冬のライドでは走行中常に冷たい風を受け続けるため、快適にロードバイクを楽しむためには寒さ対策が欠かせません。
寒さ対策と言えば保温性の高いアウターが思い浮かぶと思いますが、中に着るインナーも同じぐらい大切なアイテムです。
この記事では、冬向けのロードバイク用インナーをお探しの方に向けて、メリットとデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、冬のライドを助けてくれるコスパの高いインナー10選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 冬向けロードバイク用インナーを使うメリット
- 2 冬向けロードバイク用インナーを使うデメリット
- 3 冬向けロードバイク用インナーの選び方
- 4 冬向けロードバイク用インナーおすすめ10選
- 4.1 【パールイズミ】コンフォヒート ロングスリーブ(181)
- 4.2 【パールイズミ】サーマフリース ドライ アンダー(198)
- 4.3 【パールイズミ】長袖ドライアンダーシャツ(173)
- 4.4 【カペルミュール】長袖サーモアンダーウエア(kpuw013)
- 4.5 【おたふく手袋】冬用インナー 長袖 丸首(JW-174)
- 4.6 【おたふく手袋】冬用 ハイネックシャツ(JW-196)
- 4.7 【モーゼン】サイクルアンダーシャツ 裏起毛(FVP-013-V)
- 4.8 【エーディーワン】発熱保温コンプレッション 長袖ローネック(ADC-171)
- 4.9 【ミズノ】発熱素材インナー ブレスサーモアンダーウェア(C2JAA631)
- 4.10 【アンダーアーマー】トレーニングベースレイヤー UAヒートギアアーマー(1358549)
冬向けロードバイク用インナーを使うメリット
ロードバイクは真冬の寒さの中であっても、登り坂などで強度が上がると汗をかきます。
汗が乾かないまま下り坂に入ると、汗冷えにより一気に身体が冷たくなり、低体温症の危険に繋がります。
ロードバイク用のインナーはウェアは汗を素早く吸い上げ、外側へ排出させる機構を採用しており、汗冷えを防ぐことが可能です。
また、薄手生地かつ前傾姿勢にあった作りで、ロードバイク乗車中の動きを妨げない点もロードバイク用インナーのメリットです。
冬向けロードバイク用インナーを使うデメリット
ロードバイク用のインナーは高い吸湿速乾性を持ちますが、その機能には限界があります。
長いヒルクライムで汗をかいた後、すぐにダウンヒルに入ると肌面の汗の排出が間に合わずに、汗冷えに繋がります。
このような事態を防ぐには、防風性の高いアウターを組み合わせることが必要です。
また、冬向けのロードバイク用インナーは薄手でありながら暖かさを保てるなど高機能であることから、価格が高めである点もあらかじめ知っておきましょう。
冬向けロードバイク用インナーの選び方
保温性をチェック
寒さをしっかりと防ぐためにも、保温性のチェックは欠かせません。
保温性に関わる要素として、生地の厚みが中厚手から厚手程度のモデルを選びましょう。
冬でも汗をかくような運動量の多い方は比較的薄手なモデルを、反対に運動量が少ない方は厚手を選ぶと失敗しにくくなります。
冬用の快適なインナーとして、メリノウールが使われているモデルも人気です。
速乾性をチェック
単純に生地が厚く暖かいだけでは、ライド中に汗をかいた時に不快感を生じてしまいます。
ロードバイクに適したウェアを選ぶ時には、必ず吸湿速乾性の高い化学繊維を使用したモデルを選んでください。
私服用のインナーのようなコットン生地は、吸水性が高いものの速乾性がとても低いため、ロードバイク用にはおすすめできません。
適度にタイトなウェアを選ぶ
ロードバイク用インナーの性能を最大限引き出すには、身体に合った最適なサイズ選びが重要です。
インナーは肌と直接触れますが、大きめのサイズだと隙間が多く生まれて汗を吸収する効果が下がってしまいます。
インナーウェアのサイズは、同じサイズ標記であってもメーカーごとに若干の違いがありますので、実際の寸法や、購入者のレビューを参考にモデルを選ぶようにしましょう。
サイクルウェアメーカーから選ぶ
快適に着用できる冬用インナーをお探しであれば、パールイズミやカペルミュールのようなサイクルウェア専門メーカーが品質が高くおすすめです。
しかし専門メーカーは価格が高い傾向なため、コスパの高さを求めるのであればおたふく手袋やモーゼンなどのリーズナブルメーカーも良いでしょう。
サイクルウェアメーカー以外にも、アンダーアーマーやミズノのようなスポーツメーカーも高品質なインナーウェアをラインナップしています。
冬向けロードバイク用インナーの価格帯は?
冬向けのロードバイク用インナーは、パールイズミなどの専門メーカーだと5,000円前後とそこそこの値段になります。
予算が足りない方は、コスパの高いリーズナブルなメーカーを選べば、2,000円から3,000円程度で購入可能です。
まずはリーズナブルなモデルから試してみて、物足りなければより高価なモデルを手に入れることも選択肢の一つでしょう。
冬向けロードバイク用インナーおすすめ10選
【パールイズミ】
コンフォヒート ロングスリーブ(181)
吸汗速乾性に優れていることに加え、汗を吸い発熱する素材「コンフォヒート」によりライド中少しずつ身体が温かくなるインナーウェアです。
パイル構造で空気層を作り出すことで、身体から発せられた熱の暖かさを持続させます。
柔らかい肌触りで乗車姿勢にも上手くフィットする、5℃クラスの寒さに対応するモデルです。
素材 | ポリエステル、キュプラ |
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サイズ | S〜3L |
機能 | 吸汗速乾、吸湿発熱 |
【パールイズミ】
サーマフリース ドライ アンダー(198)
5℃前後の寒さにまで対応するこちらのモデルは、ハイネック素材により首元まで温めてくれます。
パールイズミ独自の「サーマフリース」は、防風性と保温性、ストレッチ性を併せ持っており、身体への高いフィット感を実現しました。
優れた吸汗性能により汗冷えを防ぎ、高密度に織り込まれた保温素材により冷たい冬の風もブロックします。
素材 | ポリエステル、ポリウレタン |
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サイズ | S〜XL |
機能 | 吸汗速乾、防風 |
【パールイズミ】
長袖ドライアンダーシャツ(173)
吸汗速乾性の高い素材に加えて、生地を凹凸状にすることで汗が表面に溜まらず、アクティブに走行しても汗冷えしにくいアンダーウェアです。
薄手設計でストレッチ性にも優れているため、身体にフィットしながらも動きやすく、適度に暖かいため秋から冬まで長いシーズンでご着用いただけます。
10〜15℃帯に対応するモデルのため、真冬には少し物足りなさを覚えるかもしれません。
素材 | ポリエステル |
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サイズ | S〜3L |
機能 | 吸汗速乾、ストレッチ性 |
【カペルミュール】
長袖サーモアンダーウエア(kpuw013)
首元にカペルミュールのロゴがデザインされた、ハイネックタイプのおしゃれな冬向けインナーです。
薄手の生地ですが高い保温性を持ちますので、冬用アウターと組み合わせれば冬の寒さでも快適にライドを楽しめます。
吸汗速乾性も高く、冬でも強度の高いライドを楽しむ方におすすめです。
素材 | ポリプロピレン |
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サイズ | S〜XL |
機能 | 吸汗速乾、保温性 |
【おたふく手袋】
冬用インナー 長袖 丸首(JW-174)
身体のラインに合わせて素材が伸縮するためダブつきがなく、動きやすく暖かいインナーです。
レイズドファブリックと呼ばれる吸汗速乾加工と遠赤加工を施された生地で、保温性と快適性を高めています。
ロードバイク用としてはもちろんのこと、ランニングやトレッキングなどにも活躍します。
素材 | ポリエステル |
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サイズ | S~LL |
機能 | 遠赤外線加工、吸汗速乾 |
【おたふく手袋】
冬用 ハイネックシャツ(JW-196)
首元から入る風を軽減させたい方には、ハイネックタイプのシャツがおすすめです。
防風フィルムとデュアルファブリックにより、動きやすさと寒さに強い防風性能を両立しています。
肌面には水分を含まない性質を持つポリプロピレンメッシュ生地を採用しており、汗をかいてもすぐにさらさらになり汗冷えを軽減します。
素材 | ポリエステル、ポリウレタン |
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サイズ | S~3L |
機能 | 防風、ストレッチ、吸汗 |
【モーゼン】
サイクルアンダーシャツ 裏起毛(FVP-013-V)
冬は着込むため肌触りが気になる季節ですが、こちらのインナーはシームレス縫製で抜群のフィット感を誇ります。
シャープなVネックで、暑いときにはジッパーを下ろしてもインナーの野暮ったい雰囲気を感じさせません。
吸汗発熱素材により、ライド中にすこしずつ身体が暖まるのを実感するでしょう。
カラーはホワイトとブラックの2色からお選びいただけます。
素材 | ポリエステル、スパンデックス |
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サイズ | S~3XL |
機能 | 吸汗発熱、速乾、抗菌防臭 |
【エーディーワン】
発熱保温コンプレッション 長袖ローネック(ADC-171)
4方向にストレッチする薄手素材で、それぞれの身体の形や動きに合ったフィット感を実現するインナーです。
締め付け効果によりパフォーマンスを最大限に発揮させてくれますが、ハードな締め付け感が好みであれば、ワンサイズ小さいモデルをお選びください。
オーソドックスなブラックとホワイトに加え、グレーやネイビーといった珍しいカラーラインナップも人気です。
素材 | ポリエステル、ポリウレタン |
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サイズ | S~3L |
機能 | ストレッチ、裏起毛 |
【ミズノ】
発熱素材インナー ブレスサーモアンダーウェア(C2JAA631)
ミズノ独自のブレスサーモ素材は、スキーやスノーボード、軽登山など寒いアクティブシーンに最適です。
肌面には撥水ポリエステルを使用することで、汗が素早く外へ移行し、さらっと快適で汗冷えを防ぎます。
バイオメカニクスの研究に基づく3DCG解析や解剖学に基づき、動きやすさも追求しています。
素材 | ポリエステル、合成繊維 |
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サイズ | S~XL |
機能 | 発熱、伸縮性 |
【アンダーアーマー】
トレーニングベースレイヤー UAヒートギアアーマー(1358549)
総合スポーツブランドとして人気なアンダーアーマーのベースレイヤーは、ロードバイクにもぴったりです。
「ヒートギア」機構は汗をかいても素早く水分を放出するため汗冷えに強く、適切な水分コントロールをもたらします。
ロードバイクに限らず、オールマイティに使えるインナーをお探しの方におすすめです。
素材 | コットン、ポリエステル |
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サイズ | S~3XL |
機能 | 速乾、ストレッチ性 |
冬向けロードバイク用インナーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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