最近、座面部分が地面にべったりくっつく、「地べたスタイル」のキャンプチェアが人気を集めています。
脚がついている普通のコンパクトチェアに比べると、なによりその収納性に驚きます。
内部にステイなどの支柱がないものは、簡単に折りたたんでリュックに入れることも可能です。
快適性と丈夫さを追求してしまうと、普通のアウトドアチェアに軍配が上がるでしょう。
一方で、ささっさと手軽に持ち運びできる点は、地べたスタイルチェアの大きな強みと言えます。
そんな地べたスタイル向けキャンプチェア10脚を、メリットとデメリット併せてご紹介します。
目次
- 1 地べたスタイル向けキャンプチェアを使うメリット
- 2 地べたスタイル向けキャンプチェアを使うデメリット
- 3 地べたスタイル向けキャンプチェアおすすめ10選
- 3.1 【CAPTAIN STAG】 FDチェアマット(M-3335 / UB-3053 / UB-3054)
- 3.2 【CAPTAIN STAG】グラシアフィールド座椅子(UC-1803)
- 3.3 【ビジョンピークス】ハンディチェア ピクニックシートチェア(VP160406H02)
- 3.4 【Coleman】コンパクトグランドチェア(170-7672)
- 3.5 【snow peak】グランドパネルチェア(LV-115)
- 3.6 【Viaggio+】Snugグラウンドチェア 3way
- 3.7 【THERMAREST】トレッカーチェア (040818095331)
- 3.8 【Crazy Creek】ザ・チェアー(12590035012000)
- 3.9 【LOGOS】デザインロールチェア Journey(73381030)
- 3.10 【Oregonian Camper】ピクニックチェア
- 4 まとめ
地べたスタイル向けキャンプチェアを使うメリット
なによりシンプル
脚付きの一般的アウトドアチェアに比べて、圧倒的にコンパクトに収納できます。
厚みも無いので、折りたたむと、板を重ねるように収納できる点も大きな利点です。
リュックに収納できる製品も多く、車を使わない歩きメインのアウトドアでは特に便利なアイテムとなっています。
構造も究極的にシンプルなので、修理も簡単です。
手軽に快適性を高められる
お花見や花火を見る時にレジャーシートを使っている人は多い印象です。
広々使えるので、それはそれで良いのですが、背もたれがあったら楽だと感じることも多いと思います。
とはいえ、本格的なアウトドアチェアを持ち運ぶのは大変です。
その点、シンプルな地べたスタイルチェアであれば、手軽に持ち運んで好きな場所で、ささっと広げられるのでおすすめです。
安全
脚がないので、組み立て時に指を挟んだりという心配がありません。
子供さんを連れ出すアウトドアであれば、ここは大きく強調しておきたいポイントです。
なにかシートを敷いたうえで、地べたスタイルチェアをペタッと置けば、脚付きイスのように倒れる心配がなく、安心です。
背の高いイスだと、子供はよじ登って遊んだりしますが、このタイプのイスなら、ハラハラしないで済むと思います。
地べたスタイル向けキャンプチェアを使うデメリット
雨や水に弱い
地べたスタイル座椅子は水に弱いです。
脚が無いので、雨が降ってきたらびしょ濡れですし、降っていなくても地面が濡れていたらドロドロになります。
ただ、濡れることが前提のシーカヤックツーリングでは、逆に便利です。
ライフジャケットをクッションにするパドラーも多いですが、ヘタってしまうので安全上は問題といえます。
そんな時、コンパクトな地べたスタイルの座椅子があれば、便利です。
後ろに倒れやすい
普通のアウトドアチェア感覚で座ると、コロンと後ろに倒れがちです。
特に、アウトドアに慣れていない人は、勢いよく座ることも多いので気を付けたいところでしょう。
倒れた先にモノが置かれていて、ヒヤッとすることもあるので、座椅子の背面後ろには、モノを置かないことをお勧めします。
また、立ち上がった時に座椅子がパタンと倒れることも多いです。
クッション性が低い
なによりコンパクトさと軽量さを追求したのが、地べたスタイル座椅子です。
本格的なアウトドアチェアを持っていくのは難しいけれど、休憩時間の快適度を少しでも上げたいというシチュエーションで役立ちます。
一方で、シンプルさを追求しているためにクッションは最低限で、無いよりはマシ、というレベルの製品もあります。
地べたスタイル向けキャンプチェアおすすめ10選
【CAPTAIN STAG】
FDチェアマット(M-3335 / UB-3053 / UB-3054)
もはや老舗、キャプテンスタッグがリリースする地べたスタイルのキャンプチェアです。
チェアとマットの2wayで使えるのが便利なポイントとなっています。
生地はナイロン210デニールのナイロンをポリウレタン加工しており、クッション材は発泡ポリエチレンです。
3色展開されているのも、うれしいポイントとなっています。
【CAPTAIN STAG】
グラシアフィールド座椅子(UC-1803)
キャプテンスタッグの支柱サポート付き地べたスタイル座椅子は、背面に支柱が入っていることで、後方へ倒れにくくなっており、安心感があります。
支柱の材質はアルミニウムで、サビにも強く軽量なため、カヌーで持っていく際にも安心して使える仕様です。
より丈夫で、倒れにくい仕様でありながら、重量は530gに抑えられています。
【ビジョンピークス】
ハンディチェア ピクニックシートチェア(VP160406H02)
トートバッグにも入るほどコンパクトなサイズで携帯に便利です。
座面と背面をつなぐベルトと持ち運び用の取っ手以外、何も余計なものがついていないという非常にシンプルなつくりとなっています。
座った時の快適性よりもどこにでも簡単に持ち運びできるという、携帯性重視のアウトドアズパーソンに向いているつくりです。
【Coleman】
コンパクトグランドチェア(170-7672)
キャンプの定番、コールマン製地べたスタイルチェアです。
老舗中の老舗がリリースする製品だけあって、背面の支柱が、かなりしっかりしたつくりとなっています。
その代わり、重量が1.3kgと少し重くなっていますが、車を使ったキャンプであれば問題にはならないレベルでしょう。
通常のコンパクトチェアよりはずっと軽量です。
【snow peak】
グランドパネルチェア(LV-115)
大人気ブランド、スノーピークの地べたスタイルキャンプチェアです。
印象としては、製品の信頼性をかなり重視した仕様になっていると感じます。
よくあるつくりではあるものの、見た目のしっかり感があって安心感がありますが、重量はこのタイプとしてはだいぶ重い1.9kgです。
価格もアウトドア座椅子としてはかなり高めの設定となっていますが、安心感を求めるキャンパーには、良い選択になるでしょう。
【Viaggio+】
Snugグラウンドチェア 3way
かなり斬新な3wayタイプの座椅子です。
一般的な座椅子は、背面と座面をL字型にして利用する発想がほとんどです。
ところが、この製品は足を思い切り伸ばして、背面の支えは最小限程度に割り切って使う仕様となっています。
背面部分の高さが無いことは一見マイナスポイントに見えますが、枕として使うならこの高さが良く、実に良く工夫された製品といえます。
【THERMAREST】
トレッカーチェア (040818095331)
何より快適性を重視する方に適したサーマレストの座椅子です。
この製品、実はチェアではなく、マットレスをチェアにしてしまうサポートグッズとなっています。
そのため、これ単体での使用はできず、別売りのマットと組み合わせて使用します。
トレッカーラウンジの後継モデルとなっており、空気の入ったマットレスがもたらす快適性は、他の座椅子の比ではありません。
【Crazy Creek】
ザ・チェアー(12590035012000)
非常にシンプルでありながら、背面と座面を接続するストラップ部分にしっかり補強が入っていて安心感があります。
背面にはFRP製の補強ステイが入っており、さら安心な仕様となっています。
ステイがあることで、型崩れの心配も少なく、ストラップの長さを調整することで角度調整も可能です。
生地はナイロン製となっています。
【LOGOS】
デザインロールチェア Journey(73381030)
高品質でお手頃なブランド、ロゴスがリリースするだけあって、見た目の質感と価格バランスが取れている製品です。
コスパの非常に高い、この製品最大のセールスポイントは「濡れに強い」という点です。
地面に触れる部分に耐水素材を使っているため、水がしみてくる不安がありません。
収納の際の縦長スタイルも、可愛いらしいデザインとなっています。
【Oregonian Camper】
ピクニックチェア
オリジナリティあるデザインでアメリカンサイズな、地べたスタイルチェアです。
大きいサイズなので、他のコンパクトさを追求した座椅子スタイルチェアに比べて、ゆったりリラックスして休憩可能となっています。
素材も600デニールポリエステルを使用しており、比較的厚めで安心感あるつくりです。車で行くキャンプには良い製品です。
まとめ
シンプルに自然と向き合いたい方には、地べたスタイルの座椅子が断然お勧めです。
手軽にちょっとした快適性を追加できる、便利アイテムとなっています。
価格も比較的お手頃な製品が多いですから、お試しで購入するのもおすすめです。
地べたスタイル向けキャンプチェアの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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