には標準規格のようなものはないので、各モデルのスペック表を確認して購入すると安心です。
ボディサイズ
基本的に、どのメーカーでも2000番と2500番のスピニングリールでは、ボディの大きさが違います。
違うのが当たり前だと思うかもしれませんが、実はスプールの径が違ってもボディを流用している場合があるのです。
例えばダイワであれば1000番と2000番は同じボディで、シマノはCと付く番手は一つ下の番手と共通ボディになっています。
つまり、シマノの場合はC2000番は1000番と共通、2500番はC3000番と共通のボディということになります。
2000番と2500番のボディの違いによって生まれる注意するべきスペックの違いはドラグ力です。
ボディが大きいとドラグ力が強くなることがあり、太い糸や大型魚に対応しやすくなるので、チェックしておくといいでしょう。
自重の差
基本的に番手が大きくなるとボディとスプールのサイズが大きくなるため、リールの自重に差が生まれます。
リールの重さは使い勝手に直結するので、基本的には必要最低限の番手に抑えるのが望ましいです。
2000番と2500番の場合、重量の差はそう大きくないですが、低グレードの場合は注意が必要です。
例えばダイワの最上位機種のイグジストの場合、LT2000S-HとLT2500S-Hの重量差は5gです。
一方、低価格帯のクレストでは、LT2000とLT2500で20gの差があります。
20g違うと持ってわかるほどの差なので、大は小を兼ねる感覚で大きい番手を選ぶのは避けたほうがいいでしょう。
最大巻上長
番手の違いは、ラインを巻き取るスピードにも影響します。
スピニングリールは、ハンドルを回してベールが回転することで、スプールにラインを巻きつけていく構造です。
つまり、スプール径が大きければベールが1回転したときにたくさんラインを巻くので、巻き取り量が多くなるのです。
ハンドル1回転あたりの最大巻上長は、シマノのスピニングリールの場合、C2000Sで69cm、2500Sで75cmとなっています。
つまり同じ感覚で巻いてきた場合、2500番は2000番より早くルアーが泳ぐことになります。
ギア比に加えて、スプール径によるアピールの違いも意識して釣ると、より的確なアクションができるようになるでしょう。
飛距離の出しやすさ
スペックの違いは上記した通りですが、実際に使用したときに無視できないのが飛距離への影響です。
同じロッド、同じライン、同じルアーを使っても、実はリールの違いによって飛距離にも差が生まれることがあるのです。
影響するのがスプール径で、ラインの巻きグセの付き方がスプール径によって変わることが飛距離に影響します。
巻きグセを伸ばしながら飛ばすことになるので、巻きグセが強く付きやすい小径スプールは遠投で不利になることがあるのです。
重い仕掛けを使用する場合は、仕掛けがラインを引っ張ってくれるので影響は少ないです。
ただし2000番や2500番を使うのは主にライトゲームなので、軽いルアーを使うほどその影響が大きくなるでしょう。
2000番リールおすすめ3選
コンパクトで軽快に使える2000番のスピニングリールのおすすめモデルをご紹介します。
渓流トラウトエリアトラウト、アジングやメバリングを楽しみたい方はこちらをチェックしてくださいね。
【セドナ】
23 セドナ(C2000SHG)
エントリークラスを超えた巻き心地!入門機におすすめのハイコスパ
アンダー一万円の安価なモデルですが、スムーズな巻き心地と確実な動作で、安さを感じさせないおすすめのスピニングリールです。
ハイギアでも重さを感じさせないスムーズなリーリングは、ルアーゲームにも十分対応できます。
耐久性や防水性関しては上位機種に劣るので、2000番をおかっぱりで使うアジングやメバリングに適しているでしょう。
これから釣りを始めたいという方へ、安くても道具への不満を感じさせずに楽しめるリールです。
【シマノ】
21 アルテグラ(C2000SHG)
最新機能を盛り込み大幅に進化!ミドルグレードの大人気モデル
1万円台で購入できる手ごろな価格ながら、上級者も認める動作性と剛性感が魅力のスピニングリールです。
このクラスになれば巻き心地はもはや言うことはなく、繊細なエリアトラウトにも十分対応可能です。
また、防水性を高めるXプロテクトも取り入れているので、水濡れしても劣化や破損に繋がりにくくなっています。
渓流トラウトなど、リールが水濡れをしそうなシチュエーションでは、これ以上のクラスのリールがおすすめです。
【ダイワ】
20 ルビアス(FC LT2000S-XH)
軽量で高感度!巻き感度が必要なライトで繊細な釣りにも対応
軽量化を重視したLTモデルの中でも、より軽量化を図ったフィネスカスタムのスピニングリールです。
自重は150gとかなり軽量な設計になっており、ショートキャストを繰り返す釣りでも疲れを感じさせません。
エアローターの効果により巻き感も軽く、ハンドルに伝わる抵抗感でアタリを察知することができます。
マグシールドで防水性も高く、2000番のリールが必要なほとんどの釣りにマッチするリールと言えます。
2500番リールおすすめ3選
ライトな釣りにマッチしながらラインキャパシティに余裕がある、2500番のおすすめモデルをご紹介します。
バスやライトソルトゲーム、本流トラウトなどを楽しみたい方は、こちらをチェックしてくださいね。
【アブガルシア】
スーペリア(2500S)
安いのに高剛性!パワーファイトにも対応するハイコスパモデル
低価格帯としては珍しく金属製のボディを採用し、パワーが必要な釣りを楽しみたい方にもおすすめのスピニングリールです。
筆者も所有しているモデルで、他社に比べると巻き感は価格なりですが、ノーマルギアモデルであれば気にならないレベルでしょう。
金属製ボディの剛性感は素晴らしく、大型のアイナメなどロックフィッシュとのファイトにも不安なく対応できます。
2WAYドラグシステムも搭載し、大物も視野に2500番のリールを使いたい方におすすめです。
【ダイワ】
23 レガリス(LT2500S-XH)
安さを感じさせない完成度!本格的なルアーフィッシングにも
上位機種で培った技術や素材をフィードバックし、価格を抑えながらも満足度の高いスピニングリールです。
ZAION V製AIRDRIVE ROTORの効果で、ハンドルの巻初めが軽く、ハンドルを止めるときも違和感なく操作できます。
本体重量も185gと抑えられており、ロッド操作でのルアーアクションでもストレスを感じないでしょう。
少ない予算でしっかり使えるスピニングリールが欲しい方におすすめです。
【シマノ】
23 ストラディック(C2500SXG)
なんでも狙えるバランス設計!進化したドラグで大型魚も狙える
高い剛性にスムーズな巻き心地、内部構造も刷新し、何を狙っても対応できる万能型のスピニングリールです。
フラッグシップモデルからフィードバックした新機構を採用し、より滑らかで、より強いリールに仕上がっています。
中でもドラグの耐久性は大幅に向上し、スムーズな送り出しと長時間のファイトにも対応できるようになりました。
本格的に釣りを楽しみたい方が、メインタックルに使っても不足や不満のないリールと言えるでしょう。
スピニングリールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方