夏の鋭い日差しや、急な雨からキャンパーの身を守ってくれる優秀なアイテム「タープ」。
キャンプで焚き火やBBQを楽しみたいという方には、耐熱性に優れるTC素材を使用したタープがおすすめです。
しかし、さまざまなブランドから発売されているため、どの商品を購入すればよいかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、焚き火の火の粉に強いTC素材を使用したタープを使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
目次
- 1 焚き火向けTCタープを使うメリット
- 2 焚き火向けTCタープを使うデメリット
- 3 焚き火向けTCタープの選び方
- 4 焚き火向けTCタープおすすめ10選
- 4.1 【TOMOUNT】天幕シェード
- 4.2 【DOD】ヘーキサタープ(TT5-582-TN)
- 4.3 【FIELDOOR】レクタタープ T/C
- 4.4 【tent-Mark DESIGNS】ムササビウイング13ft.TC(MF-TC)
- 4.5 【DOD】オクラタープ(TT8-583-BK)
- 4.6 【ogawa】システムタープ ペンタ(3339)
- 4.7 【tent-Mark DESIGNS】焚火タープTCマルチネクトレクタ
- 4.8 【ogawa】フィールドタープレクタTC(3421-70)
- 4.9 【DOD】ヌノイチ(T3-594-KH)
- 4.10 【visionpeaks】TCバタフライシェルター(VP160202J01)
- 5 まとめ
焚き火向けTCタープを使うメリット
火の粉に強い
TC素材のタープを使用する1番のメリットは、耐熱性に優れるため焚火やBBQなどの火の粉に強いことでしょう。
化学繊維を使用したタープは火の粉が飛ぶと穴が開いてしまいますが、TC素材であれば穴が開く心配はありません。
ただし、防火性ではなく絶対に燃えないというわけではないので、火を取り扱う際は十分に注意が必要です。
遮光性が高いので夏の使用におすすめ
TC素材を使用したタープは遮光性に優れるため、夏の日差しの強い日でも安心して使用できます。
日焼け対策としてはもちろん、30℃を超えるような気温の高い日でもタープ下の極端な気温上昇を防ぎます。
そのため、体温調整の苦手な小さなお子さんやペットの、熱中症対策としても活躍するでしょう。
結露しにくい
ポリエステルなどの化学繊維を使用したタープは、朝晩の気温差の激しい季節は朝方に結露でタープが濡れてしまいますよね。
TC素材を使用したタープは吸水性や透湿性に優れるため、気温変化のある季節でも結露を起こしにくいです。
キャンプ2日目で片付けの忙しい時間に、結露により濡れたタープを拭く必要がないため、片付けのストレスが軽減されます。
生地に厚みがあり肌触りが良い
TC素材はコットンとポリエステルの混紡素材のため、独特の肌触りの良さがある商品が多いです。
自然な風合いを感じられるので、ナチュラルな雰囲気のキャンプサイトの方におすすめのタープです。
また、生地自体に厚みがあるため耐久性が高く、風が強いときでもシートが破れる心配がないでしょう。
焚き火向けTCタープを使うデメリット
重量があり持ち運びにくい
TC素材はコットンとポリエステルの混紡素材のため、独特の肌触りの良さがある商品が多いです。
自然な風合いを感じられるので、ナチュラルな雰囲気のキャンプサイトの方におすすめのタープです。
また、生地自体に厚みがあるため耐久性が高く、風が強いときでもシートが破れる心配がないでしょう。
価格の高い商品が多い
TC素材を使用したタープは、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維を使用したタープと比べて価格の高い商品が多いです。
初めてタープを購入される方にとっては、なかなか手の出しにくい商品であるかもしれません。
しかし、耐久性や機能性に優れたTC素材はお手入れを続ければ長く愛用できるため、長い期間で見るとコスパの良い商品です。
濡れると乾きにくくお手入れが大変
吸水性の高いTC素材の生地は、1度濡れるとなかなか乾きにくく、お手入れが大変と感じる方もいるでしょう。
また、濡れた状態で収納袋に入れたまま放置してしまうと、最悪の場合カビてしまう可能性も。
自宅でタープを乾かすためには大きなスペースも必要となるため、購入前に自宅のスペースを確認する必要があります。
汚れがとれにくい
TC素材はコットンとポリエステルの混紡素材で、1度汚れが付くと取れにくいというデメリットがあります。
そのため、キャンプ場内の芝が濡れていたり、泥や土のあるキャンプ場で使用する際は十分に注意する必要があるでしょう。
なるべくお手入れを簡単に短時間で済ませたいという方には、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維がおすすめです。
焚き火向けTCタープの選び方
使用人数に合わせてサイズを選ぼう
まずは使用する人数に合わせて、サイズを選びます。
ソロ~デュオキャンプであれば「3m×3m」、3人程度であれば「4m×4m」がおすすめです。
さらに人数の多い5人以上のファミリーキャンプであれば「5×5m」のタープであれば広々と使えるでしょう。
また、使用可能人数の記載があるタープであれば、「使用人数+1~2人」を目安に選べば窮屈に感じることはありません。
サイズが大きすぎると持ち運びが大変になるので、サイズ選びは慎重に行う必要があります。
使用用途に合うタイプをチェック
タープは大きく分けて3種類あるので、特徴を理解して自分に合った商品を選びましょう。
レクタタープ
長方形や正方形で大きさがある分、重量があり持ち運びは大変です。
グロメットの数が多いのでさまざまなタープアレンジが楽しめます。
ヘキサタープ
軽量、コンパクトで持ち運びのしやすい六角形のタープです。
設営しやすいので初心者の方におすすめです。
多角形タープ
五角形や八角形などさまざまなアレンジができるタープです。
耐風性に優れ、それぞれに特徴を持った商品が多いです。
防水性の高い商品がおすすめ
自然の中で楽しむキャンプでは天気予報が晴れであっても、急に雨が降ってきてしまうこともありますよね。
万が一雨が降ってもいいよう、タープを購入する際は防水性に優れた商品がおすすめです。
吸水性に優れるTC素材を使用したタープは耐水圧が低い商品が多いですが、心配はいりません。
TC生地は水に濡れると糸が膨張し、生地は空気すら通さないため、防水性に優れる素材なのです。
さらに、撥水加工やシームレス加工が施されていれば、安心して使用できるでしょう。
防カビや撥水加工がされていればお手入れ簡単
先述した通り、TC素材は1度濡れると乾きにくくお手入れに時間や手間がかかります。
しかし商品によっては、「防カビ加工」や「撥水加工」が施されており、お手入れが簡単なものもあります。
お手入れがうまくできなければ最悪の場合カビてしまう可能性もあるため、ぜひ加工が施されているか確認してみてください。
初心者にはセット商品が楽
タープはシートのみで販売されている商品が多く、設営に必要なポールやロープなどは自分で買いそろえる必要があります。
初めてタープを購入する方はわからないことも多く、別途アイテムをそろえるにはお金や労力がかかってしまいます。
そのため、初めてタープを購入する方には必要なアイテムがすべてセットになった商品がおすすめです。
しかし、セットのアイテムは耐久性の低い商品も多いため、慣れてきたタイミングで買い替えるとよいでしょう。
キャンパーに人気の高いおすすめメーカー
キャンパーに人気の高いおすすめメーカーを3つ紹介します。
DOD
ウサギのマークが目印のアウトドアメーカーです。
キャンパーにとって必要な機能は残しつつ、価格を抑えた商品が魅力です。
テントマークデザイン
全国に店舗がある「WILD-1」のオリジナルメーカーです。
日本のキャンプスタイルや気候に合わせた使い勝手の良い商品を発売しています。
フィールドア
ネット通販のみを行う日本のアウトドアメーカーです。
コスパの良さが魅力でさまざまなキャンプ商品を取り扱っています。
気になる価格帯をチェック
TC素材を使用したタープの価格は、安いもので1万円台から高いものは5万円を上回るものまで価格帯に幅があります。
タープのサイズやセット商品であるかによって、価格は大きく変わります。
そのため、高価なタープが自分にとって使い勝手が良いというわけではありません。
あまり価格は気にせずに、自分のキャンプスタイルや使用用途に合ったお気に入りのデザインのタープを見つけてください。
焚き火向けTCタープおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
TOMOUNT 天幕シェード | 2.5kg | 400×500cm | TC | 450mm |
DOD ヘーキサタープ | 3kg | 420×420cm | TC | 350mm |
FIELDOOR レクタタープ T/C | 5.3kg | 435×500cm | TC | 不明 |
tent-Mark DESIGNS ムササビウイング13ft.TC | 2.1kg | 390×380cm | TC | 不明 |
DOD オクラタープ | 4.2kg | 510×510cm | TC | 350mm |
ogawa システムタープ ペンタ | 2.5kg | 400×400cm | TC | 350mm |
tent-Mark DESIGNS 焚火タープTCマルチネクトレクタ | 5.5kg | 480×420cm | TC | 不明 |
ogawa フィールドタープレクタTC | 4.1kg | 350×420cm | TC | 350mm |
DOD ヌノイチ | 11.3kg | 510×315cm | TC | 350mm |
visionpeaks TCバタフライシェルター | 16.5kg | 680×440cm | TC | 400mm |
【TOMOUNT】
天幕シェード
アウトドア初心者の方でも簡単に設営ができる、ナチュラルな風合いが魅力のスウィングタープです。
生地には「UVカット加工」や「防カビ加工」が施されているため、使用後のお手入れにも手間がかかりません。
また、グロメットは合計12か所ついているため、さまざまなタープアレンジを楽しめるでしょう。
重さ | 2.5kg |
---|---|
サイズ | 400×500cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 450mm |
【DOD】
ヘーキサタープ(TT5-582-TN)
「強い日差しでも、火の粉が少し当たっても平気さ」から由来された、ユニークな名前がかわいらしいヘキサタープです。
厚みのあるポリコットン生地を使用しているため、より濃い影を作り出し、タープ下の気温上昇を防ぎます。
また、重量3kgと軽量で収納袋がセットになっているため、持ち運びの機会が多いキャンプでも便利でしょう。
重さ | 3kg |
---|---|
サイズ | 420×420cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【FIELDOOR】
レクタタープ T/C
難燃性に優れたTC素材を使用し、安全に焚火を楽しめる3~4人程度のファミリーキャンプにおすすめのレクタタープです。
シートには「撥水加工」や「防カビ加工」が施されているため、使用後のお手入れも簡単にできるでしょう。
また、価格は高いですがポールがセットになった商品もあるため、初心者の方にはそちらがおすすめです。
重さ | 5.3kg |
---|---|
サイズ | 435×500cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【tent-Mark DESIGNS】
ムササビウイング13ft.TC(MF-TC)
機能性に優れた美しいカーブを描く形状のタープで、ソロ~デュオキャンプにおすすめのウィングタープです。
重量2.1kgとTCを使用している割に軽量で、キャンプで焚火やBBQを楽しみたい方にピッタリの商品と言えるでしょう。
また、シートには「撥水加工」が施されているため、雨で濡れてしまっても乾きやすく、使用後のお手入れも簡単です。
重さ | 2.1kg |
---|---|
サイズ | 390×380cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【DOD】
オクラタープ(TT8-583-BK)
ヘキサタープより多くペグダウンができるオクタゴン型で、5人以上の大人数での使用も可能なタープです。
合計8ヶ所のグロメットがついているため、使用用途や天気に合わせてさまざまなタープアレンジができるでしょう。
また、流線型で風を受け流すようにタープを張ることができるため、標高の高い場所や風が吹き込みやすい場所でも安心です。
重さ | 4.2kg |
---|---|
サイズ | 510×510cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【ogawa】
システムタープ ペンタ(3339)
五角形のペンタゴン型で、3~4人程度のファミリーキャンプでの使用におすすめのタープです。
長さ4mのセッティングテープがついているため、テント連結時には隙間なくレイアウトできるでしょう。
また、シートには「撥水加工」が施されているため、雨が降って濡れてしまっても使用後のお手入れが簡単です。
重さ | 2.5kg |
---|---|
サイズ | 400×400cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【tent-Mark DESIGNS】
焚火タープTCマルチネクトレクタ
グロメット数が合計14か所ある、さまざまなタープアレンジが楽しめる3~4人用のレクタタープです。
テープの長さは簡単に調節可能で、テントと連結時に必要な「連結用キャップ」が1つセットになっています。
同メーカーから発売され人気の高い、サーカスTCレギュラーサイズからBIGサイズまで対応しています。
重さ | 5.5kg |
---|---|
サイズ | 480×420cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【ogawa】
フィールドタープレクタTC(3421-70)
シートのグロメット数が多いためアレンジ方法が豊富で、有効面積が広い3~4人程度の使用がおすすめのレクタタープです。
遮光性に優れた厚みのあるTC素材を使用しているため、夏の鋭い日差しの下でも快適に過ごせるでしょう。
また、生地には「撥水加工」が施されているため、水や汚れを弾きやすくお手入れも簡単にできます。
重さ | 4.1kg |
---|---|
サイズ | 350×420cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【DOD】
ヌノイチ(T3-594-KH)
キャンプ当日の気温や風向き、太陽の方向に合わせてさまざまな使用方法があるTC素材を使用したレクタタープです。
シートには合計30か所のグロメットがついているため、アイディア次第でさまざまなタープアレンジができるでしょう。
開口部分に取り付け可能な「サブ生地」がセットになっているため、フルクローズしてテントとしても使用できます。
重さ | 11.3kg |
---|---|
サイズ | 510×315cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【visionpeaks】
TCバタフライシェルター(VP160202J01)
2本のポールを使用して天気や気温、使用用途に合わせてさまざまなタープアレンジができるシェルタータープです。
最大6~8人まで使用できる大型サイズのため、グループキャンプや大人数でのBBQなどで活躍するでしょう。
また、ファスナーを閉じればフルクローズも可能なため、オールシーズン快適にキャンプを楽しめます。
重さ | 16.5kg |
---|---|
サイズ | 680×440cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 400mm |
まとめ
今回は、焚き火の火の粉にも強いTC素材を使用したタープを使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合った焚き火向けTCタープを見つけて、キャンプを楽しんでください。
焚き火向けTCタープの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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