ツアープロたちの中でPWの代わりに46度のウェッジを選ぶ方が増えたために、アマチュアゴルファーにも46度ウェッジの人気が出ています。
スピン量やランニングアプローチなど、あれば非常に重宝する46度ウェッジですが、注意点もあります。
また、多くのメーカーから発売されており、何を基準に自分に合ったウェッジを選べば良いのか悩んでしまいますよね。
そこで本記事では、46度ウェッジのメリットやデメリット、おすすめ商品を紹介しています。
人気でツアープロも使用するようなモデルから、アマチュアのために作られたモデルまで集めていますので、参考にしてみてください。
目次
- 1 46度ウェッジを使うメリット
- 2 46度ウェッジを使うデメリット
- 3 46度ウェッジの選び方
- 4 46度ウェッジおすすめ10選
- 4.1 【フォーティーン】RM-a WG クロム・パールサテン
- 4.2 【フォーティーン】DJ-5 WEDGE NS-TS-114w
- 4.3 【キャスコ】 DW-123
- 4.4 【ピン】 GLIDE4.0
- 4.5 【キャロウェイ】 JAWS FORGED (4H444610134M3000)
- 4.6 【クリーブランド】 CVX ZIPCORE (10325074)
- 4.7 【クリーブランド】 RTX6 ZIPCORE (10335225)
- 4.8 【タイトリスト】 SM9 (844RSF4610J)
- 4.9 【タイトリスト】 VOKEY FORGED
- 4.10 【アーティザン】 ARTISAN WEDGE
- 5 まとめ
46度ウェッジを使うメリット
スピン量が多い
アイアンセットに入っているPWは、ウェッジと言えどもアイアンの流れで作られており、比較的飛距離が出るような設計になっているものが多いです。
単品の46度ウェッジは、ウェッジとして設計されていますので、飛距離よりもスピン性能に特化しておりグリーンに止まりやすくなっています。
46度のロフト角ですと、100~120ヤードのグリーンオンを狙うショットに使用することが多いため、スピン性能の高い46度ウェッジがおすすめです。
PWとのロフト差に対応できる
最近のアイアンは、ストロングロフト化が進んでおりPWでも42度前後、中には40度と非常に立っているものもあります。
そのため、ウェッジが52度前後のものではロフト角の差が10度ほどになり飛距離に大きなギャップができてしまいます。
スコアアップに重要なパーオンの確立を高めるためにも、ショートゲームでの縦距離を合わせやすくすることは大きな武器になるでしょう。
ランニングアプローチに最適
特にアマチュアゴルファーでは、グリーンまわりのアプローチでどれだけ寄せられるのかが大切になってきます。
簡単でミスになる確率が少なくやさしいアプローチとして人気のランニングアプローチですが、転がすためロフトが立っている方が容易になります。
また、同じロフト角でもアイアンの流れのPWですと飛んでしまうイメージが強いため、アプローチのためのウェッジであった方が安心感も大きいです。
46度ウェッジを使うデメリット
フルショットが難しい
46度でPWと比較すると、ウェッジと同じ構造ですのでマッスルバック形状と同等の操作性や寛容性をもつということになります。
ですので、アイアンセットでキャビティ形状や中空構造のものを使用している方にとっては、急に難しいものを持つことになってしまいます。
プロのようにPWの代わりに入れる場合には特に注意が必要で、キャビティ形状のウェッジを選ぶなど自分に合ったものを考えて選択しましょう。
46度ウェッジの選び方
ソール形状
46度のウェッジは主にセカンドショットで用いることが多いですが、グリーン周りのアプローチで使用するかどうかを考慮すると良いでしょう。
ソール幅やバウンス角が大きいものは、ソールが芝の上をすべりやすく芝に刺さりにくいためざっくりなどのミスに強い傾向にあります。
アプローチでの使用頻度が多い方はバウンス角の大きいもので良いですが、フルショットメインの場合には大きすぎると抜けが悪くなってしまいます。
クラブ重量
アイアンセットのPWに追加する場合でも、PWの代わりに入れる場合でも、アイアンと同じ流れでスイングできると簡単に打てるようになります。
ウェッジだけが重すぎると無駄な力が入ってしまったり、軽すぎてもスイングが安定しないなど、14本のセッティング全体とのバランスが大切です。
できる限りシャフトはアイアンと同じものにして、長いものから短いものにかけてクラブ重量が重くなるようにセッティングしましょう。
メーカー
多くのトッププロの声を大切にして設計した上でアマチュア向けに改良しているメーカーや、アマチュアに限定して製造しているメーカーまで様々です。
プロ支給メーカーのものは操作性が高くスピン量などの性能値が高く、アマチュア向けメーカーは寛容性を中心に考えている場合が多いです。
それぞれのメーカーの特徴を考え、向き不向きを考慮して選ぶと良いでしょう。
価格
ウェッジの価格は様々で、安いものでは1万円を切るモデルから1本で3万円を超えるものまであります。
もちろん、高いものを買えばそれだけでスコアが良くなるわけではありません。
ヘッド形状やソール幅、バウンス角などの性能面から、自分のレベルや悩みに合わせて選ぶようにしましょう。
本記事では、幅広い価格帯のモデルを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
46度ウェッジおすすめ10選
メーカー・製品名 | バウンス角 | クラブ重量(シャフト) |
---|---|---|
フォーティーン RM-α | 7.5° | 458g(N.S.PRO TS-114w ver2) |
フォーティーン DJ-5 | 4° | 459g(N.S.PRO TS-114w) |
キャスコ DW-123 | 0°,2°,-12° | 446g(N.S.PRO 950GH) |
ピン GLIDE4.0 | 12° | 438g(N.S.PRO MODUS³ TOUR 105,56度) |
キャロウェイ JAWS FORGED | 10° | 440g(N.S.PRO 950GH neo) |
クリーブランド CVX ZIPCORE | 9° | 442g(N.S.PRO 950GH) |
クリーブランド RTX6 ZIPCORE | 10° | 439g(N.S.PRO 950GH neo) |
タイトリスト SM9 | 10° | 441g(N.S.PRO 950GH neo) |
タイトリスト VOKEY FORGED | 10° | 460g(Dynamic Gold) |
アーティザン ARTISAN WEDGE | 11° | 288g(ヘッドのみ) |
【フォーティーン】
RM-a WG クロム・パールサテン
シングルを目指すアマチュア向けに設計されたウェッジで、単純なライや状況で確実にパーを拾うことを目指して作られています。
スペック面では操作性に少し遊びの部分を持たせており、テクニックを使いつつも寛容性に重きを置いているため非常に扱いやすいウェッジです。
だんだんとゴルフに慣れ、スコアアップし、これからシングルゴルファーを目指そうという上達志向の強いゴルファーにおすすめです。
バウンス角 | 7.5° |
---|---|
クラブ重量(シャフト) | 458g(N.S.PRO TS-114w ver2) |
【フォーティーン】
DJ-5 WEDGE NS-TS-114w
「道具にできることは道具にmあかせる」をコンセプトに、DJシリーズ史上もっともやさしさを追求して作られたウェッジです。
アマチュアゴルファーが難しいテクニックに頼るのではなく、ウェッジがスピンをかけ、ウェッジがミスを補ってくれるようになっています。
大きめのヘッドですがシンプルな形状でスッキリと見え構えやすく、ややオフセット気味になっていることでつかまりやすくなっています。
バウンス角 | 4° |
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クラブ重量(シャフト) | 459g(N.S.PRO TS-114w) |
【キャスコ】
DW-123
初心者にやさしいドルフィンウェッジから、2023年に登場したアプローチ&バンカーをとにかくやさしくするウェッジです。
ドルフィンウェッジの特徴的なクアッドソールにクロスのラインが入り、刺さりにくく潜りにくい、そして抜けが良い形状になっています。
フェースが大きめで安心感があり、バンカーをはじめとしたグリーン周りでの使用がとてもやさしいと好評です。
バウンス角 | 0°,2°,-12° |
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クラブ重量(シャフト) | 446g(N.S.PRO 950GH) |
【ピン】
GLIDE4.0
濡れた状態やラフからでも安定したスピン量を得られる究極のスピン性能を誇り、番手別に最適なスピン性能を実現したウェッジです。
アマチュアゴルファーの声をしっかり聞きながら、ライ角やソール形状など一人一人に合わせてフィッティングできるのも魅力の一つです。
小ぶりでシャープなヘッド形状が難しさを連想させますが、ブレないヘッドやエラストマーCTPによって寛容性が高くなっています。
バウンス角 | 12° |
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クラブ重量(シャフト) | 438g(N.S.PRO MODUS³ TOUR 105,56度) |
【キャロウェイ】
JAWS FORGED (4H444610134M3000)
軟鉄鍛造ウェッジにノーメッキ処理の生溝が合わさり、過去にない打感とパフォーマンス性能が両立されているウェッジです。
フェース面がノーメッキ仕上げとなっているのでお手入れは必要ですが、錆びがどのようなライからでも安定したスピン量としてくれます。
ツアーからのフィードバックによりシャープな見た目になり、今後さらにスキルアップしてより高みを目指したいゴルファーにおすすめです。
バウンス角 | 10° |
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クラブ重量(シャフト) | 440g(N.S.PRO 950GH neo) |
【クリーブランド】
CVX ZIPCORE (10325074)
ショートゲームに特化し、ツアープロをはじめとした多くのゴルファーから支持されているクリーブランドのやさしさを極めたウェッジです。
あまり見ないキャビティバック形状のヘッドですが、アイアン同様にその形状からミスヒットに強く寛容性の高いモデルとなっています。
コスト的にも他のモデルより抑えられており、これからゴルフを始める方から中級者まで幅広いゴルファーにおすすめできるウェッジです。
バウンス角 | 9° |
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クラブ重量(シャフト) | 442g(N.S.PRO 950GH) |
【クリーブランド】
RTX6 ZIPCORE (10335225)
2023年に新しく登場したクリーブランドの最新作で、あらゆる状況からでも安定したスピン性能を発揮し寄せやすいウェッジになります。
ロフト別に異なる表面加工によってスピン量を最適化しつつ、ラフやウェッティな状況でもスピン量を確保できるようなフェース加工になっています。
特徴的なZIPCOREによる寛容性は高く、レビューでは芯を外してもスピン量も方向も距離も安定しているとのことでアマチュアにおすすめのウェッジです。
バウンス角 | 10° |
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クラブ重量(シャフト) | 439g(N.S.PRO 950GH neo) |
【タイトリスト】
SM9 (844RSF4610J)
言わずと知れたタイトリストのボーケイシリーズのウェッジは、長年世界でもっとも売れているウェッジです。
フォワードCGと言われる技術でヘッド前方に重心を配置したことに、より精度の高いコントロール性能と軟鉄鋳造とは思えないような打感が得られます。
ミスヒットによる距離の低下が抑えられていおり、また重心配置によって高く上がり過ぎないので、距離感がとても合わせやすいウェッジです。
バウンス角 | 10° |
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クラブ重量(シャフト) | 441g(N.S.PRO 950GH neo) |
【タイトリスト】
VOKEY FORGED
タイトリストのウェッジクラフトマンによって、日本のゴルファーのために生み出されたボーケイデザインの日本専用ウェッジです。
SMシリーズは軟鉄鋳造製だったのに対し、こちらは軟鉄鍛造製でとても心地よい打感と打音、そして美しいフォルムになっています。
グースネック形状でヘッドが少し軽めですが、スピン性能や操作性、そして寛容性とすべてにおいて高いレベルを実現しているウェッジです。
バウンス角 | 10° |
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クラブ重量(シャフト) | 460g(Dynamic Gold) |
【アーティザン】
ARTISAN WEDGE
アーティザンとは二人のベテランクラブ職人によって設立されたブランドで、ツアープレイヤーのフィードバックから高性能なクラブを作成しています。
中でもこのアーティザンウェッジは、軟鉄鍛造で精密なミルドフェースとなっており、他に類を見ない高いスピン性能となっています。
芯で打ちやすく抜けが良い、アマチュアゴルファーの中でもより高いレベルを目指しておりハイスペックなウェッジが欲しい方におすすめです。
バウンス角 | 11° |
---|---|
クラブ重量(シャフト) | 288g(ヘッドのみ) |
まとめ
46度のウェッジは、レベルに合わせて適切なものを選ぶことで、飛距離のギャップを埋めセカンドショットでグリーンをキャッチしやすくなります。
アイアンセットやほかのウェッジとの関連性を考えて、自分にとって最適なウェッジを選べるように、ぜひ参考にしてみてください。
46度ウェッジの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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