スノーボードで快適性を向上させるためには、雪に対して強いウェアやブーツを履く必要があります。
特に、通気性や透湿性が良くないスノボブーツは、雪が入ってしまうと濡れたまま滑べることになり、長時間の使用が難しいです。
そこで、今回はスノボブーツに使用する防水スプレーについて詳しく解説し、おすすめの商品をご紹介していきます。
採用されている生地によって使用する防水スプレーも変わってくるので、参考にしてみてください。
スノボブーツの防水スプレーを使うメリット
水分の侵入を防ぐ
防水スプレーの最大の役割は、ブーツ内に水分を侵入させないことです。
スノーボードは特に片足を前に出すスタンスで、雪が固まりやすく、雪が解けて水として染み込む可能性があります。
しかし、使用前に通気性の良いところで防水スプレーを吹き付けると、効果を発揮してくれます。
ブーツの構造にもよりますが、紐を通している穴や生地の折り目から水が侵入しやすいです。
汚れも落としやすい
防水スプレーは、生地の表面に薄い膜を作り、水の侵入を防いでいます。
雪はホコリを含んでいることに加え、積雪が少ないと泥が混じっている雪面が出て、ブーツが汚れやすくなります。
防水スプレーを吹きかけることにより、細かな汚れが付着しても、こびりつく前に吹き落とすことが可能です。
吹きかけることで水分の侵入を防ぐだけでなく、滑り終わってもメンテナンスが行いやすい魅力があります。
ブーツが長持ちする
使い終わった後、しっかりとメンテナンスを行うことでブーツの劣化を遅くすることが可能です。
使用している素材によって劣化スピードは異なり、紫外線によってブーツは必ず劣化してしまいます。
少しでもブーツを長く使用したい人は、防水スプレーで水分や汚れの付着を防ぐことをおすすめします。
スノボブーツの防水スプレーを使うデメリット
持続性が低い
持続性とは、防水効果が発揮される時間を指しています。
防水スプレーによっては1週間も効果を保つ商品がありますが、とても高価な物になってきます。
一般的の防水スプレーは、使用する30分前に吹き付けますが、効果を最大限発揮する期間は1日の物が多いです。
コストがかかる
スノボをシーズン中に数回しか行かないのであれば気にすることはないものの、頻繁に行く人はコストが負担となる場合があります。
ブーツは普段の靴よりも大きく、防水スプレーを吹きかける面積が多いです。
そのため、容量にもよりますが、約5回ほどで1本が無くなります。
新品のブーツに使うのであれば数回に分けて吹き付ける必要があり、すぐに中身がなくなってしまいます。
スノーボード目的で使用する日は吹きかける必要があるので、行く回数が増えると防水スプレーのコストも大きくなるのです。
使い方に注意する必要がある
スプレー缶には可燃性ガスが入っており、火の近くで使用すると引火する危険性があります。
そのほかにも、通気性が悪い場所でスプレーを吹き付けると、気分が悪くなったり目眩や吐き気などの症状を伴う危険性もあります。
使用する場合は、注意項目をよく読んで使用しましょう。
スノボブーツの防水スプレーの選び方
ブーツの素材に合わせた種類
防水スプレーは、フッ素系とシリコン系の2種類が一般的に販売されています。
フッ素系は繊維1本ずつにコーティングを行うため、通気性が良く、衣服や革靴などに使用できます。
シリコン系は吹きかけた部分の1面に膜を貼る方法で、通気性が全くなく、傘やレインコートに向いているアイテムです。
スノーボードブーツは合革を使用している部分も多いため、フッ素系の防水スプレーが向いています。
シリコン系の防水スプレーを使用してしまうとシミになることがあるため、使用できません。
撥水と防水の違いに注意
防水スプレーを探しているとき、間違えて購入しやすい商品として撥水スプレーがあります。
防水は水を通さない性質で、撥水は水を弾く性質とは異なり、水を弾くことは可能ですが耐久力がありません。
水分が多い雨の日や雪山で使用するのであれば、使用する当日に吹き付ける必要があり、撥水スプレーでは1日も持ちません。
防水性の高い生地に使用する場合は撥水効果が得られますが、スノーボードブーツには防水スプレーが良いです。
コスパの良さ
スノボに行く度に防水スプレーを吹き付ける必要があり、ブーツは面積も大きいので、頻繁に行くとワンシーズンで数本必要です。
一般的なスニーカーの場合は約10回分の容量がありますが、スノーボードブーツの場合は半分の5回程で容量が無くなります。
値段が高く防水性能が高いスプレーか、値段が安く容量が多いスプレーの2パターンあるので、迷うことも多いです。
今回ご紹介する防水スプレーは値段はバラバラですが、評価が良い物を厳選しています。
スノボブーツの防水スプレーおすすめ7選
【DABLOCKS】
防水スプレー
こちらはフッ素を独自配合しており、シリコンを使用せず高い撥水効果も実現した防水スプレーです。
泥や油にも強く、傘、繊維用品、革靴にも使用できます。
また、シリコンを使用していないので、白化することなくどのような物にでも吹きかけられます。
使用するまでには汚れを拭き取り吹き付ける作業が必要で、吹き付けてから30分の乾燥が必要です。
【コロンブス】
アメダス
こちらは繊維を1本ずつコーティングして汚れや油の付着を防止する、とても人気のある防水スプレーです。
ツヤ革や起毛革、天然革など、特殊な素材にも吹きかけることができるので、どのようなブーツにも対応できます。
通気性を失うことなく浸透を防止するので、対象物にも優しく、強力な防水効果を発揮してくれます。
【KICKS TOKYO】
ウォーターシールドスプレー
こちらは、スニーカー好きのために作られて一躍人気となった、フッ素系の超撥水防水スプレーです。
水や泥、油までも弾くことが可能で、ムラなく均一に噴射するエアゾールが採用されています。
使用できる素材は幅広く、特殊素材以外のスノーボードブーツに使用されている素材全てに対応しています。
【クレッププロテクト】
防水スプレー(6065-2904)
こちらは世界で売れているブランドで、通気性を損なわずに水、汚れ、油から守れる防水スプレーです。
スニーカーだと約12足分の容量があり、1回の使用で4週間も効果が持続します。
ナイロンやヌバックにも使用可能で、爬虫類系の革やガラス、ポリウレタン以外ならどのような物でも吹きつけが可能です。
【鎌倉ライフ】
強力防水スプレー
こちらはSNSでも話題になっており、革靴、布靴、起毛靴と、幅広い靴に対応可能な防水スプレーです。
防水、防油、防雪、防汚効果があり、スノーボードブーツに最適な効果を施します。
吹きかけた部分はコーティングされ、しつこい汚れも簡単に拭き取ることができるので、メンテナンスも簡単です。
【KAMINAGA】
防水スプレー
こちらは強力な撥水剤を配合しており、フッ素パワーも合わさって、汚れや水からブーツを守ることができる防水スプレーです。
革製品やアウトドア製品に対応しており、速乾性が高いので、履く前の使用で効果が期待できます。
指が痛くならないエアゾールを採用しており、塗布面積が大きいスノーボードブーツにも最適です。
【コロニル】
防水スプレー(CN044077)
こちらはコスパがとても高く、1本で54足分も使用できる防水スプレーです。
耐摩耗性や伸縮性があり、油にも強い防汚性をもつなど、汎用性が高い魅力があります。
最新のカーボンテクノロジーで、スニーカーであれば1ヶ月近く効果が持続し、コスパの良さが人気となっています。
まとめ
今回はスノボブーツに最適な防水スプレーをご紹介しました。
革製品を使用している場合があるので、フッ素系の防水スプレーならシミにならずおすすめです。
持続性やコスパを考慮して、自分のスタイルに合った商品を見つけてください。
スノボブーツの防水スプレーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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