アイアン用カーボンシャフトと聞くと、シニアの方や女性の方などが使用しているイメージが強い方もいるでしょう。
しかし、最近では軽量スチールシャフトが出てきたり、男性でもカーボンシャフトと以前よりもシャフトの種類がたくさんあります。
実際に現在ツアーで活躍している男子、女子プロでも使っている方がいるので、どんな物を使っているのか気になる方もいるかもしれません。
今回は、カーボンのアイアンシャフトの選び方やおすすめの商品をご紹介するので、是非ご覧下さい。
目次
- 1 カーボンのアイアンシャフトを使うメリット
- 2 カーボンのアイアンシャフトを使うデメリット
- 3 カーボンのアイアンシャフトの選び方
- 4 カーボンのアイアンシャフトおすすめ10選
- 4.1 【日本シャフト】 N.S.PRO GT800 (N.S.PRO GT800)
- 4.2 【GRAPHITE DESIGN】ツアーAD-65 Type II(21gd-ad65-type2-s-8p)
- 4.3 【GRAPHITE DESIGN】ツアーAD-75 (21gd-tour-ad-i75)
- 4.4 【CRAZY】CRAZY DEAD IR (CZ-DEAD-IR)
- 4.5 【フジクラ】MCI-80-R(MCI-iron)
- 4.6 【UST mamiya】Recoil 660 (mamiya-recoil-ir-660)
- 4.7 【三菱ケミカル】OT TOUR IRON (1901h000024584)
- 4.8 【ジオテック】プロトタイプ RF-i バイオレット (33733314)
- 4.9 【KBS】TGI パラレル (ishtkbstgis)
- 4.10 【GRAPHITE DESIGN】 RAUNE IRON 105 (2302h000039249)
- 5 まとめ
カーボンのアイアンシャフトを使うメリット
高弾道のボールを打ちやすい
カーボンシャフトを使うことでしなりを使えるので、スチールシャフトよりも高弾道のボールが打ちやすくなります。
高弾道のボールが打てるとグリーンに直接狙えたり、グリーン上でボールを止めやすくなるでしょう。
結果的にグリーンオーバーなどのミスも減らせるので、ラウンドにも良い影響が出てくるかもしれませんね。
ヘッドスピードが上がる
女性やヘッドスピードが遅い方も、カーボンシャフトを使用することでしなりを利用できるので、ヘッドスピードが上がりやすいです。
ヘッドスピードが上がるとボールの飛距離アップにも繋がり、同じスイングでも楽に飛ばすことができるでしょう。
飛距離アップするとスコアにも影響が出てくる場合があります。
ドローボールが打ちやすい
カーボンシャフトはスチールシャフトよりもトルク(ねじれ)が大きいため、ドローボールが打ちやすくなります。
なので、普段シャフトが硬く感じる方やスライサーの方にもカーボンシャフトはおすすめです。
しかし、シャフトが柔らかすぎるとつかまりすぎてしまうので、選ぶ際は自分のヘッドスピードを踏まえながら考える必要があります。
カーボンのアイアンシャフトを使うデメリット
風の影響を受けやすい
カーボンシャフトはしなりが大きい分、天候や風の影響を受けやすくなります。
風向きがフォローの場合は良いですが、アゲインストだとボールの高さが出すぎて全く飛ばないと言うことが出てくるでしょう。
風の影響を受けにくくするには、クラブを短く持つなどの自分で工夫してスイングを変える必要があります。
軽く感じる場合もある
今までスチールシャフトを使用していた方や、パワーがある方はカーボンシャフトを使うと軽く感じる場合があります。
軽いとヘッドスピードは上がりやすいですが、ミート率が悪くなったりヘッドが暴れてしまう可能性も出てくるでしょう。
カーボンシャフトの場合も重量と硬さのバランスは大切になってくるので、スイングの特徴を考えながら選ぶことをおすすめします。
カーボンのアイアンシャフトの選び方
シャフトの硬さ(フレックス)で選ぶ
シャフトの硬さは柔らかい順にL、A、R、SR、S、Xがあり、それぞれヘッドスピードによっても変わってきます。
一般的にL、Aは女性向け、R以降はパワーヒッターの女性や男性向けとなるでしょう。
Xはプロゴルファーが使うような硬さで、ヘッドスピードも46m/s前後必要です。
調子(キックポイント)で選ぶ
シャフトを選ぶ上でキックポイントも大切になります。
ヘッドに近い方から先調子、中調子、元調子とシャフトのしなる場所が変わり、球筋も変わってくるでしょう。
高弾道やドローボールを打ちたい方にはヘッド側でしなる先調子、パワーヒッターの方には元調子がおすすめです。
自分のスイング傾向や理想の球筋をイメージして選んでみて下さいね。
シャフトの重量で選ぶ
重量は50g前後から100g超えのシャフトまで幅広くあり、一般的なゴルファーは80g台位までのシャフトを使う方が多いです。
パワーのある方やプロの方は100g以上のシャフトを使っている方も多く、重くなるとシャフト自体も肉厚設計になるでしょう。
場合によって同じ重量のスチール素材よりも重く感じる方もいます。
後は自身のヘッドスピードや、ラウンドを通して疲れずに振ることができるシャフトを選ぶことがおすすめです。
メーカー
メーカーは、カーボンシャフトで有名なGRAPHITE DESIGNやフジクラ、三菱があります。
その他には、スチールシャフトを数多く出している日本シャフトやKBSからも、種類は少ないですがカーボン素材の商品が出ています。
それぞれカーボン素材でも特徴が変わってくるので、自分に合うものを探してみると良いでしょう。
価格帯
価格帯は1本当たり1万円以外で購入できる物から、高価格帯だと1本で4万円以上するシャフトもあります。
地クラブメーカーのシャフトは高い傾向があり、アイアンは本数が多いので予算との兼ね合いはとても大切です。
セットで販売しているシャフトもあるので、一気に交換したい方はそちらを見てみても良いでしょう。
カーボンのアイアンシャフトおすすめ10選
メーカー 商品名 | 重量 | フレックス(硬さ) | キックポイント(調子) |
---|---|---|---|
日本シャフト N.S.PRO GT800 | 85.5g | S | 中 |
GRAPHITE DESIGN ツアーAD-65 Type II | 68g | S | 中 |
GRAPHITE DESIGN ツアーAD-75 | 78~80g | R、S | 中 |
CRAZY DEAD IR | 102g | I-100 | 中元 |
フジクラ MCI-80-R | 84g | R | 中 |
UST mamiya Recoil 660 | 68g、71g | R、S | 中 |
三菱ケミカル OT TOUR IRON | 83g | S | 中元 |
ジオテック プロトタイプ RF-i バイオレット | 60g | R、S | 先 |
KBS TGI パラレル | 50g~80g | ― | ― |
GRAPHITE DESIGN RAUNE IRON 105 | 110g | X | 中 |
【日本シャフト】
N.S.PRO GT800 (N.S.PRO GT800)
カーボンシャフトですが、スチールの様な感覚で打ちたいアスリート方向けのシャフトです。
キックポイントは中ですが、手元側に重量感を持たせることでどんなヘッドでも楽に振り抜きやすいでしょう。
コントロール性にも優れており、Tip側に特殊バイアス層を設けているので、粘りのある球離れも実現しています。
重量 | 85.5g |
---|---|
フレックス(硬さ) | S |
キックポイント(調子) | 中 |
【GRAPHITE DESIGN】
ツアーAD-65 Type II(21gd-ad65-type2-s-8p)
軽量のカーボンシャフトとなっているので、幅広いプレーヤーに使いやすい商品です。
打ちやすくて振り抜きやすい点が特徴で、高弾道でピンを狙いやすくなるでしょう。
また、こちらは8本セットになっているのでアイアンのシャフト全て揃えたい方にもおすすめです。
重量 | 68g |
---|---|
フレックス(硬さ) | S |
キックポイント(調子) | 中 |
【GRAPHITE DESIGN】
ツアーAD-75 (21gd-tour-ad-i75)
振りやすさと安定感両方求める方におすすめのカーボンシャフトで、番手も3~10まで選ぶことができます。
シャフト先端部の剛性が高くなっているのでその分ブレが少なくなり、軽量でありながらもしっかりとしたシャフトです。
やさしさと操作性も兼ね備えているので、初心者から上級者の方まで使いやすいでしょう。
重量 | 78~80g |
---|---|
フレックス(硬さ) | R、S |
キックポイント(調子) | 中 |
【CRAZY】
CRAZY DEAD IR (CZ-DEAD-IR)
CRAZYと言う地クラブメーカーで、このシャフトは少し高価格帯の商品になります。
番手別設計をしているシャフトになり、ハリと粘りの特徴がありながら全ての番手同じ感覚で振ることが出来るでしょう。
こちらはシャフト重量が100g越えなので少し重く感じる場合もありますが、重い場合は同じシリーズのI-80も選択可能です。
重量 | 102g |
---|---|
フレックス(硬さ) | I-100 |
キックポイント(調子) | 中元 |
【フジクラ】
MCI-80-R(MCI-iron)
女子プロゴルファーの堀琴音選手が使用しているアイアン用カーボンシャフトで、R以外にもSの硬さや、他のシャフト重量からも選べます。
特徴としてしなりと操作性を両立出来るシャフトと言われており、スピンをかけやすくしっかりグリーンに狙うことができるでしょう。
スチールシャフトと比較しても耐久性能や打ちやすさの面で優れています。
重量 | 84g |
---|---|
フレックス(硬さ) | R |
キックポイント(調子) | 中 |
【UST mamiya】
Recoil 660 (mamiya-recoil-ir-660)
メーカー独自のカーボン積層テクノロジーを採用していることで、飛距離性能と方向性の両立を実現しているシャフトです。
カーボンシャフトの特徴でもあるしなりはありますが、それと同時につぶれ戻りも最適化も生みだしています。
また、シャフトの加工としてイオンプレーティング加工が施されているので、見た目はとても高級感があるでしょう。
重量 | 68、71g |
---|---|
フレックス(硬さ) | R、S |
キックポイント(調子) | ミッドロー |
【三菱ケミカル】
OT TOUR IRON (1901h000024584)
番手別設計のシャフトになっており、この種類以外にも様々な重さや番手から選ぶことができます。
シャフト先端部分の剛性が高くなっていることで、方向が安定しやすいでしょう。
また、スムーズなしなりと高重量カーボンシャフト特有のハード感をあまり感じることなく振ることができます。
重量 | 83g |
---|---|
フレックス(硬さ) | S |
キックポイント(調子) | 中元 |
【ジオテック】
プロトタイプ RF-i バイオレット (33733314)
シャフトの特性として中間~粘り系で、トルクをしぼり過ぎないことで振り抜きやすくなっています。
重量が60gと軽量ながら、重いシャフトのメリットでもあるしっかりとしたインパクトを体感できるでしょう。
デザインは黒と紫を基調とした色合いで、コスパも良くシャフトのフレックスを選ぶことができます。
重量 | 60g |
---|---|
フレックス(硬さ) | R、S |
キックポイント(調子) | 先 |
【KBS】
TGI パラレル (ishtkbstgis)
このメーカーはスチールシャフトが多いですが、このシリーズが初めてのアイアン用カーボンシャフトで重量も選ぶことができます。
高い打ち出し角度、スピン量をコントロールしながら打てるのが特徴です。
KBS-TOURと同じ剛性分布となる様に設計されており、重量とバランス共に最高のパフォーマンスを発揮できるでしょう。
重量 | 50g~80g |
---|---|
フレックス(硬さ) | ― |
キックポイント(調子) | ― |
【GRAPHITE DESIGN】
RAUNE IRON 105 (2302h000039249)
シニアで活躍している清水洋一プロが使用しているシャフトで、その他にも柏原明日架プロ、全美貞プロの感想もホームページで見られます。
カーボン設計の自由度を生かした作りで、ロングやミドルアイアンではボールの高さ、ショートアイアンではコントロール性に優れているでしょう。
女性から男性まで幅広い方が使えるシャフトです。
重量 | 110g |
---|---|
フレックス(硬さ) | X |
キックポイント(調子) | 中 |
まとめ
カーボンシャフトはボールが上がりやすく、スチールよりも楽に振れるので、プロの方でも使う人が増えてきています。
硬さや重量も幅広くあるので自分に合うものを見つけやすいです。
カーボンのアイアンシャフトを探す際は、是非今回の記事を参考にしてみてくださいね。
カーボンのアイアンシャフトの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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