ヴァンキッシュの弟分で、軽さが売りの20ヴァンフォード。
リールを軽量にし、タックルの軽量化を図りたいアングラーからの人気を集めています。
そのヴァンフォードには全14機種あり、そのなかで最大番手となる青物で人気のC5000XGを購入したいと考えている人も多いはず。
そこで今回は、20ヴァンフォードC5000XGを1年以上使用したインプレを紹介します。
ロックフィッシュゲームをメインに使用して得た使用感をまとめるので、ぜひご参考にしてください。
- 釣り歴18年
- 年間釣行300日超え
- 調理師資格あり
三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。
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目次
20ヴァンフォード C5000XGの特徴(スペックや搭載機能等)
品番 | C5000XG |
メーカー価格 | 36,900円 |
ギア比 | 6.2 |
実用ドラグ力 | 6kg |
最大ドラグ力 | 11kg |
自重 | 220g |
スプール径/ストローク | 52mm/19mm |
糸巻量ナイロン | 4号-190m 5号-150m 6号-125m |
糸巻量フロロ | 4号-170m 5号-135m 6号-115m |
糸巻量PE | 1.5号-400m 2号-300m 3号-200m |
最大巻上長(ハンドル1回転) | 101cm |
ハンドル長さ | 57mm |
ベアリング数BB/ローラ― | 7/1 |
夢屋スプールタイプ | S-28 |
夢屋ハンドルノブタイプ | A |
夢屋ハンドルタイプ | H-11 |
夢屋ハンドルスクリューキャップタイプ | HC-2 |
夢屋リールスタンドタイプ | CandD |
20ヴァンフォード C5000XGの「C」「XG」の意味
「C」の意味
Cはコンパクトボディ仕様の意味です。
C5000XGの場合、スプールは5000番サイズの糸巻き量を有しますが、ボディとローターは4000番サイズを採用しています。
「XG」の意味
XGはエクストラハイギア仕様の意味です。
20ヴァンフォード C5000XGは、ギア比6.2でハンドル1回転に最大101cmのラインを巻き取れます。
20ヴァンフォード C5000XGが活躍する魚種と状況
ロックフィッシュ
筆者は20ヴァンフォード C5000XGをアカハタ、オオモンハタといったロックフィッシュを狙うために購入しました。
全14機種中、C5000XGにのみラウンドノブが搭載し、力強い巻き上げをサポートします。
そのラウンドノブが標準装備されていることが、ロックフィッシュ向けに20ヴァンフォードを購入した決め手です。
それ以外には、220gとヴァンキッシュに迫る軽さがあるのもロックフィッシュへの対応力が高い点。
1日中タックルを振り続けるロックフィッシュ狙いでは、少しでもタックルを軽量化し、疲れを軽減することも釣果を左右します。
軽量な20ヴァンフォードはストイックにロックフィッシュを狙うアングラーにマッチする1台といえます。
シーバス
サーフ、磯、沖堤防など、遠投を必要とし、かつ大型が狙えるフィールドでのシーバス釣りにマッチします。
サーフ、磯、沖堤防でのシーバス釣りは、回遊待ちで狙うことが多く、ロックフィッシュ同様でタックルを軽量化したいもの。
そのタックルを軽量化し、かつ必要なパワーと糸巻き量を確保できるのが20ヴァンフォード C5000XGです。
エクストラハイギアでルアーをスピーディーに動かすのも得意で、デイゲームの鉄板バイブレーションゲームにも対応します。
サワラキャスティング
ボートからサワラを狙うサワラキャスティングにも、20ヴァンフォードが大活躍。
ブレードジグにももちろん使えますが、ミノーのジャーキングで使用するのが特におすすめです。
サワラ狙いのミノーのジャーキングでは、ロッドを小刻みに動かして、ミノーに不規則なアクションを加えるのが肝。
その操作をし続けるには、20ヴァンフォード C5000XGのような軽量なリールをセットするのが最適です。
特にガイド船で多用するミノーのジャーキングが苦手だという人は、軽量な20ヴァンフォード C5000XGを導入してみてください。
ライトショアジギング
40gほどまでのジグを使用し、堤防やサーフ、磯で青物、根魚などターゲットを狙えるライトショアジギング。
そのライトショアジギングはただ巻きだけでなく、ときとしてロッド操作するのが釣果を左右します。
したがって、軽量でロッド操作をしやすい20ヴァンフォード C5000XGは、ライトショアジギングにもベストマッチ。
軽さだけでなく、パワー、ドラグ性能も十分で、中型青物でも、場所によってはキャッチに持ち込めます。
ライトキャスティング
140mmほどまでのペンシルや、30gほどまでの鉄板バイブレーションを使用して青物を狙うライトキャスティングにも対応します。
特にペンシルを水面で滑らせるアクションをロッド操作で演出しやすいのが魅力。
リールが軽量だとロッド操作をし続けても、疲れにくいです。
また細かな操作をしやすい、繊細さがあるアクションを演出できる特徴もあります。
また青物がヒットしてからは、軽快に巻き上げられ、パワーがあるのも感じられます。
20ヴァンフォード C5000XGのインプレ
初動が軽い
20ヴァンフォード C5000XGは軽量なローターを使用し、初動が軽いのが特徴です。
したがって、リールを巻く、止める、の動作をクイックに行えます。
特に止めたいときには、「ピタッ」と止まる印象で、ルアーの動きに違和感を与えにくいです。
そのことから、サワラ狙いのミノーのジャーキング、ロックフィッシュ狙いのテキサスリグも軽快に操作できます。
巻き心地がスムーズ
初動が軽いことはもちろん、巻き心地がスムーズでただ巻きの安定性を高められるのも特徴的。
オオモンハタ狙いのスイミングパターンでは、安定感のあるただ巻きで、よりヒットを狙いやすい印象です。
またシーバス狙いでは、ミノーやバイブレーションも一定速度でただ巻きし、ルアー速度にシビアな状況を攻略できます。
ヴァンキッシュ、ステラといった上位機種に比べるとさすがに劣りますが、それでも価格以上の巻き心地を体感。
巻き心地にこだわりたい人にも20ヴァンフォード C5000XGがおすすめです。
耐久性も十分高い
1年以上、ロックフィッシュを中心に、シーバス、フラットフィッシュ、サワラキャスティングに使用しました。
週2回以上とかなりの使用頻度でしたが、それでもトラブルは皆無。
また巻き心地はやや変化したように感じるものの、実釣で気になることはなく、快適そのものです。
軽量リールというと耐久性が不安という人もいますが、そんな心配をさせない20ヴァンフォードはタフに使い込めます。
それでいて購入しやすい価格が魅力
軽さだけでなく、巻き心地、耐久性などにも優れた高性能リールでも、2万円台と比較的購入しやすい価格なのも魅力です。
2倍近く値段がするヴァンキッシュにも迫る軽さがあるのは必見。
2万円台のリールを選ぶときに、軽さを重視したい人は20ヴァンフォードを要チェックです。
20ヴァンフォード C5000XGをライバル機種と比較
近い番手と比較:20ヴァンフォード 4000XG
機種 | 20ヴァンフォード | 20ヴァンフォード |
番手 | C5000XG | 4000XG |
ギア比 | 6.2 | 6.2 |
実用ドラグ力(kg) | 6 | 6 |
最大ドラグ力(kg) | 11 | 11 |
自重(g) | 220 | 215 |
スプール 径(mm)/ストローク(mm) | 52/19 | 52/19 |
糸巻量ナイロン(号-m) | 4-190,5-150,6-125 | 3.5-170,4-150,5-125 |
糸巻量フロロ(号-m) | 4-170,5-135,6-115 | 3-190,4-145,5-115 |
糸巻量PE(号-m) | 1.5-400,2-300,3-200 | 1-490,1.5-320,2-240 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 101 | 101 |
メーカー価格 | 36,900円 | 35,900円 |
同じヴァンフォードのC5000XGと4000XGの違いは、ハンドルノブと糸巻き量です。
まずC5000XGはラウンドノブを搭載しているのに対し、4000XGはT字ノブ。
力強い巻き上げをしたい場合には、ラウンドノブ搭載のC5000XGがマッチします。
また糸巻き量はC5000XGの方があるので、太いラインを使用したり、ラインを長く巻きたりしたい場合にもC5000XGがおすすめです。
下位モデルと比較:シマノ 22ミラベル C5000XG
機種 | 20ヴァンフォード | 22ミラベル |
番手 | C5000XG | C5000XG |
ギア比 | 6.2 | 6.2 |
実用ドラグ力(kg) | 6 | 6 |
最大ドラグ力(kg) | 11 | 11 |
自重(g) | 220 | 270 |
スプール 径(mm)/ストローク(mm) | 52/19 | 54/17 |
糸巻量ナイロン(号-m) | 4-190,5-150,6-125 | 4-190,5-150,6-125 |
糸巻量フロロ(号-m) | 4-170,5-135,6-115 | 4-170,5-135,6-115 |
糸巻量PE(号-m) | 1.5-400,2-300,3-200 | 1.5-400,2-300,3-200 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 101 | 105 |
メーカー価格 | 36,900円 | 18,700円 |
ヴァンフォードの下位モデルにあたるのが、2022年に新登場したミラベルです。
ミラベルも軽さが売りのリールですが、C5000XGで270gあります。
したがって、より軽さを求める場合には、ヴァンフォードをおすすめします。
しかし、より低価格でリールを購入したい場合は、1万円台で購入できることが魅力のミラベルを選ぶのもありです。
他メーカーと比較:ダイワ 20ルビアス LT4000-CXH
機種 | 20ヴァンフォード | 20ルビアス |
番手 | C5000XG | LT4000-CXH |
ギア比 | 6.2 | 6.2 |
最大ドラグ力(kg) | 11 | 10 |
自重(g) | 220 | 215 |
糸巻量PE(号-m) | 1.5-400,2-300,3-200 | 1.5-200,2-170 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 101 | 99 |
メーカー価格 | 36,900円 | 46,300円 |
ルビアスはダイワのミドルクラスに位置し、軽さが売りのリールです。
比較対象になることが多いこの2機種ですが、ルビアスにはコンパクト5000番サイズがないのが要注意。
またヴァンフォードの方が初動の軽さがあり、クイックな操作を行いやすい特徴があります。
ラインを巻く量が少なくて良く、ただ巻きを中心とした釣りにはルビアスもありです。
他メーカーと比較:ダイワ 21カルディア LT4000-CXH
機種 | 20ヴァンフォード | 21カルディア |
番手 | C5000XG | LT4000-CXH |
ギア比 | 6.2 | 6.2 |
最大ドラグ力(kg) | 11 | 12 |
自重(g) | 220 | 230 |
糸巻量PE(号-m) | 1.5-400,2-300,3-200 | 1.2-310,1.5-200,2-170 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 101 | 99 |
メーカー価格 | 36,900円 | 27,400円 |
ダイワのミドルクラスで、コスパが高いと人気のカルディア。
価格帯がヴァンフォードと近く、対抗機種として名前が挙がります。
しかし、カルディアにもコンパクト5000番がなく、ワンサイズ小さい番手から選ぶことになります。
カルディアは初動が軽いのが魅力で、ヴァンフォードは巻き心地がスムーズなのが魅力。
この2機種は好みで選んで問題ありません。
まとめ
今回は、20ヴァンフォード C5000XGについてインプレを紹介しました。
軽さだけでなく、巻き心地の良さ、耐久性の高さも20ヴァンフォードの魅力。
ミドルクラスのスピニングリールを購入するときには、候補に入れましょう。
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