長年ゴルフをしてきたシニアゴルファーの方々が持つ悩みの中でも、多くの方が気になるのがドライバーの飛距離でしょう。
若いときより20yd~30ydも飛距離が落ちてしまったという方は多いでしょうし、クラブが重く感じてきたという方もいるはずです。
年を重ねていくと、どうしても筋力が衰えてきて、今までと同じようなショットが打てなくなってしまいます。
そのようなシニアゴルファーの方へおすすめしたいのが、シニアの方や力が弱い方でも飛ぶドライバーです。
力がなくても飛ばせるように設計されているドライバーは多くあります。
飛ぶシニア向けドライバーを使うメリット
力がいらない
シニア向けのドライバーの最大の特徴は、力が要らないことです。
ヘッドやシャフトが軽い設計になっているものが多いため、力がなくてもスイングスピードが上がりやすくなり、飛距離が伸びます。
また、スイングスピードが遅くても飛ぶドライバーが多いので、1打目で若い人達に出遅れる心配はなくなるかもしれません。
ミスに強い
スイートスポットのエリアが広く、寛容性に優れているドライバーが多いので、ミスヒットに強いものが多いです。
よって飛距離も安定し、ミスしてもある程度の飛距離は飛んでくれるので、大きくスコアを崩しづらくなります。
また、軽く振っても飛ぶドライバーなので、思いっきり振るよりもミスしづらくなる方が多いです。
スイングが安定する
力がなくても飛ばすことができるので、シニアはもちろんのこと、若い人でドライバーが安定しない人にもおすすめです。
力まないことで、ダフリやトップなどのミスヒットも減り、曲がりが少なくなれば、OBも少なくなるでしょう。
結果的に力んで飛ばそうとしているときよりも、力を入れずに安定したショットを打つほうがスコアアップに繋がります。
飛ぶシニア向けドライバーを使うデメリット
重量が軽すぎる
シニアの方でも、力があってスイングスピードが速い方は、軽いドライバーだとショットが安定しない場合があります。
自分に合わない重量のドライバーを使用するとミスヒットが多くなるうえ、曲がり幅も大きくなってOBしやすくなります。
スイングスピードが速い方は通常のドライバーでも飛ばすことができるので、自分に合った重量のドライバーを選択してください。
シャフトが柔らかい
スイングスピードが遅くなってきた方に向けて設計されているモデルが多いので、シャフトが柔らかい場合が多いです。
スイングスピードが速いのにシャフトが柔らかいと、ヘッドが返るよりも前にボールに当たるため、スライスが多くなります。
一度自分のスイングのスピードを確認して、自分に合ったシャフトやドライバーを探しましょう。
球が上がりすぎる
簡単に球が上がるようになっているドライバーが多いので、元々球が上がる人には合わないかもしれません。
球が上がりすぎて飛距離が伸びないことに悩んでいる方が、シニア向けのドライバーを使用すると、逆効果になってしまいます。
球の吹け上がりを抑えたい方は、ロフト角が低いドライバーを選んだほうが良いでしょう。
飛ぶシニア向けドライバーの選び方
ドライバーの重量
シニア向けのドライバーはヘッドとシャフトの重量を軽く設計しているものが多いです。
ドライバーの重量が軽くなれば、スイングのスピードが速くなるので、飛距離が伸びやすくなります。
一般的なドライバーは300g程度なので、それより軽いドライバーを選択すればスイングして軽く感じるでしょう。
シニアの方でも力が強い人は、軽いドライバーでは合わない方もいます。
そのため、年齢ではなく、スイングのスピードで選択してください。
シャフトの選択
シニア向けのドライバーはシャフトが柔らかいものが多いです。
各メーカーでシャフトの硬さを表す指標として、フレックスRやSなどの表記がありますが、商品ごとに微妙に硬さは違います。
同じフレックスRでも、スイングすると硬く感じるものあるので、自分に合うシャフトを探すのは非常に大変です。
シニア向けに設計されているモデルは、ほかのシャフトよりもしなりやすくできています。
また、軽いことが多いので、実際に試打をして選んでください。
ロフト角
一般的に多いのが、ロフト角10.5°のドライバーです。
球の吹け上がりを抑えたい方は9.5°や9.0°を選択したりしますが、多くの方が使用しているのは10.5°だと思います。
シニアの方も10.5°を使用している方が多いと思いますが、球が上がらない方はさらにロフト角が大きいものがおすすめです。
最近では11.0°や12.0°など、よりロフト角が大きくて球が上げやすいモデルも増えているので、ぜひ検討してください。
また、同じ10.5°でも重心などで球が上がりやすい優しい設計になっているモデルも多いので、そちらのドライバーもおすすめです。
飛ぶシニア向けドライバーおすすめ7選
【ダンロップ】
ゼクシオプライム(XXP11W)
従来のモデルよりも高反発エリアが拡大したことにより、ミスヒットに強く、高い寛容性が特徴のドライバーです。
飛距離性能も追求しており、高い弾道で強い直進性のある球を打てるので、キャリーも伸びるうえ、着弾後のランも伸びやすいです。
力が弱い人でも簡単に飛ばすことができるので、女性やシニアの方でも扱いやすいドライバーになっています。
【テーラーメイド】
M GLOIRE(BP346507)
ツイストフェースを採用したことにより、安定した弾道を実現し、高い直進性と飛距離性能が特徴のドライバーです。
M GLOIRE専用に設計されたシャフトとグリップを使用しているので、より軽量で扱いやすくなっています。
スイートスポットを拡大させたことで高い寛容性があり、簡単に高弾道を打つことできるモデルです。
【タイトリスト】
TS1(644RTD5R10)
極限まで軽量化し、クラブ全体でスイングスピードのアップを追求したドライバーです。
軽いモデルなので、力の弱いシニアの方にもおすすめで、より遠くへ飛ばしたいという方にも良いでしょう。
低くて深い重心設計になっているので、インパクト時にフェースが上に向きやすくなり、高い弾道の球が打ちやすくなっています。
【テーラーメイド】
SIM GLOIRE
空力性能に優れたヘッドデザインを追求しており、やさしさと振りやすさが特徴のドライバーです。
広いスイートスポットで寛容性があるうえ、クラブ全体が軽いことでスイングのスピードが速くなり、飛距離が伸びやすくなっています。
ルール上で最大限にチューニングしたフェースの反発性能により、従来よりも簡単に高弾道で直進性のある球を打つことができます。
【ダンロップ】
ゼクシオ12エックス
シャフトを軽量化し、手元までしなる設計にすることで、よりヘッドスピードを速くすることできるのが特徴のドライバーです。
ヘッドの重量をアップすることで振り抜きやすくし、スイートスポットを大きくすることでボールの初速をアップしています。
また、打音にもこだわっていて、サウンドチューニングにより、ゼクシオらしい高くて爽快な音が心地良さを与えてくれます。
【テーラーメイド】
STEALTH GLOIRE(JJB68)
カーボンフェースが特徴で、ヘッドの大部分をカーボンにする新設計により、従来のモデルより優しさを追求したドライバーです。
高い飛距離性能と寛容性があるので、初心者からシニアの方まで幅広い人が扱いやすいモデルになっています。
また、打感に大きく影響する打音にこだわっており、心地良い打音はスイングするときに安心感を与えてくれます。
【ダンロップ】
ゼクシオ12(XX12NVW)
空力をコントールする設計になっているため、スイング時のヘッドが安定し、インパクトのバラつきが少ないドライバーです。
フェース中央部がたわみやすくなる設計なので、フェース全面の反発性能が高くなり、安定した飛距離を出すことができます。
低く深い重心設計になっており、球が上がりやすいので、初心者やシニアの方でも簡単に高弾道の球を打ちやすいモデルです。
まとめ
ゴルフは飛距離だけではなく、色々な要素でスコアに繋がりますが、飛ばせることがアドバンテージになる場合も多いです。
シニア向けのドライバーで今までと同じような飛距離を飛ばすことができれば、まだまだ若い人には負けないと思います。
シニアゴルファーの方は今回紹介したドライバーを使用して、これからもぜひゴルフを楽しんでください。
飛ぶシニア向けドライバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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