スマートウォッチは時計型のウェアラブル端末になります。ビジネスユースからプライベートまで幅広く人気があります。
Apple Watchの発売あたりから人気に火が付きました。現在いろんなメーカーから発売されています。
年々新しいモデルが発売され、機能が追加され便利になっています。価格もかなり安くなり以前に比べてお手頃感が出てきました。
今回はその機能のうち「電子マネー」対応の安いスマートウォッチに焦点をあてて機能等について解説し、選び方とオススメ商品を紹介していきます。
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目次
- 1 電子マネー対応スマートウォッチとは
- 2 電子マネー対応スマートウォッチは安い・高いモデルで何が違う?
- 3 電子マネー対応スマートウォッチの相場価格!安いモデルの基準は?
- 4 スマートウォッチの基本的な選び方
- 5 電子マネー対応スマートウォッチおすすめ12選
- 5.1 【RISNY】RS-001M
- 5.2 【Fitbit】Fitbit Charge 4
- 5.3 【Fitbit】Fitbit Versa3
- 5.4 【Apple】Apple Watch Series3 GPSモデル 38m
- 5.5 【Garmin】vivo venu sq
- 5.6 【Apple】Apple Watch Series3 GPSモデル 42mm
- 5.7 【Sony】wena 3 rubber/metal/leather
- 5.8 【Sony】wena wrist pro
- 5.9 【Apple】Apple Watch SE 40mm
- 5.10 【Garmin】vivomove style
- 5.11 【Apple】Apple Watch Series 8 GPSモデル45mm
- 5.12 【Google】Google Pixel Watch
- 6 まとめ
電子マネー対応スマートウォッチとは
「電子マネー対応スマートウォッチ」とは、従来スマートフォンに備わっていた「おサイフケータイ機能」をスマートウォッチにて実現したものを指します。
非常に便利なおサイフケータイ機能でも、決済の度カバンからスマートフォンを取り出して、アプリを起動し、読み取り機にかざして決済ボタンを押すなどの操作が必要です。
電子マネー対応のスマートウォッチは腕に装着してますので、取り出す手間が無く、読み取り機にスマートウォッチをかざせば(機種によってはボタン操作あります)使用出来て非常にスムーズな会計が出来ます。
モデルによっては、クイックペイや交通系のカードの支払い、PayPayでの支払いも可能です。ただし、PayPayアプリをダウンロードできるのは「Apple Watch」だけなので、この点は注意が必要です。
電子マネー対応スマートウォッチは安い・高いモデルで何が違う?
電子マネー対応スマートウォッチ | 特徴 |
---|---|
安いモデル | ・電子マネーの管理機能に制限がある ・LINEやSNS返信機能がなし ・通話機能なし ・音楽の保存付加 ・健康管理機能がアバウト |
高いモデル | ・様々な電子マネーを管理できる ・健康管理機能の精度が高い ・デザイン性に優れている ・音声操作ができる ・スマホよりも高度な機能が満載 |
価格の違いは主に、決済対応以外の部分です。
製造メーカーのブランドとしての価値、デザイン、製品のグレードごとの機能性など差別化している部分が主に価格差になっています。
決済方法からして日本独自の決済方法もある為、日本向け仕様として製造している部分もあり、日本仕様決済に対応製品は高機能な製品が多く基本的に価格が高くなっています。
価格によってとは限りませんが、製品によって対応する決済手段は異なります。
電子マネー対応をうたっていても希望する決済方法に対応しているとは限りませんので、対応している決済手段の違いもしっかり見て行きましょう。
電子マネー対応スマートウォッチの相場価格!安いモデルの基準は?
対応製品を価格順に並べてみるとかなり幅広い価格帯があります。
ただ、電子マネー対応の製品というのはスマートウォッチ全体から言うと数としては少なく、高性能や高級製品に多く採用されていますのですごく安い製品と言うのはありません。
検索すると安い物で10,000円以下の製品もありますが、電子マネー決済をうたっていて一見使えるような表記にはなっていますが実際は使用出来ない物があります。
オススメ製品の価格帯と考えると安いもので1万5千円前後~3万5千円前後になります。この価格帯よりも上位の高価なモデルであったとしても機能的な部分はほぼ変わりません。この価格帯で探しても機能的にも性能的にも十分な製品があります。
スマートウォッチの基本的な選び方
対応スマートフォン・OS
使用するには基本的にスマートフォンが必要になります。
対応しているスマートフォンや対応しているOSでなければ使用出来ません。
主に3タイプあります。
- AppleのiOSと連動可能な「Watch OS」搭載型
- GoogleのAndroidと連動可能な「Wear OS by Google」搭載型
- 独自OS搭載型
独自OSのスマートウォッチは、Android対応の物が多いですがAndroid/iOS両対応の製品もあります。
機能性
スマートウォッチは商品によって様々な機能性をもっているので、購入して便利と感じるものを整理しながら選ぶとよいでしょう。
中でも、下記の3点は外せない機能ですので、購入時にはチェックしておくべきです。
電子マネーに対応しているか
安価なスマートウォッチの中には、電子マネーに対応していないものもあるので注意が必要です。
おサイフケータイやクイックペイの決済に対応しているものを選べば、カバンから財布を取り出すことなく支払いできます。
キャッシュレス決済が目的の方は、非接触ICチップであるNFCやFelicaを搭載した機種を選択するとよいでしょう。
バッテリーが長持ちするか
スマートウォッチのバッテリーは短いもので1日未満、長いものでは2週間以上ももつものが販売されています。
売れ筋商品の大半が1週間以上もつものであり、週末の休みがやってくるタイミングで充電できるため、非常に便利です。
バッテリーのもちが悪いものは、いざ使おうとしたタイミングで使えなくなることも多いので、避けた方が無難でしょう。
スポーツや健康管理に使えるか
スマートウォッチを選ぶ際は、スポーツや健康管理に使えるかをチェックしておくとよいでしょう。
睡眠管理や最大心拍数の測定など人によって管理したい項目は異なるので、様々な機種を比較しながら検討するとよいでしょう。
安いスマートウォッチはアバウトな数字しか出てこないこともあるので、シビアな管理を求める方は高いものを購入してください。
デザイン・見た目
- Apple Watchを模したようなスクエア(四角型)デザイン
- 従来の腕時計の形に近いラウンド(丸)型デザイン
細身で表示画面が縦長なリストバンド型が多いです。
見た目普通の時計のようにアナログ針を搭載していて表示機能は無いですが、スマートフォンでトラッカーを確認するというような製品もあります。
ビジネス用等で使っても違和感無いようなタイプ、アウトドア向けのようなタフなデザインの製品もあります。
どのようなシチュエーションで使うかTPOなども考えて選びましょう。
電子マネー対応スマートウォッチおすすめ12選
価格、決済機能、バッテリー性能を優先的に考えて選定しました。
特に決済機能に関して注意する事があります。
電子マネーによる非接触決済の技術にはNFCという技術が用いられています。
日本で多く普及している非接触決済の技術はこのNFCから派生したFelicaという規格で通信しています。
つまりはNFC対応していてもFelicに対応していなければ電子マネー対応をうたっているものがあっても日本では使用出来ないのです。
電子マネー対応スマートウォッチを探していると、比較的低価格な製品も見つかります。価格は10,000円以下で購入出来、google pay等に対応しています。
比較的低価格で機能性も問題なく非常に魅力的でしたが、仕様をみるとNFCのGoogle Payには対応していますがFelicaには対応していません。
海外モデルをそのまま日本で販売してるメーカーの物に見られます。
例外としてフォッシルというメーカーの最新モデルはウォッチ内にFelicaを搭載しています。現時点でソフト側が対応して無くて使用できませんが。将来的に対応予定のようです。
それでは上記注意点を踏まえておすすめする12機種紹介します。
【RISNY】
RS-001M
RISNYのRS-001Mは、選別基準とは外れるのでおすすめしようか迷ったのですが、安くて電子マネー決済に特化した製品という珍しいものなので紹介します。
スマートウォッチかと問われれば違うかも知れませんが、非接触で電子マネー利用可能な時計と考えるならアリかな?という製品になります。
見た目はダサイです。時計部分はおもちゃです。でも楽天Edyが使えます。
チャージはコンビニ等またはセブン銀行ATMでの現金チャージ及び残高確認可能。製造販売してるのは日本のメーカーで独自開発、Edyカードのチップを内蔵しています。
ラウンド(丸)型/楽天Edy専用 現金チャージ式
【Fitbit】
Fitbit Charge 4
対応OS | 対応スマートフォン iOS 13以降/Android 8.0以降 (Android端末のHuawei製品他に互換トラブル有、メーカーに対応機種一覧有) |
対応決済 | Fitbit Pay /モバイル Suica (Ferica対応) |
Fitbit Charge 4は、価格および機能性から言うとかなりオススメ出来ます。
見た目がリストバンド型でカジュアルな感じにはなるので人によっては使用する場面が限られる事もあるかもしれません。
決済方法にSuicaが対応しているので電子決済にも十分利用可能です。
基本性能・機能に関しても優秀で基本的な機能は対応しており、元々は運動向けのアクティブトラッカーのスマートウォッチのメーカーであるため、あらゆる計測センサーを備えて、かつ50m深水に耐える防水性能を持ちジョギング時の経路記憶するGPS機能も内臓します。バッテリーは満充電で通常使用であれば7日間持ちます(※GPS使用時は非常にバッテリー消耗が激しく5時間)
【Fitbit】
Fitbit Versa3
独自OS型 対応スマートフォン iOS 13以降/Android 8.0以降
(Android端末のHuawei製品他に互換トラブル有、メーカーに対応機種一覧有)
スクエア(四角)型
対応決済 Fitbit Pay / Suica (Ferica対応)
Fitbit Versa3は、Charge4と同じFitbit製品になりますが、こちらの方が上位モデルになります。デザインがスエア型になっていてCharge4がスポーティーな感じに対し、Versa3はお洒落な感じになっています。
機能性から言えばほぼ同等になりますが、画面が大きい分表示内容の視認性が高くテキスト表示が見やすいです。また着信に対してハンズフリー通話に対応しています。バッテリーの持ちはCharge4に劣りますが、急速充電をうたっており、12分で1日分の充電が可能です。
【Apple】
Apple Watch Series3 GPSモデル 38m
Watch OS型(iPhone専用)
スクエア(四角)型
対応決済 Apple Pay / Suica / iD / PASMO /WAON /nanaco (Ferica対応)
Apple Watch Series3 GPSモデルは、発売時期が4年前という事もあり現行製品と比較すると機能的に劣る部分は沢山ありますが、それでも基本的な機能は備えており、現役で十分の機能があります。
価格も非常にお手頃で豊富な決済方法に対応しているのは魅力的です。
ただしiPhoneが無ければ初期設定すら出来ませんので注意です。
【Garmin】
vivo venu sq
・独自OS型 対応スマートフォン iOS 13以降/Android 7.0以降(Huawei社製 スマートフォンとの相性問題有)
・スクエア(四角)型
・対応決済 Garmin pay /Suica (Ferica対応)
vivo venu sqは、ランニング用のスマートウォッチで有名なガーミンの製品になります。
非常にシンプルな機能のモデルですが、基本的な機能は備わっています。
健康管理やフィットネスに関する機能が充実していて、GPSによるジョギングのトラッキングも制度が高く定評があります。バッテリーも6日持ちます(GPS使用時はバッテリー消費が激しくなります)
【Apple】
Apple Watch Series3 GPSモデル 42mm
Watch OS型(iPhone専用)
スクエア(四角)型
対応決済 Apple Pay / Suica / iD / PASMO /WAON /nanaco (Ferica対応)
Apple Watch Series3 GPSモデルは、ケースサイズの大きいほうのモデルになります。機能性はほぼ変わりませんが、ケースサイズが38mmから42mmになっています。
たかだか4mmと思うかと思いますが、大きい分画面の視認性が高く、誤タッチは減るります。SNSの通知やニュースアプリの記事も読みやすくなります。
見た目にも38mよりも存在感があります。重さは10gしか違わないので体感に違いは無いです。個人的にはこっちのほうがおすすめです。この機種もiPhoneが無いと初期設定すら行えず、機能限定されてしまうのでiPhoneユーザー専用機と言っても過言ではありません。
【Sony】
wena 3 rubber/metal/leather
対応スマートフォン iOS 11以降/ Android 6.0以降
リストバンド型
対応決済 Suica/Edy/iD (Ferica対応)
ソニーのwena 3 rubber/metal/leatherは、rubber/metal/leatherとあるように購入時のバンドが3種類あります。
見た目がとてもスタイリッシュで薄く、軽く装着感が高いです。
基本的な機能も充実しており、AmazonのAlexaにも対応し直接音声で検索したり、連携製品等で家電を遠隔操作したりと製品の使用の幅がとても広いです。
メーカーは連携製品の充実も進めていて、自宅の鍵と連動するスマートロック機能などもあります。省電力化も進んでいて、1週間のバッテリー性能をうたっています。
※1つ難点があり、初期設定にはiOS端末が必要な仕様です。初期設定後はAndroid端末でも使用可能。
【Sony】
wena wrist pro
対応スマートフォン iOS 10以降/Android 6.0以降
バンド型
対応決済 Suica/Edy/iD (ferica対応)
Sony wena wrist proは変わり種の製品です。この製品パッと見だと何だこれってきっと思うでしょう。
この製品は従来のスマートウォッチと違い、時計の替えバンド型になってます。
取り付け構造や幅(22mm)に制限はありますが、他の時計のバンド部分として構成して使用します。画面が小さいので機能は通知と活動ログと非接触決済になります。活動ログはスマートフォンから確認します。
※wena3と同様、初期設定にはiOS端末が必要な仕様です。初期設定後はAndroid端末でも使用可能。
【Apple】
Apple Watch SE 40mm
Watch OS型(iPhone専用)
スクエア(四角)型
対応決済 Apple Pay / Suica / iD / PASMO /WAON /nanaco (Ferica対応)
Apple Watch SE 40mmは、最新のApple Watchの低価格モデルになります。
低価格モデルですが先に紹介したApple Watch Series3と比較すると、画面はより高精細で見やすくなっていて、搭載CPU等の能力も向上しており動作も機敏で、内蔵しているセンサー類も多く備えています。コストパフォーマンスの良さからApple Watchの現行モデルで一番売れています。
この機種もSeries3と同様でiPhone無しでは初期設定から進めません。
【Garmin】
vivomove style
対応スマートフォン iOS 13以降/Android 7.0以降
(Huawei社製 スマートフォンとの相性問題有)
ラウンド(丸)型
対応決済 Garmin pay /Suica (Ferica対応)
Garminのvivomove styleは、アナログ時計に機能を内蔵したハイブリッドタイプになります。
針は実物で背面部分が有機ELディスプレイになっています。
画面が有機ELを採用しているので通常の液晶に比べてコントラストが高く発色が鮮明で視野角が広いという特徴があります。表面のガラスも高強度なゴリラガラス3採用です。
GPSは搭載してませんが、スマホに搭載されたGPSと接続し位置情報を確認します。
【Apple】
Apple Watch Series 8 GPSモデル45mm
国内の主な電子マネーのほとんどを網羅しているので、快適なキャッシュレス生活を送れます。
Suica定期券(通勤用・通学用)にも対応しているので、学生から社会人まで幅広く利用できるでしょう。
ただ、紹介しているスマートウォッチのなかでは値段が上がってしまいます。
とはいえ、血中酸素濃度測定機能(SpO2)や心電図計測機能(ECG)など健康管理機能も充実しているのも事実。
他にもApple純正アプリを搭載しているので、iPhoneを使用している方はより便利に使いこなせるでしょう。
【Google】
Google Pixel Watch
Google Pay、SuicaやVisaのタッチ決済を利用してキャッシュレス生活を送れるスマートウォッチです。
すべてGoogleが開発しているので、GoogleマップやGoogleカレンダーなどの便利サービスは全て使用することができます。
精度の高いFitbitの機能を搭載しているので、健康管理用のスマートウォッチとしても優秀といえるでしょう。
また、ステンレススチールの高級感漂うベゼルを使用しているので、見た目も価格以上の仕上がりとなっています。
まとめ
スマートウォッチも年々進化して、電子マネー決済対応のスマートウォッチも増えてきましたが、日本の仕様が特殊かつ決済方法の乱立もあり、ほんとの意味で対応した製品はまだまだ少ないです。
対応していれば非常に便利な機能ですが、対応していると思い込んで購入したら使えなかったなんて事にならないように、しっかり仕様を確認してから購入しましょう。
安い電子マネー対応スマートウォッチの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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