初心者の方が釣りを行う上で、どのサイズのリールを選択すればいいか迷う方も多いのではないでしょうか。
近年では国内メーカー2社のシマノとダイワのリールサイズ表記が同様になり、初心者の方にも選び易くなってきました。
ターゲット魚種ごとに向いているリールのサイズが異なってきますが、海釣りでルアーフィッシングを行う場合は、スピニングリールの4000番のハイギアタイプが最も汎用性が高いモデルです。
ここではそんな4000番サイズのリールの中でも安くてコスパの高いおすすめをご紹介していきます。
- 元釣具屋店員
- 釣り歴21年
- 大会出場経験あり
物心付いた頃から釣りを始め、基本的にルアーでターゲットとなる魚は、淡水、ソルトに関わらず狙っています。年間を通して釣れる魚を日々追って、長期連休時は遠征釣行も行っています。当面の目標は100㎏オーバーのクロマグロ、キングサーモンを釣り上げる事です。
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目次
4000番のスピニングリールの用途や使い道、魚種は?
シーバスゲーム、サーフゲーム
主にPEライン:0.8~1.5号を使用するシーバスゲームの中でも、河口エリアやサーフ等のオープンエリアで活躍するサイズです。
シーバス以外にもヒラメやマゴチ等のフラットフィッシュを狙うのも最適で、不意の大物とのファイトでもボディサイズからくる安定のファイトが可能です。
ライトショアジギング
手軽さと狙えるターゲート魚種の豊富さから近年人気急上昇中のライトジギングゲーム。
主に60gまでのメタルジグを使用した比較的手軽なジギングですが、シーバスゲームと比較すると使用するルアー重量が重くなる為、リールへの負担や巻き取りパワーが必要になります。
またヒットする魚も真鯛や青物等の回遊魚もヒットすることがあるので、4000番サイズ以上の巻き取りパワーは必要不可欠です。
4000番のスピニングリールの下巻きラインについて
現在ではルアーフィッシングの多くはPEラインが使用されることが圧倒的に多いです。
4000番クラスのリールでは、ラインキャパシティ上、スプーンに下巻きラインを巻いてかさ上げする必要があります。
下巻き量は下巻きに使用するラインの太さによって変わりますが、PEラインを巻き切った際、スプール目一杯に巻かず9割程度にするとキャスト時のライントラブルを低減できます。
またPEラインを直接スプールに巻くとラインが滑り、ドラグを掛けてもラインが滑り出てしまう事がありますので、必ず5~6巻き程、ナイロンラインを下巻きに巻きましょう。
4000番のスピニングリールの選び方
4000番のスピニングリールを選ぶときには、自分が求める性能を満たしているのか、しっかりチェックする必要があります。
ギア比
4000番のスピニングリールはパワーギア、ノーマルギア、ハイギアの3つに別けられ、釣りにあわせて選択する必要があります。
パワーギアはギア比が低いので楽巻きしやすく、重いルアーや仕掛けの操作に適しています。
ノーマルギアはパワーギア、ハイギアの中間に位置し、どんなジャンルの釣りでもオールマイティに使えるのが魅力です。
ハイギアはギア比が高いため、ラインの回収が早く巻き感度にも優れているので、ルアー釣りを楽しむ方におすすめします。
重さ
スピニングリールの重さはロッドの操作性に大きく影響するので見逃せない要素です。
ボディにマグネシウムやカーボンを織り交ぜた素材を使ったものは、軽いだけでなく強度にも優れています。
軽いリールは操作性を高めるだけでなく、ランガン主体の釣りを楽しんでも移動による疲れを軽減してくれます。
そのため、重さ270g以下の軽い4000番のスピニングリールを選ぶことが大事です。
ドラグ性能
4000番リールは大型の魚を掛ける釣りに適しているので、ドラグ性能が高いものを選ぶ必要があります。
低速から滑らかに効くドラグは、魚を必要以上に刺激しないので、やり取りが楽になります。
また、耐久性の高いドラグを搭載したものは、細いラインで時間を掛けて魚を寄せても焼き付くことがありません。
高性能なドラグを搭載したものほど、ファイト中の微調整も必要なくなるので、やり取りに集中できます。
スプールの形状
ボディサイズが4000番のスピニングリールでも、それぞれ糸巻き量が異なっているので注意してください。
釣りのジャンルにあわせた量の糸を巻いておかなければ、1回のラインブレイクで釣りを続行できなくなります。
最近はラインの進化により細いラインを使う機会が多くなってきたため、シャロースプールを搭載したものが主流となってきました。
そのため、購入時には何号のラインがどれだけ巻けるのかを必ずチェックしてください。
ギアの精密性と強度
スピニングリールの使い心地を大きく左右するのが、心臓部であるギアの特徴です。
高度なマシンカット技術によって作られたギアは、精密に噛み合うのでノイズが少なくなります。
また、巻き心地も滑らかになるため、巻き感度が求められるルアー釣りに最適です。
素材はシマノの「HAGANEギア」のように頑丈なものが適しており、大物とのやり取りでも破損を気にせず使えます。
【シマノ】4000番のスピニングリールおすすめ5選
【シマノ】
サハラ(4000XG)
国内釣り具総合メーカーであるシマノが販売するエントリーモデルもスピニングリールです。
エントリーモデルながらシマノ独自の技術である「X-SHIP」や「HAGANEボディ」を搭載し、本格的な作りで初心者の方の最初の1台としては高性能且つ非常にコスパの高いモデルとしておすすめできます。
シーバスやサーフゲーム、ライトショアジギング等幅広いシーンで活躍するモデルですが、リール強度がそれほど強く無い為、大型サイズとの強引なファイトをすると破損したり、不具合が起きたりすることもある為、より本格的な釣りをしたい方はよりハイクラスのリールをおすすめします。
【シマノ】
ナスキー(4000XG)
シマノのエントリーモデルのスピニングリールの中で、サハラシリーズよりワンラック上のモデルです。
実売価格1万円程でありながら、シマノ特有のしっとりした巻き心地が感じられ、ドラグ性能やソルトウォーターでの使用では必要不可欠な防水性能等が搭載されており、より快適に釣りをすることが出来ます。
PE2号:210m巻けるラインキャパシティがある為、シーバスゲーム等でよく使用されるPE1号クラスのラインを巻く場合はナイロンラインでの下巻きをする必要があります。
【シマノ】
アルテグラ(4000XG)
シマノのエントリーモデルとして、長くに渡り多くのアングラーに高コスパリールとして認知されているモデルです。
2021年3月にモデルチェンジが行われ最上位機種のステラに搭載されている「マイクロモジュールギアⅡ」や「サイレントドライブ」を採用することで、ツーランク上の巻き心地や使用感が体感出来ます。
またシマノ独自のカーボン素材である「CI4+」を採用したことにより、軽量化に貢献し、エギング等の繊細に釣りにも対応可能です。
初心者の方の最初の1台はもちろんベテランアングラーの方のセカンドリールとしても非常におすすめできる最新モデルと言えます。
【シマノ】
ストラディック(4000XG)
2015年にバイオマスターの後継機種として販売されてから、シマノの高コスパリールの代表格として幅広いアングラーに認知されている人気のモデルです。
「マイクロモジュールギアⅡ」や「サイレントドライブ」を搭載により、低価格のリールとしては圧倒的な巻き心地が体感でき、その他キャスト性能やドラグ性能等も高い次元で設計されています。
コアソリッドシリーズとして、高い剛性がある為、シーバスやサーフゲームはもちろん、ライトショアジギングやオフショアライトジギングにも対応可能でワラサ等の中型青物がヒットしても安心してファイトすることが可能です。
【シマノ】
サステイン(4000XG)
「マグナムライトローター」を採用したことにより、軽快なリーリング性能と剛性の両立がされているモデルです。
ツインパワーXDシリーズの兄弟モデルとして、汎用リールの中では高い剛性があり、ライトショアジギングやオフショアライトジギングにも安心して使用出来ます。
PE2号クラスの太めのラインで高いドラグ値を掛けたファイトでも安心してやり取りできる為、ジギングメインで使用する方には特におすすめできるモデルです。
もちろんシーバスやサーフゲームでも活躍するモデルですが、どちらかと言えばサーフやライトショアジギング等のリールに負荷が掛かる釣りにより最適なモデルと言えます。
【シマノ】
ツインパワーSW(4000XG)
ルアーをレスポンスよく操作できる、ハイギアを搭載した4000番のスピニングリールです。
ボディだけでなく、ラインローラーにも防水性を高める「Xプロテクト構造」を採用しています。
そのため、波しぶきを被りやすいオフショアの釣りや地磯の釣りを楽しむ方におすすめします。
また、ボディもギアには強度の高い「HAGANE」素材を使用しているので、ハードな使い方でも破損することはありません。
【シマノ】
ミラベル(4000)
ボディに特殊なカーボン素材を使用することで、軽さと頑丈さを手に入れた4000番のスピニングリールです。
ローターにも同じ素材が使用されており、巻き始めのレスポンスが向上しています。
また、滑らかでノイズの少ない「サイレントドライブ」を搭載しているので、巻き感度が求められるシーバス釣りなどにおすすめです。
ライントラブルを軽減し、飛距離をUPさせる「AR-C スプール」も採用されているので、快適なキャスティングが楽しめます。
【ダイワ】4000番のスピニングリールおすすめ5選
【ダイワ】
レブロスLT(4000-CH)
国内釣り具総合メーカーであるダイワが販売するエントリーモデルのスピニングリールです。
実売価格1万円以下のエントリーモデルでありながらダイワ独自の「ATD(オートマチックドラグシステム)」や「エアローター」を搭載し、軽快な巻き心地と滑らかなドラグ性能を実現しています。
初心者の方の最初の1台としておすすめの1台です。
【ダイワ】
レガリスLT(4000D-CXH)
レブロスLTのワンランク上のクラスのリールのスピニングリールです。
「ATD(オートマチックドラグシステム)」や「エアローター」を搭載されており、レブロスLT同様の性能がある他、ドラグ性能や巻き心地がより使い易い仕様になっています。
ブラックとゴールドを基調にしたデザインの良さも人気があります。
【ダイワ】
フリームスLT(4000-CXH)
ダイワのエントリーモデルのスピ二ングリールとして、長くに渡り多くのアングラーに愛用されています。
ソルトウォーターでの使用に必要な防水性能を備えた「マグシールド」を採用し、サーフや地磯などの波を被り易いシーンの使用でも安心して使用出来ます。
ダイワ特有の軽快な巻き心地を感じ易いシリーズであり、初心者を始め上級者のセカンドリールとしてもおすすめです。
【ダイワ】
カルディアLT(4000-CXH)
フリームスの兄弟機種でありダイワのミドルエントリーモデルとして人気の高いシリーズです。
上位機種に搭載されている「モノコックボディ」と「タフデジギア」を採用したことにより、力強い巻き心地と高い剛性を備え持っています。
また「ザイオンV」ボディの採用により、剛性だけでなく軽量な操作感を実現し、リバーシーバスやサーフゲームにおいての実釣での高感度化に貢献しており、エキスパートアングラーも納得のスペックになっています。
【ダイワ】
ルビアスLT(4000-CXH)
ダイワのミドルクラスの汎用リールとして、幅広いアングラーに愛用されている人気のシリーズです。
軽量な巻き心地と高い剛性を備えており、ライトショアジギング等のハードな釣りにも安心して使用でき、また青物等の強烈な引きをする魚とのファイトでも高いドラグ性能で魚の引きに滑らかに追従してくれます。
高い性能で長く使用出来る為、本格的に釣りを始めたい方におすすめのモデルです。
【ダイワ】
20クレスト(4000-CXH)
手頃な価格で販売されており、これからシーバス釣りを始める方に最適な4000番のスピニングリールです。
ハイギアの巻き取り速度を生かした釣りが展開できるので、サーフ釣りやショアジギングにも使用できます。
魚の動きを追従する高性能なドラグを搭載しているので、細いラインで大物を掛けても安心です。
糸ヨレを軽減する「ツイストバスターII」を搭載しているので、初心者に最適なナイロンラインもストレスなく使えます。
【ダイワ】
BG SW(4000D-CXH)
剛性に優れたアルミボディを採用することで、大型の青物にも負けない頑丈さに仕上げられた4000番のスピニングリールです。
軽さが操作性を向上させるので、PEライン1.0~1.5号を使用したライトショアジギングにおすすめです。
ドラグの効きが滑らかで、締め込んでもムラが少ないため、強引なファイトでランディングに持ち込む豪快な釣りが楽しめます。
キャスト性能も高いため、ハイギアの巻き速度を生かしたサワラキャスティングゲームにもおすすめです。
【アブガルシア・その他】4000番のスピニングリールおすすめ5選
【アブガルシア】
REVO ALX(4000SH)
海外釣り具メーカーであるアブガルシアが販売するスピニングリールです。
海水での使用を想定し、耐食性、撥水コート処理がされているベアリングを搭載し、初期の滑らかな性能を長く維持することが可能で、ファイト時もカーボン素材のワッシャーを採用することで、魚の引きに追従した高性能なドラグ性能が体感できます。
【アブガルシア】
REVO ALX THETA(4000SH)
リール内部のメインシャフトの支持構造を見直した「フリクションフリー」構造により、滑らか且つ力強い巻き取りを可能にしています。
青物とのファイトでも巻き取りパワーを生かしたガチンコファイトで魚を寄せることが出来る為、よりハードな釣りをする方におすすめ出来ます。
また国内メーカーにはない華やかなデザインで、純正ハンドルもカスタムパーツの様なカーボン調のお洒落なものを採用し、外観のカッコよさも人気がある理由の一つです。
【アブガルシア】
REVO PRM(4000SH)
REVOシリーズの中でもミドルクラスに位置するスピニングリールです。
従来のシリーズに搭載されている基本技術はそのままに、ドラグ性能や耐久性がワンランクアップしており、シーバスやサーフゲームなどの流れの変化を感じる必要のある釣りに向いている1台と言えます。
【ペン】
コンフリクト(CFT3000)
海外釣り具メーカーであるペンが販売するスピニングリールです。
このリールの最大の売りは「フルメタルボディ」の採用により圧倒的な耐久性があり、ライトショアジギングを始めオフショアでのライトジギング等のリールに負荷の掛かる釣りに特におすすめ出来ます。
またドラグ性能にも定評があり、細糸でのファイトでもギリギリのやり取りで魚を寄せることが可能です。
【テイルウォーク】
ピーキー(3000HGX)
国内ロッドメーカーであるテイルウォークが販売するスピニングリールです。
巻き心地やドラグ性能、耐久性、デザイン等各項目が高いレベルで設計されており、徐々に人気上昇しています。
スムーズな巻き心地とクセの無い使用感から誰にでも使用し易いモデルとしておすすめ出来ます。
【アブガルシア】
ZENON(4000SH)
巻き感度をUPさせるカーボンハンドルを搭載しているので、シーバス釣りにおすすめの4000番スピニングリールです。
引き抵抗の少ないシンペンをしても、ハンドルを通じて様々な情報を伝えてくれます。
目では確認できない潮の動きを把握できるので、狙うべきポイントを絞ったランガンが楽しめます。
シーバス釣りの基本となるただ巻きでも、ハイギア特有の重さを感じることはありません。
【プロックス】
ネロスト(NRS4000SLJ)
ノーマルスプールを搭載しているので、ルアー釣りから餌釣りまでオールマイティに活躍する4000番のスピニングリールです。
プロックスのテスターがテストを重ねて開発しているので、実釣性能の高い仕上がりとなっています。
耐久性が高いので、ライトなジギングで使用してもトラブルを起こしません。
PEライン1.0号を200m巻くことができるので、湾内の釣りはほぼカバーできます。
4000番スピニングリールと5000番の違い
4000番と5000番のスピニングリールを比較した際、釣りに最も影響する違いは糸巻き量です。
4000番に比べて糸巻き量が2割ほどUPするので、ワンランク太いラインが使用できます。
また、ボディサイズがワンサイズ大きくなるため、心臓部であるギアが大きくなることも釣りに影響する違いです。
よりギアの耐久性がUPし、大型の魚とのやり取りに安心感をもたらしてくれます。
ただし、重量もUPするため釣りに合わせた選択をしなければ、5000番のメリットは生かせません。
また、価格も4000番より高くなるので、ときにはコスト的なデメリットに感じることもあります。
まとめ
国内ではシマノ、ダイワの2メーカーが圧倒的なシェアを締めていますが、近年では海外釣り具メーカー品を使用するアングラーも増加しており、より選択肢が増えてきました。
修理やアフターサービスまで視野に入れると国内メーカー品の方が使い易い面もありますので、ご自身の釣りスタイルによって選択しましょう。
4000番スピニングリールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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