ロードバイクといえば価格がとても高く、初心者の方には敷居が高いイメージがあるでしょう。
実際にはロードバイクの価格はピンキリで、エントリーモデルと呼ばれる比較的低価格なモデルもラインナップされています。
この記事では、数あるロードバイクの中でも安いモデルをお探しの方に向けて、エントリーモデルのメリットやデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、安いロードバイクおすすめ12選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 エントリーモデルのロードバイクを使うメリット
- 2 エントリーモデルのロードバイクを使うデメリット
- 3 エントリーモデルのロードバイクの選び方
- 4 エントリーモデルのロードバイクおすすめ12選
- 4.1 【ブリヂストン】ANCHOR RL3
- 4.2 【ブリヂストン】ANCHOR RL3 FLAT
- 4.3 【コーダブルーム】KESIKI TOURING
- 4.4 【コーダブルーム】FARNA ファーナ
- 4.5 【GIOS】FELLEO フェレオ
- 4.6 【Bianchi】ViaNirone 7 DISC
- 4.7 【FUJI】FEATHER シングルスピード
- 4.8 【MARIN】グラベルロードバイク NICASIO ニカシオ
- 4.9 【JAMIS】RENEGADE レネゲード S4
- 4.10 【PANTHER】ロードバイク シマノ21段変速(ZEUS-2.0)
- 4.11 【カノーバー】21段変速 アルミフレーム(33991)
- 4.12 【21Technology】ロードバイク シマノ14段変速ギヤ
- 5 まとめ
エントリーモデルのロードバイクを使うメリット
価格が安く初心者におすすめ
ロードバイクはミドルグレード以上にもなると、30万円から50万円もする価格帯が一般的です。
ロードバイクに興味を持った初心者が、いきなりそのような大金を用意するのは難しいですよね。
エントリーモデルのロードバイクは安くて10万円未満、高くても20万円程度のため、初心者の方はまずエントリーモデルから始めるのがおすすめです。
街乗りにおすすめ
ロードバイクの用途は街乗りが中心で、ヒルクライムやロングライドのようにシビアな乗り方をしない方はエントリーモデルがおすすめです。
信号が多い街乗りでは、高級ロードバイクが持つ軽量さや変速性能の高さは、そこまで必要になりません。
エントリーモデルとはいえ、ロードバイクはママチャリに比べるとはるかに軽くラクに漕げますので、きっとご満足いただけるでしょう。
コスパが高い
ロードバイク選びでコスパを重視するのであれば、エントリーモデルが最も高コスパと言えます。
エントリーモデルとハイエンドモデルを比べると10倍近い金額差がありますが、10倍ラクに走れるわけではありません。
レースに出場するような高いパフォーマンスが必要でなければ、エントリーモデルがコスパが高くおすすめです。
扱いに神経質にならなくて良い
ロードバイクはハイエンドモデルにもなると、フレームだけで50万円以上するものもあります。
高級なフレームの多くはカーボン製で、転倒などにより強い衝撃が加わると破損し修復不可能になる恐れがあり、取り扱いには細心の注意が必要です。
一方エントリーモデルの多くはアルミやクロモリ製で頑丈なため、いい意味で「雑に扱える」という点がメリットとも言えます。
エントリーモデルのロードバイクを使うデメリット
パーツの精度が低め
エントリーモデルのロードバイクは、コストを抑えるために精度の低いパーツが使われていることが多々あります。
もちろん走行には支障ないものですが、ミドルグレードと比べて耐久性が低く早々に交換の手間などが生じる恐れも。
ブレーキ操作や変速に快適さを求めるのであれば、エントリーモデルの中でもコンポのグレードに注意を払ってモデルを選びましょう。
軽量さに欠ける
ロードバイクは高級モデルになるほど軽量化していきますので、エントリーモデルはロードバイクの中では重たい部類に入ります。
ロードバイクの重量は、平坦の走行中よりも、登り坂や加速時に最も影響を与えます。
そのため、少しの差の積み重ねが結果を左右してしまうレースなどに出場する方には、エントリーモデルは不向きでしょう。
別途組み立てが必要なことも
ロードバイクをECサイトで購入した場合には、完成車の状態で届けてくれる商品と、バラされた状態で届く商品に分かれます。
完成車で届く商品は送料が高くなりますが、整備や組み立ての手間がない点がメリットです。
初心者の方で組み立てや調整に自信がない方は、できる限り完成車の状態で届く商品がおすすめです。
グレードアップとさらに費用がかかる
ロードバイク初心者でありがちなのが、一番最初に安いモデルを買った後に、ロードバイクにハマりミドルグレードやハイエンドグレードを買い直すことです。
少しずつグレードアップを繰り返すことで、結果的に高くついてしまうこともありえるでしょう。
予算に余裕があって、ロードバイクを最大限楽しみたいという方は、最初からミドルグレード以上を買うことも選択肢の一つです。
エントリーモデルのロードバイクの選び方
身長に合ったサイズを選ぶ
軽量なロードバイクを快適に乗りこなすためには、身長にあったサイズを選ぶことが大切です。
サイズ選びで最も重要なポイントは、フレームサイズの確認です。
大抵のロードバイクには、フレームサイズと適応する身長の表記がありますので、必ず事前に確認してください。
フレームサイズが合っていれば、あとはサドルやハンドル高さなどで微調整をすれば身体や好みのポジションに合わせられます。
フレームの素材をチェック
ロードバイクのフレーム素材は大まかに、「アルミ」「クロモリ」「カーボン」の3種類に分けられます。
カーボンは軽量ですが価格が高いため、エントリーモデルで選べるのは、ほとんどがアルミとクロモリフレーム素材です。
アルミは比較的軽量でありながら成形や加工が容易なため、コストが抑えられるメリットがあります。
クロモリフレームは、頑丈さに加えてクラシックなデザインで、根強く人気なフレームです。
コンポを確認する
ブレーキや変速といった必須機能を快適に使いこなすには、コンポ(コンポーネント)のグレードも重要です。
エントリーモデルの多くは、シマノ製のコンポが使われています。
シマノのコンポはグレードが低い順から、CLARIS(8速)、SORA(9速)、ティアグラ(10速)などといったラインナップです。
グレードの高いコンポはロードバイクの価格に反映されますので、予算と相談の上モデルを選びましょう。
好みのデザインで選ぶ
ロードバイクはさまざまなカラーリングで、シンプルなデザインから派手なデザインまでいろんなモデルがあります。
ロードバイクの性能も大切ですが、モチベーション高くライドするためにも好みのデザインから選ぶことも重要です。
エントリーモデルは機能性自体に大きな差はありませんので、機能にこだわりすぎずデザインで選ぶのもおすすめです。
メーカーから選ぶ
低価格帯のロードバイクは、ロードバイクメーカーが出すモデルと、ノーブランドが作る「ルック車」と呼ばれるモデルが混在しています。
ルック車は見た目はしっかりしていても、パーツに粗悪品が使われているなどのリスクがあります。
ロードバイクの作りは安全性にも直結しますので、可能な限りロードバイクメーカーが販売するエントリーバイクを選びましょう。
エントリーモデルのロードバイクの価格帯は?
ロードバイクはエントリーモデルといっても価格帯には幅があり、ルック車やメーカーの格安モデルであれば10万円未満で購入可能です。
一方、高級モデルをラインナップするメーカーの場合、エントリーモデルでも20万円を超えるものもあります。
メーカーの位置付けによってもエントリーモデルの価格帯は異なりますので、予算に合わせてモデルを選ぶことが大切です。
エントリーモデルのロードバイクおすすめ12選
メーカー・製品名 | カラー | フレームサイズ | 参考重量 |
---|---|---|---|
ブリヂストン ANCHOR RL3 | ホワイト | 390〜540mm | 10.1kg |
ブリヂストン ANCHOR RL3 FLAT | ブラック | 390〜540mm | 9.8kg |
コーダブルーム KESIKI TOURING | ダークグリーン | 420〜500mm | 11.5kg |
コーダブルーム FARNA(ファーナ) | マットレッド・マットガンメタル | 430〜500mm | 9.2kg |
GIOS FELLEO(フェレオ) | ジオスブルー | 480〜540mm | 8.7kg (KSYRIUM完成車) |
Bianchi ViaNirone 7 DISC | チェレステ・ブラック | 470〜570mm | 記載なし |
FUJI FEATHER シングルスピード | サーモンピンク・シルバ・マットカーキ・マットブラック | 430〜560mm | 記載なし |
MARIN グラベルロードバイク NICASIO(ニカシオ) | グリーン・サテンタンブラック | 500〜560mm | 記載なし |
JAMIS RENEGADE(レネゲード) S4 | RIPTIDE | 480〜610mm | 記載なし |
PANTHER ロードバイク シマノ21段変速 | ブラックブルー・ブラックレッド・オレンジ・イエロー・ホワイトブルー・ホワイトレッド | 470〜520mm | 12.8kg |
カノーバー 21段変速 アルミフレーム | ホワイト・マットブラック | 記載なし(適応身長160cm〜) | 12.5kg |
21Technology ロードバイク シマノ14段変速ギヤ | ブラック・イエロー・ホワイト | 記載なし(適応身長164cm〜) | 14kg |
【ブリヂストン】
ANCHOR RL3
高いコストパフォーマンスで人気な、国内メーカーのブリヂストンアンカーのエントリーモデルです。
コンポはシマノのクラリスを中心に、ブレーキやクランクといった細部までシマノ製にこだわっています。
お手頃価格ながら、上位モデルと同じカーボンフォークを採用しロングライドの快適さも実現しました。
組み立てと整備済みで届きますので、初心者の方でも安心です。
カラー | ホワイト |
---|---|
フレームサイズ | 390〜540mm |
参考重量 | 10.1kg |
【ブリヂストン】
ANCHOR RL3 FLAT
ロードバイクのドロップハンドルが不要という方は、フラットハンドルタイプのロードバイクもおすすめです。
こちらのモデルもシマノのクラリスを採用しており、エントリーモデルながら高い操作性を誇ります。
ペダルやフロントライト、ベルなど公道を走るのに必須なアイテムも付属していますので、商品到着後すぐに乗り出せます。
カラー | ブラック |
---|---|
フレームサイズ | 390〜540mm |
参考重量 | 9.8kg |
【コーダブルーム】
KESIKI TOURING
コーダブルームは、埼玉本社企業のホダカが展開する高コスパで人気なロードバイクです。
こちらのモデルは10万円を切る低価格ながらディスクブレーキを採用し、雨でも高い制動力で安全に走行できます。
砂利などのグラベルも走行できる太めのタイヤが装着されているオールマイティさが特徴で、パンクの心配も少なく街乗りや通勤にぴったりです。
カラー | ダークグリーン |
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フレームサイズ | 420〜500mm |
参考重量 | 11.5kg |
【コーダブルーム】
FARNA ファーナ
エントリーモデルの中でもグレードの高いコンポであるシマノのティアグラを搭載したコーダブルームのロードバイクです。
フレームは、剛性の高いアルミ合金を組み合わせたパイプに「トリプルバテッド加工」を施し、軽量化も追求しています。
エントリーモデルの中でも、軽さと強度を両立する高コスパなロードバイクをお求めの方におすすめです。
カラー | マットレッド・マットガンメタル |
---|---|
フレームサイズ | 430〜500mm |
参考重量 | 9.2kg |
【GIOS】
FELLEO フェレオ
GIOS(ジオス)はイタリアの老舗ロードバイクメーカーで、ジオスブルーと呼ばれる青色のフレームが特徴です。
エントリーモデルの中では少々価格が高めですが、パイプの細いクロモリ製のロードバイクはクラシックなデザインで根強い人気があります。
シマノコンポはもちろんのこと、ホイールにもシマノのWH-RS100を採用し、品質の高さにこだわっています。
カラー | ジオスブルー |
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フレームサイズ | 480〜540mm |
参考重量 | 8.7kg (KSYRIUM完成車) |
【Bianchi】
ViaNirone 7 DISC
Bianchi(ビアンキ)は、イタリア語で「天空」を意味する鮮やかなチェレステカラーが多くの固定ファンがつく、イタリアの人気メーカーです。
比較的リーズナブルながらシマノの「ソラ」グレードのコンポや、ディスクブレーキを採用しロードバイクとしての質の高さが伺えます。
クリアランスを広げることで32mmまでのタイヤが装着可能なため、ロードだけでなくグラベル使いでもおすすめです。
カラー | チェレステ・ブラック |
---|---|
フレームサイズ | 470〜570mm |
参考重量 | 記載なし |
【FUJI】
FEATHER シングルスピード
変速機能がないシングルスピードのパイオニア的存在であるFUJIのフェザーは、シンプルな機能美が乗り手の個性を引き出します。
シングルスピードはロングライドには不向きなため、街乗りに特化したおしゃれなロードバイクが欲しいという方におすすめです。
カラーラインナップもシルバーやピンク、カーキなどおしゃれなものが多く、男女問わず人気のエントリーバイクです。
カラー | サーモンピンク・シルバ・マットカーキ・マットブラック |
---|---|
フレームサイズ | 430〜560mm |
参考重量 | 記載なし |
【MARIN】
グラベルロードバイク NICASIO ニカシオ
おしゃれなモデルが多くエントリー層から支持されるMARINのグラベルロードバイクです。
10万円を切るリーズナブルなモデルですが、頑丈なクロモリフレームと制動力の高いディスクブレーキを採用し、初心者でも安心してライドできます。
クロモリフレームは頑丈なだけでなく、適度にしなることで振動を分散するため、ロングライドにも向いています。
カラー | グリーン・サテンタンブラック |
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フレームサイズ | 500〜560mm |
参考重量 | 記載なし |
【JAMIS】
RENEGADE レネゲード S4
アメリカのロードバイクメーカーであるJAMIS(ジェイミス)のスチールグラベルバイクです。
フロントフォークはコラム部分までカーボンを採用し、悪路での振動をしっかりと吸収します。
コンポもシマノのソラシリーズを搭載しており、機能性もバッチリです。
緑がかった鮮やかなブルーカラーは、男女問わず爽やかな印象を与えます。
カラー | RIPTIDE |
---|---|
フレームサイズ | 480〜610mm |
参考重量 | 記載なし |
【PANTHER】
ロードバイク シマノ21段変速(ZEUS-2.0)
軽量かつ耐久性の高いアルミフレームを採用した、高コスパなエントリーロードバイクです。
大きなロゴが描かれた男心をくすぐるフレームデザインで、カラーは6色展開しており好みのデザインからお選びいただけるでしょう。
コストを抑えるためにメインコンポはシマノではないものの、変速に重要なディレイラーにはシマノ製が使われているなど、機能性に配慮されています。
カラー | ブラックブルー・ブラックレッド・オレンジ・イエロー・ホワイトブルー・ホワイトレッド |
---|---|
フレームサイズ | 470〜520mm |
参考重量 | 12.8kg |
【カノーバー】
21段変速 アルミフレーム(33991)
フロントはトリプルギア、リアは7段ギアにより21段もの変速が可能なエントリーロードバイクです。
タイヤは少し太めの28cを採用し、クッション製と走行性能のバランスが取れておりロングライドから街乗りまで幅広く活躍します。
商品到着後、サドルや前輪などはご自身でセットする必要がある点は、あらかじめご承知おきください。
カラー | ホワイト・マットブラック |
---|---|
フレームサイズ | 記載なし(適応身長160cm〜) |
参考重量 | 12.5kg |
【21Technology】
ロードバイク シマノ14段変速ギヤ
とにかくリーズナブルなロードバイクが欲しいという方は、Amazonのロードバイクカテゴリーでベストセラー1位に輝いたこちらのバイクがおすすめです。
スチールフレームはJISの耐振動試験で合格したものを使っていますので、安全性は心配ありません。
ハンドルの水平部分にも補助用のブレーキレバーがついており、ドロップハンドルに不慣れな初心者でも安心してお乗りいただけます。
カラー | ブラック・イエロー・ホワイト |
---|---|
フレームサイズ | 記載なし(適応身長164cm〜) |
参考重量 | 14kg |
まとめ
高価なイメージのあるロードバイクですが、手の届きやすいエントリーモデルはラインナップ数も多く、初心者の方でも豊富な選択肢からお選びいただけます。
ぜひこの記事をご覧になり、お気に入りのエントリーモデルのロードバイクが見つかれば幸いです。
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