ゲームでも作業でも、表示領域が広いことで便利な点が数多くあります。
表示領域の広さは解像度に比例するため、多くの人は4Kモニターを真っ先に思い浮かべるでしょう。
ですが、4Kモニターはどうしても価格が高く、購入を躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、フルHDと4Kの間であるWQHDモニターのメリットやデメリット、人気モデルを紹介します。
こだわったモニターを購入したいと考えている人は、是非参考にしてみてください。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 WQHDモニターとは
- 2 WQHDモニターを使うメリット
- 3 WQHDモニターを使うデメリット
- 4 WQHDモニターの選び方
- 5 WQHDモニターおすすめ12選
- 5.1 【KOORUI】27インチ ゲーミングモニター 144Hz
- 5.2 【JAPANNEXT】27インチ 液晶モニター(JN-IPS27WQHDR)
- 5.3 【Acer】ゲーミングモニター Nitro 27インチ(VG270Ubmiipx)
- 5.4 【LG】フレームレス モニター ディスプレイ 23.8インチ(24QP500-B)
- 5.5 【INNOCN】ゲーミングモニター 27インチ 2K 144Hz
- 5.6 【Lenovo】D27q-30 モニター(66FAGAC6JP)
- 5.7 【PHILIPS】液晶ディスプレイ(27E1N5500E/11)
- 5.8 【INNOCN】2K ゲーミングモニター 27インチ 240HZ(27G1G-VER2.0)
- 5.9 【LG】ディスプレイ 31.5インチ(32QN600-B)
- 5.10 【MSI】Modern 薄型 IPSパネル(MD272QPW)
- 5.11 【ASUS】TUF Gaming 27インチ(VG27AQ)
- 5.12 【IODATA】27インチ GigaCrysta 1ms 165Hz(EX-GCQ271HA)
- 6 まとめ
WQHDモニターとは
WQHDは2,560×1,440の解像度となっており、フルHD(1,920×1,080)の約1.8倍の表示領域を持っています。
そのため、モニターサイズが同じでもデスクトップが広くなっているため、様々なアプリやウィンドウを並べられるようになっています。
また、ゲームをプレイする際にも非常に有効で、視野角を広げなくても多くの情報が視認しやすくなるためおすすめです。
他にも、フルHDから乗り換えるメリットは数多くあるため、この次の章で解説します。
WQHDモニターを使うメリット
WQHDモニターを使うメリットですが、次の点が挙げられます。
- 作業領域が広がる
- 映像の細かいところまで視認しやすくなる
- ゲームの没入感が高まる
作業領域が広がる
普段からフルHDのモニターを使用している場合、作業領域が広がるのが最大のメリットです。
つまり、1枚のWQHDモニターで複数のアプリやウィンドウを並べられるようになり、フルHDと表示領域を比較するとその差は約1.8倍となっています。
複数のモニターを並べることでも同様の効果が得られますが、デスク環境の関係でモニターが1枚しか置けない人はWQHDモニターがおすすめです。
映像の細かいところまで視認しやすくなる
高解像度になるとドット数が増えるため、ゲームや映像の細かいところまで視認しやすくなります。
また、一般的なWebブラウジングにおいても、文字のジャギーが減り滑らかに見えるため、文字が見やすくなるメリットも。
細かい部分まで見えるようになるとゲームにおいても有利に働くこともあり、近年人気が出てきています。
ゲームの没入感が高まる
先述した内容に関係しますが、高解像度であればあるほどゲームや映像への没入感が高まります。
特に、RPGなど動きが少ないゲームであれば、その壮大な世界観を高画質・高解像度で楽しめるでしょう。
一方でFPSやアクションゲームなど動きの激しいゲームは、視認性は高まりますが敵や標的が小さく見えることもあるので注意しましょう。
WQHDモニターを使うデメリット
一方でデメリットですが、次の点が挙げられます。
- 4Kモニターより解像度が低い
- 全体的に文字が小さく見える
- 相応のパソコンスペックが必要
4Kモニターより解像度が低い
WQHDモニターと4Kモニターを比較すると、当然ですが4Kモニターのほうが高解像度です。
そのため、とにかく作業領域を広げたかったり、超高画質を体感したいのであれば、WQHDモニターは選択肢から外れるでしょう。
ですが、WQHDモニターのほうが価格が安いため、価格と解像度どちらを優先するかで選ぶことをおすすめします。
全体的に文字が小さく見える
作業領域が広がるということは、100%表示にしていてもフルHDと比べると全体的に小さく見えます。
特に、文字に関しては顕著で、フルHDから乗り換えた場合は非常に見づらく感じるでしょう。
その場合は、少しだけ表示倍率を上げると見やすくなるため、おすすめです。
ですが、デスクトップのディスプレイ設定で解像度を下げてしまうと、フルHDのモニターを使用しているのと変わらなくなってしまうため避けましょう。
相応のパソコンスペックが必要
WQHDの解像度で映像を表示するためには、相応のパソコンスペックが必要です。
特に、グラフィックボードが搭載されていないパソコンの場合はWQHD表示が出来ない場合がほとんどです。
また、グラフィックボードが搭載されていてもゲームでWQHD表示をする場合は、さらにパソコンに負荷がかかるため、動作が快適にならないこともあります。
ですので、WQHDモニターを購入する前に自分のパソコンスペックがWQHDに対応しているかをチェックしておきましょう。
ほかにも、WQHDで60fps以上を出すのにもグラフィックボードのスペックが非常に大事なので、特にゲームでの使用を考えているのであれば注意しましょう。
WQHDモニターの選び方
WQHDモニターを選ぶ際に注目したいポイントは次のとおりです。
- モニターのサイズ
- リフレッシュレート
- メーカー
- 価格帯
モニターのサイズ
WQHDであれば小さめのサイズでも問題ありませんが、おすすめは27インチです。
もちろん、もっと大きなモニターであれば没入感や見やすさが段違いですが、24インチなど小さくなると文字などが見づらくなってしまいます。
他にも、ゲームではなく映画や動画などの映像作品を楽しみたいのであれば、32インチ以上も視野に入れることをおすすめします。
もちろん、デスク環境によっては大きいモニターを設置できない可能性もありますが、その場合はモニターアームを使用すると解決するでしょう。
リフレッシュレート
ゲームにおいて非常に重要視されるリフレッシュレートですが、解像度が上がっていくとリフレッシュレート上限は下がっていく傾向にあります。
WQHDモニターであれば240Hzに対応したモデルがありますが、選択肢は少なくなります。
多く見受けられるリフレッシュレートは144Hzで、これでも充分に滑らかです。
もちろん、高リフレッシュレート・高fpsを体感するには相応のパソコンスペックが必要なので、注意しましょう。
メーカー
WQHDモニターを販売しているメーカーとして名前が挙がるのは、仕事・作業向けであればJAPANNEXTやPHILIPSです。
また、ゲーム向けであればMSIやASUS、Acerなどの人気ゲーミングメーカーもWQHDモニターを販売しています。
ここで挙げたメーカーはサイズ展開も様々なので、好みの大きさを選べるのもメリットです。
価格帯
WQHDモニターの価格帯は全体的にフルHDより高価ですが、それでも価格は下がってきています。
特に、INNOCNやKOORUIのモニターであれば3万円前後で27インチが購入できます。
もちろん、ゲーミング向けのモデルなどになってくると価格は跳ね上がりますが、そのぶんスペックも高いです。
ですので、ご自身の中でサイズやリフレッシュレートなど、優先したい項目を予め決めておくと、価格とのバランスが取りやすいでしょう。
WQHDモニターおすすめ12選
メーカー・製品名 | インチ | リフレッシュレート | パネル |
---|---|---|---|
KOORUI 27インチ ゲーミングモニター 144Hz | 27インチ | 144Hz | VA |
JAPANNEXT 27インチ 液晶モニター JN-IPS27WQHDR | 27インチ | 75Hz | IPS |
Acer ゲーミングモニター Nitro 27インチ VG270Ubmiipx | 27インチ | 75Hz | IPS |
LG フレームレス モニター ディスプレイ 23.8インチ 24QP500-B | 23.8インチ | 75Hz | IPS |
INNOCN ゲーミングモニター 27インチ 2K 144Hz | 27インチ | 75Hz | VA |
Lenovo D27q-30 モニター 66FAGAC6JP | 27インチ | 144Hz | VA |
PHILIPS 液晶ディスプレイ 27E1N5500E/11 | 27インチ | 144Hz | VA |
INNOCN 2K ゲーミングモニター 27インチ 240HZ 27G1G-VER2.0 | 27インチ | 240Hz | VA |
LG ディスプレイ 31.5インチ 32QN600-B | 31.5インチ | 75Hz | IPS |
MSI Modern 薄型 IPSパネル MD272QPW | 27インチ | 75Hz | IPS |
ASUS TUF Gaming 27インチ VG27AQ | 27インチ | 165Hz | IPS |
IODATA 27インチ GigaCrysta 1ms 165Hz EX-GCQ271HA | 27インチ | 165Hz | VA |
【KOORUI】
27インチ ゲーミングモニター 144Hz
価格優先でWQHDモニターを探しているのであれば、このメーカーがおすすめです。
安価ながら高解像度と高リフレッシュレートを実現しており、コスパ最強といえます。
DPやHDMI2.0に接続している時に144Hzを体感できるため、パソコンとPS5のどちらでも快適にゲームをプレイできるでしょう。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 144Hz |
パネル | VA |
【JAPANNEXT】
27インチ 液晶モニター(JN-IPS27WQHDR)
高解像度に加え、IPSパネルで豊かな色彩表現を実現しているWQHDモニターです。
3辺フレームレスのデザインとスリムなスタンドが非常にスタイリッシュで、サイズは大きめですが圧迫感が少ないのも特徴。
ゲーム向けとして購入するとリフレッシュレートや応答速度で満足いかない場合がありますが、クリエイティブな作業や仕事向けとしてはコスパの良いモデルです。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 75Hz |
パネル | IPS |
【Acer】
ゲーミングモニター Nitro 27インチ(VG270Ubmiipx)
応答速度が脅威の1msと、残像感を極限まで軽減したWQHDモニターです。
そのため、ゲームだけでなく動画や映像を再生した時にも効果的で、チラつきを抑えてくれるため目の疲労感も減ります。
また、ブルーライト軽減モードもあり、モニター裏のボタンで50%~80%とオフの5段階で設定可能です。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 75Hz |
パネル | IPS |
【LG】
フレームレス モニター ディスプレイ 23.8インチ(24QP500-B)
IPSパネルにより、忠実な色表現を実現したWQHDモニターです。
27インチではサイズ的に大きいと感じる人にとって、23.8インチは非常にマッチしてくれます。
また、デスクに置く際にもコンパクトで邪魔にならず、圧迫感が少ないのもメリットです。
画面のチラつきを抑えてくれる「フリッカーセーフ」機能も搭載されており、ゲームだけでなくクリエイティブな作業や仕事でも大活躍してくれます。
インチ | 23.8インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 75Hz |
パネル | IPS |
【INNOCN】
ゲーミングモニター 27インチ 2K 144Hz
価格・サイズ・スペックのバランスが良い、WQHDモニターです。
ゲームでも妥協したくない人にピッタリで、高解像度と高リフレッシュレートを両立しています。
ですが、WQHD表示の場合は60Hzまでにしか対応していないため、注意が必要です。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 75Hz |
パネル | VA |
【Lenovo】
D27q-30 モニター(66FAGAC6JP)
シンプルなデザインが、様々なデスク環境にマッチしてくれるWQHDモニターです。
DisplayPort 1.4 x 1、HDMI 1.4 x 1と出力端子が少ないですが、複数のデバイスを接続したままにしておかないのであれば問題ありません。
VESA規格にも対応しているので、モニターアームを使用して浮かせることも可能です。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 144Hz |
パネル | VA |
【PHILIPS】
液晶ディスプレイ(27E1N5500E/11)
ピボットやチルト以外に、昇降に対応した付属スタンドがとても便利なWQHDモニターです。
そのため、モニターアームが無くても適切な位置にモニターを配置できるので、普段から首や肩の凝りに悩んでいる人にもおすすめ。
また、モニターを縦に回転できるため、縦置きしたい人は是非選んでみてください。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 144Hz |
パネル | VA |
【INNOCN】
2K ゲーミングモニター 27インチ 240HZ(27G1G-VER2.0)
映像美とともに、ゲームでも妥協したくない人向けのWQHDモニターです。
DP接続時には最大240Hzに対応しており、ラグやチラつきのない滑らかな映像体験ができます。
また、スタンドの背面にはヘッドホンを掛けておける部分があるため、デスク上もスッキリするのもメリットでしょう。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 240Hz |
パネル | VA |
【LG】
ディスプレイ 31.5インチ(32QN600-B)
とにかく大きなモニターで高解像度を体感したい人におすすめしたいモデルです。
このサイズ・スペックで3万円台で購入できるのは非常にコスパが高く、作業や仕事を効率化したい人にもピッタリ。
専用のソフトを使用することで、モニターの詳細設定やウィンドウの自動分割設定などが可能で、更に使い勝手が向上します。
インチ | 31.5インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 75Hz |
パネル | IPS |
【MSI】
Modern 薄型 IPSパネル(MD272QPW)
人気でありながら非常に貴重なホワイトモニターで、3辺フレームレスでスマートな印象のモデルです。
USB-TypeC接続に対応しており、ノートパソコンを接続したまま給電できるため、非常に相性が良いと言えます。
モニター本体が非常に薄型なため、モニターアームとセットで使用すると壁ギリギリまでモニターを寄せられます。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 75Hz |
パネル | IPS |
【ASUS】
TUF Gaming 27インチ(VG27AQ)
IPSパネルながら、応答速度1ms・リフレッシュレート165Hzを実現したWQHDモニターです。
そのため、超高解像度と滑らかな映像を同時に実現しており、ゲームへの没入感も高まります。
ゲーミングモニターの中でもハイスペックであるため価格はやや高めですが、それだけのスペックを持っています。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 165Hz |
パネル | IPS |
【IODATA】
27インチ GigaCrysta 1ms 165Hz(EX-GCQ271HA)
独自の機能として、残像感を劇的に抑えて視認性を上げてくれる「Clear AMI機能」が搭載されています。
これにより、映像を表示する合間に黒色を挿入し、チラつきやブレを抑えてくれるため、正確な操作を可能にしています。
デフォルトでプリセットが幾つか内蔵されており、自分で微調整せずともボタンひとつでFPSやRPG、Web閲覧向けなどの画面モードに変更可能です。
インチ | 27インチ |
---|---|
リフレッシュレート | 165Hz |
パネル | VA |
まとめ
4Kモニターまではいかずとも、フルHDより高解像度を試したい人向けのWQHDモニターですが、色んなメーカーから販売されています。
ゲーム向けから作業向けと様々なモデルが展開されており、選びづらいかもしれません。
そんな時は、本記事を参考にして、ピッタリのモデルを探してみてください。
WQHDモニターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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