ロードバイクやマウンテンバイクを快適に乗りこなす上で重要なビンディングシューズ。
ただ、日本人は足の形が特徴的で、スニーカーなどでもサイズが合わない人も多いのではないでしょうか。
特にビンディングシューズにおいては、ペダリングのときにうまく力を加えられることが重要になります。
しかし、サイズが合っていないとうまく力が伝わらないどころか、靴ずれや関節、骨にも影響が出て怪我をしてしまうことも。
そこで今回は、日本人の足の形に合う幅広ビンディングシューズの選び方とおすすめモデルを紹介します。
- 幅広ビンディングシューズとはなにかがわかる
- 日本人が幅広ビンディングシューズを好む理由がわかる
- 日本人に適した幅広ビンディングシューズを選ぶ際のポイントがわかる
目次
- 1 幅広ビンディングシューズとは
- 2 日本人が幅広ビンディングシューズが好む理由
- 3 日本人に適した幅広ビンディングシューズを選ぶ際のポイント
- 4 日本人向け幅広ビンディングシューズおすすめ10選
- 4.1 【SHIMANO(シマノ)】RC3(SH-RC300)
- 4.2 【SHIMANO(シマノ)】XC5(SH-XC502)
- 4.3 【NORTHWAVE(ノースウェーブ)】コアプラス2ワイド(Core Plus 2 Wide)
- 4.4 【FLR(エフエルアール)】F-11ニット(F-11 KNIT)
- 4.5 【FLR(エフエルアール)】F-XX Ⅱ ニット(F-XX Ⅱ KNIT)
- 4.6 【FLR(エフエルアール)】F-35ニットレース(F-35 KNIT LACE)
- 4.7 【FLR(エフエルアール)】F-70
- 4.8 【SIDI(シディ)】アルバ2メガ(ALBA 2 MEGA)
- 4.9 【SIDI(シディ)】トレース2メガ(TRACE 2 MEGA)
- 4.10 【fi’zi:k(フィジーク)】テンポオーバーカーブR4ワイド(TEMPO OVERCURVE R4 WIDE)
- 5 まとめ
幅広ビンディングシューズとは
幅広ビンディングシューズは日本人の足の形に合うように、足の幅や甲の高さ部分に余裕を持って作られているものを指します。
もともとロードバイクやマウンテンバイク用品はヨーロッパやアメリカの人たちに合うよう、製造・販売されていました。
そのため、日本人の体型に合うものが少なく、サイズが合わないものを仕方なく使用していた人も多いのではないでしょうか。
ですが、最近は日本国内でも健康志向の高まりなどにより、ロードバイクやマウンテンバイクの市場規模が大きくなってきました。
それにともない、各ビンディングシューズメーカーが日本人向けのシューズを多数販売するようになりました。
結果的に日本人の体型に合う幅広ビンディングシューズが販売されるようになった、というわけですね。
日本人が幅広ビンディングシューズが好む理由
冒頭で人によって足の形に差があるとお伝えしました。
主にヨーロッパやアメリカの人たちの足は前後の長さに対して横幅が狭く、甲が低いことが特徴です。
対して日本人の足は前後の長さに対して横幅が広かったり、甲が高かったり(またはその両方)する人が多いといわれています。
そのため、幅広ビンディングシューズが好まれる傾向にありますね。
日本人に適した幅広ビンディングシューズを選ぶ際のポイント
日本人向けやワイドサイズとうたっている商品を選ぶ
現在は各メーカー「日本人向け」「ワイドサイズ」とうたい、日本人の足の形に合うビンディングシューズを販売しています。
特に日本メーカーであるSHIMANO(シマノ)は多くのシューズで通常サイズの他に、ワイドサイズもラインナップされています。
そのため、サイクリング初心者から上級者までそれぞれのレベルに合わせたシューズを選ぶことが可能となっています。
サイズがぴったりなものを選ぶ
スポーツにおいてサイズがぴったりなシューズを選ぶというのは非常に重要です。
サイクリングの場合はシューズからペダルへ効率よく力を伝えることが、疲労軽減やタイムの短縮に繋がります。
しかしサイズの合わないシューズを使用していると、足がシューズの中で遊んだり、窮屈な状態になります。
そうすると力の伝達がうまくできず、疲労がたまって最終的には怪我につながる恐れも。
そんな事態を避けるためにも、サイズがぴったりなシューズを選ぶことが大切です。
留め具で選ぶ
ビンディングシューズには主に4種類の留め具が採用されています。
中でもダイヤルタイプは足の形状に合わせて締め付けていくので、幅広ビンディングシューズを購入する際は一番のおすすめです。
ダイヤルタイプ
ダイヤルを回しワイヤーを均等に引っ張りながら固定し、最適な締め付けが可能。
ラチェット式バックルタイプ
ラチェット機構でしっかりと締め付けることができ、走行中も脱げにくい。
ベルクロタイプ
マジックテープ式のベルトで固定するため、着脱が簡単で単純な作りになっており、価格も安い。
紐タイプ
スニーカーのようなカジュアルなビンディングシューズに採用されることが多い。
対応クリートで選ぶ
現在使用しているペダルや使用予定のペダルに合わせて選びましょう。
2穴タイプ
マウンテンバイク用で固定力は弱いのですが、そのぶん脱着が楽です。
また、クリートが小さくて歩きやすいため、ポタリングなどのカジュアルライドにも向いています。
3穴タイプ
ロードバイク用でクリートが大きく、脱着に力が必要で、歩きにくい形状をしています。
そのかわりシューズとペダルをしっかり固定するため、力強いペダリングが可能です。
日本人向け幅広ビンディングシューズおすすめ10選
【SHIMANO(シマノ)】
RC3(SH-RC300)
まずは日本メーカーのSHIMANO(シマノ)。
「RC3」は3穴ロードバイク用で、通常サイズより幅広に作られているワイドタイプが設定されています。
ダイヤルタイプなので、足全体を均等に締め付けることが可能で、快適なペダリングが可能です。
ソールとアッパー部分を一体化し、よりフィット感が高いのも注目ポイント。
【SHIMANO(シマノ)】
XC5(SH-XC502)
2穴タイプのマウンテンバイククロスカントリーレース用です。
締め付け方式はダイヤルとベルクロのハイブリッドで、つま先部分と甲部分で柔軟に締め付けの強さを変えることができます。
メーカー公表300g(サイズ42)とマウンテンバイク用ビンディングシューズとしては軽量な部類に入ります。
【NORTHWAVE(ノースウェーブ)】
コアプラス2ワイド(Core Plus 2 Wide)
アウトドアウェアメーカーとしても有名なNORTHWAVE(ノースウェーブ)からも、自転車用ビンディングシューズが販売されています。
コアプラス2ワイドはNORTHWAVE(ノースウェーブ)通常サイズより5mm広いため、幅広ビンディングシューズを探している人にも最適。
またダイヤルタイプで調整幅は0.7mm間隔と細かい調整が可能です。
【FLR(エフエルアール)】
F-11ニット(F-11 KNIT)
FLR(エフエルアール)はイスラエル発のスポーツシューズブランドです。
アジア人のために幅広に設計されており、高温多湿な環境に合わせて快適、高耐久に作られていることが特徴。
2009年設立の会社ですが、ヨーロッパのトッププロも使用していて、これから注目のブランドです。
【FLR(エフエルアール)】
F-XX Ⅱ ニット(F-XX Ⅱ KNIT)
FLR(エフエルアール)の中でもトップモデルで片側重量185gと価格を考えても驚きの超軽量。
フルカーボンソールで高いパワー伝達効率で本気でレースに挑む人向けモデルです。
ダイヤルが2つついていて、甲部分、つま先部分でそれぞれ自分の足の形にあった締め付けができるのも嬉しいポイントですね。
【FLR(エフエルアール)】
F-35ニットレース(F-35 KNIT LACE)
3穴ロードバイク用ですが、紐タイプの締め付けはスニーカー感覚で可能なモデル。
価格も安く、ソールはナイロン製で硬すぎないので、疲れにくく、初めての1足にもおすすめです。
またレース用は軽く消耗しやすいし、ソールも硬いから練習用に手荒に使えて疲れにくいシューズが欲しいなぁ、と思う上級者にも最適です。
【FLR(エフエルアール)】
F-70
2穴マウンテンバイク用で、ハードなオフロードにも耐えられるよう、かかととつま先部分に補強されています。
また、かかと部分に厚みをもたせていて、フィット感が高いのも特徴です。
ペダリングとウォーキングを両立させている万能モデルで、カジュアルサイクリングや通勤にも使用可能です。
【SIDI(シディ)】
アルバ2メガ(ALBA 2 MEGA)
SIDI(シディ)通常サイズよりMEGAもモデルは拇指球部分が4mm広く、甲高に作られています。
最近はシンプルなデザインが多い中、機械的な見た目がかっこよく特徴的です。
前モデルより2本のベルクロを薄くしたことで、しなやかな履き心地とシャープな見た目になりました。
【SIDI(シディ)】
トレース2メガ(TRACE 2 MEGA)
ダイヤルタイプとベルクロタイプのハイブリッドで、足首部分と甲部分を別々で調整できるので柔軟な調整が可能。
ソールは高いグリップ力でレースでのペダリングはもちろん、ウォーキング時もしっかりと地面を捉えられます。
また激しいライドに耐えられるよう、高耐久に作られていますので、普段履きとして使用しやすいのも嬉しいですね。
【fi’zi:k(フィジーク)】
テンポオーバーカーブR4ワイド(TEMPO OVERCURVE R4 WIDE)
サドルメーカーとして有名ですが、バーテープも手掛け、人の体に直接触れる部分に強いメーカーです。
シンプルなデザインですが、イタリアンメーカーらしくシックでおしゃれなデザインが注目を集めます。
非常に高価なのですが、数少ない幅広ビンディングシューズを制作しているイタリアンメーカーモデルのひとつです。
まとめ
ロードバイクやマウンテンバイクを含めて、スポーツにおいてシューズがしっかりフィットしていることは非常に重要です。
足の幅が広い人は特にシューズ選びに迷われるかと思いますが、この記事を参考に自分にあった幅広ビンディングシューズを選んでみましょう。
日本人向け幅広ビンディングシューズの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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