夏の日差しや、大事なキャンプギアを結露から守ってくれるタープは、アウトドアシーンには欠かせない存在です。
最近ではTC素材のタープが人気ですが、手持ちタープポールが何かしっくりこない、と思われる方もいらっしゃることでしょう。
そう思われた方は、ウッド製のタープポールを選んでみてはいかがでしょうか？
本記事では、あなたのサイトをおしゃれに変身させてくれる木製タープポールを、メリット・デメリットを含めご紹介していきます。
木製タープポールを使うメリット
温かみがあり、おしゃれなサイトを演出
タープポールを金属製のものから木製に変えるだけで、サイトの雰囲気がぐっとおしゃれでナチュラルな雰囲気になります。
また、ずっと触っていたくなるような手触りのよさも魅力で、自然と一体化した温かみのあるサイトを演出してくれることでしょう。
他のキャンプギアと合わせやすい
木製タープポールはコットンまたはポリコットンのタープとの相性がよく、アウトドアフィールドに自然と溶け込んでくれます。
木はどんな素材とも相性がよいので、ナチュラル系、ヴィンテージ系などさまざまなテイストのキャンプギアともマッチします。
そのため、これからキャンプギアを揃えていく、という方にとっても木製タープポールは取り入れやすいのではないでしょうか。
周りと差がつく
キャンプ場で周りを見渡すと、似たようなテントやタープが並んでいるため、オリジナリティを演出したいと思う方も多いかと思います。
そんな時は、タープポールを木製のものに変えるだけで「こなれ感」を演出し、周りと違った雰囲気を演出してくれます。
SNSでおしゃれなサイトコーデを見ると、木製タープポールを使っているキャンパーも多いので、参考にしてみるのもいいですね。
木製タープポールを使うデメリット
変形しやすい
木製タープポールは、長時間の雨や湿気を受け水分を含むことにより、膨張して接合部分が外れにくくなることがあります。
外れにくい場合は、いったんそのままの状態で持ち帰り、乾燥させてから取り外す必要があります。
そのような事態を避けるためにも、一日じゅう雨が続くような日の使用は避けたほうが無難でしょう。
耐久性に不安がある
木製タープポールは柔らかく弾力があるため、風を受けても折れにくい作りになっていますが、いちばん不安な箇所は接合部分です。
耐久性を高めるため、どの製品も接合部分を金属で補強していますが、急な突風を受けて折れる可能性はゼロではありません。
特に、コットンなど重いタープを使うと強い風の抵抗を受けるため、強風の時は安全のためタープを畳むようにしましょう。
製品数が少ない
インスタグラムやYouTubeを見ると、木製タープポールを自作しているキャンパーを見かけますが、DIYに慣れていないとハードルが高いものです。
市販のものを購入しようと探してみても、製品数がとても少ないため、選択の幅がかなり狭まってしまうのがデメリットでもあります。
メンテナンスが必要
木製タープポールは木の風合いを残すため、塗装をせず蜜蝋ワックス等で仕上げているものが多いです。
そのため、蜜蝋を上塗りするなどの定期的なメンテナンスが必要となり、多少の面倒さを感じるかも知れません。
また、カビも発生しやすいため、雨で濡れてしまった時は十分に乾かしてから収納することも必要となってきます。
木製タープポールの選び方
サイズで選ぶ
木製タープポールは長さが120cmから280cmのものまであり、組み合わせ次第でさまざまな高さのポールにアレンジできます。
Φに関して言うと、ほとんどの製品が強度を考えて直径32mmの太めの木材を使用しているため、その点はあまり気にしなくてよいでしょう。
素材で選ぶ
基本的にタモ材のような、家具や階段の手すりに使われる強度の高い木材が使用されています。
そのなかでも若干の色合いの違い、木目の違いがありますので、好みの木材を使ったものをチョイスするとよいでしょう。
また、ジョイント部分はほとんどの製品がアルミかステンレスを使用しており、なかにはブラックのアルミを使ったスタイリッシュなものもあります。
メーカーで選ぶ
アウトドアギアの定番ブランド、FIELDOORやCAPTAIN STAGから出ており、それらは量産モデルのため比較的手に入りやすいです。
その他、国内のガレージブランドからも出ていますが、職人が手作りをしているものは納期が不安定ですぐ手に入らない場合もあります。
価格帯
240cmのもので1本5〜6千円から購入できますが、国産品になると大量生産できないためもっと割高になります。
アルミのタープポールと比べると倍近くのお値段がしますので、木の風合いを楽しみながら長く愛用していきたいですね。
木製タープポールおすすめ6選
| メーカー・製品名 | 素材 | サイズ | 重量 |
|---|---|---|---|
| FIELDOOR 木製テントポール 240 | タモ材 | φ3.2×240cm | 1.6kg |
| CAPTAIN STAG CSクラシックス 木製ポール240 | ラバーウッド | φ3.2×240cm | 1.4kg |
| OUTSIDE IN Tabi Nobi テントポールL | オーク材 | 3×3×250cm | 3kg |
| Hang Out × Mikan Wood Pole 2400 | アッシュ材 | φ3.2×240cm | 記載なし |
| Roost Outdoors ウッドポール230 キャリングバッグセット | ホワイトアッシュ | φ3,2×230cm | 1.5kg |
| snow peak ウッドポール280CM | 竹集成材・アルミ | φ3.6×280cm | 1.8kg |
【FIELDOOR】
木製テントポール 240
天然のタモ材を使用した温かみのあるタープポールで、供給も安定しており手頃な価格で購入できるのもありがたい商品です。
ネジ締め付け式で金属製ポールに引けを取らない強度を誇り、ポールエンドはタトンカタープにも対応できる直径6mmに改良されています。
木製ポールにピッタリな帆布の収納バッグもおしゃれで、これさえあればタープの基本張りが実現できる便利なセットです。
| 素材 | タモ材 |
|---|---|
| サイズ | φ3.2×240cm |
| 重量 | 1.6kg |
【CAPTAIN STAG】
CSクラシックス 木製ポール240（1646166）
3本連結すると240cmのサイズになり、1セット単位で購入できるため、タープの張り方に合わせて追加購入できます。
家具にも使われるラバーウッドを使用しており、同CSクラシックスの木製ファニチャーとの相性も抜群です。
ラッカー塗装が施されているため若干木の質感は落ちますが、その分手入れがし易いというメリットのある商品です。
| 素材 | ラバーウッド |
|---|---|
| サイズ | φ3.2×240cm |
| 重量 | 1.4kg |
【OUTSIDE IN】
Tabi Nobi テントポールL
角型のオーク材を使用しており、ジョイントの内側で斜めにカットした木部同士が重なる、というクラシカルな作りのテントポールです。
ジョイント部分のブラックのアルミがアクセントとなり、黒いタープやファニチャーに合わせてもおしゃれに決まりそうですね。
新潟三条市で職人が丁寧に作っているところもギア好きの心をくすぐる、長く愛用して経年変化を楽しみたくなるような商品です。
| 素材 | オーク材 |
|---|---|
| サイズ | 3×3×250cm |
| 重量 | 3kg |
【Hang Out × Mikan】
Wood Pole 2400（MKN-H2400）
アウトドアブランドHangOutと、アウトドアショップOrangeのオリジナルブランド、Mikanがコラボして作った木製ポールです。
天然目のアッシュ材はナチュラルとブラウンの2色から選べるので、手持ちのタープに合わせてコーディネートできます。
他に2本連結の1800サイズの展開もあり、組み合わせ次第で色んな高さの張り方に対応できます。
| 素材 | アッシュ材 |
|---|---|
| サイズ | φ3.2×240cm |
| 重量 | 記載なし |
【Roost Outdoors】
ウッドポール230 キャリングバッグセット（WP-03-001-SET-N）
初めて木製タープポールを量産したメーカーの製品となるため、品質改良を重ね安全性の高い作りとなっています。
野球のバットにも使われるホワイトアッシュを使用し、ジョイント部分をステンレスパイプで補強することにより高い強度を実現。
木の風合いを損なわないよう、表面は蜜蝋仕上げとなっているため、雨に濡れた場合はカビ防止のため十分に乾かす必要があります。
| 素材 | ホワイトアッシュ |
|---|---|
| サイズ | φ3.2×230cm |
| 重量 | 1.5kg |
【snow peak】
ウッドポール280CM（TP-091）
竹集成材の中にアルミのポールが入っているため、木の質感を感じさせてくれながら金属ポールと変わらない強度を誇る商品です。
そのため、木製ポールの弱点である気候の変化による膨張や、面倒なメンテナンスの必要がなく扱いやすいのが特徴です。
同メーカーのTake!チェアやワンアクションテーブルと同素材のため相性がよく、温かみのあるサイトを演出してくれます。
| 素材 | 竹集成材・アルミ |
|---|---|
| サイズ | φ3.6×280cm |
| 重量 | 1.8kg |
まとめ
手持ちのタープやテントのキャノピーに木製タープポールを取り入れるだけで、あなたのサイトがぐっとおしゃれに変身します。
手軽に購入できる商品もありますので、いつものサイトコーデに飽きた方は、この記事を参考に取り入れてみてはいかがでしょうか。
木製タープポールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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