桜も散り気温がどんどん上がってきて、いよいよ本格的な夏キャンプシーズンが到来。
日本の夏特有の暑さが厳しい時期でも、なるべく涼しく快適にキャンプを楽しめるとよいですよね。
しかし、現在さまざまなテントが発売されており、どのテントが自分たちに合うのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、暑い夏でも快適に過ごすことができる夏キャンプ向けテントのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
夏キャンプ向けテントを使うメリット
暑い夏でも快適に過ごせる
夏キャンプ向けテントを購入することで、厳しい暑さの夏でも涼しく快適に過ごすことができるでしょう。
特に小さいお子さんやペットと一緒にキャンプを楽しむ方は、熱中症になるリスクを抑えることもできます。
また、夏向けテントを使用することでポータブル扇風機などを使用せずに済むため、電気代の節約にもなりますよ。
日焼け防止効果も
夏キャンプ向けテントには太陽の光を遮りテント内温度の上昇を防ぐ、UVカット加工が施されている商品が多いです。
そのため、女性や小さいお子さんなどアウトドアシーンでの日焼けが気になる方でも、安心して使用できるでしょう。
特に夏の日差しによる日焼けが心配な方は、UVカット率の高いテントの購入をおすすめします。
虫よけにもなる
夏キャンプ向けテントにはメッシュにより、通気性が良く暑い夏でも涼しくなる商品が多いです。
メッシュを使用することで、アウトドアならではの自然の中にいる解放感を味わいながら涼しく、虫よけ効果も期待できます。
特に汗をかきやすく虫に刺されやすい、小さいお子さんとキャンプに行く方には特におすすめですよ。
夏キャンプ向けテントを使うデメリット
テントが複数個必要になる可能性も
夏キャンプ向けテントは、暑い時期に使用することを想定して作られている商品が多いです。
そのため、肌寒い秋や冬もキャンプをする方は、夏キャンプ向けテントの他に冬用テントの購入も必要となるでしょう。
しかし、近年オールシーズン使用できるテントも多く発売されているため、1年中キャンプをされる方は確認してみてくださいね。
素材によっては価格が高い
夏キャンプに向いているテントは「コットン」や「T/C」という、比較的価格の高い素材で作られていることが多いです。
コットンやT/Cは透湿性が高く、湿度の高い日本の夏でもジメジメすることなく、快適に過ごすことができます。
価格は高いですが、ビンテージテントにも多く使用されており、メンテナンスを行えば長く使用できる商品と言えるでしょう。
夏キャンプ向けテントの選び方
使用用途に合ったテントタイプを選ぼう
テントは「ワンポール」や「ドームテント」、「ツールームテント」などさまざまなタイプがあります。
ワンポールやドームテントなどは寝室のみとなるので、夏に使用するのであればタープと併用するとよいでしょう。
ツールームテントであれば、寝室とリビングと分けられているので1つのテントで広々とゆったり使うことができます。
今後、タープを購入する予定のない方は、ツールームテントの購入がおすすめですよ。
テントの素材もチェック
テントに使用される素材は大きく分けて「コットン」「T/C」ポリエステルやないろんなどの「化繊素材」の3つに分けられます。
それぞれの特徴を理解して、自分の使用用途に合った素材を選びましょう。
コットン
遮光性や通気性が高いですが、価格が高く重量があります。
T/C
コットンには劣りますが遮光性や通気性が高いです。
しかし、重量があり乾燥しづらいと言われています。
化繊素材
比較的価格が安く軽量で乾燥しやすいですが、通気性が悪いです。
メッシュやベンチレーションがついたテントがおすすめ
夏キャンプを快適に楽しむためのテントには、メッシュやベンチレーションがついた商品がよいでしょう。
日本の暑い夏はテント内に熱がこもりやすいので、テント内の温まった空気を外に排出し、空気を循環させることが重要です。
メッシュやベンチレーションを使用することにより、虫などの侵入を防ぎながら簡単に空気の入れ替えを行えますよ。
UVカット率も確認しよう
UVカット率とは、紫外線をどれだけ遮るか表した数字で%を使用して表し、高いほど効果も高いとされています。
UVカット率の高いテントは、夏の鋭い日差しを遮ることはもちろん、テント内の気温上昇も防ぐことができます。
熱中症が心配である小さいお子さんやペットと一緒にキャンプをされる方は、特に注意して確認するとよいでしょう。
また、生地の厚いテントはさらに遮光性が高く、真夏のキャンプであれば200D程度あればよいので、ぜひチェックしてみてくださいね。
耐水圧をチェック
耐水圧とはテント内に染み込もうとする水の力を抑える値のことを指します。
高い耐水圧を誇るテントは確かに激しい雨でも浸水しにくいですが、通気性が悪くなり、テント内の温度が上昇する傾向にあります。
特に真夏の暑い時期のキャンプでは、耐水圧が高すぎるテントを使用するとテント内が非常に蒸し暑くなってしまうことも。
夏キャンプ用テントとしては、強い雨に耐えられる耐水圧1,500mm程度の商品の選んでおくことをおすすめします。
夏キャンプ向けテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 |
---|---|---|---|
OneTigris スーパーシェルター | 1.15kg | 210x125x115cm | ナイロン |
DOD ライダーズワンポールテント | 2.55kg | 290×290×183cm | ポリエステル |
WAQ Alpha TC SOLO DX | 9.5kg | 300x300x180cm | T/C |
TOMOUNT スプリングバーテント | 15kg | 260x180x130cm | T/C |
ZANEARTS ゼクーL | 15,8kg | 540x470x285cm | ポリエステル |
Nordisk Asgard 19.6 | 23kg | 500x470x300cm | T/C |
LOGOS 3ルームドゥーブル | 16.8kg | 300×622/520×205cm | ポリエステル |
ogawa アポロン T/C | 29.35kg | 205x320x585cm | T/C |
snow peak ランドロック | 22kg | 625x405x205cm | ポリエステル |
coleman 4Sワイド2ルームコクーンⅢ | 34kg | 670×440×220cm | ポリエステル |
【OneTigris】
スーパーシェルター
無骨なデザインでソロキャンプにおすすめのサイズ、軽量で持ち運びのしやすい軍幕型のテントです。
耐水圧1,500mmでUVカット加工が施されているため、急な天候不良でも安心して使用できるでしょう。
入り口部分はメッシュで開閉可能となっており、ベンチレーションもついているため暑い夏でも快適に過ごすことができます。
重さ | 1.15kg |
---|---|
サイズ | 210x125x115cm |
素材 | ナイロン |
【DOD】
ライダーズワンポールテント(T1-442-TN)
軽量でコンパクトに収納可能で、バイクや徒歩、公共交通機関を使用してソロキャンプをする方におすすめのワンポールテントです。
ベンチレーションやインナーメッシュがついているため、暑い夏でも快適に換気を行えるでしょう。
ワンポールテントのため一人でも簡単に組み立てることができ、耐水圧2,000mmと耐久性にも優れています。
重さ | 2.55kg |
---|---|
サイズ | 290×290×183cm |
素材 | ポリエステル |
【WAQ】
Alpha TC SOLO DX
1~2人での使用におすすめのサイズで、居住性の高いT/C素材を使用したワンポールテントです。
高い遮光性と通気性を兼ね備えたT/C素材で、暑い夏でも快適に過ごすことができるでしょう。
また、ワンポールのため設営が簡単で、標準装備の二股ポールを使用することで、さらにデッドスペースなくテント内を使えます。
重さ | 9.5kg |
---|---|
サイズ | 300x300x180cm |
素材 | T/C |
【TOMOUNT】
スプリングバーテント
遮光性や防水性、難燃性に優れたT/C素材を使用しており、オールシーズン快適に使用できるロッジ型テントです。
シンプルな構造のため一人で簡単に設営可能で、安定性も高く風の強い日でも安心してキャンプで使用できるでしょう。
テントの壁面の角度が90度近くあるのでデッドスペースがなく、天井も高いため圧迫感を感じにくい仕様となっています。
重さ | 15kg |
---|---|
サイズ | 260x180x130cm |
素材 | T/C |
【ZANEARTS】
ゼクーL
軽量コンパクトで持ち運びのしやすい、デュオ~ファミリーキャンプでの使用におすすめの大型ワンポールシェルターです。
合計6面のパネルを自由に開閉できるため通気性がよく、オプションでメッシュのインナーテントも販売されています。
生地には遮光ポリウレタン加工が施されているため、日差しの透過を軽減させ真夏の日差しをやわらげることで快適に過ごせます。
重さ | 15,8kg |
---|---|
サイズ | 540x470x285cm |
素材 | ポリエステル |
【Nordisk】
Asgard 19.6(142024)
コットン生地を使用した、8〜10人用まで使用可能でオールシーズンキャンプを楽しめる、ベル型テントです。
透湿性に優れているコットン生地を使用しており、ベンチレーションがついているため暑い夏でも快適に過ごすことができます。
Nordiskでも最大クラスの大きさのテントですが、センターポールを立ち上げるだけで簡単に設営できます。
重さ | 23kg |
---|---|
サイズ | 500x470x300cm |
素材 | T/C |
【LOGOS】
3ルームドゥーブル(71809559)
ファミリーキャンプにおすすめで、オールシーズン快適に使用できる大型のスリールームテントです。
前室部分にはLOGOS独自開発の「デビルブロック」というメッシュを採用しており、通気性がよく紫外線や日光もガードしてくれます。
また、インナーシート、フライシート両方にベンチレーションがついているため、簡単に室内換気ができるでしょう。
重さ | 16.8kg |
---|---|
サイズ | 300×622/520×205cm |
素材 | ポリエステル |
【ogawa】
アポロン T/C(2775)
ファミリーキャンパーに大人気である2018年に発売されたogawaアポロンの、火の粉にも強いT/Cバージョンです。
T/C素材のため通気性がよく、ベンチレーションがついているため、オールシーズン快適に使うことができるでしょう。
前後左右合わせて合計8か所の窓があり、すべてメッシュパネルになっているため、アントドアでの解放感も感じられます。
重さ | 29.35kg |
---|---|
サイズ | 205x320x585cm |
素材 | T/C |
【snow peak】
ランドロック(TP-671R)
snow peakファンから人気の高い、ファミリーキャンプでの使用におすすめの大型ツールームテントです。
セットのインナーテントを外すことで、大人数での使用に対応した大型シェルターとしても使えます。
左右のサイドドア上部に大型ベンチレーションが備わっているため、簡単にテント内の換気を行えるでしょう。
重さ | 22kg |
---|---|
サイズ | 625x405x205cm |
素材 | ポリエステル |
【coleman】
4Sワイド2ルームコクーンⅢ
日本の季節変化に対応したオールシーズン使用可能な、ファミリーキャンプにおすすめのツールームテントです。
下部と上部に設けられた大型ベンチレーションで、効率よくテント内の空気を循環させてくれます。
210Dポリエステルオックスフォードの厚手の生地を採用しており、遮光PUコーティングを施しているため、日差しの強い日も安心です。
重さ | 34kg |
---|---|
サイズ | 670×440×220cm |
素材 | ポリエステル |
まとめ
今回は、暑い夏でも快適に過ごすことができる夏キャンプ向けテントのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったテントを探して、日本の暑い夏も快適にキャンプを楽しんでくださいね。
夏キャンプ向けテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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