ゴルフを始めてしばらく経つと、メーカーのブランドイメージを意識するようになってきます。
ほんの一例を挙げると、「あのプロ選手が使っている〇〇のドライバーは飛ぶ」、「〇〇のアイアンを使っていると初心者だと思われる」という感じです。
スリクソンは「難しそう」、「プロが使うモデル」等のイメージが強いのではないでしょうか。
しかしながら、同時に多くのゴルファーが、一度は使ってみたいと憧れる人気のあるブランドでもあります。
そこで今回は、初心者にもおすすめできるスリクソンのアイアンを紹介します。
スリクソンを使ってみたいけど、買おうか迷っているという方は必見です。
目次
初心者向けスリクソンのアイアンを使うメリット
飛びやすい
思い切りスウィングしてるのに、遠くまで飛ばせないという悩みを抱えている方は大勢いらっしゃいます。
スリクソンの飛距離重視のモデルなら、そんな悩みを解消してくれるでしょう。
「MAINFRAME」という構造によって大きなたわみを生み出し、ボールの初速が上がり飛距離を伸ばすことができるのが、「ZX5」シリーズです。
飛距離が伸びると軽くスウィングできるので、ミスショットに繋がる無駄な力みから解放されます。
狙いやすい
初心者の悩みで次に多いのが、「狙った場所にボールを運べない」ことでしょう。
飛距離を求めるドライバーと違って、本来アイアンは狙った場所に運ぶクラブです。
スリクソンの「ZX7」シリーズでは、「ツアーキャビティデザイン」が打点付近を肉厚化していて、優れた操作性を実現しています。
初心者~アベレージゴルファーで正確性を求めている方に、スリクソンのアイアンはぴったりの選択肢となるでしょう。
かっこいい
見た目がかっこいいという点も、スリクソンが人気を集める理由の一つです。
キャディバッグからスリクソンのアイアンが覗いているだけで、ゴルフ仲間に一目置かれることは間違いありません。
所有欲を満たすので、練習嫌いな初心者でも熱心に練習場に通うことができます。
辛い練習を続けるためのモチベーションをキープするには、スリクソンという魅力的なブランドは大いに貢献してくれるでしょう。
初心者向けスリクソンのアイアンを使うデメリット
難易度は高め
DUNLOP社が展開しているゴルフブランドは、「スリクソン」と「ゼクシオ」です。
ゼクシオと比較するとスリクソンはアスリート向けのアイアンため、上達するにはそれなりの練習量が必要です。
初心者に限らず言えることですが、どんなスポーツでも上達に近道はありません。
特に、道具を使いこなすスポーツであれば、良い道具と質の高い練習はセットで求められます。
難易度は高めですが、使いこなした時の喜びは最高の体験となるに違いありません。
高価な価格帯
スリクソン(SRIXSON)というブランド名は、住友ゴム工業(Sumitomo Rubber Industory)に由来します。
外国メーカーが高価なのは誰しも納得しやすいですが、スリクソンの価格設定は海外メーカー並みです。
国内メーカーと比較すると少し割高に感じますが、それだけ製品に自信があるということかもしれません。
高い買い物なので、製品に納得して長く大事に使いましょう。
適切な選択が必要
アイアン選びで重要なのは、自分に合ったスペックを選ぶことです。
初心者に適したモデルを選ばなければ、いつまでも初心者レベルを脱却することはできません。
スリクソンのアイアンヘッドにも上級者向けのマッスルバックや初心者・中級者向けのポケットキャビティなど様々な種類があります。
優しさを求める初心者にはロフト角が5番アイアンで24~26°で、なるべくソール幅の広いものを選ぶといいでしょう。
初心者向けスリクソンのアイアンの選び方
迷ったら最新モデル
最新技術が詰まったスリクソンのモデルは、プロが使用していることも多いです。
ZX5 MkⅡは国内賞金女王の山下美夢有選手や、海外挑戦中である勝みなみ選手の活躍を支えるギアとして、人気があり常に品薄状態です。
初心者でも扱いやすいため、お財布に余裕があればぜひとも入手したいアイアンNo.1と言えます。
中古でも全く問題なし
最新モデルはなかなか入荷しない上に、高額なのがスリクソンのアイアンです。
「すぐに欲しい!少しお得に使いたい!」という初心者はマークダウン(型落ち)がおすすめです。
マークダウンのアイアンだとZX5 やZX7、中古ではZ587などは狙い目モデルです。
マークダウンは在庫限りでなくなってしまいますし、中古商品は常に1点ものなので、見つけたら購入するつもりで探しましょう。
全体のバランスで判断
アイアンはヘッドとシャフトやグリップで構成されています。
スリクソンのヘッドには、自分のスウィングにフィットしたバランスのシャフトを選ぶといいでしょう。
ヘッドスピードが速い方は、重くて硬いシャフトを刺したZX7を使って高弾道でグリーンを狙うことができます。
体力に自信がない方は、柔らかめのカーボンシャフトをZ5シリーズと組み合わせるのもよい選択でしょう。
シャフトの硬さだけでなく、重さの違いも考慮してみてください。
ヘッドを選ぶだけでなく、最適な組み合わせを導き出すことがとても重要です。
ボールと組み合わせる
先述の通り、スリクソンは住友ゴム工業(SRI)のブランドでゴムの会社なので、ボールメーカーとしても当然、定評があります。
アイアンとボールをスリクソンに揃えることで、ギアの性能を100%発揮することができると言われています。
飛距離やスピンがほしい初心者であれば、ボールとアイアンの性能を一致させるのもスリクソンならではの選択です。
価格帯
スリクソンは海外メーカーより少しお求めやすく、日本メーカーの中では比較的、高価な部類の価格帯です。
また最新モデルは高価で10万円以上しますが、中古であれば程度の良いものを5万円程度かそれ以下で見つけることもできます。
中古は安いのでお得ですが、10年以上前のモデルは素材の劣化があったり、性能的にも劣るため、初心者と言えども避けたほうが無難です。
初心者向けスリクソンのアイアンおすすめ10選
製品名 | ロフト角 | 重さ(g) | 素材 | ヘッド |
ZX5 MkⅡ | No.5:24° | No.5:402 | フェース:クロムバナジウム鋼、4-7:軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金/8-SW:軟鉄(S20C) | フェース:CNC加工/ボディ:軟鉄鍛造 |
ZX7 MkⅡ | No.5:25° | No.5:408 | 3-7:軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金/8-SW:軟鉄 | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理使用) |
ZX5 | No.5:24° | No.5:404 | フェース:クロムバナジウム鋼、ボディ:4-7:軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウェイト/8-SW:軟鉄(S20C) | 鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースレザーミーリング加工 |
ZX7 | No.5:25° | No.5:414 | 3-7:軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウェイト/8-SW:軟鉄(S20C) | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースレザーミーリング加工 |
Z585 | No.5:24° | No.5:408 | フェース:クロムバナジウム鋼、ボディ:軟鉄(S20C) | 鍛造 フェースミーリング形状ライン加工 |
Z785 | No.5:25° | No.5:408 | 軟鉄 | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースミーリング形状ライン加工 |
Z565 | No.5:24° | No.5:412 | フェース:クロムバナジウム鋼、 ボディ:(#3~6)軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウエイト(#7~9、PW、AW、SW)軟鉄(S20C) | 鍛造 フェースミーリング形状ラインレーザー加工 |
Z765 | No.5:25° | No.5:412 | (#3~6)軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウエイト(#7~SW)軟鉄(S20C) | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースミーリング形状ライン加工 |
Z545 | No.5:24° | No.5:410 | フェース:クロムバナジウム鋼、 ボディ:(#3~6)軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウエイト(#7~9、PW、AW、SW)軟鉄(S20C) | 鍛造 フェースミーリング形状ラインレーザー加工 |
Z745 | No.5:25° | No.5:411 | (#3~6)軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウエイト (#7~9、PW)軟鉄(S20C) | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースミーリング形状ラインレーザー加工 |
【スリクソン】
ZX5 MkⅡ
「MAINFRAME Mk II」」が大きなたわみを生み出すことで、初速が上がり打球が力強くなった感じがします。
ボールスピードが上がることで大幅な飛距離アップも実現可能です。
初心者でも扱いやすく操作性も高いこの最新モデルは万能で使う人を選びません。
初心者にはもちろん、誰にでも自信をもっておすすめできる名器と言えます。
ロフト角 | No.5:24° |
---|---|
重さ(g) | No.5:402 |
素材 | フェース:クロムバナジウム鋼、4-7:軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金/8-SW:軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | フェース:CNC加工/ボディ:軟鉄鍛造 |
【スリクソン】
ZX7 MkⅡ
スリクソン史上最高の打感を実現する「PUREFRAME」がウリの上級者向けモデルですが、初心者からの高評価も獲得しています。
操作性重視のアイアンなのでスピン量をコントロールしたい、グリーンで止めたいという方には特にぴったりです。
そろそろ初心者を卒業したいなと思っている方が、使用すると一気にスコアアップするかもしれません。
ロフト角 | No.5:25° |
---|---|
重さ(g) | No.5:408 |
素材 | 3-7:軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金/8-SW:軟鉄 |
ヘッド製法 | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理使用) |
【スリクソン】
ZX5
一つ前のモデルですが、実は最新のZX5 Mk2とほぼ同じ性能を備えています。
「Z」シリーズから「ZX」シリーズに切り替わったのも本製品からです。
シリーズ名称が変わるほどの技術革新があったと見てよいでしょう。
スリクソンの最新技術が詰まっていて、なおかつお財布にも優しいおすすめのモデルです。
ロフト角 | No.5:24° |
---|---|
重さ(g) | No.5:404 |
素材 | フェース:クロムバナジウム鋼、ボディ:4-7:軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウェイト/8-SW:軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | 鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースレザーミーリング加工 |
【スリクソン】
ZX7
こちらもZX5同様にマークダウンで、「初代」ZXシリーズとなります。
軟鉄鋳造の柔らかい打感が魅力で、芯にあたるととても気持ちが良いです。
初心者が上達するためにはミート率をあげることが重要です。
このアイアンで練習することで、ミート率が改善し柔らかな打感を手に入れることができます。
初心者でコントロールを重視したい方におすすめできます。
ロフト角 | No.5:25° |
---|---|
重さ(g) | No.5:414 |
素材 | 3-7:軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウェイト/8-SW:軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースレザーミーリング加工 |
【スリクソン】
Z585
スピードグルーブと言われるフェースの加工技術によって反発性能が高いアイアンです。
その性能から飛距離が特長と思われますが、ポケットキャビティタイプなので許容性も高いです。
飛距離も伸ばしつつ、同時にミスにも強い仕上がりになっているので、初心者でも手に取りやすいおすすめのアイアンです。
ロフト角 | No.5:24° |
---|---|
重さ(g) | No.5:408 |
素材 | フェース:クロムバナジウム鋼、ボディ:軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | 鍛造 フェースミーリング形状ライン加工 |
【スリクソン】
Z785
「ツアーキャビティデザイン」で心地よい打球音が特長になっています。
キャビティタイプですが、見た目はマッスルバックに近いです。
スリクソンというブランドとマッスルバックに憧れる人は多いですが、難しくて初心者には扱えないというイメージがありますよね。
このアイアンは見た目の割に簡単なので、初心者にはぴったりです。
所有感も満たしてくれるでしょう。
ロフト角 | No.5:25° |
---|---|
重さ(g) | No.5:408 |
素材 | 軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースミーリング形状ライン加工 |
【スリクソン】
Z565
軟鉄ならではの吸い付く打感が様々なタイプのゴルファーから支持されているシリーズです。
前作よりもフェースが大型化しているので、上下打点のミスヒットにも強くなっています。
初心者にとって一番怖いのはミスヒットです。安心感のあるアイアンで、思い切りスウィングできることはスコアアップにもつながるでしょう。
ロフト角 | No.5:24° |
---|---|
重さ(g) | No.5:408 |
素材 | フェース:クロムバナジウム鋼、 ボディ:(#3~6)軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウエイト(#7~9、PW、AW、SW)軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | 鍛造 フェースミーリング形状ラインレーザー加工 |
【スリクソン】
Z765
前作の「Tour V.Tソール」がさらに進化し、丸みを持たせたことで、どんなライからのショットにも対応しやすくなりました。
初心者の場合、ドライバーでミスするとセカンドショットは平坦なライから打てないことも多いです。
このアイアンは初心者のよくある困った状況を救ってくれることでしょう。
ロフト角 | No.5:25° |
---|---|
重さ(g) | No.5:412 |
素材 | (#3~6)軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウエイト(#7~SW)軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースミーリング形状ライン加工 |
【スリクソン】
Z545
前作よりもブレードが厚く、安定感のある形状になっています。
ダフってもソールが地面に刺さりにくいので、振りぬきやすく打球が上がります。
高い弾道で飛距離を揃えやすいので、初心者がグリーンを狙う際にも距離感を合わせやすいです。
新しいアイアンにはない価格的なメリットもあります。
ロフト角 | No.5:24° |
---|---|
重さ(g) | No.5:410 |
素材 | フェース:クロムバナジウム鋼、 ボディ:(#3~6)軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウエイト(#7~9、PW、AW、SW)軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | 鍛造 フェースミーリング形状ラインレーザー加工 |
【スリクソン】
Z745
Z545は強く高弾道を狙うアイアンですが、Z745はマイルドなフィーリングでどちらかというと上級者好みのハーフキャビティです。
フェースのダブルレーザーミーリング製法によって、とてもよくスピンがかかります。
初心者卒業を目標にプレーしていると、雨の日やラフでもしっかりスピンをかけたくなりますよね。
「もうすぐ中級者」というレベルの方におすすめのアイアンです。
ロフト角 | No.5:25° |
---|---|
重さ(g) | No.5:411 |
素材 | (#3~6)軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウエイト (#7~9、PW)軟鉄(S20C) |
ヘッド製法 | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理仕様)フェースミーリング形状ラインレーザー加工 |
まとめ
スリクソンと聞くと、プロが使う難しいアイアンというイメージが先行しますが、実際は初心者でも選択可能なアイアンでした。
ゴルファーのレベルや要望を満たすために、様々なモデルが用意されています。
また、最新のクラブだけでなく中古という選択肢もありました。
かっこいいアイアンをゲットして、モチベーションを維持しながら練習に励むことができれば、すぐに初心者レベルを卒業するかもしれません。
初心者向けスリクソンのアイアンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方