トンネル型テントは、設営がカンタンで使いやすく、デザイン性が高いことから人気のあるテントです。
そんなトンネル型テントで、温かい火の揺らめきとレトロな雰囲気が楽しめる薪ストーブが使えたら最高の時間が楽しめます。
本稿では、薪ストーブに対応しているトンネル型テントの解説と、おすすめをご紹介いたします。
- 海外遠征経験あり
- 釣り歴30年
- 年間釣行100日程
千葉県在住の中年アングラー。 幼少期はブラックバスやブルーギル釣りを嗜む。 現在は、国内外を旅をしながら釣り歩くのがライフワーク。 ルアーやヘチ釣りのような隙間時間にふらっと行ける釣りを好む。 海外遠征経験は、中国、モンゴル、タイ、台湾、ミャンマー、ラオス、韓国等。
目次
テント内での薪ストーブを使う際の注意
テント内で薪ストーブを使用する際は、薪ストーブに煙突を装着しテントの外に出して使用し、一酸化炭素チェッカーを用意しましょう。
また、テントに排煙用の煙突を出せる、排煙用の穴がついていても煙突の熱対策はチェックしてください。
薪ストーブの使用は自己責任ですので、使用上の注意を守り安全で快適な冬キャンプを楽しみましょう。
薪ストーブ対応トンネル型テントを使うメリット
設営がカンタン
トンネル型テントは、種類によって異なりますが数本のポールをアーチ状にして、カバーをかぶせるだけで組み立てられます。
単純な構造ですので、初心者でもカンタンに設営できるため、これからキャンプを始めたい方にはピッタリです。
中が広く開放的
トンネル型テントは、アーチ状の作りが天井が広く開放的な空間を生み出し、視覚的にとても広く感じます。
高さがあるモデルもありますので、ゆとりを持った広めのスペースが好みのキャンパーに好まれているテントです。
風に強い
トンネル型テントは、クローズした状態にすると、流線型となり風を受け流してくれます。
多くのテントは、風に弱く、強風時は撤収を余儀なくされますので、トンネル型テントは天候に強く安定してキャンプが楽しめるのが強みです。
薪ストーブがつかえる
メーカーが公式に「薪ストーブ対応」を謳っている、トンネル型テントは殆どありません。
しかし、排煙用の穴がついているモデルもありますが、煙突用の穴がなくても、ベンチレーションや出入り口のジッパーの隙間に煙突を差し込んで使用できます。
薪ストーブを使用するときは、煙突の熱対策と一酸化炭素チェッカーを必ず使用しましょう。
薪ストーブ対応トンネル型テントを使うデメリット
重量がある
ドーム型や軍幕、ティピーテントに比べ大きいサイズのモデルが多いので比較的重量のあるモデルが多いです。
テントに使われている素材や、サイズによって軽量タイプもあります。
でも、どうしても重さのあるモデルが欲しい場合は、テントを張る位置が駐車場に近いかなどをチェックしましょう。
一人での設営が難しい
一人で設営する場合、大型のトンネル型テントの特徴であるアーチを作る際に苦戦を強いられます。
でも、ソロ用のモデルは、その点は改善されていますので安心して使えます。
むしろ、ソロ用を売りにしているトンネル型テントは、他のテントに比べて設営がカンタンで、慣れれば15分くらいで設営できるでしょう。
中が蒸し暑くなりやすい
トンネル型テントは、夏に使用する際は、奥行きがあるのとベンチレーションが少ないタイプが多く、熱がこもりやすく蒸し暑くなりがちです。
通年使いたいキャンパーは、ベンチレーションの数と、フルオープンにできるタイプを探すのがいいでしょう。
薪ストーブ対応トンネル型テントの選び方
重さ
キャンプはギアや食材を必要最小限にしても、荷物が多くなりがちです。
年間のキャンプの回数が多い人ほど、軽く手軽に設営できるトンネル型テントをおすすめします。
いくら性能が良くても、重いと持ち運びが億劫で使わなくなってしまいます。
利用人数
トンネル型テントは、ソロ向けからグループ、ファミリー向けまで、キャパの大小で様々なモデルが展開されています。
折角買ったものが、小さくて困ってしまうようなことがないように、自分のキャンプのスタイルに合わせて、利用人数は必ずチェックしましょう。
部屋数
家もそうですが、テントもリビングと寝室が分けられると、一気に快適な住環境になります。
最低限2部屋あると、1部屋をリビングや着替え部屋、荷物置き場なのどに使えるので便利です。
トンネル型テントは、部屋の区切り方がモデルによって違いがあるのでチェックするといでしょう。
価格帯
トンネル型テントの価格帯は非常に幅広く、使われているテントの素材や、サイズによって大きく左右されます。
安いものは2万円から高いモデルは、10万円を超えるものも存在します。
特に、北欧のメーカーのテントは雪対策が施されており、ポールと生地がしっかりしているので値段が高い印象です。
メーカー
DODのカマボコテントが有名なトンネル型テントの注目を集めています。
また、ドイツのブランドMil-Tecが軍幕風の安価なモデルをリリースしており、ソロキャンパーに人気です。
ちなみに世界で初めてトンネル型テントを発売したのは、ノルウェーのブランドHELSPORTで、少し値段は張りますが、安心して薪ストーブが使えるモデルを数多くリリースしています。
薪ストーブ対応トンネル型テントおすすめ10選!
メーカー・製品 | 重さ | 利用人数 | 部屋数 |
---|---|---|---|
POMOLY Locomotive 20 | 3.38kg | 3人 | 2 |
Mil-Tec 3人用テント | 4.6kg | 3人 | 2 |
DOGBOO 3fulgearシェルターテント | 7.8kg | 6人 | 2 |
Naturehike トンネルテント | 6.28kg | 2人 | 2 |
MIL-TEC 4人用 テント | 5.4kg | 4人 | 2 |
Mil-Tec テント 3人用x2 計6人用セット | 8.7kg | 6人 | 3 |
( DOD ) カマボコテントソロTC | 10.3kg | 2人 | 2 |
HELSPORTバルホール アウターテント | 10.73kg | 6人 | 3 |
HELSPORT ギムレ | 7.76kg | 6人 | 2 |
HELSPORT ロフォーテン | 5kg | 5人 | 2 |
【POMOLY】
Locomotive 20
メーカーが公式に、薪ストーブの煙突を外に出す穴“ストーブジャック”を、機能として搭載していることを公表しているトンネル型テントです。
色合いも落ち着いていて、ソロキャンプ用としてピッタリのサイズ感、そして何より軽いので冒険心をくすぐられます。
重さ | 3.38kg |
---|---|
利用人数 | 3人 |
部屋数 | 2 |
【Mil-Tec】
3人用テント
ミリタリー調のデザインが目を引く、純粋にカッコいいトンネル型テントです。
設営がカンタンなのはもちろん、価格の安さに多くのキャンパーに支持されています。
薪ストーブを入れる際は、わきのベンチレーションから煙突が出せますが、必ず煙突の熱対策に煙突ガードをしましょう。
重さ | 4.6kg |
---|---|
利用人数 | 3人 |
部屋数 | 2 |
【DOGBOO】
3fulgear シェルターテント
広々とした室内がファミリーキャンプにピッタリで、薪ストーブにしっかり対応しているトンネル型テントです。
別売りの拡張テントを繋げれば、さらに広くなり利用人数も増やせます。
排煙用のストーブジャックもついているので、冬のおこもりキャンプが楽しみになるテントです。
重さ | 7.8kg |
---|---|
利用人数 | 6人 |
部屋数 | 2 |
【Naturehike】
トンネルテント
漆黒のデザインがカッコいい、男らしいトンネル型テントです。
小型のテントですが、バイクを収納できる“バイク室”がついており、ここに薪ストーブを設置してジッパーから排煙できます。
その際は熱対策に必ず煙突ガードを使用しましょう。
重さ | 6.28kg |
---|---|
利用人数 | 2人 |
部屋数 | 2 |
【MIL-TEC】
4人用 テント
ミルテックの人気モデル、ミリタリー調のテントの4人用のモデルです。
テント生地が比較的薄く作られていますので、夏場でもそこまで蒸し暑くなりません。
冬場はテントの側面についているベンチレーションから、薪ストーブの煙突が出せますので、冬のおこもりキャンプも楽しめます。
重さ | 5.4kg |
---|---|
利用人数 | 4人 |
部屋数 | 2 |
【Mil-Tec】
テント 3人用x2 計6人用セット
ミルテックの3人用トンネル型テントが、両脇に1対のレイアウトされている広々とした空間が魅力のテントです。
6人用ですが、片方の3人用のトンネル型テントのスペースに、薪ストーブを配置してリビングとして使用し、もう片方を寝室として使うのも楽しいです。
真ん中のスペースを、薪置き場に使うと便利でしょう。
重さ | 8.7kg |
---|---|
利用人数 | 6人 |
部屋数 | 3 |
【DOD】
カマボコテントソロTC
トンネル型テントを、メジャーにしたDODのカマボコテントのソロタイプモデルです。
前室のベンチレーション脇の出入り口用のジッパーから、煙突を出せるので薪ストーブを楽しむこともできます。
また、トンネル型テントのデメリットの一つである、通気性の悪さも前室が解放できるので気になりませんので、通年キャンプが快適に楽しめる良いテントです。
重さ | 10.3kg |
---|---|
利用人数 | 2人 |
部屋数 | 2 |
【HELSPORT】
バルホール アウターテント
ノルウェーのアウトドアブランド、HELSPORTのトンネル型テントです。
元祖トンネル型テントを開発したブランドのモデルなので、性能は申し分ありませんがノルウェーの気候に合わせて開発されているので、夏は蒸し暑くなります。
冬専用に使用する分には、暖かく、トンネルジャックもついているので最高です。
重さ | 10.73kg |
---|---|
利用人数 | 6人 |
部屋数 | 3 |
【HELSPORT】
ギムレ
トンネルジャックが標準装備されている、無駄のないデザインがカッコいい6人用のテントです。
1部屋に4人、もう1部屋に2人の寝室として使用できる設計ですが、小さいほうの部屋は、リビングとして使用する方が使いやすいでしょう。
北欧の気候に合わせて設計されているので、日本の夏には少し風通しが悪くきついので、冬キャンプ専用として使うのがおすすめです。
重さ | 7.76kg |
---|---|
利用人数 | 6人 |
部屋数 | 3 |
【HELSPORT】
ロフォーテン
テントのシンプルな緑色が、自然との調和がとれて落ち着く、高いデザイン性のトンネル型テントです。
あまり日本ではなじみのないテントですので、キャンプ場で目を引きます。
組み立てやすく、SNS映えするテントです。
重さ | 5kg |
---|---|
利用人数 | 5人 |
部屋数 | 2 |
まとめ
設営がカンタンで、デザイン性が高いことで注目されているトンネル型テントですが、薪ストーブ対応のモデルは多くはありません。
ただ、冬こそ暖かく使いやすいテントですので、本稿を参考に薪ストーブを使用した冬用のテントとして検討していただけたら幸いです。
薪ストーブ対応トンネル型テントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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