生涯スポーツともいわれるスキーは、子どもからお年寄りまで楽しめるスポーツのひとつです。
仕事がひと段落したのをきっかけにスキーを始めたい方や、自分に合ったスキー板を見つけたい方もいるのではないでしょうか。
スポーツ用品店へ行っても、メーカーや種類が多くて何を選べばいいかわかりませんよね。
今回は、シニアにおすすめのスキー板の選び方や商品を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 シニア向けスキー板を使うメリット
- 2 シニア向けスキー板を使うデメリット
- 3 シニア向けスキー板の選び方
- 4 シニア向けスキー板おすすめ10選
- 4.1 【ATOMIC】REDSTER MX + M 10 GW
- 4.2 【ATOMIC】REDSTER XI + M 10 GW
- 4.3 【HEAD】SHAPE V4 PERFORMANCE SKI
- 4.4 【HEAD】SHAPE V1
- 4.5 【SALOMON】S/RACE 8(AND M11)
- 4.6 【SALOMON】S/MAX 8(AND M11)
- 4.7 【FISCHER】THE CURV TI TWIN POWERRAIL
- 4.8 【FISCHER】RC4 POWER TWIN POWERRAIL
- 4.9 【ROSSIGNOL】EXPERIENCE 80 CARBON (XPRESS)
- 4.10 【ROSSIGNOL】EXPERIENCE 76 (XPRESS)
シニア向けスキー板を使うメリット
シニア向けのスキー板として初級~中級レベルのオールラウンドタイプのモデルがおすすめです。
柔らかさや軽さを追求しているため、プレートを使用せず、スキー板の硬度を上げる素材の使用を最低限にしています。
また、センター幅が広く太めの設計になっています。
さらに、滑走中の振動を抑える構造も組み込まれています。
そのため、重量が軽く浮力があり、どんな雪面にも対応できるのが、シニア向けのスキー板です。
シニア向けスキー板を使うデメリット
軽量のスキー板は、高速のスピードには向いていません。
軽量のスキー板はレーシング用のスキー板と比べて軽量で浮力が強いので、高速では安定せず、板がバタつくので滑りづらいです。
シニア向けのオールラウンドのスキー板は、低速で小回りから中回りで滑る前提で設計されています。
ですので、ゆったりと滑りたい方にはおすすめですが、大回りや小回りでスキー板を使い分けたい上級レベルの方には向いていません。
より高レベルの滑走をしたい方は、レーシング用やデモ用の柔らかいモデルがよいでしょう。
シニア向けスキー板の選び方
スキー板の種類
スキー板は大きく分けて6種類あります。
「オールラウンド」「レーシング」「デモ」「パウダー」「フリースタイル」「モーグル」の6種類です。
シニア向けのスキー板は、オールラウンドタイプです。
幅広く軽量で浮力があるので、ゲレンデのどんな雪質にも対応できます。
ターンがしやすい構造になっているので、足腰の力に自信がなくなってきても滑りやすいです。
レベル
滑走レベルによって、使用するスキー板の種類が変わります。
低速でハの字で滑る初級は、オールラウンドで初級者向けのスキー板が最適です。
中級はスキー板を平行にそろえたパラレルターンができるレベルであれば、オールラウンドの中級者向けのスキー板がよいでしょう。
上級は、高速で切れのあるカービングターンができるならば、板の反発力や種目に合わせたスキー板がおすすめです。
長さ
滑走レベルや身長によって適したスキー板の長さがあります。
初級
身長-10cmが目安です。
低速でもターンしやすく、取り回しやすい長さです。
中級
身長-5cmが目安です。
多少スピードを出しても安定感のある長さ。
短くしすぎると、スピードを出したときにスキー板がバタつくので、-5cm程度がおすすめです。
上級
上級者は滑走する種目や雪面に合わせた長さを選びます。
大回りなら身長より20cm以上長い板を使用してみるのもおすすめです。
レーシングやデモでは、回転半径に合わせた板を選びます。
メーカー
シニア向けスキー板を選ぶ際は、メーカーにも注目してみましょう。
有名なメーカーは、「ATOMIC」「SALOMON」「HEAD」「FISCER」「ROSSIGNOL」などがあります。
どのメーカーもレーシング用のモデルを販売しており、長い歴史と技術を持ったメーカーです。
スキーは自然と接するスポーツなので、安全面も考慮して性能の良いものを選ぶとよいでしょう。
価格帯
初級者モデルですと、スキー板とビンディングを合わせて大体6万円前後で、スキー板の中でも求めやすい価格帯です。
中級者モデルだと、8~10万円程度が目安となります。
性能によって価格が異なりますが、ステップアップしたい方は性能の良いものを選ぶとよいでしょう。
上級者モデルは、15万円以上の価格帯です。
より専門性が高く、高性能のスキー板を使用するため価格は高くなります。
シニア向けスキー板おすすめ10選
【ATOMIC】
REDSTER MX + M 10 GW
これまで長くスキーを楽しんできた方におすすめで、大回りから小回りまで自在に操れるのが魅力的です。
衝撃吸収やねじりに強い「TIスタビライザー」と、振動を軽減する「パワーウッドコア」が安定した滑走を実現します。
雪面に合わせた滑走や、スピード感も楽しめるオールラウンドのスキー板です。
長さ | 156cm/163cm |
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ラディウス | 12.5m/13.5m |
重さ | 不明 |
【ATOMIC】
REDSTER XI + M 10 GW
体重が軽く、脚力が弱い方でもターンがしやすい一本です。
また、回転半径が大きめの設計なので、ゲレンデをゆったりと滑れます。
振動を軽減する「DENSOLITE CORE」が組み込まれており、体重の軽い方でも滑りやすいスキー板です。
シニアの中でも、特に小柄な女性におすすめです。
長さ | 149cm/156cm/163cm |
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ラディウス | 14,3m/14,9m/15,5m |
重さ | 2,480g/163cm |
【HEAD】
SHAPE V4 PERFORMANCE SKI
中級者向けのスキー板で、パラレルターンができる方におすすめです。
170cmの板でも1850gとかなり軽量で、長時間滑りやすくスキー旅行にも最適です。
回転半径が小さくて取り回しやすいのが特徴で、ターンし始めたときに雪面を捉えやすい設計になっています。
快適に滑れるうえに、技術のステップアップを目指せる一本です。
長さ | 149cm/156cm/163cm/170cm/177cm |
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ラディウス | 9,1m/10,2m/11,3m/13,0m/15,0m |
重さ | 1,850g/170 |
【HEAD】
SHAPE V1
これからスキーを始める方向けのエントリーモデルです。
センター幅が75mmと幅広で、浮力があり安定した滑りができます。
サイズ展開が豊富で、130~170cmまであり、自分に合った長さが見つかりやすいです。
また、回転半径が小さめで、小回りがしやすい設計になっています。
雪面からの反動を抑える構造になので、不慣れでも安心して滑れるのが特徴です。
パラレルターンにチャレンジしてみたい方にも適しています。
長さ | 130cm/140cm/150cm/160cm/170cm |
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ラディウス | 6.9m/8.3m/9.8m/11.5m/13.3m |
重さ | 不明 |
【SALOMON】
S/RACE 8(AND M11)
レーシング用モデルのSレースシリーズの技術を継承した、オールラウンドモデルです。
機敏に反応し、反発力が高いので脚力に自身のある方やレーシングに取り組んできた方に適しています。
扱いやすくスピードのコントロールやどんな回転半径のターンにも対応できるのが魅力的です。
さらなるステップアップを目指す方におすすめです。
長さ | 156cm/163cm/170cm |
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ラディウス | 12m/13m/14m |
重さ | 1,765g/1,885g/2,005g |
【SALOMON】
S/MAX 8(AND M11)
柔らかめのフレックスで、コントロールしやすくきれいなターンを描けます。
大回りにも小回りにも向いているスキー板で、エッジのグリップ力が良く、カービングターン向きの一本です。
軽量の設計なので、ゲレンデ内を楽に移動できるのも嬉しいポイントです。
黒を基調としており、シックで大人の雰囲気を持っています。
長さ | 150cm/155cm/160cm/165cm/170cm |
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ラディウス | 13m/13m/14m/15m/15m |
重さ | 1,000g/1,000g/1,060g/1,130g/1,230g |
【FISCHER】
THE CURV TI TWIN POWERRAIL
プレートが前後に分かれているので、板がたわみやすくターンがしやすくなっています。
センター幅70mm、トップテールも幅広にしてあるので、あらゆる雪面に対応できる一本です。
チタニウムのシートが他モデルよりも細めに入れることで、柔らかく軽量で扱いやすいスキー板を実現しています。
足が疲れにくいスキー板です。
長さ | 150cm/157cm/164cm/171cm |
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ラディウス | 13m/164cm |
重さ | 1,920g |
【FISCHER】
RC4 POWER TWIN POWERRAIL
中級者の用の一本です。
デモ用モデルの技術を受け継いだオールラウンドモデルです。
チタニウムのプレートを使用せず、柔らかめに仕上げてあります。
軽量な木材を採用しており、操作性にも優れています。
センター幅が68mmと少し狭めです。
サンドウィッチ構造なので、板のねじりを活かして滑りたい方におすすめです。
長さ | 150cm/155cm/160cm/165cm |
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ラディウス | 14.5m/165cm |
重さ | 1,800g |
【ROSSIGNOL】
EXPERIENCE 80 CARBON (XPRESS)
フランスの老舗メーカーのオールマウンテンモデルです。
センター幅が80mmと太めで、どんな雪面でも安定して滑走できるのがポイントです。
前後に分かれたプレートが板の柔らかさを引き出しています。
幅広のトップが雪面を捉えやすくしており、ターンの後半の板の滑走性を高めた設計です。
どんな雪面でも楽しく滑走できる魅力的なスキー板のひとつです。
長さ | 142cm/150cm/158cm/166cm/174cm/182cm |
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ラディウス | 10m/11m/13m/14m/16m/18m |
重さ | 2,900g/3,100g/3,200g/3,400g/3,500g/3,600g |
【ROSSIGNOL】
EXPERIENCE 76 (XPRESS)
こちらもオールマウンテンモデルで幅広なため、どんな雪面でも軽快に滑走できる形状です。
キャップ構造で軽量なところが特徴で、ゲレンデ内の持ち運びも苦労しません。
軽量ですが、振動を吸収してくれるので安定性があります。
脚力や体力に自信がない方や女性におすすめです。
長さ | 136cm/144cm/152cm/160cm/168cm/176cm |
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ラディウス | 9m/10m/12m/13m/15m/16m |
重さ | 2,800g/2,900g/3,000g/3,100g/3,200g/3,300g |
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