アジングやメバリングを中心とした、ライトゲームで人気が高いソアレシリーズ。
ソアレシリーズにはロッドやルアーはもちろん、リールもラインナップしています。
そのなかで、ソアレシリーズのリールとして最高峰に位置するソアレ XRを購入したい人もいるはず。
そこで今回は、21ソアレ XRのC2000SSHGを1年ほど使用したインプレを紹介します。
使ってみて感じたことだけでなく、他機種との違いについても解説するので、ぜひご参考にしてください。
- 釣り歴18年
- 年間釣行300日超え
- 調理師資格あり
三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。
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目次
21ソアレXR C2000SSHGの特徴
品番 | C2000SSHG |
ギア比 | 6.1 |
実用ドラグ力(kg) | 2 |
最大ドラグ力(kg) | 3 |
自重(g) | 155 |
スプール 径(mm)/ストローク(mm) | 43/13.5 |
糸巻量ナイロン(lb-m) | 2.5-140,3-100,4-90 |
糸巻量フロロ(lb-m) | 2-170,3-95,4-75 |
糸巻量PE(号-m) | 0.6-140,0.8-100,1-70 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 82 |
ハンドル長さ(mm) | 45 |
ベアリング数BB/ローラ― | 9/1 |
夢屋スプールタイプ | S-27 |
夢屋ハンドルノブタイプ | A |
夢屋ハンドルタイプ | H-10 |
夢屋ハンドルスクリューキャップタイプ | HC-1 |
夢屋リールスタンドタイプ | C |
21ソアレXR C2000SSHGの「C」「SS」「HG」の意味
「C」の意味
コンパクトボディ仕様の意味で、1000番クラスのボディサイズながらも、2000番サイズの糸巻量を有していることを示します。
「SS」の意味
スーパーシャロースプール仕様の意味で、ノーマルやシャロースプールよりも浅溝で、細いラインを無駄なく巻けるのが特徴。
「HG」の意味
ハイギア仕様の意味で、ギア比が高く、ハンドル1回転当たりの巻き上げ長が長いのが特徴。
その一方、ハンドルの回転がノーマルギアよりも重たいのも特徴です。
21ソアレXR C2000SSHGが活躍する魚種と状況
メバリング
ソアレ XR C2000SSHGは、ルアーでメバルを狙うメバリングとの高い相性を示します。
メバリングでは、ハイギアではなく、ノーマルギアやパワーギアを使用するのが基本。
メインとはいえないギア比のハイギアが活躍するのは、遠投するとき。
メバリングにおいては、ルアーを遠投してもヒットするのがピンスポットのときには、回収する時間が長くなります。
そのときに素早くラインを巻き取りやすいハイギアを使用すると、手返しをアップできます。
特に、プラグやフロートを使用した釣りで、遠投するときには、ハイギアのソアレ XR C2000SSHGを使用してみましょう。
アジング
メバリングに並んで、ソアレ XR C2000SSHGが活躍するのがアジングです。
アジングにおいてもメバリング同様で、ノーマルギアやパワーギアを使用する人が多くいます。
そのなかでハイギアを使用するのは、ルアーをよりクイックに動かしたいときと手返しを上げたいとき。
メバリングと違うのは、軽量なジグヘッドを使用した近距離戦においても、ハイギアのソアレ XR C2000SSHGが役立つということです。
また、糸巻き量においても、極細のエステルラインを無駄なく巻きやすく、アジングにベストマッチします。
エリアトラウト
ライトゲームに特化したソアレシリーズながらも、エリアトラウトにも対応できるところも魅力的。
PEラインやフロロカーボンラインはもちろん、近年使用する人が多いエステルラインを使用したエリアトラウトにも対応できます。
ソアレ XR C2000SSHGには、ハイレスポンスドラグと呼ばれる、特殊なドラグ機構を採用しています。
そのハイレスポンスドラグとは、魚が走る速度に対するレスポンスが良いドラグで、ラインブレイクを防げるのが特徴。
細いラインをエリアトラウトで使用する人は、ソアレ XR C2000SSHGを要チェックです。
21ソアレXR C2000SSHGのインプレ
ドラグ性能の高さが最大の魅力
ハイレスポンスドラグを搭載していることから、細いラインを使用したやり取りに安心感があります。
そのことを検証するために、メバリングやアジングではなく、チニングで使用してみました。
メインラインにはチニングとしては細めのPE0.3号、リーダーにフロロカーボンの2号をセット。
その細いラインを使用したチニングにおいても、ラインブレイクすることなく、クロダイをキャッチできました。
感覚としては、ドラグの滑り出しが良く、魚が瞬間的に引いても、しっかりとラインが出る印象。
メバリングやアジングでもかなり使用していますが、口切れやラインブレイクでのバラシがかなり軽減したように感じます。
大物相手でもパワー不足を感じない
C2000番という小型番手ですが、意外にもパワーがあるところにも驚かされました。
チニングで使用し、キビレやクロダイがヒットしても、軽い力で巻き上げられます。
標準装備のハンドルは45mmの長さですが、35mmのハンドルにしても巻き上げが重たくなりすぎない印象。
メバリングやアジングでシーバスなどの外道がヒットしても、ラインさえきれなければ、ドラグをやや締め込んでも問題ありません。
ライトゲームをしていて、大物の外道がヒットすることが多い場所にも、ドラグ性能とパワーがあるソアレ XRが大活躍します。
ハイギアながらも巻き心地はスムーズ
ハイギアのスピニングリールというと、巻きが重たいのでは、と心配する人も多いはず。
確かに、同じ長さのハンドルにし、ノーマルギアやパワーギアに比べると、さすがにハンドルの回転は重たい印象を受けます。
しかし、ハイギアでも巻き心地がスムーズかつ軽快で、軽い力で十分にラインを巻き取れます。
メバリングで重要になるただ巻きの安定性も、十分に確保できます。
重量が軽くて操作性も向上
21ソアレ XR C2000SSHGは、重量が155gと高級機種に肉薄する軽さに仕上がっています。
その軽さからくる操作性の高さは、ライトゲームで大きな武器になります。
普段セットしているアジングロッドのソアレ XR S60SUL-Sは63gで、合わせても218g。
またメバリングロッドのブルーカレント Ⅲ 69に合わせると、重量は221gとかなり軽量です。
シェイクやトゥイッチといった動作を行いやすく、テクニカルな誘いを楽にできるのも魅力に感じます。
21ソアレXR C2000SSHGと近い番手を比較
【シマノ】21ソアレ XR C2000SSPGと比較
品番 | 21ソアレ XR C2000SSHG | 21ソアレ XR C2000SSPG |
ギア比 | 6.1 | 4.6 |
実用ドラグ力 | 2kg | 2kg |
最大ドラグ力 | 3kg | 3kg |
自重 | 155g | 155g |
スプール 径/ストローク | 43mm/13.5mm | 43mm/13.5mm |
糸巻量ナイロン(lb-m) | 2.5-140,3-100,4-90 | 2.5-140,3-100,4-90 |
糸巻量フロロ(lb-m) | 2-170,3-95,4-75 | 2-170,3-95,4-75 |
糸巻量PE(号-m) | 0.6-140,0.8-100,1-70 | 0.6-140,0.8-100,1-70 |
最大巻上長(ハンドル1回転) | 82cm | 62cm |
ハンドル長さ | 45mm | 40mm |
同シリーズの21ソアレ XR C2000SSPGとの決定的な違いは、ギア比です。
C2000SSPGはパワーギアでギア比は4.6、一方、C2000SSHGはハイギアでギア比は6.1に設定されています。
ギア比が低いC2000SSPGはゆっくりとラインを巻き取りやすく、スローな釣りに対応しやすいのが特徴。
したがって、C2000SSPGはスローな釣り、C2000SSHGは手返しをアップしたいときに最適です。
21ソアレXR C2000SSHGの下位モデルと比較
【シマノ】22ソアレ BB C2000SSHGと比較
品番 | 21ソアレ XR C2000SSHG | 22ソアレ BB C2000SSHG |
ギア比 | 6.1 | 6.1 |
実用ドラグ力(kg) | 2 | 1 |
最大ドラグ力(kg) | 3 | 3 |
自重(g) | 155 | 185 |
スプール 径(mm)/ストローク(mm) | 43/13.5 | 43/13.5 |
糸巻量ナイロン(lb-m) | 2.5-140,3-100,4-90 | 2.5-140,3-100,4-90 |
糸巻量フロロ(lb-m) | 2-170,3-95,4-75 | 2-170,3-95,4-75 |
糸巻量PE(号-m) | 0.6-140,0.8-100,1-70 | 0.6-140,0.8-100,1-70 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 82 | 82 |
ハンドル長さ(mm) | 45 | 45 |
ベアリング数BB/ローラ― | 9/1 | 5/1 |
下位モデルにあたるソアレ BB C2000SSHGとの違いは、重量です。
ソアレ BB C2000SSHGは重量が185gと、ソアレ XRの同番手に比べて30g重たいのが特徴。
また巻き心地に関しても、ソアレ XRの方が滑らかな印象を受けます。
したがって、スムーズな巻き心地やリールの軽さから得られる操作性を求める場合には、ソアレ XRがおすすめです。
21ソアレXR C2000SSHGと近い他メーカー機種と比較
【ダイワ】20ルビアス FC LT2000S-XHと比較
品番 | 21ソアレ XR C2000SSHG | 20ルビアス FC LT2000S-XH |
ギア比 | 6.1 | 6.2 |
最大ドラグ力(kg) | 3 | 5 |
自重(g) | 155 | 150 |
糸巻量ナイロン(lb-m) | 2.5-140,3-100,4-90 | 3-150,4-100 |
糸巻量PE(号-m) | 0.6-140,0.8-100,1-70 | 0.4-200,0.5-170 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 82 | 81 |
ハンドル長さ(mm) | 45 | 50 |
ベアリング数BB/ローラ― | 9/1 | 9/1 |
ダイワのスピニングリールで、同価格帯に位置するのがルビアスです。
重量やギア比など、スペック上の違いはさほどないので、巻き心地や好みで選んで問題ありません。
強いて違いを挙げるとすると、ルビアスの方が巻き心地が重たい印象。
したがって、より軽い力でリールを巻きたい人には、ソアレ XRがおすすめです。
【ダイワ】21カルディア FC LT2000S-Hと比較
品番 | 21ソアレ XR C2000SSHG | 21カルディア FC LT2000S-H |
ギア比 | 6.1 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 3 | 5 |
自重(g) | 155 | 175 |
糸巻量ナイロン(lb-m) | 2.5-140,3-100,4-90 | 2.5-200,3-150,4-100 |
糸巻量PE(号-m) | 0.6-140,0.8-100,1-70 | 0.4-200,0.5-170,0.6-150 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 82 | 76 |
ハンドル長さ(mm) | 45 | 50 |
ベアリング数BB/ローラ― | 9/1 | 6/1 |
ソアレ XRより低価格ではありますが、購入時に対抗馬として名前が挙がるのがカルディアです。
カルディアのなかで近いスペックを有しているのが、FC LT2000S-H。
ギア比や糸巻き量など細かな違いもありますが、注目したいのは重量です。
カルディアは175gで、ソアレ XRに比べて、20gの差があるので、より操作性を重視したい人は、ソアレ XRを選びましょう。
まとめ
今回は、アジングやメバリングにおすすめの21ソアレ XR C2000SSHGについて詳しく解説しました。
ハイギア仕様の1台で、手返しをアップしたいときには特に相性抜群です。
ライトゲーム向けの初めてのリールとしてもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
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