近年低価格帯スピニングリールが著しい進化を遂げていますが、2023年に登場したモデルで特に好評なのが23レガリスでしょう。
実売1万円前後のエントリーモデルとは思えない性能だと大好評を得ています。
もちろん価格比での評判ですが、実際の使用感と見合わせて、どういった釣りに使えるのでしょうか。
今回23レガリスのLT4000-CXHを入手したので、実際に手に取った感想や、ライバル機種との比較もご紹介します。
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
23レガリス LT4000-CXHが向いている釣りジャンル
スピニングリールには番手ごとに適した釣りがあり、加えてギア比や特徴によっても使い分けるのがおすすめです。
では、23レガリスのLT4000-CXHは、どのような釣りに適しているのでしょうか。
ライトショアジギング
昨今盛り上がりを見せているライトショアジギングでは、4000番のスピニングリールが良く使われています。
加えてLT4000-CXHはハイギアで、激しいアクションを付けやすく、アタリが取りやすいのもライトショアジギング向きです。
また、同価格帯としては軽量化にも力を入れているモデルなので、長時間の釣りでも疲れにくいでしょう。
シーバス
シーバスフィッシングでは、ショアからロングキャストが必要なシーンでは、4000番のスピニングリールが適しています。
4000番なら糸巻き量も十分ですし、ラインブレイクが怖いときに太目のラインを使いたいシチュエーションにもマッチします。
また、軽めではありますが4000番なので、ロングロッドに付けた時のウエイトバランスも良好でしょう。
ハードロックフィッシュ
磯場や大物狙いを専門に根魚を狙う、ハードロックフィッシュでスピニングリールを使いたい場合にも、4000番が用いられます。
魚が根に潜らないよう素早い巻き取りが必要なので、ハイギアでスムーズなリーリングができるLT4000-CXHが適しています。
ダイワ自慢のZAION Vを使用した軽量かつ高い剛性感も、ハードな釣りにぴったりでしょう。
サーフヒラメ
23レガリスは基本性能が優れているので、ルアーを遠投するサーフでのヒラメ釣りにも適しています。
軽量でフルキャストを繰り返すサーフでの釣りにもマッチし、スムーズなリーリングは自在なルアー操作をサポートします。
ただし防水性がやや劣るので、ウェーディングする場合はリールが水に浸からないよう注意が必要です。
海サクラマス・アメマス
サーフや磯から海に降りたサクラマスやアメマスを釣る際にも、23レガリスのLT4000-CXHは適したリールです。
リーリングがスムーズで巻き感度もよく、かすかなアタリも察知しやすいでしょう。
ただし、海サクラマスや海アメマスでもウェーディングすることがあるので、リールに浸水しないよう注意が必要です。
23レガリス LT4000-CXHの実釣インプレ
良いインプレ
週末アングラーとしては十分な性能です。4000でもコンパクトなので、取り回しやすく、重さも気になりません。
悪いインプレ
ねじ込み式ハンドルと軽量で安さもあり購入しました。性能はメーカーの位置付けとおりでしょう、使用感が上位機種に比べ劣ると思います。投げと巻き取りを繰り返す、ルアーフィッシングにが不向きと感じた。
ザイオンVの恩恵で非常に軽く、エアードライブローラーの為、H Gにも関わらず巻き重りも感じませんでした。ただドライブギアのシム調整が甘いものか、個体差なのかハンドルにガタがありました。グリスが馴染むまでは感じ無かったので店舗でさわっても分からないのかもです。カスタムしましたので、完璧になりました。後、ボディのカバー外すと隠れネジのネジ山が思いっきり潰れており、見えなきゃ良いのかって感じです。後で外れなくなると困るので近所の釣具屋でビスを購入し交換しました。
23レガリス LT4000-CXHをライバル機種と比較
昨今1万円前後のスピニングリールは激戦区で、各社力を入れて様々なモデルが登場しています。
23レガリスも優れたリールですが、ライバル機種も魅力的なので、それぞれ比較してチェックしてみましょう。
【ダイワ】21 フリームス（LT4000-CXH）
| 23 レガリス | 21 フリームス | |
| 番手 | LT4000-CXH | LT4000-CXH |
| メーカー希望小売価格 | 13,600円 | 19,800円 |
| ギア比 | 6.2 | 6.2 |
| ドラグ力（最大） | 12kg | 12kg |
| 自重 | 225g | 235g |
| 糸巻き量（ナイロン号‐m） | 2.5-190,3-150,3.5-130 | 2.5-190,3-150,3.5-130 |
| 糸巻き量（PE号-m） | 1.2-310,1.5-200,2-170 | 1.2-310,1.5-200,2-170 |
フリームスはレガリスのワンランク上に当たるモデルですが、リニューアルはレガリスの2年前です。
価格差はあるものの搭載されているテクノロジーが似ており、使用感も劣らず、重さはレガリスのほうが軽量になっています。
フリームスにはレガリスにはないマグシールドが搭載されているので、防水性が欲しい釣りにおすすめです。
【シマノ】21 ナスキー（4000XG）
| 23 レガリス | 21 ナスキー | |
| 番手 | LT4000-CXH | 4000XG |
| メーカー希望小売価格 | 13,600円 | 14,500円 |
| ギア比 | 6.2 | 6 |
| ドラグ力（最大） | 12kg | 11kg |
| 自重 | 225g | 285g |
| 糸巻き量（ナイロン号‐m） | 2.5-190,3-150,3.5-130 | 3.5-170, 4-150, 5-125 |
| 糸巻き量（PE号-m） | 1.2-310,1.5-200,2-170 | 1-490, 1.5-320, 2-240 |
ダイワのライバル社、シマノで23レガリスと同価格帯に当たるのが、21ナスキーです。
筆者は両方購入しましたが、巻き心地は23レガリスが優れ、剛性感や防水性はナスキーのほうが高い印象を持ちました。
自重はレガリスが軽いものの、シマノはダイワのLT規格よりワンサイズ上なので、C3000番で比較するとそう大差ないでしょう。
【アブガルシア】ロキサーニ（4000SH）
| 23 レガリス | ロキサーニ | |
| 番手 | LT4000-CXH | 4000SH |
| メーカー希望小売価格 | 13,600円 | 19,000円 |
| ギア比 | 6.2 | 6.2 |
| ドラグ力（最大） | 12kg | 5.2kg |
| 自重 | 225g | 261g |
| 糸巻き量（ナイロン号‐m） | 2.5-190,3-150,3.5-130 | 4-150 |
| 糸巻き量（PE号-m） | 1.2-310,1.5-200,2-170 | 2-220 |
アブガルシアで23レガリスと実売価格が同等なのが、ロングランモデルのロキサーニです。
年式は古めで、巻き心地はやはり最新の23レガリスが優れていますが、剛性感やほかにはないデザインが好評を得ています。
特にメタルボディを採用した剛性感はこの価格帯としては突出しているので、ロキサーニはハードな釣りにおすすめです。
まとめ
23レガリスは、実売1万円クラスのスピニングリールに一石を投じるモデルに仕上がっています。
3000番や2000番など小さい番手でも活きるメリットが満載なので、ぜひに23レガリスを手に取って進化を体感してくださいね。
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