スノーボードの汚れ落としクリーナーとして欠かせないリムーバーですが、使用には注意点があることをご存知ですか?
リムーバーは上手く使用することで、雪山のライディングをさらに快適にしてくれるアイテムです。
そこで今回はメリット・デメリットを含め、リムーバーの持つ素晴らしい効果や注意点の解説をしていきます。
また、今年から雪山デビュー予定の人やリムーバーの初購入を検討している人に向け、おすすめアイテムをご紹介します。
スノーボード用リムーバーを使うメリット
汚れを落とす
スノーボード用のリムーバーは板の汚れを落としてくれます。
滑走後のスノーボードの板は思っているよりも汚れがひどく、ソール部分を拭き取ると真っ黒になっていることも。
特に春先のゲレンデは雪量の少なさから土の汚れが付きやすく、さらに花粉や黄砂も大量に飛んでいるため汚れが顕著に表れます。
リムーバーを使用することでたまった汚れを落とし、美しい板を蘇らせます。
酸化を防いでくれる
スノーボード用のリムーバーは板の酸化を防いでくれます。
特に注意したいのがシーズンオフのメンテナンスです。
古いワックスをそのまま残した状態にしておくと、酸化して板の寿命を短くしてしまうことに繋がります。
リムーバーが染み込んでいるペーパーに汚れが付着しなくなるまで、きちんと拭きましょう。
保管する前にワックスを塗っておくのも酸化を防ぐポイントです。
ワックスが浸透しやすくなる
スノーボード用リムーバーで汚れを取り除くことが、ワックスの浸透性を高めることに繋がります。
快適な滑りを堪能するためにはワックスが欠かせません。
そのワックスをしっかりと塗りこむためには、まず汚れをきちんと落とす必要があります。
リムーバーで汚れを落とし、毛羽立ってしまった部分を拭き取ることでワックスを浸透しやすくします。
スノーボード用リムーバーを使うデメリット
ガスが発生する
リムーバーは使用する際にガスが発生し、その中には人間にとって有毒なものも含まれています。
また、リムーバーは匂いが非常にきつめで、除光液のような匂いに近いです。
そのため、屋内での使用や狭い部屋での作業は、体調不良や呼吸困難になることもあります。
メンテナンスの際、リムーバーは必ず屋外で使用するようにしましょう。
ワックスを落とす
リムーバーを使用することで、高性能なワックスをすべて落としてしまうこともあります。
そして、ワックスを塗る作業はなかなかの時間を要します。
汚れだけを落とす場合はリムーバーを使用する回数を減らすか、クリーニングワックスで対応しましょう。
板を傷つける可能性
リムーバーは多用すると板を傷つける可能性があります。
リムーバーの成分は非常に強力なため、多用するとスノーボードの板が傷んでしまうことになりかねません。
リムーバーは古いワックスを浮かせて除去し、落とせなかった汚れを綺麗にするという面では大きな効果を発揮します。
頻繁ではなく、 汚れが酷いときやシーズンオフに入る際に使用するようにしましょう。
スノーボード用リムーバーの選び方
石油系溶剤
スノーボード用のリムーバーを購入の際は、石油溶剤入りのものを選びましょう。
石油系溶剤は現在日本で最も使用されている溶剤で、これを使い油汚れを綺麗に拭き取っていきます。
購入時には成分チェックを忘れないようにしましょう。
フッ素
リムーバーを選ぶときは、フッ素入りかどうかを確認してから購入するようにしましょう。
ワックスにはフッ素入りのものがあり、落としていくにはフッ素入りリムーバーを使用します。
ただ、海外で使用規制がかかり始めたこともあり、フッ素入りワックスは生産が減少傾向にあります。
とはいえ、まだフッ素入りワックスを使用している人は多いです。
タイプ
スノーボード用のリムーバーは、主に液体タイプとスプレータイプに分かれます。
持ち運びが便利だったり、手軽さを重視するならスプレータイプがおすすめです。
ムラが出ないように噴射できるので、メンテナンスに慣れていない人でも使いやすいのが特徴です。
液体タイプは汚れが酷いときやシーズンオフなど、しっかりと拭き取りたいときにおすすめします。
ただ、大量に液が出てしまったり、溢れてしまうことがあるかもしれません。
用途に応じて使い分けるようにすると良いでしょう。
スノーボード用リムーバーおすすめ7選
【SWIX】
スキー・スノーボード用リムーバースプレー(I0062J)
スポーツのチューンナップ用品として有名なSWIXのリムーバー。
スプレータイプで180mlと480mlの2種類があり、汚れや古いワックスも浮かせてしっかり除去してくれる優れものです。
スプレータイプで持ち運びしやすい大きさということもあり、メンテナンス初心者の人でも手軽に使用できます。
【GALLIUM】
クリーナー(SW2103)
スノーボーダーで知らない人はいない、ワックスと言えば、のGALLIUMのクリーナー。
板のキレや滑りが悪いときはワックスが原因であることが多いですが、汚れがしっかり落ちていないことが原因になることもあります。
GALLIUMのクリーナーはソール部分は傷めず、汚れのみをしっかりと拭き取り、綺麗な滑走面に仕上げてくれます。
300mlの大容量でこの値段はコスパ抜群なので、リムーバーに迷ったときはGALLIUMにすると良いでしょう。
【Conquest】
ベースクリーナー(CMR50L)
こちらはスプレータイプで、シュッとスプレーした後にサッと拭き取るだけで完了します。
滑走面を傷めずしっかり汚れを落としてくれるうえ、スプレーなので吹きこぼれる心配がありません。
持ち運びしやすい大きさかつ、非常に安価でお買い得です。
こちらは特にメンテナンス初心者の人におすすめします。
【UNIX】
スキー・スノーボード用リムーバー(USB08162)
AmazonおすすめのUNIXのリムーバーは、安心の日本製です。
スプレーして拭き取るだけのシンプルな作業で滑走面を美しく保ち、滑りを良くします。
バルブの形が改善されたため、バランスよく噴射させることができます。
スプレータイプは持ち運びもしやすく、非常に便利です。
【UNIX】
ベースワックスinリムーバー(SB08-150)
UNIXのベースワックス機能付きリムーバーです。
汚れを落としながらワックスも馴染ませることができる、まさに一石二鳥な商品です。
ワックスとしての機能はもちろん、クリーニング機能も充実しています。
スプレータイプで携帯にも便利なこちらは、コスパ重視の人におすすめです。
【TOKO】
HC3 リムーバースプレー(5506504)
スイスのワックスブランドとして、日本でも有名なTOKOのリムーバーです。
スプレータイプで携帯に便利で、しつこい汚れや古いワックスをしっかりと落としてくれます。
鮮やかなイエローが印象的なこちらはスノーボーダーからの支持も多く、悩んだときにおすすめのアイテムです。
【青山化学】
ハカセのワックス シトラスフルオロクリーナー
安心の日本製での青山化学のクリーナーは、パッケージのデザインとイエローが印象的なアイテムです。
ソール部分を傷めず、パラフィン、フッ素、スタート、各ワックス、汚れを落としてくれます。
超強力を全面に出したクリーナーは、ワックスにこだわりを持つ中上級者にもおすすめです。
まとめ
快適なライディングを長く続けていくためにはリムーバーの使用は必須です。
しかし、雪山に行く頻度が少なめの人はシーズンオフのみの使用で十分なので、過剰に使用するのはやめましょう。
お手持ちの板と長く付き合えるように上手にメンテナンスしてください。
スノーボード用リムーバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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