ロードバイクは、風の抵抗や季節によって変わる気候、発汗への対策などのためにウェアの重要度が高いスポーツです。
サイクルジャージの内側に着用するインナーシャツは、暑い夏や寒い冬のライドを快適にしてくれます。
インナーは着ずともロードバイクには乗れますが、その快適さから一度使い出したら手放せないと好評です。
この記事では、ロードバイク向けインナーをお探しの方に向けて、メリットとデメリット、選び方のポイントを解説します。
目次
- 1 ロードバイク向けインナーを使うメリット
- 2 ロードバイク向けインナーを使うデメリット
- 3 ロードバイク向けインナーの選び方
- 4 ロードバイク向けインナーおすすめ11選
- 4.1 【クラフト】ノースリーブメッシュスーパーライト(194378)
- 4.2 【パールイズミ】サイクルウェア コンフォヒート ロングスリーブ(181)
- 4.3 【パールイズミ】ベンチレーション ノースリーブ(160)
- 4.4 【パールイズミ】インナートップス コールド シェイド ロングスリーブ(110)
- 4.5 【おたふく手袋】オールシーズンインナー 長袖(JW-522)
- 4.6 【ミレー】アンダーウェア ドライナミック メッシュ(MIV01248)
- 4.7 【ミレー】アンダーウェア ドライナミック メッシュ スリーブ(MIV01356)
- 4.8 【ダレビー】アンダーシャツ インナー 長袖(DVJ153)
- 4.9 【アンダーアーマー】トレーニングベースレイヤー UAヒートギアアーマー(1358548)
- 4.10 【Morethan】サイクル アンダーシャツ インナー ノースリーブ(HVP-013-V)
- 4.11 【テスラ】コンプレッションインナーウェア(MUD71)
- 5 まとめ
ロードバイク向けインナーを使うメリット
汗を吸収し快適さを保つ
夏場のライドで、大量の汗がベタついて不快感を覚えた経験がある方は少なくないでしょう。
ロードバイク向けのインナーの多くは、汗を素早く吸収し発散することに長けています。
この吸汗速乾性はサイクルジャージにもある程度備わっていますが、インナーシャツを着ることでその機能を補完してくれます。
ライドの快適さを向上させてくれる点は、インナーの大きなメリットです。
肌への負担を軽減する
サイクルジャージはとてもタイトに作られており、肌との密着性が高いですよね。
サスペンダー型のビブショーツは肩に負担がかかりますし、サイクルジャージの裏生地が肌に合わないこともあるでしょう。
ロードバイク向けインナーシャツは肌触りの良さが特徴の一つです。
たった一枚ですが、インナーを着用することで肌への負担や違和感をかなり減少させられます。
夏用インナーで涼しさアップ
一般的な感覚としては、夏場は着る服の枚数が少ないほど涼しくなるように思われがちです。
しかし、ロードバイク向けのインナーはメッシュ生地で速乾性が高いため、汗が蒸発する気化熱により通常よりも涼しさを感じます。
モデルによっては、太陽光を遮断したり、汗を発散する性能に特化したりすることで、涼感性を高めているものもあります。
冬用インナーで暖かさアップ
寒さ対策として、日常生活で着るようなインナーシャツを複数枚着込むという方もいらっしゃいますが、ロードバイクではおすすめしません。
なぜなら、ライド中に出た汗をインナーが吸った後に発散できずに、汗冷えを招いてしまうからです。
冬用に開発されたロードバイク向けインナーは、速乾性と保温性を両立することでつらい冬のライドを快適にしてくれます。
ジャージを揃えるよりコスパがいい
ロードバイクはただでさえジャージの価格が高く、インナーにまで手が出せないという方も多いでしょう。
しかし、インナーシャツは気温に合わせて適切に使うことで、1枚のジャージで幅広い環境に適応させることができます。
インナーはサイクルジャージに比べて価格が安いため、季節ごとにジャージを揃えるよりも、複数のインナーを揃える方がコスパの高い選択肢です。
ロードバイク向けインナーを使うデメリット
肌に合わないと不快感がある
インナーシャツは基本的に触り心地のいい生地で作られていますが、相性によっては合わないこともあるため注意が必要です。
また、重ね着が苦手な方はインナーを着ることでかえって不快感を覚えてしまうかもしれません。
肌が敏感な方や、苦手な素材がある方は、使われている素材や材料をよく確認の上ご購入ください。
見た目が恥ずかしい
ロードバイク向けインナーは、吸汗性能に特化しており多くはメッシュ生地を採用しています。
特に夏向けのインナーは生地が薄いため素肌が透けて見えるものもあり、着ることに抵抗感を覚えるという声も聞かれます。
しかし、インナーは基本的に外から見えませんし、むしろ生地が薄いジャージの透けを防止してくれるという点はメリットです。
ロードバイク向けインナーの選び方
気温に合わせたモデルを選ぶ
ロードバイク向けインナーは、大きく分けて「冬用」「夏用」「春秋用」の3種類に分かれます。
快適にサイクリングを楽しむためには、使う場面に適したウェアを選ぶ必要があります。
注意点として、冬用のインナーはあまり暖かすぎるものを選ばないようにしましょう。
冬であってもライド中は気づかないうちに体温が上がるため、保温性能が高すぎるとかえって汗をかき、汗冷えしてしまう恐れがあるからです。
吸汗・速乾性を確認する
インナーシャツを導入するメインの目的である「ライドの快適さ」を実現するためにも、吸汗性や速乾性が高いモデルがおすすめです。
夏用のインナーであれば、メッシュ素材のモデルが速乾性が高く、快適な着用感のため人気があります。
また、速乾性というと夏用のイメージがありますが、冬でも必要な機能です。
真冬であってもライド中は発汗するため、汗冷えを防ぐためにも速乾性が高いモデルを選びましょう。
生地の機能を確認する
ロードバイク向けインナーには、速乾性以外にも、モデルによってさまざまな機能が搭載されています。
たとえば、抗菌性が高い生地が使われているインナーは、汗のニオイが気になる方におすすめです。
また、疎水性に優れたポリプロピレンなどの化学繊維を採用しているインナーは、肌面の汗を効率的に排出する機能を持ちます。
メーカー各社がロードバイク向けにさまざまな機能を開発していますので、商品説明をよく見比べましょう。
紫外線対策には長袖タイプを
ロードバイクは長時間屋外にいるスポーツのため、紫外線対策が欠かせません。
日焼け止めだけでは不十分という方は、UVカット機能が搭載されている長袖のインナーがおすすめです。
長袖は暑いイメージがあるかもしれませんが、日光が直接当たらないため暑さを軽減することができます。
また、日焼けによる体力消耗も防ぎますので、パフォーマンスを向上する効果もあります。
適度にタイトなものを選ぶ
風の抵抗を抑えるためにサイクルジャージはタイトなものが推奨されますが、インナーにおいても適度にタイトなサイズ感が最適です。
インナーにダブつきがあると、肌との隙間が生まれて効果的に汗を吸収・発散できなくなってしまいます。
反対に、小さすぎると動きづらさや息苦しさを覚えてしまいます。
サイズ感はメーカーや商品によってバラツキがあるため、メーカーの説明だけでなく、口コミやレビューを見比べるとよいでしょう。
メーカー
ロードバイク向けのインナーの商品に迷った方は、クラフトやパールイズミといったサイクルウェアメーカーから選ぶとよいでしょう。
サイクルウェアメーカー以外であれば、ミレーなどのアウトドアメーカーや、アンダーアーマーなどのスポーツメーカーのインナーもおすすめです。
安易にノーブランドの安いインナーに手を出してしまうと、機能性が低く着用することでかえって不快感が増してしまう恐れがあるので、注意が必要です。
価格帯
ロードバイク向けのインナーの価格帯は、夏用か冬用かによっても変わります。
夏用インナーであれば、安いもので2,000円ほどから、高いものでも5000円程度でお求めいただけます。
冬用インナーの場合、厳冬期などに使える高機能なインナーであれば1万円を超えるモデルも。
決して安い買い物ではありませんが、快適なライドを楽しむためにも、予算の許す限り高機能なモデルを選ぶことをおすすめします。
ロードバイク向けインナーおすすめ11選
メーカー・製品名 | 素材 | サイズ | 機能 |
---|---|---|---|
クラフト ノースリーブメッシュスーパーライト | 95%ポリエステル、5%エラスタン | XS〜L | 吸汗速乾、透湿 |
パールイズミ サイクルウェア コンフォヒート ロングスリーブ | 90%ポリエステル、10%キュプラ | S〜3L | 保温、吸湿発熱、吸汗速乾 |
パールイズミ ベンチレーション ノースリーブ | ポリエステル | S〜XL | 高通気、吸汗速乾 |
パールイズミ インナートップス コールド シェイド ロングスリーブ | 90% ポリエステル、10% ポリウレタン | S〜3L | UPF50+、吸汗速乾、抗菌防臭 |
おたふく手袋 オールシーズンインナー 長袖 | ポリプロピレン65%、ポリエステル20%、ポリウレタン15% | S〜2L | 吸汗性、速乾性、消臭 |
ミレー アンダーウェア ドライナミック メッシュ | ポリプロピレン66%、ナイロン28%、ポリウレタン6% | S-M〜2XL | 吸汗速乾、ストレッチ |
ミレー アンダーウェア ドライナミック メッシュ スリーブ | ポリプロピレン66%、ナイロン28%、ポリウレタン6% | S-M〜2XL | 吸汗速乾、ストレッチ |
ダレビー アンダーシャツ インナー 長袖 | ポリプロピレン66%、ナイロン28%、スパンデックス6% | M〜3XL | 吸汗速乾、防菌、通気性 |
アンダーアーマー トレーニングベースレイヤー UAヒートギアアーマー | ポリエステル84%、ポリウレタン16% | S〜3XL | 吸汗速乾、伸縮性、抗菌防臭 |
Morethan サイクル アンダーシャツ インナー ノースリーブ | ポリエステル100% | S〜3XL | 吸汗速乾、抗菌防臭、3D立体縫製 |
テスラ コンプレッションインナーウェア | 87% ポリエステル、13% 合成繊維 | S〜3XL | 吸汗速乾、UVカット |
【クラフト】
ノースリーブメッシュスーパーライト(194378)
クラフトはスウェーデンで創業したブランドで、ロードバイク向けの高機能インナーウェアで長い実績を持ちます。
こちらのモデルは夏用インナーウェアの定番で、多層構造メッシュ素材を採用し吸汗から発散までのスピードを高めました。
メーカー調べでも、こちらのインナーを着用した方がクーリングスピードが早く、インナー未着用に比べて涼しさを感じることが実証されています。
素材 | 95%ポリエステル 5%エラスタン |
---|---|
サイズ | XS〜L |
機能 | 吸汗速乾、透湿 |
【パールイズミ】
サイクルウェア コンフォヒート ロングスリーブ(181)
気温の目安としては、5度前後の寒さに対応するインナーウェアです。
体から出る汗などの水分を素早く吸い上げ、熱を保温して持続させる「コンフォヒート」を採用し、ムレや汗冷えを軽減し冬のライドを快適にしてくれます。
優れた伸縮性で、着用時の動きを阻害することもありません。
素材 | 90%ポリエステル、10%キュプラ |
---|---|
サイズ | S〜3L |
機能 | 保温、吸湿発熱、吸汗速乾 |
【パールイズミ】
ベンチレーション ノースリーブ(160)
全面に通気性のいいメッシュ素材を採用した、パールイズミの夏向けインナーです。
優れた通気性と吸汗速乾性を実現しながら、締め付け感のないゆとりあるシルエットで着心地がいいと好評です。
サイズ展開はSからXLまであり、体型に合わせたサイズ感をお選びいただけます。
リーズナブルでコスパのいい夏用インナーをお探しの方におすすめです。
素材 | ポリエステル |
---|---|
サイズ | S〜XL |
機能 | 高通気、吸汗速乾 |
【パールイズミ】
インナートップス コールド シェイド ロングスリーブ(110)
夏用に、涼しく日焼け対策にもなるインナーをお求めであれば、パールイズミのコールドシェイドがおすすめです。
体部分には通気性がよく速乾性のあるメッシュ素材を、袖部分には涼しい着用感のUVカット素材「コールドシェイド」を採用しました。
水分の移動性質を利用した毛細血管現象を再現する編み方で、高い吸汗性能が半永久的に持続します。
素材 | 90% ポリエステル、10% ポリウレタン |
---|---|
サイズ | S〜3L |
機能 | UPF50+、吸汗速乾、抗菌防臭 |
【おたふく手袋】
オールシーズンインナー 長袖(JW-522)
コスパの高さから、ロードバイクをはじめさまざまなスポーツやアウトドアシーンで支持されるおたふく手袋のインナーです。
こちらのモデルは2層生地を採用し、外側には吸汗性に優れたポリエステルを、内側には水分を含まないポリプロピレンを使用しています。
汗のにおいが気になる首周りと脇の部分に消臭コーアミシン糸を使うことで、未加工品と比べて高い消臭効果を実現した高機能ウェアです。
素材 | ポリプロピレン65%、ポリエステル20%、ポリウレタン15% |
---|---|
サイズ | S〜2L |
機能 | 吸汗性、速乾性、消臭 |
【ミレー】
アンダーウェア ドライナミック メッシュ(MIV01248)
アウトドア向けのウェアやリュックを総合展開するフランス生まれの人気ブランドミレーも、高性能インナーウェアを揃えています。
究極のドライ感を目指して開発されたこちらのインナーは、メッシュの厚みによって吸い上げた汗を肌から遠ざけ、汗冷えを防ぎます。
ミレー独自のかさ高メッシュで編み上げることで、一年を通じて発汗による不快感を軽減する高性能モデルです。
素材 | ポリプロピレン66%、ナイロン28%、ポリウレタン6% |
---|---|
サイズ | S-M〜2XL |
機能 | 吸汗速乾、ストレッチ |
【ミレー】
アンダーウェア ドライナミック メッシュ スリーブ(MIV01356)
冬のライドに快適にお使いいただける7分丈タイプのインナーです。
こちらのインナーに合わせて防風性の高いジャケットを羽織れば、デッドエアーを溜めることで保温効果が高まります。
脇の部分に縫い目のできない一体成型で作られており、重ね着をしてもライド中の不快なスレ感やゴロツキ感はありません。
ブラックやグレーに加え、オリーブやブルーなど4色をラインナップしています。
素材 | ポリプロピレン66%、ナイロン28%、ポリウレタン6% |
---|---|
サイズ | S-M〜2XL |
機能 | 吸汗速乾、ストレッチ |
【ダレビー】
アンダーシャツ インナー 長袖(DVJ153)
ストレッチ性の高い素材を使用し、4方向への伸縮性が高いダレビーのインナーシャツです。
生地には速乾性の高いメッシュ加工が施されており、真夏の体の蒸れはもちろん、冬でも汗冷えの発生を防ぎます。
また、軽いコンプレッション機能も持ち、運動機能をサポートしてくれます。
通年使用できる利便性を持ちながら価格はリーズナブルなため、コスパの高いインナーをお探しの方におすすめです。
素材 | ポリプロピレン66%、ナイロン28%、スパンデックス6% |
---|---|
サイズ | M〜3XL |
機能 | 吸汗速乾、防菌、通気性 |
【アンダーアーマー】
トレーニングベースレイヤー UAヒートギアアーマー(1358548)
アンダーアーマーは、フィットネスやスポーツなど幅広いシーンで活躍する一流ブランドです。
このヒートギアアーマーは、吸汗速乾性と伸縮性に優れた生地を採用し、快適な着心地を与えてくれます。
また、熱がこもりやすい部位や、通気を必要とする部位にはメッシュパネルを配置し、オーバーヒートを防ぎます。
嫌なにおいの原因となる細菌の増殖を防ぐ抗菌防臭機能も搭載している、高機能インナーです。
素材 | ポリエステル84%、ポリウレタン16% |
---|---|
サイズ | S〜3XL |
機能 | 吸汗速乾、伸縮性、抗菌防臭 |
【Morethan】
サイクル アンダーシャツ インナー ノースリーブ(HVP-013-V)
伸縮性に富んだ柔らかな素材で、インナーを着用していることを忘れるような着心地を実現したインナーです。
3D立体シームレス縫製でフィット感を高め、通気性に優れたメッシュ素材を使うことで、高い吸汗速乾性でベタつきを抑えます。
リーズナブルなモデルのため、初めてのロードバイク向けインナーの購入を検討している方におすすめです。
素材 | ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | S〜3XL |
機能 | 吸汗速乾、抗菌防臭、3D立体縫製 |
【テスラ】
コンプレッションインナーウェア(MUD71)
コスパの高い夏用のUVカット長袖インナーをお探しであれば、テスラのインナーがおすすめです。
吸汗速乾のナノドライ繊維を採用し、強度の高いライドで汗をかいてもさらっとした着心地が持続します。
カラーラインナップがとても多いため、お使いのサイクルジャージの柄に合わせたインナーを使うことで、見た目の統一感もアップします。
素材 | 87% ポリエステル、 13% 合成繊維 |
---|---|
サイズ | S〜3XL |
機能 | 吸汗速乾、UVカット |
まとめ
ロードバイク向けインナーを適切に使うことは、体温調整だけでなく、汗をかくことによる不快感を減少させたり、日焼け防止などたくさんのメリットがあります。
この記事をご覧になり、快適なライドに繋がるお気に入りのインナーが見つかれば幸いです。
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