ピッチエンドランにも、ランニングアプローチにも、バンカーショットにも使いやすくグリーン周りで重宝する56度のウェッジが最近人気です。
特に、初心者向けにやさしいセッティングとなっているクラブも多く、52度や50度とあわせて使う人が多くなっています。
しかし、ツアープロが使うようなものからアマチュア向けに開発されたものまで、さまざまな種類があり何を選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、初心者向け56度ウェッジのメリットやデメリット、おすすめ商品を紹介しています。
人気でやさしいモデルを中心に集めていますので、参考にしてみてください。
目次
- 1 56度ウェッジを使うメリット
- 2 56度ウェッジを使うデメリット
- 3 56度ウェッジの選び方
- 4 56度ウェッジおすすめ10選
- 4.1 【クリーブランド】 CVX ZIPCORE (10325087)
- 4.2 【ミズノ】 Es21 ウエッジ サテン仕上げ (5KJXB20890)
- 4.3 【本間ゴルフ】 TOUR WORLD TW-W
- 4.4 【キャスコ】 DOLPHIN WEDGE DW-123
- 4.5 【フォーティーン】 DJ-5 ウェッジ (DJ-5 WEDGE NS-TS-114w)
- 4.6 【ブリジストン】 BRM2
- 4.7 【タイトリスト】 SM9 (844RSM5608J)
- 4.8 【キャロウェイ】 JAWS FORGED クロム (JAWS FORGED)
- 4.9 【テーラーメイド】 ハイトゥ3 クローム (4C6056121311N3000)
- 4.10 【ピン】 グライド4.0 ウェッジ
- 5 まとめ
56度ウェッジを使うメリット
打ちやすい
基本的にゴルフクラブは、ロフト角が小さいほど芯に当てやすく、ロフト角が大きいほど芯でクリーンにヒットするのが難しくなります。
ロフト角が大きいと、クラブの縦の幅が小さくなるので、トップやくぐってしまうようなミスが比較的出やすい傾向にあります。
まだスイングが安定していないと感じている初心者の方には、サンドウェッジは58度よりも56度がおすすめです。
バンカーから脱出しやすい
初心者向けのウェッジでは、56度でも刺さりにくく抜けのいいソールになっていますので、バンカーショットも楽に打てるようになっています。
うまく打てたが手前のカラーで止まってしまったなど、コンタクトはできた際のミスはショートが多い傾向にあります。
そのため、バンカーショットはロフト角が大きい方が簡単に思われるかもしれませんが、距離が出しにくくなるため56度くらいの方がおすすめです。
アプローチが容易になる
初心者の方におすすめのアプローチは、基本に忠実なピッチエンドランです。
56度のウェッジで素直にコンタクトすると、ピンまでの距離の半分くらいキャリーで、残りの半分くらいがランになります。
必要に応じて開いて使って球を上げれば良いので、最も多く使用するピッチエンドランがしやすいロフト角に合わせたセッティングが良いでしょう。
56度ウェッジを使うデメリット
高さが出しにくい
よくサンドウェッジのロフト角で選ばれる58度と比較をすると、やはりそのロフト角分だけ高さが出しにくくなります。
目の前の木を越えてグリーンオンしたい時やグリーン周りからフワッと浮かして寄せたい時には、やはりロフト角が大きい方が良いでしょう。
ただし、そのような場面が多く出てくるのか、58度であれば可能なのか、また56度に60度を追加する方法もありますので慎重に考えましょう。
56度ウェッジの選び方
バウンス角とソール
バウンス角とは、リーディングエッジの刃先から下方向への出っ張っているソール頂点への角度のことを言い、ソールの形状と合わせて考えましょう。
このバウンスが大きくソール幅が広いほど地面に刺さりにくくなりますが、芝が薄いライではヘッドが跳ねやすく拾いにくくなります。
基本的には初心者の方は、バウンスが大きめのものでソール幅が広いものを選択すると良いでしょう。
重量
ゴルフクラブは、基本的に長いものの方が軽く、短くなるにつれ段々と重くなっていくのが良いとされています。
段々と重くなることで、ウッドやアイアン、ウェッジなど異なる場面で持つクラブでも違和感なく持ち替えることができるようになります。
基本的には、アイアンにささっているシャフトと同じものを選べば問題ありませんが、少し注意してスペックを確認してみるといいでしょう。
メーカー
メーカーによって、考え方には様々あり、ツアープロにも支給しているところからアマチュア向けに作っているところまで様々です。
どちらが良いのかは考え方によりますが、ツアープロでもやさしいクラブを選択することもありますので一概にどちらがやさしいとも言えません。
メーカーというよりはクラブの特性を考えて選択した方が良いでしょうし、メーカーで好みがあればそれを優先するのもいいでしょう。
価格帯
56度ウェッジの価格は1本で1万円強のものから3万円ほどのものまで幅広い価格帯から選ぶことができます。
ウェッジは56度だけでなく、他のロフト角と合わせて2~3本同時に購入することが多いかと思うので、そうなるとかなり広い価格帯になります。
しかし、価格によって性能に優劣はつけども、スコアが良くなるわけではありませんので、そのクラブの特徴を考えて選ぶようにしましょう。
56度ウェッジおすすめ10選
メーカー・製品名 | バウンス角 | 重量(シャフト) |
---|---|---|
クリーブランド CVX ZIPCORE | 12° | 462g(N.S. PRO MODUS3 TOUR115) |
ミズノ Es21 ウエッジ サテン仕上げ | 10°/14° | 449g(N.S.PRO MODUS3 WEDGE 105) |
本間ゴルフ TOUR WORLD TW-W | 8°/12° | 452g(N.S.PRO 950GH neo) |
キャスコ DOLPHIN WEDGE DW-123 | 7°・2°・-6°(ソールの場所により異なります) | 452g(N.S.PRO 950GH) |
フォーティーン DJ-5 ウェッジ | 8° | 423g(N.S.PRO TS-114w) |
ブリジストン BRM2 | 8°/10° | 450g(N.S.PRO® MODUS3 TOUR 105) |
タイトリスト SM9 | 8°/10°/12°/14° | 453g(N.S.PRO 950GH neo) |
キャロウェイ JAWS FORGED クロム | 12° | 459g (N.S.PRO® MODUS3 TOUR 115) |
テーラーメイド ハイトゥ3 クローム | 10° | 469g(N.S.PRO® MODUS3 TOUR 115) |
ピン グライド4.0 ウェッジ | 10°/12°/14° | 438g(N.S.PRO MODUS3 TOUR 105) |
【クリーブランド】
CVX ZIPCORE (10325087)
USPGAのツアーでも数多く採用され、ショートゲームに定評のあるクリーブランドからアマチュア用にやさしさを極めたウェッジです。
キャビティバック形状が特徴的で、安定したスピン量と飛距離を実現しながら打点のブレにも強い設計になっています。
高性能でありながらも1万円強で購入できるため、非常にコストパフォーマンスに優れた、初心者の方におすすめのウェッジになります。
バウンス角 | 12° |
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重量(シャフト) | 462g(N.S. PRO MODUS³ TOUR115) |
【ミズノ】
Es21 ウエッジ サテン仕上げ (5KJXB20890)
中空ハイブリッド構造のウェッジで、打点のブレに非常に強くなっており、少々のズレでは狙った距離からのズレがほぼありません。
やさしさに重点を置いて改良されており、ダフリに強いワイドソールと抜けの良いノーマルのソールの2種類になります。
中空によるミスヒットへの寛容性と、ワイドソールによってダフってもソールが滑って拾ってくれる部分が好評です。
バウンス角 | 10°/14° |
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重量(シャフト) | 449g(N.S.PRO MODUS3 WEDGE 105) |
【本間ゴルフ】
TOUR WORLD TW-W
日本の老舗ゴルフメーカーの本間ゴルフから、ツアープロ監修の抜けやすく刺さりにくい、拾いやすいウェッジです。
56度ウェッジでは、フェース面が高重心設計になっており打点のミスに対しても安心のスピン性能になっております。
ソール形状は、開いても閉じても使いやすいオールマイティな設定で、抜けの良さやバンカーでの性能が高評価を得ています。
バウンス角 | 8°/12° |
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重量(シャフト) | 452g(N.S.PRO 950GH neo) |
【キャスコ】
DOLPHIN WEDGE DW-123
潜らない・刺さらない・跳ねないを掲げ、あらゆるライからのアプローチを簡単にする、まさに初心者のためのウェッジです。
独特な形状のクアッドソールXによって変化させたバンス角が機能し、フェースを開かなくても難しいことを考えずに楽にアプローチできます。
とにかく簡単にやさしくアプローチできるクラブとして、初心者の方やバンカーを苦手とする方にぜひともお試しいただきたいウェッジです。
バウンス角 | 7°・2°・-6° |
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重量(シャフト) | 452g(N.S.PRO 950GH) |
【フォーティーン】
DJ-5 ウェッジ (DJ-5 WEDGE NS-TS-114w)
道具に任せられることは道具に任せて、全てのゴルファーにやさしく使いやすいクラブを追求したDJシリーズの第5世代のウェッジです。
スクエアに構えてシンプルに打つためのオフセットや、ミスヒットに強いバックフェース面など、初心者にやさしい技術が詰まっています。
フォーティーンらしいやさしさを体現しており、オートマチックにアプローチできると評判のウェッジになります。
バウンス角 | 8° |
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重量(シャフト) | 423g(N.S.PRO TS-114w) |
【ブリジストン】
BRM2
古くから日本のゴルフ業界を席巻しており、プロからの評判も高いブリジストンのウェッジになります。
プロのニーズを取り入れてスピン性能は非常に高くなっているものの、難しさはなく初心者でも扱えるやさしいつくりです。
スピンが効きにくくなる雨の日などの濡れた状況でもスピンがよく入り、初心者の方でも簡単にスピンアプローチを打つことができます。
バウンス角 | 8°/10° |
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重量(シャフト) | 450g(N.S.PRO® MODUS3 TOUR 105) |
【タイトリスト】
SM9 (844RSM5608J)
言わずもがな大人気でツアープロの使用も非常に多いタイトリスト、ボーケイデザインのSM9になります。
完成された性能はもちろんですが、最も大きな特徴は3色の仕上げと4種類のソールを選択できる幅の広さです。
公式HPでは質問に回答することで、アイアンとの流れやウェッジでやりたいことや苦手としていることからピッタリのウェッジをおすすめしてくれます。
バウンス角 | 8°/10°/12°/14° |
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重量(シャフト) | 453g(N.S.PRO 950GH neo) |
【キャロウェイ】
JAWS FORGED クロム (JAWS FORGED)
FORGEDですので軟鉄鍛造という製法で上級者向けのイメージがあるかもしれませんが、こちらはコントロールしやすく初心者の方にもおすすめです。
軟鉄鍛造らしい心地よい打感でありながら、高いスピン性能とショット時のショットのブレが抑えられる高い寛容性が両立しているモデルです。
フェースはノーメッキフェースで味わいのある見た目と、シャープなヘッドデザインによって非常にかっこいいウェッジになっています。
バウンス角 | 12° |
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重量(シャフト) | 459g (N.S.PRO® MODUS3 TOUR 115) |
【テーラーメイド】
ハイトゥ3 クローム (4C6056121311N3000)
特徴的なハイトゥデザインを採用しており、フェース一面に溝が刻まれています。
このフルスコアラインによって、いかなる状況でフェースのどこに当たろうとも安定したスピン性能を実現しています。
また、グリーン周りの難しいシチュエーションでも打ちやすいように設計されており、特にバンカーからの脱出がしやすいでしょう。
スピン性能を求める初心者の方には一押しのウェッジです。
バウンス角 | 10° |
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重量(シャフト) | 469g(N.S.PRO® MODUS3 TOUR 115) |
【ピン】
グライド4.0 ウェッジ
ヘッドの背面に埋め込まれたエストラマーCTPによって、スイング中やインパクト時にブレないヘッドになっています。
一人一人のゴルファーに合うスペックのクラブを提供するピンらしく、3種類のソールを選択でき+5~-4°の範囲でライ角を調整できます。
もちろん寛容性が高く、初心者の方にもやさしいスペックになっておりますので、スペック調整をして試してみても良いでしょう。
バウンス角 | 10°/12°/14° |
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重量(シャフト) | 438g(N.S.PRO MODUS3 TOUR 105) |
まとめ
56度のウェッジは、グリーン周りでのアプローチを簡単にしてくれ、スコアアップに大いに貢献するクラブです。
バウンス角やソール形状などを考えて自分に合ったウェッジを見つけられるように、参考にしてみてください。
56度ウェッジの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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