テントやタープなどが風で飛ばされないよう、地面に刺してロープで固定するものがペグです。
ペグは地面に刺して使うため、深くまでしっかりと刺さって、簡単に抜けないものを選ばなければなりません。
なかでも、雪が積もっている場所でペグを使う場合、スノーペグや雪用ペグといった、雪上で使うのに適したものが必要です。
そんな、雪中キャンプにも役立つスノーペグおすすめの10アイテムを、選び方も含めてご紹介します。
スノーペグとは
一般的なペグは、硬い地面に刺して使えるよう、硬く折れにくい直線的なつくりのものがほとんどです。
しかし、雪が積もっている場合、まっすぐなペグは柔らかい雪に入り込んでしまうだけで固定ができません。
柔らかい雪にもしっかり刺さり固定ができるよう、長く、幅広になっているものがスノーペグです。
雪中キャンプはもちろんのこと、雪と同じように柔らかい砂地のビーチなどでもしっかり刺さって使うことができます。
スノーペグを使うメリット
雪だけでなく砂地でも使える
スノーペグは断面積が広く、雪が積もっている場所に刺して使うと、多くの雪をとらえて固定しやすいのが特徴です。
その特徴を生かして、同じように地面が柔らかく、普通のペグでは固定しにくいビーチなどでも使うことができます。
雪中キャンプなどで冬に使ったペグが、真夏でもビーチで使える点はメリットと言えます。
ハンマーが必要ない
一般的なペグは硬い地面に刺すため、ハンマーを使って何度も叩いて押し込んでいく必要があります。
スノーペグは柔らかい雪に刺し込むため、大きな力は必要なく、手や足で簡単に奥まで刺すことができます。
ハンマーは持ち運びが面倒なうえ、取り扱いにも注意が必要なため、ハンマーを必要としないスノーペグは大変便利です。
軽いものが多い
一般的なペグは強度を保つために丈夫な素材を使用することが多く、本体が重くなることが多いです。
スノーペグは硬い地面で傷んだり、ハンマーで何度も叩かれることがないため、強度はそこまで必要ありません。
幅が広く全体的に薄いスノーペグは、大きさの割には軽量化されており、持ち運びにも負担が少ないのが特徴です。
スノーペグを使うデメリット
固定されるまで時間がかかることがある
押し固まっていない雪上で使う場合には、簡単に刺すことができますが、簡単に抜けてしまう可能性もあります。
そんな場合でも時間をおけば雪が固まり、ペグを固定してくれますが、固まるまでに強風に吹かれて抜けてしまう可能性もあります。
あまりに柔らかすぎる雪上では、ペグを刺した後に雪を踏み固める等の対策をしておくとより安心です。
抜く際に手間がかかることがある
雪中キャンプでテントやタープ設営のためにペグを使った場合、そのペグを抜くのは翌日になります。
深くまで刺したペグは長時間おくことで周りの雪が固まり、簡単には抜けなくなります。
手で引っ張って抜ければ良いですが、抜けなければ周りの雪をどかす必要があり、スコップが必要になることも少なくありません。
大きくて場所を取る
スノーペグは幅が広く長めで大きいため、棒状のペグに比べると収納時に場所をとり邪魔になることもあります。
重量はさほど感じられませんが、車での移動時や家での保管時、収納に手間がかかる点はデメリットと言えます。
スノーペグの薄さを生かし、隙間を有効活用して収納するなど、一工夫があると良いでしょう。
スノーペグの選び方
長さ
柔らかい雪に刺して使うスノーペグは、硬い土の地面に刺してもうまく刺さらないため、積雪の深さに応じて選ぶ必要があります。
積雪に対してペグが長すぎると、先端が硬い地面についてしまい、それ以上刺すことができません。
かといって短すぎるものを選んでしまうと、雪への食い込みが浅く、抜けやすくなってしまいます。
どれぐらいの積雪があるか事前に確認し、深さにあった長さのスノーペグを選ぶと安心です。
ペグが長すぎる場合には、ロープを縛ったペグを雪の中に埋めて押し固めるという方法もあります。
色
雪一面の中で使うスノーペグは、多くの雪に埋もれると目立ちにくく、紛失してしまうこともあります。
上に多少雪が積もっていても、ペグを刺した位置が分からなくならないよう、目立つ色のものがおすすめです。
デザイン性を重視するのも良いですが、地味な色や光沢のないものは目立ちにくいので注意が必要です。
役立つ良い商品であっても、置き忘れてきてしまっては意味がありませんので、色味も考慮して選びましょう。
強度
スノーペグは一般的なペグと異なり、ハンマーで叩いたりしないため、さほど強度は必要ありません。
とはいえ、普段は柔らかい雪も凍ると非常に硬くなるため、柔らかすぎてすぐに曲がってしまうような商品は避けたいところです。
また、丈夫なものであれば、断面積の大きさを利用して、雪用のスコップとしても使うことができます。
砂浜で使う場合にも、硬い石や貝殻が混ざっている可能性があるため、ある程度強度のあるものを選びましょう。
スノーペグおすすめ10選
【Freell】
サンド&スノーペグ
雪中キャンプでのテント設営や、ビーチでのタープ張りにぴったりの、アルミニウム製U字型ペグです。
はっきりとした青色と赤色の2種類が5本ずつ、計10本のセットとなっており、雪の上や砂浜で見つけやすいのが特徴です。
31cmの長さで深くまで刺すことができ、小さく開いた複数の穴に雪や砂が入り、より一層強固に固定することができます。
【TIKALON】
キャンプ 雪ペグ U字ペグ
鮮やかなオレンジ色が目立つこちらのペグは、先端幅が狭く鋭くなっているため、工具を使わなくても深くまで刺すことができます。
雪上や砂浜だけでなく、柔らかい芝生などの地面でも、奥まで刺し込めばしっかりと固定することができます。
また、20本のセットとなっており、紛失した際の予備としても活用できるためおすすめです。
【Es tink】
4パックテントステークス
構造はシンプルですがきれいな赤色で、真っ白の雪上でもペグが目立ち、見つけやすくなっています。
また、反射性のロープも付属しており、暗闇のキャンプでの移動時、ロープが見えず足に引っかかることもなく安心です。
雪や砂に埋めて固定することもでき、雪中キャンプや雪上でのタープ張り、砂浜でのタープ張りなどにもおすすめです。
【toughstake】
タフステイク S(48217)
少し変わった見た目のタフステイクは、ワイヤーを引っ掛けた先端を雪や砂に埋め込んで使います。
ペグが抜けない限りワイヤーが外れることはなく、強風の中でもより強固に固定することが可能です。
手で刺し込むことができますが、頑丈なつくりのためハンマーを使って、より簡単に奥深くまで刺すこともできます。
【HIMIMI】
U字型ペグ
こちらの黒色のペグはアルミニウム素材を使っており、耐久性や錆びにくさに優れています。
黒色のため汚れも目立ちにくく、汚れても滑らかな表面で清掃しやすいため、簡単にお手入れすることができます。
サイズは31cmと大きめですが重量は45gと軽く、車への収納や、歩いて持ち運ぶ際にも負担がかかりにくくおすすめです。
【TRIWONDER】
U型ペグ(UK-OS3316)
6本セットになっているU字ペグは、尖った先端を利用して、簡易的なスコップとしても活用することができます。
頑丈な素材でできているため、ハンマーを使って雪や砂浜に奥深く叩き込むことも可能です。
表面の光沢は剥がれにくいようコーティングが施され、劣化しにくいほか、光の反射で雪や砂の中でも見つけやすい商品です。
【Xiaocaomei】
テントネイル
金属製でできたテントネイルの形状は、一般的なスノーペグとさほど変わりませんが、明るい光沢が光る外観は魅力的です。
光沢のあるペグ本体だけでなく、反射性のロープも付属していることで、夜間暗闇での視認性もばっちりです。
頑丈な素材のため、やや硬めな地面であっても、ハンマーを使うことで地面の深くまで刺し込むことができます。
【Uinfhyknd】
U字型スノーネイル
U字型スノーネイルは8本セットになっており、それぞれ反射性のロープも付属し使い勝手は抜群です。
一般的なテントやタープを設営する際に必要になるペグの本数はだいたい8本ですので、このセットを持っておくだけでも安心です。
反射性のロープの先にはフックが付いており、手間のかかるテントやタープの固定作業もスムーズに行うことができます。
【Auliuakz】
U字型テントネイル
こちらのU字型テントネイルは、目立ちすぎずきれいなオレンジ色が特徴的なスノーペグです。
形はいたってシンプルですが、幅の広いU字構造は、多くの雪や砂に食い込み、テントやタープを強固に固定することができます。
耐久性に優れたアルミニウム合金製でできており、少しのことで折れ曲がったり、欠けたりすることはありません。
【INOOMP】
サンド ステーク(YN7J0500228W6MNMB)
12本セットとなったサンドステークは、3色カラーが4セットとなっており、カラフルな見た目で設営も楽しく行えます。
3色ずつとなるため、撤収や片付けの際、抜いたペグの本数を少しずつ数えることができ、まとめて数えるよりも簡単です。
硬い石が多いような地面には適しませんが、雪や砂浜では深くまでしっかり刺して固定することができます。
まとめ
スノーペグは似たような構造が多く、特に使ったことがない場合、どの商品を選んだらいいか迷ってしまうことでしょう。
今回ご紹介したスノーペグおすすめ10選を参考に、ご自身のスタイルにあったものを選んでみてください。
スノーペグの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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