楽器やパソコンの音をまとめて処理でき、楽曲制作や配信には必須なアイテムのオーディオインターフェイス。
レコーディングスタジオにあるような大型のものから個人用の小さなものまで、様々なタイプの商品が販売されています。
とはいえ、初めてオーディオインターフェイスを買おうとしている方には、どんな商品を選んだらいいかわかりにくいですよね。
そこで今回は、人気メーカーのPreSonusのオーディオインターフェイスに注目し、おすすめの商品を10点ご紹介します。
目次
- 1 PreSonusのオーディオインターフェイスを使うメリット
- 2 PreSonusのオーディオインターフェイスを使うデメリット
- 3 PreSonusのオーディオインターフェイスの選び方
- 4 PreSonusのオーディオインターフェイスおすすめ10選
- 4.1 【PreSonus】AudioBox GO(AUDIOBOXGO)
- 4.2 【PreSonus】Revelator io24(REVELATORIO24)
- 4.3 【PreSonus】Revelator io44
- 4.4 【PreSonus】AudioBox iOne
- 4.5 【PreSonus】AudioBox USB 96 25th Anniversary
- 4.6 【PreSonus】AudioBox 96 Studio One Artistソフトウェアパック
- 4.7 【PreSonus】Studio 24c
- 4.8 【PreSonus】Studio 26c 2×4 マイクセット
- 4.9 【PreSonus】Quantum 2626
- 4.10 【PreSonus】Studio 1810c
- 5 まとめ
PreSonusのオーディオインターフェイスを使うメリット
パソコンで処理するよりも音質がいい
オーディオインターフェイスは、楽器などのアナログな音声信号をデジタル信号に変えてパソコンに送る機械です。
実は、同じような機能がパソコンにも搭載されていますが、音質が悪くレコーディングなどにはあまり向いていません。
高音質でクリアな音を作り上げるためには、オーディオインターフェイスが必須になります。
楽器の音をパソコンで扱えるようになる
パソコンに搭載されている端子としては、USBやHDMI、DisplayPortなどが多く、最近ではUSB-Type Cなどの新しい端子も増えてきています。
しかしながら、これらのどの端子を使ったとしても、ギターなどの楽器とパソコンを直接つなぐことはできません。
オーディオインターフェイスには楽器と接続するための専用の端子が搭載されていますので、これで楽器との接続が可能です。
配信やオンライン会議にも便利
YoutubeやTwitchのライブ配信を見ていると、アーティストが生演奏で歌を歌っていたり、複数の音をミックスして配信していたりします。
実は、こういった複数の音をミックスするという信号処理にもオーディオインターフェイスが必要になります。
これから配信をしてみたいという方は、ぜひ揃えるデバイスの中にオーディオインターフェイスを入れるべきでしょう。
PreSonusのオーディオインターフェイスを使うデメリット
置き場所には注意が必要
最近のオーディオインターフェイスには小型なものも増えてきましたが、それでも機能によっては非常に大型なモデルもあります。
大型なモデルは機能性に極めて優れていますが、その反面サイズが大きく、場合によっては机に設置できないこともあります。
購入前には機能面や設置場所のスペースなどを予め確保しておき、購入後に悩むことのないようにすべきでしょう。
PreSonusのオーディオインターフェイスの選び方
音質
音を処理するプロであるオーディオインターフェイスにおいて、音質はその性能を表す簡単かつ重要なスペックの一つです。
メーカーのサイトでは、多くの場合音質は量子化ビット数とサンプリングレートの2種類の数値で表されています。
量子化ビット数とは、入力される音の大きさを記録する段階のことで、数値が大きいほどなめらかに音の強弱が記録できます。
サンプリングレートとは、1秒間に何回音のデータを取るかという回数のことで、数値が大きいほど高音質です。
入力端子の種類や数
自分にとってどの端子がどれくらい必要かを考えることも、自分に合ったオーディオインターフェイスを買う上で大切です。
MIDIを使って音楽を作りたいという方は、MIDI端子の有無をチェックすることがとても大事です。
マイクを使って声を入れたいという方は、XLR端子の有無やファンタム電源が供給可能かについて注目しましょう。
ファンタム電源はコンデンサーマイクを動かすのに必要な電源で、これによりダイナミックマイクよりもよい音が入力されます。
使用目的
オーディオインターフェイスは、配信やレコーディングなどその使う目的によって選ぶべきモデルが異なってきます。
ポッドキャストの録音や対談動画の撮影には、複数のXLR端子があるはい信用オーディオインターフェイスがおすすめです。
また、一人で使う場合においても、マイクを使って声を入れる機会が多い方には配信用のほうが扱いやすいでしょう。
一方、レコーディングや楽曲作成には、楽器用の端子が多いモデルを選んでおくと拡張性が高く様々な場面で役立ちます。
パソコンとの接続方法
オーディオインターフェイスで処理した音は、ケーブルを介してパソコンに送られます。
このとき、パソコンの接続方法次第で転送速度や接続安定性、更にはオーディオインターフェイスの電源供給も異なってきます。
最近の主流はUSB-Type Cで、USBバスパワー対応のモデルでしたらケーブル1本で音声データの転送から電源供給まで可能です。
一方、古いタイプのモデルでは特殊なUSBケーブルが必要となり、転送速度にも優れず外部電源の供給が必須となります。
価格帯
PreSonusのオーディオインターフェイスの価格帯は、端子の数や付属品の有無によって大きく異なります。
オーディオインターフェイス単体での購入の場合は、10,000円台前半から購入できます。
一方、ソフトウェアのバンドルなどが付属するセットの場合はおおよそ25,000円から購入可能です。
ソフトウェアバンドル同梱モデルは特に便利ですので、初心者など、色々と買うべきものが多い人にはおすすめです。
PreSonusのオーディオインターフェイスおすすめ10選
製品名 | 音質 | 入力端子の種類、数 | 接続方法 |
---|---|---|---|
AudioBox GO | 24bit/44.1~96kHz | XLR端子*1 ライン端子*1 フォーン端子*1 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
Revelator io24 | 24bit/44.1~96kHz | XLR端子*2 ライン端子*2 MIDI端子*1 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
Revelator io44 | 24bit/44.1~96kHz | XLR端子*1 ライン端子*1 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
AudioBox iOne | 24bit/44.1~96kHz | XLR端子*1 ライン端子*1 | USB(USBバスパワー対応) |
AudioBox USB 96 25th Anniversary | 24bit/44.1~96kHz | XLR端子*2 ライン端子*1 MIDI端子 | USB(USBバスパワー対応) |
AudioBox 96 Studio One Artistソフトウェアパック | 24bit/44.1~96kHz | XLR端子*2 ライン端子*1 MIDI端子*1 | USB(USBバスパワー対応) |
Studio 24c | 24bit/44.1~192kHz | XLR端子*2 ライン端子*1 MIDI端子*1 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
Studio 26c 2×4 マイクセット | 24bit/44.1~192kHz | XLR端子*2 ライン端子*1 MIDI端子*1 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
Quantum 2626 | 24bit/44.1~192kHz | XLR / ラインコンボ端子×8 光デジタル入力端子*2 MIDI端子*1 | USB-Type C |
Studio 1810c | 24bit/44.1~192kHz | XLR / ラインコンボ端子×2 XLR/Inst/ラインコンボ端子*2 光デジタル入力端子*1 ライン端子*4 MIDI端子*1 | USB-Type C |
【PreSonus】
AudioBox GO(AUDIOBOXGO)
PreSonusの中でも最もコンパクトかつリーズナブルで、ハイレゾコンテンツの制作にも対応しているオーディオインターフェイスです。
対応OSの幅が非常に広く、WindowsやMacだけでなく、iOSやChrome OS、Androidにも対応しているためほぼ全てのデバイスで使用できます。
XLR端子からは48Wのファンタム電源の出力にも対応しており、コンデンサーマイクを使うことも可能です。
音質 | 24bit/44.1~96kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR端子*1 ライン端子*1 フォーン端子*1 |
接続方法 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
【PreSonus】
Revelator io24(REVELATORIO24)
2つのXLR端子とライン入力端子により、レコーディングはもちろん配信やラジオもできるPreSonusのオーディオインターフェイスです。
マイクのパフォーマンスを最大限に引き出すクラスA XMAX-Lプリアンプが独立して2基搭載され、ノイズの少ない音声が録れます。
様々なニーズに対応できる8種類のファクトリープリセットやソフトウェアバンドルも付属し、コスパは抜群です。
音質 | 24bit/44.1~96kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR端子*2 ライン端子*2 MIDI端子*1 |
接続方法 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
【PreSonus】
Revelator io44
握りやすいコンパクトな筐体により、ポケットサイズでのスタジオ環境を実現しているPreSonusのオーディオインターフェイスです。
動画配信やライブに便利なループバック機能が搭載されており、音声を簡単にミックスして配信へ乗せることができます。
マイクのゲインは50dBと幅広く、様々な人に最適な音量設定ができるようになっています。
音質 | 24bit/44.1~96kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR端子*1 ライン端子*1 |
接続方法 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
【PreSonus】
AudioBox iOne
パソコンとiPadに最適化され、AppleのMFI認証も通っている信頼性の高いPreSonusのオーディオインターフェイスです。
最新のDAWソフトウェアであるStudio One® Artistが無料でダウンロードでき、豊富なエフェクトやプラグインで楽曲制作がはかどります。
盗まれそうになってもKensingtonセキュリティスロットが搭載されているため、セキュリティワイヤーにより盗難を防ぐことができます。
音質 | 24bit/44.1~96kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR端子*1 ライン端子*1 |
接続方法 | USB(USBバスパワー対応) |
【PreSonus】
AudioBox USB 96 25th Anniversary
本格的な音楽制作を始めたい人に向け、最適な端子がバランス良く揃っているPreSonusのオーディオインターフェイスです。
各チャンネルごとにクリップインジケーターが独立して配置されており、どの音を調節すべきかがわかりやすくなっています。
本体は剛性の高いスチール製のシャーシが使われており、落下時の衝撃から内部のパーツを強力に保護します。
音質 | 24bit/44.1~96kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR端子*2 ライン端子*1 MIDI端子 |
接続方法 | USB(USBバスパワー対応) |
【PreSonus】
AudioBox 96 Studio One Artistソフトウェアパック
宅録に必要なモニターヘッドホンやマイクなど、全てが揃えられているPreSonusのオーディオインターフェイスのコンプリートパックです。
コンデンサーマイクはスタジオグレードのものが選ばれており、高い感度でクリエイターの意思を忠実に受け止めます。
モニタースピーカーは複数の入力方法に対応しており、オーディオインターフェイス用だけでなくミニコンポ用としても使えます。
音質 | 24bit/44.1~96kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR端子*2 ライン端子*1 MIDI端子*1 |
接続方法 | USB(USBバスパワー対応) |
【PreSonus】
Studio 24c
シンプル・コンパクトな作りながら、音の歪みを抑えた聞き疲れしないサウンドが特徴のPreSonusのオーディオインターフェイスです。
サンプリング周波数が192kHzと音質面でのアドバンテージが大きく、なめらかかつ繊細な上質な音楽体験が期待できます。
USB-Type Cでの接続にはなりますが、USB 2.0との互換性があるため古いパソコンでも問題なく使用できます。
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR端子*2 ライン端子*1 MIDI端子*1 |
接続方法 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
【PreSonus】
Studio 26c 2×4 マイクセット
世界トップレベルの性能を有するDAWとスタジオグレードのコンデンサーマイクをセットにしたPreSonusのセット商品です。
オーディオインターフェイスの中心にはゲインの状況がわかるパネルが入っており、フルカラーでみやすさを追求しています。
机や床からの振動がノイズとして入り込まないようにするショックマウントも付属し、録音、配信中のトラブルを防ぎます。
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR端子*2 ライン端子*1 MIDI端子*1 |
接続方法 | USB-Type C(USBバスパワー対応) |
【PreSonus】
Quantum 2626
圧倒的な多機能性により、バンド単位でのレコーディングも難なくこなせるPreSonusのオーディオインターフェイスです。
ライン入出力のダイナミックレンジは118dBと幅が広く、ドラムなどのキレのある音も逃さず処理できます。
ADAT対応のマイク・プリアンプを活用してアナログI/Oの拡張ができ、Quantumシリーズだけで大規模なスタジオの構築も可能です。
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR / ラインコンボ端子×8 光デジタル入力端子*2 MIDI端子*1 |
接続方法 | USB-Type C |
【PreSonus】
Studio 1810c
最大18チャンネルの入力に対応し、大規模編成でのレコーディングにも対応可能なPreSonusのオーディオインターフェイスです。
ミキシングは専用アプリのUC Surfaceを使えばリモートででき、どこからでもオーディオインターフェイスにアクセスできます。
サイズは縦140mm、横317mmとやや大きめですので、ラックに収納することをおすすめします。
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
---|---|
入力端子の種類・数 | XLR / ラインコンボ端子×2 XLR/Inst/ラインコンボ端子*2 光デジタル入力端子*1 ライン端子*4 MIDI端子*1 |
接続方法 | USB-Type C |
まとめ
PreSonusのオーディオインターフェイスには、接続方法や音質など、様々な特徴を持った商品が数多く販売されています。
みなさんもこの記事を参考に、素敵なオーディオインターフェイスを是非一度探してみてください。
PreSonusのオーディオインターフェイスの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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