22サハラ C2000Sのインプレ!ライバル比較や活躍する状況も!

シマノの低価格帯のスピニングリールで、入門者を中心に人気を集めている22サハラ。

実売価格は番手によりますが、6000〜7000円ほど。

しかしながら、巻き心地やドラグ性能は十分に良く、価格帯を超えた使用感を得られます。

その22サハラを実際に使用した声を聞いてから、購入したいと考えている人も多いはず。

そこで今回は、22サハラ C2000Sを使用した実釣インプレを紹介します。

気になる巻き心地やドラグ性能、さらにはライントラブルについても検証するので、ぜひご参考にしてください。

山下洋太
執筆者
  • 釣り歴18年
  • 年間釣行300日超え
  • 調理師資格あり

三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。

22サハラ C2000Sが向いている釣りジャンル

エリアトラウト

22サハラ C2000Sは、管理釣り場でニジマスやヤマメ、アマゴなどを狙えるエリアトラウトと相性抜群。

エリアトラウトでは、ただ巻きを中心にルアーを操作するのが基本で、リールの巻き心地が釣果を左右します。

またトラウトは強く引くにも関わらず、細いラインを使用するため、ドラグ性能も必要。

22サハラは巻き心地、ドラグ性能いずれも十分で、エリアトラウトに対応します。

アジング

C2000Sは1000番と同様に、アジングで中心を担う番手です。

アジングでは、タックルを軽量化し、操作性を高めるのが基本。

エリアトラウトと同じで、細いラインを使用するため、ドラグ性能も重要です。

22サハラは低価格でもC2000Sで210gと重たすぎず、アジングに重要な操作性を向上する軽いタックルを組めます。

特に6ft台のアジングロッドには、サイズ、重量ともに相性抜群です。

メバリング

軽量ルアーでメバルを狙うメバリングにも対応できます。

メバリングでは、プラグやジグヘッドを一定の速度でただ巻きするのが基本。

22サハラは巻き心地が良いだけでなく、巻きが安定しやすいため、ただ巻きの安定性が求められるメバリングにも対応します。

近年人気を集める、プラグを使用したメバルプラッギングにも相性抜群です。

ライトロック

手軽なポイントでカサゴや小型のハタまで狙える人気のライトロックにも対応します。

ライトロックでは、根魚がヒットしてからごり巻きでキャッチに持ち込むのが基本。

22サハラはパワーも十分にあるので、根魚を狙うライトロックにもパワー不足を感じません。

また巻き始めが重たすぎず、リールを巻く、止める、の動作もスムーズで、細かな誘いにも対応します。

22サハラ C2000Sの実釣インプレ(エリアトラウト)

22サハラ C2000Sをエリアトラウトで使用してみた感想をまとめます。

快適な使用感に驚き

エリアトラウトで使用してみて、まず感じたことは、価格を感じさせない使用感を実現していること。

引き抵抗が小さいスプーンでもしっかりと存在がわかり、かつ引き抵抗が大きいクランクも楽々と操作できます。

そして、ドラグ性能も十分に良く、細いラインを使用しても不安感がまったくありません。

エリアトラウトにはシマノの中堅機種も持ち込みましたが、どちらを使用しているか一瞬忘れてしまうほどの使用感が得られます。

低価格でも本格的にエリアトラウトで使い込んでいけそうです。

上位機種との違いは?

多くの人が気になる上位機種との違いは、重量などのスペック上の違いだけでなく、巻きの質感も相違点があります。

特に違うと感じたのは巻きの重さで、上位機種に比べると22サハラは巻き心地が重ためです。

しかし巻き心地の重たさは、エリアトラウトにおいて、デメリットだけでなく、メリットになることも。

巻きがやや重たいことで、ルアーが受ける抵抗をより感じやすく、変化をより手元に伝えやすいのがメリットです。

ルアーの動きをわかるだけでなく、トラウトがルアーに追尾してきた感覚が手元にしっかりと伝わる印象。

ここまで使用感が良いと、入門者だけでなく、中級者、上級者でも使っていてそこまでの違和感が生じないのではと考えます。

持ち重りも少ない印象

C2000Sで210gという重量は重いのでは、と気になる人も多いはず。

しかし、エリアトラウトで使用しているときにリールの重量を感じることはほとんどありませんでした。

エリアトラウトでは、ロッドのティップを目線の位置にし、ややロッドを立て気味に構えるのが基本。

タックルバランスとしては、リールの重量の210gが手元に来るため、持ち重りせず、快適に扱えます。

また22サハラには、リールの重心を手元に近づけたGフリーボディを採用し、持ち重りを軽減。

その恩恵もあり、エリアトラウトでキャストやロッド操作を繰り返しても疲労せず、安定して釣りを楽しめます。

22サハラ C2000Sの実釣インプレ(ライトロック)

つぎにカサゴ狙いのライトロックに使用した感想をまとめます。

パワー不足はまったく感じない

ドラグを締め込んでヒットしたカサゴとやりとりしても、まったくパワー不足を感じません。

リールに負荷がかかった状態での巻き上げも苦にせず、楽々とファイトできる印象を持ちました。

まだ釣れていませんが、小型のアカハタやオオモンハタをマイクロジグやスプーンなどで狙う釣りへの対応力にも期待大。

大型番手を選択すると、さらなるパワーも備わり、ハードロックフィッシュにも対応できると考えます。

誘いやすさも上々

ライトロックでは、フリーリグやテキサスリグなどさまざまなリグを使用します。

そのいずれでも効果的なのが、ボトムを細かく探る誘い方。

ボトムを細かく誘うには、リールを巻く、止める、の動作が必要になりますが、22サハラはその細かな操作にも対応します。

しかし、この誘いやすさに関しては、さすがに上位機種との差はあるのは事実。

より細かな誘いをし、根の起伏に沿わせて誘いたい場合には、上位機種を選ぶのもおすすめです。

ただし、22サハラでも釣果を出すには十分な性能を有するので、安心して購入できます。

ライントラブルなく快適そのもの

やや太めのナイロン4lbで、1gほどのジグヘッドを使用した釣りを長時間してみましたが、ライントラブルは皆無。

入門者が嫌だと感じる、ラインのヨレを起因とするライントラブルもなく、快適に使用できます。

そしてルアーの飛距離も十分に出て、軽量ルアーでも広範囲を探りたい場面にも対応します。

このトラブルレス性能と遠投性能は、AR-Cスプールを搭載しているためと予測。

AR-Cスプールの恩恵で、ラインが綺麗に巻かれ、不快なライントラブルが起こらない印象です。

22サハラ C2000Sをライバル機種と比較

【シマノ】21ネクサーブ C2000S

引用:Amazon
 22サハラ21ネクサーブ
番手C2000SC2000S
ギア比55
実用ドラグ力(kg)22
最大ドラグ力(kg)33
自重(g)210225
糸巻量ナイロン(号-m)3-125,4-100,5-753-125,4-100,5-75
糸巻量フロロ(号-m)3-110,4-85,5-653-110,4-85,5-65
糸巻量PE(号-m)0.6-150,0.8-110,1-800.6-150,0.8-110,1-80
最大巻上長(cm/ハンドル1回転)6666
メーカー価格9,000円バリュープライス

22サハラの下位機種に位置するのが21ネクサーブです。

スペック上で気になるのが重量の差で、C2000Sで比較すると、22サハラの方が15g軽量にできています。

実売価格の差としては、2000円ほどあります。

予算が確保できるのであれば、重量が軽い22サハラを選ぶのがおすすめ。

ただし、重量が気にならず、より安いリールが欲しい場合には、ネクサーブを選択するのもありです。

【シマノ】21ナスキー C2000S

引用:Amazon
 22サハラ21ナスキー
番手C2000SC2000S
ギア比55
実用ドラグ力(kg)22
最大ドラグ力(kg)33
自重(g)210210
糸巻量ナイロン(号-m)3-125,4-100,5-753-125,4-100,5-75
糸巻量フロロ(号-m)3-110,4-85,5-653-110,4-85,5-65
糸巻量PE(号-m)0.6-150,0.8-110,1-800.6-150,0.8-110,1-80
最大巻上長(cm/ハンドル1回転)6666
メーカー価格9,000円11,600円

22サハラの上位機種に位置し、巻き心地に優れていると人気の21ナスキー。

重量を含めて、スペック上の違いはさほどありません。

しかし、巻き心地の滑らかさにおいては、21ナスキーに差があるように感じます。

より巻き心地にこだわりたい場合には21ナスキー、低価格で購入したい場合には22サハラのように選ぶのがおすすめです。

【ダイワ】20レブロス LT2000S

引用:Amazon
 22サハラ20レブロス
番手C2000SLT2000S
ギア比55.2
最大ドラグ力(kg)35
自重(g)210200
糸巻量ナイロン(号-m)3-125,4-100,5-752.5-200,3-150,4-100
糸巻量PE(号-m)0.6-150,0.8-110,1-800.4-200,0.5-170,0.6-150
最大巻上長(cm/ハンドル1回転)6668
メーカー価格9,000円8,700円

ダイワのスピニングリールのなかで、22サハラと同価格帯に位置するのが20レブロスです。

22サハラと20レブロスのスペック上の差は、重量で、20レブロスの方が10g軽いのが特徴。

ただし、巻き心地の滑らかさに関しては、22サハラに分があるように感じます。

巻き心地に場合には22サハラ、軽さにこだわる場合には20レブロスをおすすめします。

まとめ

今回は22サハラ C2000Sについてインプレを紹介しました。

22サハラは低価格帯でも、スムーズな巻き心地を実現しているところが最大の魅力。

低価格でも巻き心地にこだわって選びたい、そんな人は22サハラを要チェックです。