キャンプやBBQなどのアウトドアを始めるにあたって、誰もが初めに購入するであろう「アウトドアチェア」。
しかし、アウトドアシーンで使い込むことで、さらに機能的でおしゃれなアウトドアチェアが欲しくなってしまいますよね。
そのような方には、耐久性や使い心地に優れた「レザー製アウトドアチェア」がおすすめです。
そこで今回は、使えば使うほど自分の体に馴染む革製アウトドアチェアのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
レザー製アウトドアチェアを使うメリット
自宅でも使えるような美しいデザイン
レザー製アウトドアチェアは、高級感があり美しいデザインであることが1番の魅力といえるでしょう。
フレームが木製の商品が多く、インテリアとも馴染みやすいため、自宅のリビングやダイニングでの使用にもおすすめです。
また、販売されている革製チェアは日本の老舗メーカーなどが制作している商品もあり、他人とデザインが被ることも少ないですよ。
使えば使うほど自分の体に馴染む
現在発売されているレザー製アウトドアチェアには、国産の高級レザーを使用した商品もあります。
国産レザーは特にキャンプで使えば使うほどチェアが馴染み、自分だけの体に合ったアウトドアチェアになっていくでしょう。
また、価格の高い商品ですが耐久性に優れており、長く使用できる商品であるため、買い替えの必要がありません。
耐熱性がある
商品にもよりますが、革製品は標準状態で約120℃以上と言われており、高い耐熱性を持った素材です。
キャンプでの焚き火やBBQなどの火に近い場所での使用でも、安心して使うことができるでしょう。
しかし、耐熱性があるといっても必ず燃えないというわけではないので、火の取り扱いには十分に注意が必要です。
レザー製アウトドアチェアを使うデメリット
価格が高い
レザーチェアは革自体の値段が高いことに加えて、個人製作所やガレージブランドが製造していることが多く、値段設定が高いです。
また、使用している生地が国産レザーであると高級なものが多いため、さらに価格が跳ね上がってしまいます。
購入すれば一生ものであり、それだけの価値がある商品なのですが、大人の買いものであると言わざるを得ない商品でしょう。
持ち運びには不便
レザー製アウトドアチェアはコンパクトに収納することができないものが多く、持ち運びには不便な商品です。
そのため、徒歩やバイク、公共交通機関などを使用する荷物を少なくしたいという方にはあまりおすすめできません。
軽量でコンパクトに収納できるアウトドアチェアを探している方は、素材にアルミやポリエステルを使用した商品が良いでしょう。
お手入れが必要
革製品は部位によっては伸びやすい素材で、無理な状態で収納や保管をしてしまうと型崩れをおこしてしまいます。
また、表面の加工にもよりますが、長時間屋外で使用していると太陽光の刺激や雨の水濡れなどで劣化してきてしまうことも。
そのため、使用後の水気のふき取りやオイルでのお手入れは、長く使うためにも必要となるでしょう。
レザー製アウトドアチェアの選び方
キャンプスタイルに合わせて座面高を決める
レザー製チェアには「ローチェア」「ハイチェア」などのチェアの他に、「スツール」という商品もあります。
一般的に座面高40cm以下のチェアを「ローチェア」、40cm以上のチェアを「ハイチェア」と言います。
「スツール」とは背もたれのない腰掛けのことを指し、座面高は30cm前後の商品が多く、比較的軽量で持ち運びがしやすいです。
いま持っているキャンプギアやキャンプスタイルと照らし合わせて、自分に必要なアウトドアチェアを見つけてくださいね。
耐荷重は100kgあると安心
チェアを選ぶときは、必ず耐荷重をチェックしましょう。
アウトドアチェアの耐荷重は大体80~150kgと、商品によって大きく異なります。
自分の体重に見合ったチェアを購入するか、不特定多数の方が座る可能性がある場合は耐荷重100kg以上あるチェアがおすすめです。
また、自分の体重と同じ耐荷重のチェアを選んでしまうと、勢いよく座った衝撃で壊れてしまうことも。
体の大きな方や成長期のお子さんには、特に余裕を持った耐荷重のチェアを選んでくださいね。
組み立てやすさもチェック
アウトドアチェア大きく分けて3つの組み立て方法があります。
それぞれの特徴を理解して、自分のキャンプスタイルに合った商品を選びましょう。
収束式
ワンタッチで組み立てや収納が可能ですが、耐久性が低い商品が多いです。
組み立て式
組み立てに時間はかかりますが、コンパクトに収納でき耐久性にも優れています。
折り畳み式
開くだけで簡単に組み立て可能ですが、収納時にスペースを要します。
自分の気に入ったデザインのチェアを選ぶ
レザー製アウトドアチェアは比較的高額な商品となるため、ぜひ自分の気に入ったデザインのチェアを選ぶとよいでしょう。
そうすることでお手入れにも力が入り、自分だけのチェアへと育っていくはずです。
レザーカバーの販売をしているメーカーもある
レザーチェアは、個人製作所やガレージブランドから販売されていることが多いです。
今現在、Colemanやsnowpeakなどの有名キャンプブランドから、レザー製チェアは発売されていません。
しかし、キャンプで使用する方が多い「カーミットチェア」やHelinox「タクティカルチェア」には専用レザーカバーが販売されています。
もしお持ちの方がいれば、レザーカバーを購入し、シートの張替えを検討してもよいでしょう。
商品によっては価格が10万円を超えるものも
先ほどデメリットの項目でお伝えした通り、レザー製アウトドアチェアは価格の高い商品が多いです。
商品のレザーを使用する量や種類によって価格は大きく前後しますが、相場は大体1~5万円程度の価格となっています。
しかし、良いレザーを使用した商品でも、今持っているチェアにレザーシートを張替えることで価格を抑えることができます。
「レザー製のチェアは欲しいけど価格はなるべく抑えたい」という方にはシートの張替えは特におすすめですよ。
レザー製アウトドアチェアおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 |
---|---|---|---|
AJH 牛革キャンプチェア | 4kg | 41×31×45cm | レザー |
MasudaLEATHER レザーチェア | 1.8kg | 50x58x65.5cm | 牛革 |
HIKER 本革アウトドアチェア | 不明 | 53.5×50×65cm | 牛革・鉄 |
MSTICKER 木製折りたたみイス | 3.5kg | 40x40x45.5cm | レザー・無垢材 |
Amadon アンティークスツール | 2.5kg | 52x43x49cm | 牛革 |
romo sansa chair | 0.8kg | 27.5×27.5x35cm | ビーチ・レザー |
Mr.ONE LogINT | 不明 | 41×35×35cm | 牛革・チークウッド |
ソマビト ソビトチェア | 1.1kg | 33×32×35cm | 牛革 |
C&C.P.H. EQUIPEMENT カーミットチェア用交換レザーシート | 335g | 49×30.5cm | 牛革 |
kawais レザーチェアシート | 610g | 不明 | 和牛柄 |
【AJH】
牛革キャンプチェア
組み立てが簡単な収束式で、自宅のインテリアとしてもおすすめのレザー製アウトドアチェアです。
最大静的耐荷重は驚きの300kgと、とても耐久性に優れた商品なので、経年変化を楽しみながら長く楽しむことができるでしょう。
また、収納時はコンパクトにはなりませんが、収納袋がセットになっているため、比較的持ち運びのしやすい商品です。
重さ | 4kg |
---|---|
サイズ | 41×31×45cm |
素材 | レザー |
【MasudaLEATHER】
レザーチェア
高級感のある国産フルベジタブルレザーを使用した、組み立て式の座り心地が良いレザー製アウトドアチェアです。
フレームには超々ジュラルミンを採用しているため軽量で、耐荷重110kgと耐久性にも優れています。
また、近くで焚き火をしていても、火の粉程度ではシートに穴が空くことがないため、安心して使用できるでしょう。
重さ | 1.8kg |
---|---|
サイズ | 50x58x65.5cm |
素材 | 牛革 |
【HIKER】
本革アウトドアチェア
すべてのパーツを分解可能な組み立て式で、自宅でも活躍する座り心地が良い本格レザー製アウトドアチェアです。
HIKERは埼玉県草加の皮革職人集団とクリエイティブチームが創り、世代をまたいで使い続けられる商品を作るプロジェクトです。
天然皮革のため元々の傷や汚れなどがありますが、余計な加工をしていない証であり、革本来の風合いを楽しむことができますよ。
重さ | 不明 |
---|---|
サイズ | 53.5×50×65cm |
素材 | 牛革・鉄 |
【MSTICKER】
木製折りたたみイス
比較的簡単に組み立てや持ち運びができる組み立て式で、特徴ある3本足のレザー製スツールです。
フレームには柔らかい風合いの無垢材、シートには最上層の牛革を使用しているため、耐摩耗性や耐久性に優れています。
人間工学の原理に基づいた3角形のフレームデザインで、長時間座っていても快適で疲れにくい商品ですよ。
重さ | 3.5kg |
---|---|
サイズ | 40x40x45.5cm |
素材 | レザー・無垢材 |
【Amadon】
アンティークスツール
持ち運びのしやすい組み立て式で、自宅のアンティークとしてもおすすめの高級感のあるレザー製スツールです。
フレームには無垢材、シートには天然の牛革を使用しており、耐荷重が150~200kgと耐久性に優れています。
また、シートは手縫いでステッチされているため1つ1つデザインが異なり、使えば使うほど変化も楽しむことができるでしょう。
重さ | 2.5kg |
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サイズ | 52x43x49cm |
素材 | 牛革 |
【romo】
sansa chair(Romo-chmaro)
ポーランド産の牛革を採用した、高級感のある折り畳み式で座面高の低いキャンプ用三脚チェアです。
折り畳み式ですが簡単に組み立てできることに加えて、重量0.8kgと軽量でコンパクトに収納できるため、持ち運びしやすいでしょう。
また、座面はステッチのみで作られているため座り心地がよく、耐荷重100kgと耐久性にも優れています。
重さ | 0.8kg |
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サイズ | 27.5×27.5x35cm |
素材 | ビーチ・レザー |
【Mr.ONE】
LogINT(mr-one)
折り畳み式で組み立てのしやすく、高級感がある素材で座り心地のよいレザー製アウトドアチェアです。
シートには0.5mmと厚めのカウレザーを使用しているため、使えば使うほど体に馴染み強度が高くなります。
また、フレームにはチーク材を採用しており、水に強く腐りにくい性質があるため、アウトドアシーンでの使用に最適ですよ。
重さ | 不明 |
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サイズ | 41×35×35cm |
素材 | 牛革・チークウッド |
【ソマビト】
ソビトチェア
座面の高さ35cmと焚き火を楽しむための低さで作られた、レザー製の高級感のあるチェアです。
組み立て式ですが簡単にセッティングでき、重量も1.1kgと軽量なため、持ち運びのしやすい商品でしょう。
フレームに野球のバットに使われるホワイトアッシュを採用しているため耐久性に優れており、長時間座っても疲れにくいです。
重さ | 1.1kg |
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サイズ | 33×32×35cm |
素材 | 牛革 |
【C&C.P.H. EQUIPEMENT】
カーミットチェア用交換レザーシート
キャンパーなら一度は名前を聞いたことがあるであろう、カーミットチェアの張替え用レザーシートです。
張替えにはプラスドライバーを使用し、商品ページに動画があるので、手順通りに簡単に張り替えることができます。
ポケットなどはないですがシート背面にはループがついており、カラビナなどを利用してチェアに小物をかけることができますよ。
重さ | 335g |
---|---|
サイズ | 49×30.5cm |
素材 | 牛革 |
【kawais】
レザーチェアシート
軽量で持ち運びのしやすい、Helinoxのタクティカルチェアやコンフォートチェア専用の張替え用レザーシートです。
シート重量が610gのため、フレームと合わせても1.5kg程度と軽量で持ち運びの多いアウトドアシーンでも活躍します。
耐久性に優れた商品で、革部分はケアオイルで変色や着色を予防しながら、経年変化を楽しみながら長く使用できる商品でしょう。
重さ | 610g |
---|---|
サイズ | 不明 |
素材 | 和牛柄 |
まとめ
今回は、使えば使うほどに自分の体に馴染んでくる革製アウトドアチェアのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合った一生もののチェアを探して、ぜひ自分だけの経年変化を楽しんでくださいね。
レザー製アウトドアチェアの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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