キャンプで日差しや雨を防ぐタープを使用するには、欠かせないアイテムである「タープポール」。
高さ調節のできる「伸縮式」のタープポールはコンパクトに収納できるため、荷物を少なくしたい方にもおすすめです。
しかし、素材や長さなどさまざまな種類があり、どれが自分に合うのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、コンパクトに持ち運びができる収納式タープポールのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
伸縮式タープポールを使うメリット
コンパクトに持ち運びができる
伸縮式タープポールを使用する1番のメリットは、使用しないときはコンパクトに収納できるため、持ち運びが便利なことでしょう。
コンパクトに収納できるため、自宅の収納場所や車の積載スペースも必要最低限で済みます。
軽量なアルミやカーボンを使用した商品を使用すれば、さらに簡単に持ち運びができるため、おすすめです。
自由に高さ調節が可能
伸縮式タープポールは使用用途や天気、人数などに合わせて、自由にポールの高さを調節できます。
さまざまな種類のタープに合わせて、メインポールやサブポールとして使用できるでしょう。
さらに、タープのみではなくテントのキャノピーとしても使用できるため、汎用性の高い商品です。
タープ設営後も微調整ができる
自由に高さ調節が可能な伸縮式のタープポールですが、スライド式であればタープ設営後も高さの微調整が行えます。
キャンプでは天気予報は晴れであっても、急に風や雨が強くなってしまうこともありますよね。
そのような時でもスライド式のタープポールであれば、雨が入り込まないようにタープの高さを変えられます。
さまざまなタープアレンジに対応可能
伸縮式タープポールは自由に高さ調節ができるため、さまざまなタープアレンジを楽しめるでしょう。
「ダイヤモンド張り」や「ステルス張り」などが可能なレクタタープを使用している方には、特におすすめの商品です。
タープを傷から守る「ポールエンドロック」がセットになった商品であれば、さらにたくさんのアレンジを楽しめます。
伸縮式タープポールを使うデメリット
耐久性が低い
伸縮式のタープポールは高さを自由に調節可能な分、耐久性が低い商品が多いです。
設営後も微調整可能な「スライド式」は先端に向かうにつれて細くなるため、メインポールとしての使用は難しいでしょう。
しかし、「プッシュボタン式」であれば、ストッパーにロック機能がついているため、メインポールとしても安心して使用できます。
素材によっては重量があり持ち運びが大変
伸縮式のタープポールは使用される素材によっては、重量が重くなり持ち運びにくい傾向にあります。
特にステンレスを素材として使用している商品は、耐久性に優れますが重量があるので、購入する際は注意が必要でしょう。
しかし、軽量すぎるポールは強風の際にポールごと飛んでいく可能性もあるため、バランスを考えながら選んでください。
デザインのパターンが少ない
近年タープポールは「木目調」のデザインやレッド、イエローなどさまざまなカラーの商品が発売されています。
しかし、伸縮式タープポールはブラックやシルバーなどの、シンプルなデザインの商品が多いです。
そのため、使い勝手の良い伸縮式ポタープポールですが、キャンプギアの雰囲気を統一したいという方には、あまりおすすめできません。
伸縮式タープポールの選び方
使用するタープに合わせて本数を決めよう
キャンプで設営するタープの種類に合わせて、必要なタープポールの本数を確認しましょう。
六角形の「ヘキサタープ」であれば、基本的にはメインポールは2本必要です。
長方形や正方形の「レクタタープ」であれば、さらに4本のサブポールがあることで快適に過ごせます。
しかし、同じ形のタープでも設営方法によって必要なポールの本数はさまざまです。
あらかじめどのようにタープを設営したいのか確認しておくと、スムーズに商品を選べます。
用途に合った太さと高さをチェック
ポールの太さや高さは耐久性や耐風性に関わるため自分の使用用途に合わせて、必要なポールを選びましょう。
メインポール
負担がかかりやすいため、「太さ25mm以上」であれば安心です。
高さは「身長+50~80cm前後」を基準に選べば腰をかがめずに移動できるでしょう。
サブポール
負担が少ないサブポールは、「太さ16mm」を基準に選びましょう。
高さは使用用途によってさまざまですが、「120~180cm」の高さに設定可能な商品がおすすめです。
自分に合った素材を選ぶ
タープポールには主に3種類の素材が使われています。
キャンプスタイルに合わせて自分に合った素材のポールを選びましょう。
アルミ
軽量でサビにも強く、耐久性に優れます。
やや価格は高いですが携帯性を重視する方におすすめです。
ステンレス
耐久性に優れ、購入しやすい価格が魅力ですが、重量がありサビやすいです。
カーボン
軽量でサビにも強く、耐久性も高いです。
高価な商品ですが、ハイスペックな商品を求める方におすすめですよ。
伸縮方法を確認しよう
伸縮方法は3種類あるので、それぞれの特徴を理解して自分に合った商品を選びましょう。
プッシュボタン式
連結するポールの本数によって高さを調節可能です。
耐久性は高いですが、使用する本数によっては持ち運びが大変です。
プッシュアップ式
突起を押しながらポールをスライドさせて高さを調節可能です。
持ち運びやすいですが、手を挟むなどの危険もあります。
スライド式
ポールをひねるだけで簡単に高さ調節可能です。
持ち運びが簡単で設営後も高さを調整できますが、耐久性は低いです。
収納や持ち運びしやすい商品がおすすめ
タープポールを購入する際は、持ち運びのしやすい商品を選びとよいでしょう。
さらに、収納時50cm以下の商品であればコンパクトなため、自宅の収納場所や車の積載場所でも収納に困りません。
また、分割可能なプッシュボタン式のタープポールはポールの本数が多いため、収納ケースがセットになった商品がおすすめです。
持ち手がついたバックタイプの収納袋であれば、持ち運びの機会が多いキャンプでも活躍します。
あると便利な機能や加工
タープポールにあると便利なおすすめの機能を紹介します。
ポールエンドロック
タープポールの先に取り付けることで、タープやロープが強風などで抜けにくくなります。
さらに、タープ下にポールを入れて設営する際に、シートを傷から守ることも可能です。
ローレット加工
ポール先端部分が格子状に削られており、ポールからタープやロープが抜けることを防ぎます。
同時に「曲げ加工」という加工が施されていれば、さらにリスクが軽減できます。
キャンパーに人気の高いメーカーをチェック
キャンパーに人気の高いおすすめのメーカーを3つ紹介します。
DOD
大阪に本社があるウサギのマークが目印のアウトドアメーカーです。
キャンプに必要な機能性は残しつつ、コスパの良い商品を多く発売しています。
snowpeak
新潟に本社があるアウトドアメーカーです。
初心者から上級者までさまざまなキャンパーに愛用されています。
FIELDOOR
低価格で購入しやすい商品を発売するアウトドアメーカーです。
商品の数も多く、初心者の方にもおすすめです。
気になる価格帯を確認しよう
伸縮式タープポールの価格は安いと3,000円台から高いと15,000円台の商品まで、さまざまな価格帯の商品が発売されています。
使用される素材や耐久性、メーカーのブランド力によって価格帯は決まります。
価格の高い商品は長く愛用できる商品が多いですが、使用する人によってはオーバースペックとなる可能性も。
価格はあまり気にせず、自分の使用用途に合った使い勝手の良い商品を選ぶとよいでしょう。
伸縮式タープポールおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 |
---|---|---|---|
FIELDOOR アルミテントポール | 250g | φ16mm×74~150cm | アルミニウム |
LOGOS プッシュアップポール | 670g | 150~270cm | アルミニウム |
OneTigris アルミポール | 580g | φ18mm×125~160cm | アルミニウム |
Fungoal アルミポール | 600g | φ22~28mm×90~230cm | アルミニウム |
DOD コンパクトタープポール | 1000g | φ19mm×71~203cm | アルミ合金 |
Soomloom アルミポール | 1290g | φ33mm×120~280cm | アルミ合金 |
DOD ハイパームテキポール | 1500g | φ35mm×134~264cm | アルミ合金 |
snow peak ウイングポール | 1210g | φ30mm×140~280cm | アルミ合金 |
SANLIKE タープポール | 385g | 71.5~242cm | カーボン |
FIELDOOR タープポール | 200g | φ23mm×43~180cm | カーボン |
【FIELDOOR】
アルミテントポール
サブポールとしての使用におすすめの重量250gと軽量で持ち運びのしやすい、伸縮式タープポールです。
ポールには「A7075超々ジュラルミン」という耐久性に優れた素材を使用しているため、風の強い日でも安心して使用できます。
また、収納サイズ37cmとコンパクトに収納可能なため、徒歩やバイク、公共交通機関を使用する方にも向いているでしょう。
重さ | 250g |
---|---|
サイズ | φ16mm×74~150cm |
素材 | アルミニウム |
【LOGOS】
プッシュアップポール(71903000)
タープの使用用途に合わせて、150~270cmまで高さを自由に調節できる「プッシュアップ式」のタープポールです。
34段階まで細かく調節できるため、アイディア次第ではさまざまなタープアレンジが楽しめるでしょう。
ポールの先端部分にはゴムでできたポールエンドがセットになっているため、タープやロープが風で飛ばされることもありません。
重さ | 670g |
---|---|
サイズ | 150~270cm |
素材 | アルミニウム |
【OneTigris】
アルミポール
素材に「7075アルミニウム合金」を使用しているため、軽量で耐久性に優れた伸縮式のタープポールです。
プッシュボタン式のため設営や撤収が簡単にでき、風が強い出日でも安心して使用できるでしょう。
ポールの先端部分はやや太くなっており、タープやロープの脱落を防ぐことができます。
重さ | 580g |
---|---|
サイズ | φ18mm×125~160cm |
素材 | アルミニウム |
【Fungoal】
アルミポール
ポールの高さをひねるだけで簡単に90~230cmまで自由に調節できる、スライド式のタープポールです。
重量600gと軽量でコンパクトに持ち運び可能なため、テントのキャノピーとして使用してもよいでしょう。
また、スライド式であるためテント設営後の高さの微調整や、急な悪天候にも簡単に対応できます。
重さ | 600g |
---|---|
サイズ | φ22~28mm×90~230cm |
素材 | アルミニウム |
【DOD】
コンパクトタープポール(XP1-630-BK)
収納時40cmとコンパクトで持ち運びのしやすい、テントのキャノピーやサブポールにおすすめのタープポールです。
ポールの先端部分にはローレット加工や曲げ加工が施されているため、強風などでポールからロープが抜けることを防げます。
また、ブラックとレッドの2カラーから選べ、どちらもツヤ消し塗装されているため、高級感のある仕上がりとなっています。
重さ | 1000g |
---|---|
サイズ | φ19mm×71~203cm |
素材 | アルミ合金 |
【Soomloom】
アルミポール
ポールの直径33mmかつ厚さ15mmと耐久性に優れた、プッシュボタン式のタープポールです。
「A6061アルミ合金」という耐久性や耐食性に優れた素材を使用しているため、お手入れをしながら長く愛用できるでしょう。
ポールからロープやタープの脱落を防ぐ「ポールエンドストッパー」がセットになっているため、風の強い日でも安心です。
重さ | 1290g |
---|---|
サイズ | φ33mm×120~280cm |
素材 | アルミ合金 |
【DOD】
ハイパームテキポール(XP8-632-WD)
直径35mmと耐久性に優れるため大型タープのメインポールとしても使用可能な、プッシュボタン式のタープポールです。
ポールは4本に分割可能で、ポールを連結することで高さを65cm刻みで自由に調整できます。
カラーはブラックとウッドの2色展開で、ウッドはナチュラルな雰囲気のキャンプサイトを目指している方におすすめです。
重さ | 1500g |
---|---|
サイズ | φ35mm×134~264cm |
素材 | アルミ合金 |
【snow peak】
ウイングポール(TP-001)
直径30mm、厚さ1.5mmと耐久性に優れた大型タープのメインポールとして安心して使用可能な伸縮式タープポールです。
連結部分はプッシュボタン式のため、親指でボタンを押し込み移動させるだけで簡単に設営や撤収ができます。
また、ポールの先端にはローレット加工が施されているため、タープやロープの脱落を防ぎ、風の強い日でも安心して使用できます。
重さ | 1210g |
---|---|
サイズ | φ30mm×140~280cm |
素材 | アルミ合金 |
【SANLIKE】
タープポール(SD-212)
軽量ながら耐久性にも優れたカーボン素材を使用した、小型タープやサブポールとしての使用におすすめのタープポールです。
タープやロープの脱落を防ぐポールエンドロックがセットになっており、標高の高い場所では避雷としても役立ちます。
また、収納時60cmで重量385gと軽量で持ち運びしやすいため、徒歩やバイクでキャンプを楽しむ方にもおすすめです。
重さ | 385g |
---|---|
サイズ | 71.5~242cm |
素材 | カーボン |
【FIELDOOR】
タープポール
ポールの高さを無段階に43~180cmまで調節可能なスライド式で、コンパクトに持ち運び可能なタープポールです。
最大直径23mmあり耐久性に優れるカーボン製のため、小さなタープやテントのキャノピーとしての使用に向いています。
また、重量200gと軽量のため持ち運びしやすく、徒歩やバイク、公共交通機関を使用してキャンプに行く方におすすめです。
重さ | 200g |
---|---|
サイズ | φ23mm×43~180cm |
素材 | カーボン |
まとめ
今回は、コンパクトに持ち運びができる収納式タープポールのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分の使用するタープに合った使い勝手の良いポールを見つけて、キャンプを快適に楽しんでください。
伸縮式タープポールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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