キャンプ場を見渡してみると近年では豊富な形のテントが立ち並んでいます。
様々な形がある中で、ファミリーキャンプを楽しまれている方に根強い人気を誇っているのがトンネル型のテントです。
トンネルテントはその名前の通りトンネルのような筒状の形状をしたテントですが、なぜこれほどまでにトンネルテントが人気なのか皆さんはご存知でしょうか。
今回はトンネルテントの基礎的な情報を踏まえた上でコスパ最高の安いおすすめトンネルテントをご紹介いたします。
目次
トンネルテントとは
トンネルテントは単体で寝室部分とリビング部分の双方を実現できる形状のテントです。
独立したテントやタープをそれぞれ用意する必要がないため設営に費やす時間を大きく削減でき、また荷物を少なくできます。
大型テントは複雑な形状のものが多いですが、トンネルテントは幕に骨組みとなるポールを差し込んでいき、アーチ状に湾曲させて固定することでその形状が完成します。
非常にシンプルで室内のスペースを大きく確保できるため、初心者からベテランまで幅広くおすすめしたい効率的な形状のテントです。
トンネルテントは安い高いで何が変わる?
確実に価格差が出るのはその大きさです。当たり前ですが小さい方が価格が下がる傾向にあります。
またテントに採用される素材についても価格差が生じます。
テント幕の素材は大きく分けるとポリエステルなどの化学繊維と綿素材、その両方を交えたポリコットン素材の3種類に分けられます。
中でも最も安価で購入できるのはポリエステルでメンテナンスも比較的容易な素材となっており、多くのトンネルテントではこちらの素材が採用されています。
ポリエステルに比べて効果な綿やポリコットン素材は火に強い特性がありますが耐水圧が低い傾向にありますのでメンテナンスが面倒といった難点もあります。
またポールの素材は大きく分けてグラスファイバーかアルミ、スチールの3種類に分類されます。
中でもアルミは軽さと耐久性のバランスに優れているためおすすめの素材ですがその分値段も高くなります。
価格の安いトンネルテントには主にグラスファイバー性のポールが採用されていますのでその点も購入の際に是非チェックしましょう。
素材の他には接地面からの風の侵入を防ぐためのスカートが付いているかどうかも価格に影響しますので事前にチェックしましょう。
トンネルテントの価格帯!安いの基準は?
トンネルテントは通常の1ルームテントと比較すると価格が高い傾向にあります。
サイズによっても異なりますが、1〜2人用の小さめのトンネルテントであれば平均3万円前後で購入できるため、それ以下の価格となると比較的やすい部類と言えるでしょう。
5人以上の大型サイズとなると価格差も広がり平均を取るのは難しいですが、7〜8万円程度の製品が多い印象です。
中には10万円〜20万円近くのトンネルテントもありますので、1桁万円で購入できるトンネルテントは安い部類だという見解もあります。
トンネルテントの基本的な選び方
サイズ
どのテントにも共通していえる点ですが、自身が使用するシーンを想定してサイズを選びましょう。
少人数で使用するのに、大は小を兼ねるといって大きいテントを選んでしまうと設営に時間がかかってしまったり、寒い時期には幕内の温度をなかなか上げられなかったりと苦労する点が多くなってしまいます。
ドアパネル・ベンチレーション
ドアパネルやベンチレーションが多いほど空気の通り道を多く作ることができるため夏場も快適に過ごすことができます。
パネルの数が多いとレイアウトも組みやすいですね。キャンプサイトの形状によって入口の位置を変えたりなど臨機応変に対応できます。
またドアパネルにはメッシュパネルが備わっていると虫の侵入も防ぐことができるため非常に重要です。
耐水圧
晴れた日にしかキャンプを楽しまないという方も、耐水圧は高いに越したことはありません。
山の天気は突然変わってしまうこともよくありますので、そのような場面で耐水圧を気にせず購入してしまうと短時間で雨が滲み出てきてしまうこともあり得ます。
耐水圧は2000mm〜3000mm程度もあれば雨天も安心して過ごすことができます。
耐水圧が高いと通気性が気になる方もいらっしゃいますが、耐水圧が高くてもドアパネルやベンチレーションを有効に活用しながら快適に過ごすことができます。
スカート
上記でも少し述べましたが、スカートの有無はトンネルテントの快適性に大きく影響します。
暖かい気候の時期にキャンプを楽しまれる際にはスカートがなくてもそれほど気になりませんが、雨天時や寒い時期は要注意です。
スカートがないと傾斜などで雨がテント内に流れてきてしまい地面がびしょびしょになってしまう恐れもあります。
またスカートがあることで隙間風や雪の侵入を防ぐことができるため、寒さを感じる時期にキャンプを楽しまれる際にはスカートのありがたみを非常に実感します。
コスパ重視の安いトンネルテントおすすめ8選
【Soomloom】
2ルーム型テント
人気の韓国アウトドアブランドSoomloomより販売されている2ルームテントです。
安価ながらも4人用サイズを想定しており、耐水圧は3000mmと十分なスペックです。
前室のみならずテントの後ろ側にも荷物や靴を収納できるスペースが確保されています。
大人4人だと狭く感じそうですが子供を含めたファミリー用としては十分活用できるトンネルテントです。
【Naturehike】
オルパス2トンネルテント
近年人気が高まってきてきる韓国のアウトドアブランドネイチャーハイクより販売されている1〜2人用のトンネルテントです。
コンパクトながらも前室は椅子を置いて雨をしのぎながら食事をとる程度のスペースは十分確保されており、マウンテンバイクなどある程度大きさのあるものも収納できます。
【North Eagle】
アーチ2ルームテント
安価ながらもファミリー向けのトンネルテントで子供を含めた4人家族でも十分なサイズ感を実現しています。
見た目もシンプルで落ち着いた印象を感じます。
キャンプ初心者のエントリーモデルとして、テントは最低限の予算で実現したいという方におすすめのトンネルテントです。
【FEERDOOR】
トンネルテント620
コスパ最高の人気ブランドフィールドアより販売されているトンネルテントです。
驚きの価格に対して他のトンネルテントに見劣りしない立派なトンネルテントです。
ポールやグランドシートなどオプションで好きなパーツを追加できます。
カラーも4色展開されているため周りと被りたくない人にもおすすめです。
【TENT FACTORY】
フォーシーズントンネル2ルームテントL
カラーリングが個性的なデザインのトンネルテントでオリーブグリーンカラーはアウトドアサイトナチュラムとテントファクトリーの共同企画商品です。
安価ながらもアウターテントは耐水圧3000mmと申し分なしのスペックです。名前の通り季節を問わずに年間を通じて快適に活用できるトンネルテントです。
【DOD】
カマボコテント3
おしゃれキャンパーに圧倒的人気を誇るDODの代名詞とも言える圧倒的人気のトンネル店とです。
カマボコテントの名の通り外からは全く無駄のないかまぼこのようなアーチ形状のトンネルテントでS・M・Lのサイズ展開がされているため使用する人数に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
頑丈なアルミポールや細部のベンチレーションなどこだわりがたくさん詰まったコスパ抜群のテントです。
【QUICKCAMP】
アルマジロ
フォルム、カラーリングからアルマジロのような印象を受けるシンプルなトンネルテントです。
他のトンネルテントと比較してこちらのアルマジロはサイドのドアパネル1枚1枚が非常に大きなパネルとなっています。
そのためサイドパネルをポールを用いて跳ね上げることでより開放的な空間を演出できます。
【snow peak】
エントリー2ルーム エルフィールド
スノーピークの製品は品質に一切の妥協を許さず、高品質がゆえに価格も効果なものが多いですが、こちらのエントリー2ルーム エルフィールドはトンネルテントの中では比較的安価で購入できます。
名前の通り初心者の方でもエントリーモデルとして手を出しやすいですね。
見た目も非常にスタイリッシュでベテランの風格さえ漂います。
まとめ
高嶺の花に感じていたトンネルテントも調べてみると安価で十分なスペックのものも多く存在します。
コスパ最高のトンネルテントを持って快適なキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。
安いトンネルテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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