イソメやゴカイなどの生きた虫エサは、よく釣れるので投げ釣りなどではマストな釣り餌です。
しかし活発に動くので掴みにくいですし、ヌメリがあるとなおさらで、正確な針付けが難しい場合もあるでしょう。
そんなときの便利なのが滑り止めで、生きた虫エサに添加することで滑りにくくなり、針付けの作業がしやすくなります。
そこで今回は、虫エサに使う滑り止めについて、おすすめ商品やコスパに優れる代用品など徹底解説します。
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
虫エサ(イソメ・ゴカイ)に滑り止めを使うメリット
イソメなどの生きた虫エサは、カレイなどの投げ釣りや、ちょい投げのハゼ釣り、ぶっこみのシーバスなど、定番の釣り餌です。
そういった餌を使った釣りでは、餌が取れてしまったり、しっかり針を飲ませるために、針に正確に刺すことも重要です。
しかし生きたイソメやゴカイは活発に動きますし、表面が滑るので正確なハリ付けが難しいこともありますよね。
滑り止めのパウダーを使うことでヌメリを抑えられるので、正確な針付けが可能になります。
また、スムーズに餌付けできれば餌が弱るのも防げますし、釣果アップにつながるのもメリットです。
虫エサ(イソメ・ゴカイ)の滑り止めに使える粉!代用品も!
虫エサ用の滑り止めは、各社から様々な商品が発売されていますが、代用品でも効果的なものがあります。
専用品よりコスパに優れるものもあるので、どういったものが使えるか解説します。
石粉・卵殻粉
虫エサの滑り止めとしてよく売られているのは、石粉と呼ばれるものです。
本来石粉は岩石などを削った粉のことですが、滑り止めには鶏卵の殻を粉にしたもの(卵殻粉)が主に使われています。
価格が安く、水を含んでもねばつきにくく粘土状になるため、滑り止めとしては最適な素材の一つです。
デメリットは、直接虫エサにまとわせると弱らせてしまうことがあるため、都度付けるか、指に付ける必要があることでしょう。
指に付けた場合、使用後にロッドやリールを触るときは手を拭う手間が発生するので、手返しは少々悪くなります。
ホタテ粉
ホタテ粉は、ホタテの貝殻を乾燥させて砕いた粉のことです。
見た目は石粉に近いですが、石粉よりも粒子が荒く、虫エサを弱らせにくいメリットもあります。
このため、餌箱に入れた虫エサに振りかけて滑り止めとして使用できます。
弱アルカリ性で人体にも無害ですし、元々海にあったものでもあるので、環境負荷が小さいのもメリットでしょう。
石粉に比べると種類は少ないですが、大手釣り具メーカーから商品されていますし、掃除用品などとしても売られています。
片栗粉
餡かけの材料などとして使う片栗粉も、虫エサの滑り止めとして使うことができます。
イソメに振りかけることでヌメリを軽減し、滑りにくくなります。
石粉のようにイソメを弱らせにくく、家庭にあるものなので代用品としても優秀でしょう。
ただし、水分量が多い虫エサに使用すると片栗粉がクリーム状になり、むしろ滑りやすくなるリスクもあります。
逆にその特性を活かし、虫エサに片栗粉を多めに振りかけて、片栗粉で水分を吸い取るような使い方も可能です。
小麦粉
片栗粉と同様に、小麦粉でも虫エサの表面のヌメリを軽減することができます。
小麦粉も虫エサを弱らせにくいですし、家庭にあるものを代用できるので、コスト面でも優秀です。
ただし片栗粉にもまして水が混ざると滑りやすく、石粉やホタテ粉に比べると防滑性は大きく劣ります。
デュラムセモリナ粉ならあらびきなので軽減できますが、価格が高いので、石粉やホタテ粉を買ったほうがいいでしょう。
塩
家庭にあるものでも、特に効果が高い滑り止めになるのが食塩です。
食塩を振ることで表面のヌメリを強力に落としてくれるので、ほとんど滑らなくなります。
100均でも手に入りやすいので、瓶入りのものを用意してタックルボックスに入れておくのもいいでしょう。
ただし、水分が抜けることで虫エサが弱ってしまい、絞めてしまうこともあるのがデメリットです。
虫エサの活きが重要になる釣りでは片栗粉などに少し混ぜる程度にするか、他の滑り止めを使うのが安心です。
木くず
イソメにはバーミキュライトという木くずが入れて売られていますが、滑り止めとしての効果もあります。
元々入っているバーミキュライトはイソメが出したヌメリを含んでしまっているので、交換することで滑り止め効果を得られます。
バーミキュライトは粒子が大きいので、せっかく交換するなら少し細かいものに交換するといいでしょう。
昆虫飼育用マットとして売られているものなら入手しやすいので、その中から比較的乾燥し、粒子の細かいものがおすすめです。
粉末集魚剤
釣り餌のアピール力を高めるために入れる集魚剤も、虫エサの滑り止めとしての効果が期待できます。
もちろん集魚力を固める効果も期待できるので、釣り餌としてはこれ以上ないメリットでしょう。
最近は石粉など滑り止め配合の集魚剤もあるので、そういったものを選ぶのもおすすめです。
もし集魚剤そのものを使用する場合は、魚粉のように脂質が多いものよりも、エビ粉などのほうが滑り止め効果は高いです。
虫エサ(イソメ・ゴカイ)の滑り止め5選
上記したポイントを踏まえて、おすすめの虫エサ用滑り止めをピックアップしてご紹介します。
滑り止めと同時に釣果アップにつながるアイテムも紹介するので、爆釣を目指す方はぜひチェックしてくださいね。
MEIHO イソメの友
容量 | 15g |
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主成分 | 植物性天然成分 |
他社ではあまり使われていない、水棲の単細胞植物が原料の滑り止め剤です。
石粉のようにアルカリ性ではないので肌にもやさしく、虫エサへの負担も少ないので、振りかけて使っても問題ありません。
あまり見かけない商品ですが投げ釣り師からの評判は良く、見つけたらぜひ一つ買って試してほしいアイテムです。
豊勝 キラキラ石粉 金 ボトルタイプ KI-11
容量 | 200g |
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主成分 | 日本産微粒子石粉 |
滑り止め効果の高い石粉に、光るラメを配合し、反射による集魚効果を高められる滑り止め剤です。
金以外にも、赤や緑、ミックスタイプのラメもあり、カラーへのこだわりも感じられます。
イソメなどは視覚効果によるアピールも重要になるので、そこにプラスワンの集魚効果を加えたい方におすすめです。
マルキュー グリップパウダー
容量 | 6パック入り |
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主成分 | 鉱物、魚粉、セルロース |
石粉に魚粉などを配合し、滑り止めと釣果アップを手軽に行える滑り止め剤です。
対応する虫エサはイソメやジャリメ、マムシにコガネムシ、ミミズまで対応するので、川釣りにも使えます。
小分けなので劣化を防ぐこともできますし、価格も手ごろなのでタックルボックスに一つ入れておきたいアイテムです。
マルキュー 塩ニンニク 3462[25]
容量 | 750g |
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主成分 | 香辛料、食塩、マッシュポテト、セルロース、香料 |
塩によるヌメリ取りと身締め効果、ニンニクパウダーによる集魚効果も得られる集魚剤です。
身締めのために大量に塩分が入っていて、ヌメリからも水分が奪われるので表面が滑りにくくなります。
長期的にまぶしておくと弱ってしまいますが、逆にまぶしてしばらく置いておくことで水分を抜ききり、塩イソメに加工することも可能です。
ダイワ アミノXバザーズワームパウダーシュリンプ
容量 | 175g |
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主成分 | アミノ酸・卵殻粉末・オキアミミール ・デンプン・セルロース・香料 |
本来はワームなどソフトベイト用の滑り止め&集魚剤ですが、イソメ用としてもおすすめの商品です。
魚の好むアミノ酸を数種類凝縮しているので集魚力が高く、卵殻粉の効果で滑りを抑えてくれます。
集魚剤の成分が多めで塩は配合しておらず、比較的イソメも弱りにくいので、餌箱に入れて用意するのにも向いています。
まとめ
虫エサは釣りのお供ですが、針付けするのが難しいこともあり、そんな時は滑り止めの出番です。
コスパに優れるものから、釣果アップに繋がるものまであるので、ぜひいろいろと試して虫エサで爆釣を目指してくださいね。
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