デイキャンプ以外ではテント内で宿泊するので、睡眠環境を整えることは実はキャンプの質を左右するほど重要なことです。
屋外で寝るということは、屋内に比べ圧倒的に環境が悪いので睡眠の質が低くなりがちです。
睡眠環境を整えるのに重要となってくるのが地面の凹凸や冷気を遮断することです。
そこで役に立つのがマットやコット類ですが、その中の一つに非常に優秀なインフレーターマットがあります。
今回はコスパ最強のインフレーターマットの世界をご紹介しつつ筆者おすすめの安いインフレーターマット10選をご紹介しますので参考にしてみてください。
目次
- 1 インフレーターマットとは
- 2 インフレーターマットは高い安いで何が変わる?
- 3 インフレーターマットの相場価格!安いの基準は?
- 4 インフレーターマットの基本的な選び方
- 5 コスパ最強の安いインフレーターマットおすすめ10選
- 5.1 【DOD ディーオーディー】ソトネノサソイ S/M/L CM1-620-TN
- 5.2 【Coleman コールマン】キャンパーインフレーターマット シングルIII 2000032354
- 5.3 【CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ】インフレーティングマット UB-3005/UB-3016
- 5.4 【Kingcamp キングキャンプ】自動膨張式エアマット/ダブル KM3538
- 5.5 【Soomloom】インフレーターマット B09J2B479T
- 5.6 【Coleman コールマン】キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル 2000036153
- 5.7 【HafaAdai 】[Amazon限定ブランド] 自動膨張式エアマット B09B7HHRP4
- 5.8 【SEA TO SUMMIT シートゥサミット 】キャンププラスS.I.マット (レギュラー) ST81080
- 5.9 【Quickcamp クイックキャンプ】車中泊マット QC-CM5.0b
- 5.10 【mont-bell モンベル】U.L. コンフォートシステム アルパインパッド25 180 1124659
- 6 まとめ
インフレーターマットとは
インフレーターマットとは中にウレタン素材などを充填しているマットです。
空気が入ることでウレタン含め自動膨張し厚みを形成します。
空気自体はある程度自動膨張で膨らみますが、好みに合わせて自分で吹き込むことや、ポンプを使って膨らますことができます。
空気だけのエアマットよりウレタンが加わることで断熱材の役目を果たし、冷気を遮断することができ、厚みがあるので地面の凹凸軽減も可能です。
また使用しない時は空気を抜くことでコンパクトにすることができるので持ち運びも簡単にできます。
例えウレタンが入っていようと、エアマット同様に生地に穴が開くことで使用できなくなるデメリットは健在です。
インフレーターマットは高い安いで何が変わる?
基本的な性能や構造は変化しないのでインフレーターマットの価格で大きな違いはないでしょう。
キャンプブランドの商品はブランドバリューだけで価格が上乗せされる傾向にあるのでそれだけで高くなります。
好きなブランドの商品で統一している場合は仕方がありませんが、コスパを求めるならブランドで選ぶのは止めておきましょう。
また生地の破れやすさ、空気漏れの頻度など商品レビューによってはたくさん記述もある製品もあるので安さだけでは判断できません。
ブランドの商品だとアフターサービスが充実している点は嬉しいポイントです。
筆者の体験だと安いインフレーターマットは自動膨張が弱いので別途自分で膨らますことが多いと感じています。
インフレーターマットの相場価格!安いの基準は?
インフレーターマットでもソロ用もしくはデュオ・ファミリー用などのサイズ展開があるので、それぞれで価格が異なります。
ソロ用インフレーターマットだと5000円前後が相場でしょう。
デュオ・ファミリー用インフレーターマットだと10000円前後が相場です。
この価格を下回ってくると単純に「安い」に当てはまるでしょう。
しかし、ソロ用やデュオ・ファミリー用などそれぞれに明確なサイズ基準はないです。
そのためサイズの違いやマットの厚み、コンパクト性能などで価格も当然前後します。
ただ安価なだけでなく総合的に判断してコスパが高いかを判断しなくてはなりません。
インフレーターマットの基本的な選び方
サイズ
ソロ用での使用なのかデュオ・ファミリー用での使用なのか使用用途でサイズ選びをしましょう。
縦の長さは使用者の身長に合わせてサイズ選択をするのが無難です。
横の長さも使用者の体型に合わせてと言いたいところですが、最低限1人あたり60cmは確保しておかないと窮屈でしょう。
横幅70cmあると体格の大きい成人男性でも非常に快適です。
ただサイズが大きくなると収納時のコンパクト性能は犠牲になるので注意しましょう。
厚み
地面の凹凸や冷気を遮断し底冷えに対応するとなるとインフレーターマットの厚さが重要になります。
インフレーターマットを収納する際はロールして丸めていくのが一般的です。
例え空気を抜いたとしても厚みのあるアイテムは嵩張ります。
薄い程地面の凹凸や冷気の影響を受けやすくなりますので、よほどコンパクト性能を求めない限りはある程度の厚みがおすすめです。
筆者の体験談ですが、5cm以上厚みがあると地面の凹凸や冷気を遮断してくれて快適に過ごせましたので目安にしてみてください。
素材・生地
インフレーターマットはエアマットと同じ空気を入れて膨らますことには変わりがありません。
つまり生地に穴が開いて空気漏れを発生させると全く使えなくなります。
特にマットは路面の状況を受けて止めてくれること、全体重がかかることを考えるとリスクは高いです。
生地の素材が頑丈なほどこのリスクは軽減するので、生地に使われている繊維の太さ(D:デニール)などを気にしてみてください。
また素材についてもポリエステルにPVC加工などを施していると、撥水性能がアップするので湿気や結露にも強くなります。
追加機能
インフレーターマットという特性上、アイデンティティを出しにくい商品なのでメーカーの企業努力もすごいです。
例えば、ソロ用サイズのインフレーターマットでもサイドにボタンがついていて連結可能なものがあります。
これだとソロ~ファミリーまで対応できる優れものです。
他にも通気口に逆止弁がついていて加圧時と排気時で弁の方向が入れ替わるものや、底面に滑り止め加工がされているものなどもあります。
どれも追加されているとありがたいものばかりなので、これらにも注目するといいかもしれません。
コスパ最強の安いインフレーターマットおすすめ10選
【DOD ディーオーディー】
ソトネノサソイ S/M/L CM1-620-TN
S/M/Lの3サイズ展開していることでソロ~デュオ・ファミリー用まで対応できます。
またマットの左右にボタンがついているのでマット同士を連結でき、人数やテントの形に合わせてマット作りも可能です
サイズや厚みは最低限の性能ですが、ブックカバー式のシーツを使用することで衛生的ですし、滑り止め加工が施されているなど嬉しいポイントはきちんと押さえています。
【Coleman コールマン】
キャンパーインフレーターマット シングルIII 2000032354
サイズ・厚み、素材等を加味すると標準的なインフレーターマットです。
重量も軽量で、収納時も付属ケースに入れればコンパクトになるので便利でしょう。
自動膨張してくれますが、膨らみが不足していれば収納ケースを使って加圧も可能です。
サイドボタンがついていて連結させることでソロからデュオ・ファミリーまで対応することもできます。
【CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ】
インフレーティングマット UB-3005/UB-3016
少々小ぶりのサイズとインフレーターマットでは最薄クラスですが、その分軽量であり登山やバックパックキャンプなどでは選択肢になり得ます。
ウレタンがしっかり充填されているので薄さを感じさせないレベルでインフレーティングは可能です。
さすがは鹿番長と言ったところでインフレーターマットの価格を考えれば十分コスパは高いと思います。
【Kingcamp キングキャンプ】
自動膨張式エアマット/ダブル KM3538
150Dオックスフォードを使用したインフレーターマットです。
最初からダブルサイズで展開されておりデュオ・ファミリー用に適しています。
中央に溝が設けられているので半分に折りたたむことでソロ使用でも可能です。
きちんと収納バッグも付属されているので持ち運びも簡単で、低価格ですのでコスパは高いアイテムでしょう。
【Soomloom】
インフレーターマット B09J2B479T
何層もの素材を重ね合わせることで実現した、しなやかで肌触りの良いインフレーターマットです。
サイズはゆったりしており、厚みも確保できているので地面の凹凸・冷気を遮断してくれます。
バルブは二重バルブを採用しており、加圧と排気を効率よく行えて空気漏れも防いでくれるので安心です。
同素材を使用したインフレーターピローと合わせて完璧な寝心地を叶えてくれます。
【Coleman コールマン】
キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル 2000036153
極厚のウレタンフォームを封入していることで最大10cmの厚さを実現しているので、野外を感じさせない寝心地を体験することも可能でしょう。
ソロサイズでも大きめなので男女問わず万人に対応できます。
ダブルサイズも用意されているのでデュオ・ファミリーも対応可能です。
また逆止弁がついており、加圧時には収納ケースをポンプ替わりとして使用できます。
サイズ・厚みを考えると仕方ありませんが排気は少々大変なので注意が必要です。
【HafaAdai 】
[Amazon限定ブランド] 自動膨張式エアマット B09B7HHRP4
厚み5㎝まで自動で膨らむインフレーターマットです。
特筆すべきは、枕まで付属していることでしょう。
取り外すこともできるので用途に合わせて選択することができます。
ミニバンなどで車中泊する際にピッタリと合うようにサイズ調整がされているのでキャンプや車中泊でも活躍可能です。
低価格でピローも欲しい方は選択肢になるでしょう。
【SEA TO SUMMIT シートゥサミット 】
キャンププラスS.I.マット (レギュラー) ST81080
睡眠環境の大手ブランドのインフレーターマットです。
独自技術デルタコアによって厚み7.5cmまで実現しながら、重量1kgを切る最軽量クラスを実現しています。
R値(ASTM F3340-18):4.3と冷気をきちんと遮断してくれるので底冷え対策もバッチリです。
ソロ用では少々高いですが、最高の寝心地を体験できるのでスリープパフォーマンスは高いでしょう。
【Quickcamp クイックキャンプ】
車中泊マット QC-CM5.0b
表面はスエード加工された生地のインフレーターマットです。
スエードなので秋冬では抜群の心地よさを体験できます。
裏面は滑り止め加工がされていてズレにくいです。
サイドにボタンがあるのでシングルを連結させても良いですし、最初からダブルサイズも展開されているので用途に合わせて選べます。
万が一の際に使用できる修理キットも付属しているので安心でしょう。
【mont-bell モンベル】
U.L. コンフォートシステム アルパインパッド25 180 1124659
キャンプだけでなく登山のテント泊でも対応できるインフレーターマットです。
独自のスポンジ充填技術で薄さを感じさせない凹凸軽減と冷気遮断を実現しています。
シングルサイズを確保していながら、重量は681gと最軽量なので持ち運びも簡単です。
付属のスタッフバッグは握力の弱い人でも簡単に畳んで入れることができるなど細かい点まで配慮されています。
登山縦走やキャンプまでこなす人は第一選択でしょう。
まとめ
筆者おすすめの安いインフレーターマット10選をご紹介させていただきました。
快適な睡眠環境を整える商品はインフレーターマットだけでなくいろんな種類があります。
しかし、簡便かつコンパクトで一番コスパが高いのは間違いなくインフレーターマットでしょう。
数あるインフレーターマットの中から素敵なアイテムを見つけられてください。
安いインフレーターマットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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