夏の鋭い日差しや、雨などの急な悪天候からキャンパーのみなさんの身を守る「タープ」。
大人数で使用できる大きなタープであれば、ファミリーキャンプでも窮屈に感じることなく広々と快適に過ごせますよね。
しかし、タープはさまざまなブランドから発売されており、どの商品が自分に合うのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ファミリーキャンプにおすすめタープを使用するメリットや選び方、おすすめ12選を詳しく紹介します。
目次
- 1 ファミリーキャンプ向けタープを使うメリット
- 2 ファミリーキャンプ向けタープを使うデメリット
- 3 ファミリーキャンプ向けタープの選び方
- 4 ファミリーキャンプ向けタープおすすめ12選
- 4.1 【CAPTAIN STAG】クイック シェード(M-3279)
- 4.2 【DOD】オクラタープ(TT8-583-BK)
- 4.3 【DOD】ヒレタープ(TT5-669-TN)
- 4.4 【CAPTAIN STAG】サンシェルター(M-8717)
- 4.5 【UNIFLAME】REVOタープL(681688)
- 4.6 【LOGOS】Qセットタープ
- 4.7 【Coleman】パーティーシェードライト(2000038151)
- 4.8 【snow peak】HDタープ シールド レクタL(TP-842H L)
- 4.9 【snow peak】HDタープシールド メーヴェ L(TP-511)
- 4.10 【ogawa】フィールドタープ レクタ(3335)
- 4.11 【NORDISK】Kari20(242018)
- 4.12 【Coleman】ウェザーマスター スクリーンタープ
- 5 まとめ
ファミリーキャンプ向けタープを使うメリット
快適なリビングスペースができる
ファミリーキャンプでタープを使用することで、家族で快適にくつろげるリビングスペースが完成します。
もちろん、タープを使用しなくても過ごせますが、夏の鋭い日差しの中では熱中症の危険もあるため、あまりおすすめできません。
壁となる部分がなく開放感も感じられるタープであれば、キャンプで自然を感じながら楽しめるでしょう。
急な雨や鋭い日差しから身を守れる
自然の中で楽しむキャンプであれば、前日までの天気予報が晴れであっても急に雨が降ってくることもありますよね。
そのような時でもタープがあればキャンプを中止する必要がなく、天気に左右されずに楽しめるでしょう。
また、UVカット加工がついたタープであれば日焼けだけでなく、タープ下の気温上昇も防ぐため、熱中症対策にも活躍しますよ。
さまざまなタープアレンジを楽しめる
ファミリーキャンプで使用する大型タープであれば、アイディア次第でさまざまなタープアレンジを楽しめるでしょう。
特に、グロメットの数が多い「レクタタープ」などは、テントのように使用することもできる汎用性の高い商品です。
オプション商品のサブポールやサイドシートなど購入すれば、さらにさまざまなアレンジができますよ。
設営が簡単
ドームテントや2ルームテントと比較して、タープは設営が短時間で簡単に行えます。
そのため、なるべく設営を短時間で済ませて、思いきりキャンプを楽しみたいという方に向いているでしょう。
特に、「レクタタープ」や「ヘキサタープ」などの、シンプルな構造のタープは設営が簡単なので初心者の方にもおすすめですよ。
ファミリーキャンプ向けタープを使うデメリット
耐風性が低い
ファミリーキャンプで使用する大型タープは風の影響を受けやすいため、使用する際は注意が必要です。
キャンプに行く前日には必ず天気予報を確認し、あまりにも風が強いようであれば中止する必要もあるでしょう。
また、風が強くない日であっても、万が一の時のために「ガイロープを張る」などの風対策は必ず行ってください。
有効面積が少ない商品も
タープの種類によっては有効面積が少なく、大人数で楽しむファミリーキャンプに向いていない商品もあります。
また、太陽の位置によっては遮光できないスペースが大きくなるため、設営の際は注意が必要です。
タープを購入する際は、スペースに余裕を持つために「使用人数+1~2人」を目安にサイズの大きな商品を選ぶとよいでしょう。
虫が嫌いな人には不向き
タープは一般的に天井の屋根部分のみの商品が多く壁がないため、ライトをつける必要がある夜間は虫が寄ってきやすいです。
特に虫の多い夏場は、「虫よけスプレー」や「蚊取り線香」を使用した対策は必須となるでしょう。
ただし、「スクリーンタープ」という側面にメッシュパネルを付けられるタープもあるので、虫が苦手な方におすすめです。
冬は寒くて使用が難しい
タープには壁部分がない商品が多くタープ内に風が吹き込んでしまうため、気温の下がる冬の使用は難しいでしょう。
特に、小さなお子さんのいるファミリーキャンパーの方には、あまりおすすめできません。
どうしても使用する必要がある場合は暖房器具を使用したり、タープの張り方を工夫したりと対策が必要となるでしょう。
ファミリーキャンプ向けタープの選び方
サイズは「5m以上」だと広々使える
3人以上のファミリーキャンプで使用するタープは、タイプにもよりますが「5m以上」のサイズがおすすめです。
また、タープの説明欄に使用人数が書いている場合は「使用人数+1~2人」の、余裕をもったサイズを選びましょう。
小さすぎるタープを購入すると広々と使えないだけではなく、荷物を置くスペースも限られてしまいます。
しかし、タープのサイズが大きくなるとその分重量が増え、設営スペースも必要となるので注意して選んでください。
用途に合ったタイプを選ぼう
タープは4種類に分けられるので、それぞれの特徴を理解して自分に合ったタイプを選びましょう。
ヘキサタープ
六角形で比較的簡単に設営できますが、有効面積はやや少ないです。
レクタタープ
長方形でさまざまなアレンジを楽しめるタープです。
有効面積は大きいですが、重量があり持ち運びは大変です。
シェルタータープ
設営に時間はかかりますが、壁部分のメッシュパネルにより虫の侵入を防げます。
ワンタッチタープ
設営は簡単ですが、重量が重く耐風性が低いです。
使用するシーズンに合わせた生地選びを
タープに使用される生地は大きく2つに分けられます。
それぞれメリットやデメリットがあるので、自分に合った生地を選びましょう。
化学繊維(ポリエステル・ナイロン)
軽量で持ち運びやすく、速乾性があるためお手入れしやすいです。
安価で購入できますが、焚き火などの火の粉に弱く、結露を起こしやすいです。
TC(ポリコットン)
通気性や遮光性、耐熱性に優れる使い勝手の良い素材です。
重量があり価格が高く、濡れると乾きにくいためお手入れに時間がかかります。
「耐水圧1,500mm以上」だと安心
キャンプでは、天気予報が晴れであっても急に雨が降ってくることがあります。
そのため、タープを購入する際は防水性能に優れた商品がおすすめです。
特に、標高の高い場所や雨量が多い場所でよくキャンプをされる方には必須でしょう。
タープを選ぶ際は「耐水圧1,500mm以上」の商品であれば、強い雨にも対応することができます。
ただし、耐水圧が高い商品は通気性が悪くなり結露しやすくなるので、注意が必要です。
夏に使用するなら遮光性の高い商品を選ぼう
日差しの鋭い夏にキャンプを楽しむ方は、「UVカット加工」などが施された遮光性の高い商品がおすすめです。
「UVカット加工」は日焼け防止のためだけではなく、タープ下の気温上昇を防ぐ効果もあります。
そのため、体温調節の苦手な小さいお子さんやペットとキャンプに行く方には、必須の機能でしょう。
最高気温が30℃を超えるような日には、熱中症対策としても活躍します。
初心者にはセット商品がおすすめ
「レクタタープ」や「ヘキサタープ」はシートのみの単品で販売で発売されている商品が比較的多いです。
単品で販売されている商品は、設営に必要なアイテムを別途購入する必要があります。
必要なアイテムを探すことは手間やお金がかかるため、初心者の方にはセットになった商品がおすすめです。
ただし、セットになったアイテムは強度が弱い商品もあり、途中で壊れてしまう可能性も。
キャンプに慣れてきたタイミングで、使い勝手の良いアイテムに買い替えてもよいでしょう。
キャンパーに人気の高いメーカー
キャンパーに人気の高いおすすめメーカーを2つ紹介します。
DOD
「ウサギ」のマークが目印の大阪に本社があるアウトドアメーカーです。
キャンパーにとって必要な機能は残しつつ、価格を抑えたコスパの良い商品が魅力です。
また、ユニークなネーミングセンスも人気の高い秘訣の1つでしょう。
ロゴス
シンプルな「メイプルリーフ」が目印の、大阪に本社があるアウトドアメーカーです。
タープの種類が豊富で、価格が安く使い勝手の良いキャンプギアを多く発売しています。
気になる価格帯をチェック
ファミリーキャンプ向けタープの価格は、1万円台から6万円を上回るものまで、価格帯の幅が広いです。
セット商品の販売や、タイプにより使用する素材の量が大幅に異なるため、価格帯に幅が生まれています。
そのため、一概に価格の高い商品が使い勝手が良いとは言い切れません。
価格はあまり気にせず、自分の使用用途やキャンプスタイルに合った、適切なタープを選びましょう。
ファミリーキャンプ向けタープおすすめ12選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
CAPTAIN STAG クイック シェード | 16.5kg | 375×250×269cm | ポリエステル | 2,000mm |
DOD オクラタープ | 4.2kg | 510×510cm | TC | 350mm |
DOD ヒレタープ | 6.2kg | 436×400×202cm | TC | 350mm |
CAPTAIN STAG サンシェルター | 8.2kg | 350×380×210cm | ナイロン | 不明 |
UNIFLAME REVOタープL | 6.1kg | 520×550cm | ポリエステル | 不明 |
LOGOS Qセットタープ | 11kg | 270×270cm | ポリエステル | 1,000mm |
Coleman パーティーシェードライト | 12kg | 300×300×230cm | ポリエステル | 3,000mm |
snow peak HDタープ シールド レクタL | 5kg | 550×440cm | ポリエステル | 3,000mmミニマム |
snow peak HDタープシールド メーヴェ L | 4.4kg | 不明 | ポリエステル | 3,000mmミニマム |
ogawa フィールドタープ レクタ | 13kg | 570×420cm | ポリエステル | 1,800mm |
NORDISK Kari20 | 9kg | 400×500cm | TC | 350mm |
Coleman ウェザーマスター スクリーンタープ | 12.8kg | 不明 | ポリエステル | 不明 |
【CAPTAIN STAG】
クイック シェード(M-3279)
誰でも短時間で簡単に設営でき、自立式のため場所を選ばずに使用できるワンタッチタイプのタープです。
フレームには耐久性に優れたスチール素材を使用し、アルマイト加工が施されているためサビにくく、お手入れが簡単です。
また、シートはUV-PROTECTION加工やシルバーコーティングが施されており、日焼けや熱中症のリスクを軽減できます。
重さ | 16.5kg |
---|---|
サイズ | 375×250×269cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【DOD】
オクラタープ(TT8-583-BK)
遮光性や透湿性、耐熱性に優れるTC素材を使用した、使い勝手の良いファミリーキャンプにおすすめの大型ヘキサタープです。
合計8か所のグロメットがついているため、使用用途に応じてさまざまなレイアウトを楽しめるでしょう。
また、DODから発売され人気の高い「カマボコテント」と連結して使用することもできます。
重さ | 4.2kg |
---|---|
サイズ | 510×510cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【DOD】
ヒレタープ(TT5-669-TN)
広々とした快適なリビングスペースを生み出せる、「エイのヒレ」のような形をしたユニークなタープです。
厚みのあるTC素材を使用しているため、通常のTC素材よりさらに遮光性や耐熱性に優れます。
また、DODから発売されている「エイテント」と接続すれば、ファミリーキャンプが快適に楽しめること間違いなしでしょう。
重さ | 6.2kg |
---|---|
サイズ | 436×400×202cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【CAPTAIN STAG】
サンシェルター(M-8717)
広々としたリビングスペースに、虫を気にせずにキャンプを楽しめる便利なメッシュパネルを備えたシェルタータープです。
メッシュパネルは巻き上げることができるため、レクタタープとしても使用できる汎用性の高い商品と言えるでしょう。
また、収納サイズ72×22×22cmとコンパクトになるため、持ち運びにも便利です。
重さ | 8.2kg |
---|---|
サイズ | 350×380×210cm |
素材 | ナイロン |
耐水圧 | 不明 |
【UNIFLAME】
REVOタープL(681688)
遮光性や耐熱性、透湿性に優れた使い勝手の良いTC素材を使用した、ファミリーキャンプにおすすめのタープセットです。
メッシュウォールがセットになっているため、虫の侵入を気にせずに快適にキャンプを楽しめるでしょう。
また、ポールやフラッグなどオプション商品が豊富なため、さまざまなタープアレンジに挑戦できます。
重さ | 6.1kg |
---|---|
サイズ | 520×550cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 不明 |
【LOGOS】
Qセットタープ
シンプルなブラックカラーで遮光率100%、UV-CUT率99%以上と遮光性に優れた、大型ワンタッチタープです。
フレームを広げてシートをかぶせるだけなので、誰でも簡単にわずか2分で設営できるでしょう。
また、LOGOS独自の「VENT TOP SYSTEM」を採用し、強風によるタープの浮き上がりを防ぎます。
重さ | 11kg |
---|---|
サイズ | 270×270cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 1,000mm |
【Coleman】
パーティーシェードライト(2000038151)
コールマン独自の「ダークルームテクノロジー」によりタープ下の気温上昇を防ぎ、夏でも涼しく快適に過ごせるタープです。
アーチフレーム構造で天井が広く、大人数で使用しても窮屈に感じることなくキャンプを楽しめるでしょう。
また、風を上手く逃がせるようベンチレーションがついているため、風の影響を受けにくく安心して使用できます。
重さ | 12kg |
---|---|
サイズ | 300×300×230cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mm |
【snow peak】
HDタープ シールド レクタL(TP-842H L)
有効面積が広いため、ファミリーキャンプなどの大人数でも広々と快適に使用できるレクタタープです。
シートには複数のグロメットがついているため、使用用途や天気に合わせてさまざまなアレンジを楽しめるでしょう。
また、設営に必要なアイテムがすべてセットになった商品も販売されているので、初心者の方にはそちらがおすすめです。
重さ | 5kg |
---|---|
サイズ | 550×440cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mmミニマム |
【snow peak】
HDタープシールド メーヴェ L(TP-511)
3本のポールを用いてスペースが作られる、十分な有効面積と快適性を兼ね備えた大人数で使用できるタープです。
タープ内の人が移動する動線上を高くする構造により、ファミリーキャンプでも窮屈に感じることなく過ごせるでしょう。
また、生地には「UVカット加工」や「撥水加工」が施されており、使用後のお手入れも簡単です。
重さ | 4.4kg |
---|---|
サイズ | 不明 |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mmミニマム |
【ogawa】
フィールドタープ レクタ(3335)
大人数でも余裕をもって広々と使用できる、有効面積の広さが魅力の大型レクタタープです。
生地には「UVカット加工」と「遮光コーティング」が施されているため、タープ下の温度上昇を防ぎ熱中症のリスクを軽減します。
また、ポールやペグ、ハンマーなど設営に必要なアイテムがすべてセットになっているため、初めて購入する方におすすめです。
重さ | 13kg |
---|---|
サイズ | 570×420cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 1,800mm |
【NORDISK】
Kari20(242018)
肌触りが良く遮光性や透湿性、耐熱性に優れたTC素材を使用した、大人数での使用におすすめの大型タープです。
ポールやペグ、ロープなど設営に必要なアイテムがセットになっているので、初心者の方によいでしょう。
また、同じシリーズで550×750cmとさらに大きなサイズもあるので、使用人数が多い方にはそちらもおすすめです。
重さ | 9kg |
---|---|
サイズ | 400×500cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【Coleman】
ウェザーマスター スクリーンタープ
側面にメッシュパネルがついているため、タープ内への虫の侵入を防ぎながらキャンプを楽しめるスクリーンタープです。
メッシュパネルは巻き上げることができるため、キャンプならではの開放感を味わうこともできます。
また、コールマンの同ラインであるマスターシリーズのテントと相性が良いため、揃えて使用してもよいでしょう。
重さ | 12.8kg |
---|---|
サイズ | 不明 |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 不明 |
まとめ
今回は、ファミリーキャンプにおすすめタープを使用するメリットや選び方、おすすめ12選を詳しく紹介しました。
ぜひ記事を参考に、自分のスタイルに合ったお気に入りのデザインのタープを見つけて、ご家族でキャンプを楽しんでください。
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