ドライバーはクラブの中で最も飛距離が出ますが、その反面コントロールがとても難しいクラブです。
ですが、どれだけ飛んでもOBになってしまえば意味がありません。
そのため、距離を出しながら正確にコース内に残していくために、短尺設計のドライバーを選ぶのはひとつの手です。
そこで本記事では、43インチのドライバーのメリットやデメリット、おすすめ商品を紹介しています。
人気で王道のモデルに加え、現在公式サイトから販売されていない商品も集めていますので、参考にしてみてください。
43インチのドライバーを使うメリット
飛距離が安定する
長尺のドライバーに比べてミート率が上がることで、飛距離が安定します。
ゴルフでは18ホールの中で2・3回出るかどうかのナイスショットを期待するより飛距離が安定した方がスコアが向上します。
ミート率が向上すれば飛距離の計算がしやすくなるので、バンカーや池を避けることも可能です。
また、短尺ドライバーを使用すれば致命的なミスを確実に減らすことが出来ます。
ギャップが減る
ドライバーの一般的な長さは45インチ程度で、次に長い3ウッドは43インチ程度が一般的です。
基本的にクラブは一本一本長さが違いますのでその長さの違いによってギャップが生まれます。
しかし、短尺ドライバーであればこのギャップを少しでも埋めることができるのでクラブを持ち替えた後の違和感が軽減します。
1本2役になる
前述したように3ウッドの一般的な長さが43インチです。
直ドラとして使用する事も計算され作られているドライバーもあるので3ウッドをセッティングする必要も無くなります。
ドライバーが1本2役となればその他のクラブをセッティングする事が出来るの戦略に幅を持たせることが出来ます。
また、購入時にも3ウッドを購入しなくて良くなるので費用負担の軽減も可能です。
43インチのドライバーを使うデメリット
最高飛距離が落ちる
短尺ドライバーの方がミート率の向上は期待出来るものの、最高飛距離は劣ってしまいます。
飛距離は、遠心力を活用したヘッドスピードと適切なスピン量によって左右されます。
そのため、ヘッドスピードを向上させて最高飛距離を伸ばすには、長尺ドライバーを使用することがおすすめです。
長尺ドライバーでミート率も向上することができれば鬼に金棒です。
モデルが少ない
短尺ドライバー専用に開発されたドライバーヘッドは多くありません。
ですが、通常のドライバーのシャフトを切ることで、短尺ドライバーとして使用することも可能です。
しかし、ドライバーはヘッドとシャフトのバランスを計算され販売されていますので最大のパフォーマンスは発揮出来なくなります。
モデル数は限られてしまいますが、短尺ドライバーとして設計されたモデルの使用をおすすめします。
弾道が低くなりやすい
短尺ドライバーはシャフトが短くなることで弾道が低くなる傾向にあり、低ければ飛距離も落ちてしまいます。
弾道の高さを求めるプレイヤーにはデメリットとなる可能性がありますが、風に押し負けない特徴もあります。
さらに、ロフト角13°のモデルも存在しており高弾道に打つことも可能です。
43インチのドライバーの選び方
メーカー
短尺ドライバーは有名なメーカーに加え、オーダー専門メーカーなどからの発売されています。
短尺ドライバーは老若男女が使用出来ることから、大会規定をクリアできない程の反発使用になっている場合があります。
王道メーカーであればクリアしていることがほとんどですが、オーダー専門店などでの購入の際は注意が必要です。
シャフトの硬さ
短尺ドライバーの弱点は、スイングスピードが落ちてしまうことです。
少しでも飛距離を維持することを考えるのであれば通常より柔らかいシャフトを使用するのがおすすめです。
シャフトのしなりを利用することで、飛距離を少しでも維持する工夫も必要となります。
ロフト角
通常のドライバーに比べて、短尺ドライバーは弾道が低くなる傾向にあります。
通常のドライバーと同様に、11°前後のロフト角ではボールが上がりきらない場合は13°の短尺ドライバーをおすすめします。
また、ロフト角を変えることで、ミート率を上げながら飛距離も落とさずにラウンドすることが可能です。
価格帯
2万円以内で購入可能な新作モデルもあれば、2万円以上する中古もあるのでメーカー選びが重要です。
状態や年式によって金額差に開きはありますが、新作発表後は金額が下がりやすいので要チェックです。
新しいのにも関わらず、他に比べて金額が低い場合は重大な損傷を抱えている場合が多いので注意が必要です。
43インチのドライバーおすすめ10選
| 製品名 | シャフト | ロフト角 |
|---|---|---|
| Lynx PARALLAX VS | SR | 11° |
| Kasco UFO by POWER TORNADODD | S | 10.5° |
| TSURUYA ONESIDER Ji DRIVER | S | 10.5° |
| Titleist BRNR MINI DRIVER | S | 11.5° |
| Lynx PREDATOR V-300 | S | 13° |
| POWER BILT RT 460cc | SR | 10.5° |
| DECATAN diverse | R | 10.5 |
| TaylorMade ORIGINAL ONE MINI DRIVER | S | 11.5° |
| YONEX 03EZONE GT1W450 | R | 10.5 |
| YONEX Royal EZONE | R | 11.5° |
【Lynx】
PARALLAX VS
短尺設計により安心感があり、大幅にミート率が向上します。
鍛造カップフェースを使用することで、短尺による遠心力不足をカバーし飛距離のロスを補完する事ができます。
また、後方に重心を持ってくることで短尺設計にも関わらず楽に球を上げハイドローを可能にしています。
| シャフト | SR |
|---|---|
| ロフト角 | 11° |
【Kasco】
UFO by POWER TORNADODD
短尺設計により、芯に当たりやすくなるだけでなく飛距離も安定します。
また、「ユニバーサルウィング」の視覚効果によりヘッドが大きく見えることで構えた時の安心感があります。
しかし、実際のヘッドの体積は小型で扱い易くなっており重量のみを上げること力強いインパクトを生むことが出来ます。
| シャフト | SR |
|---|---|
| ロフト角 | 11° |
【TSURUYA 】
ONESIDER Ji DRIVER
短尺設計のデメリットである、バランスの不具合やヘッドが重くなりすぎるといった問題点を解消しています。
フックフェースでありながら、トップラインはストレートに見えるので構えやすく捕まりやすいヘッド形状です。
また、クラブセットをONESIDERJiにすれば全ての番手が短尺設計されているので、より安定感を高めることが出来ます。
| シャフト | S |
|---|---|
| ロフト角 | 10.5° |
【Titleist】
BRNR MINI DRIVER
タイトリストのミニドライバーとしては初めての重心調整システムを搭載しており、弾道の調整が可能です。
また、ヘッド底は芝の抵抗を減らし抜けの良さを高めたことで直ドラとしても使用可能です。
フェース面はチタンを採用していることで、寛容性を高め飛距離のロスも軽減しています。
フェアウェイウッドしても使用出来る二刀流なドライバーです。
| シャフト | S |
|---|---|
| ロフト角 | 11.5° |
【Lynx】
PREDATOR V-300
ドライバーより簡単に、フェアウェイウッドよりずっと飛ぶハイブリッドモデルです。
ヘッドの大きさも、投影面積はドライバーに引けを取らないほどに大きく安心感を持って使用することが出来ます。
フェアウェイウッドとしては低く強い打球を、ドライバーしては高く力強い風に負ける事のない打球を実現します。
ロングホールで最も活躍出来るドライバーです。
| シャフト | S |
|---|---|
| ロフト角 | 13° |
【POWER BILT】
RT 460cc
スコア向上に不可欠な平均飛距離・FWキープ率を安定させる為にヘッドを大型化しています。
また、ソール中央のV字型の溝が、インパクト時のエネルギーをバネのようにボールに伝えます。
スコアが安定しない初心者が最も使いやすい、大型ヘッドに短尺設計となっているのが特徴です。
| シャフト | SR |
|---|---|
| ロフト角 | 10.5° |
【DECATAN】
diverse
短尺でも飛ばすをコンセプトにフェース面を薄く反発力を向上させ弾き性能を向上させています。
更に、ウエイトも変更可能となっており、プレイヤーに合わせたバランスに調整可能です。
また、空気の流れをスムーズにするエアロ形状で、ヘッドスピードのロスも無くす事ができます。
価格も安価なので初心者でも手の出しやすいドライバーです。
| シャフト | R |
|---|---|
| ロフト角 | 10.5° |
【TaylorMade】
ORIGINAL ONE MINI DRIVER
メタルウッド誕生40周年をカタチにした Miniドライバーで、カスタムオーダー数量限定生産ゴルフクラブです。
ヘッドの体積が小型化されており、捕まったボールが打ちやすくなり、安心してティーショットを打っていくことができます。
更に、地面から打てる程の低重心となっており1本2役となっています。
| シャフト | S |
|---|---|
| ロフト角 | 11.5° |
【YONEX】
03EZONE GT1W450
ボールに力強く弾き返す為にサイドウォールを設置し、分厚いインパクトを実現します。
更に、フェースのたわみ復元効果を全周均一化することでフェースのどこで打っても安定した飛距離を可能としています。
短尺設計でコントロールを高め、飛距離も捨てること無いドライバーです。
| シャフト | R |
|---|---|
| ロフト角 | 10.5° |
【YONEX】
Royal EZONE
低重心にすることで、当たり負けせずに真っ直ぐ飛ば飛距離も寛容性も獲得することが可能です。
手元側のしなりがダウンスイングの時のタメを作ることで、シニアやレディースにも使いやすい設計となっています。
老若男女プレイヤーを選ばずに使用できる安心感は初心者にもおすすめ出来るドライバーです。
| シャフト | R |
|---|---|
| ロフト角 | 11.5° |
まとめ
短尺ドライバーとして発売されているモデルは数はあまり多くはありませんが名作も多く存在します。
また、1本2役になるドライバーも販売されているので3ウッドを購入する必要もなくなります。
スコアを向上したい方や、ドライバーのOBを無くしたい方は今回の記事を参考にしてみてください。
43インチのドライバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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