有効面積が広いため、日差しの強い日や雨が降る日でも快適にキャンプを楽しめる「レクタタープ」。
その中でも、難燃素材である「ポリコットン」を使用したTCタープは、焚き火やBBQを楽しみたい方におすすめです。
しかし、さまざまなブランドから発売されるレクタタープは、どの商品が自分に合うかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、TC素材を使用したレクタタープに限定してメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
目次
- 1 TCレクタタープを使うメリット
- 2 TCレクタタープを使うデメリット
- 3 TCレクタタープの選び方
- 4 TCレクタタープおすすめ10選
- 4.1 【Visionpeaks】スクエアタープ(VP160202L12)
- 4.2 【EVERNEW】ポリコットンタープ(ECQ202)
- 4.3 【TENT FACTORY】TCタープ(TF-TCWT-L)
- 4.4 【FIELDOOR】レクタタープ
- 4.5 【ogawa】システムタープレクタT/C(3340)
- 4.6 【TATONKA】タープ 1
- 4.7 【UNIFLAME】REVOスクエアタープ(682340)
- 4.8 【Tent-Mark DESIGNS】PEPO タープ
- 4.9 【NORDISK】kari 12(242042)
- 4.10 【Visionpeaks】TCバタフライシェルター(VP160202J011)
- 5 まとめ
TCレクタタープを使うメリット
有効面積が広い
レクタタープは1枚のシートからできており、長方形を意味する「レクタングル」から由来しています。
六角形のヘキサタープや天井部分のみであるワンタッチタープと比較すると有効面積が広く、大人数でも使用可能なタープです。
そのため、レクタタープは日差しを遮り日焼けを予防したり、急な雨から身を守ったりとさまざまな場面で活躍するでしょう。
設営や撤収が簡単
長方形で折りたたみやすく、シェルタータープなどと比較すると設営や撤収が簡単なこともレクタタープの魅力の1つです。
キャンプで宿泊するとなるとテントの設営も必須となるため、タープの設営が短時間で終わればその分長くキャンプを楽しめます。
また、急に雨が降ったり風が強くなったりした場合でも、簡単に短時間で撤収できると便利でしょう。
自由にタープアレンジができる
レクタタープはオーソドックスな形で、アイディア次第でさまざまなタープアレンジができることも魅力です。
1~6本のポールを使用して、自分のキャンプスタイルやキャンプ当日の天候に合わせて設営を楽しむことができるでしょう。
伸縮式の高さ変更可能なポールを使用すれば、さらにタープアレンジの幅が広がります。
焚き火の火の粉に強い
耐熱性に優れるTC素材を使用したタープは、万が一焚火の火の粉が飛んできても穴が空きにくいでしょう。
ただし、TC素材は防火性ではないため、火の粉が飛んでも絶対に燃えないということではありません。
タープの近くで焚火やBBQを行う場合は、シートに火が燃え移らないよう風の強い日は行わないなど、十分な注意が必要となります。
防水性に優れる
TC素材は吸水性に優れ、水分を含むと繊維が膨張するため空気を通さず、防水性に優れます。
そのため、万が一キャンプを楽しんでいる途中に雨が降ってきても、タープから雨水が染み込む心配はないでしょう。
ただし、吸水性に優れるTC素材のタープは濡れるとなかなか乾きにくく、撤収後のお手入れには手間と時間がかかります。
TCレクタタープを使うデメリット
強風に弱い
タープはテントなどと違い開放感があることが特徴ですが、構造上強風に弱いというデメリットもあります。
キャンプでタープを使用する予定のある日は天気予報を確認し、あまりにも風が強いようであれば中止する必要もあるでしょう。
また、風対策として「ボールエンドストッパー」の使用やガイロープやペグの数を増やすこともおすすめです。
重量があり持ち運びには不便
ポリコットン素材を使用したタープは重量があり、持ち運びには不便です。
自宅の収納場所から車、車からキャンプサイトなど持ち運びの機会が多いキャンプでは大変と感じる方も多いでしょう。
ポールをアルミやカーボン素材を使用した軽量のものを使用することで、荷物を軽量化できるため、ぜひチェックしてみてください。
雨に濡れると乾きにくい
TC素材は吸水性に優れるため、雨や結露などで1度生地が濡れてしまうと、乾くまで時間がかかってしまいます。
また、濡れたまま長時間収納ケースの中で放置すると、最悪の場合タープにカビが発生してしまう可能性も。
大型タープとなると乾燥するためにスペースも必要となるため、購入前に自宅のスペースが十分であるか確認するとよいでしょう。
TCレクタタープの選び方
人数に合わせてサイズを選ぼう
有効面積の広いレクタタープですが、テーブルやチェアなどを置くためにはタープ下に余裕のあるスペースが必要です。
そのため、レクタタープを購入する際は使用人数よりやや大きいサイズのタープを使うとよいでしょう。
ソロ~デュオキャンプの方は300×250cm、3~4人の方は400×300cmが目安となります。
さらに、5人以上の大人数で使用する場合は450×400cmの大型サイズがおすすめです。
使用人数だけではなくキャンプギアの量にもよるので、上記サイズを目安に自分に合ったサイズを選んでください。
防水機能がついていると安心
自然の中で楽しむキャンプでは、急に雨が降ってくることもあります。
防水性能に優れるTC素材を使用したタープであれば、急な雨にも対応可能です。
ですが、生地の縫い目からの浸水を防ぐ「シームテープ加工」や「撥水加工」が施されていればさらに安心でしょう。
梅雨の時期にキャンプに行く方や、雨量の多い地域にキャンプに行く方におすすめの機能です。
また、タープの張り方によって雨の浸水や侵入を防ぐことができるので、ぜひ確認してみてください。
生地の厚さをチェック
タープ生地の厚さは「デニール(D)」で表し、数字が高いほど厚みも増します。
生地の厚さは日差しを遮る遮光性に関与してくるため、日焼けの気になる方は厚みのある生地を選ぶとよいでしょう。
さらに、濃い色の生地やUVカットコーティングが施されていれば、遮光性が向上しタープ下の気温上昇も防ぐことができますよ。
ただし、生地に厚みが出る分タープ自体の重量が増えるので注意が必要です。
必要な遮光性と重量のバランスを見ながら、自分に合ったタープを選んでください。
持ち運びしやすいタイプがおすすめ
TC素材の生地は重量があり、必要なポールやペグの本数が多いレクタタープは、全体的に重量のあるものが多いです。
特に大人数で使用するための大型タープであれば、重量だけではなく収納サイズも大きくなってしまいます。
アルミやカーボンなどの軽量な素材を使用したポールを使用することで、タープ全体の重量を減らすことができます。
また、タープの生地が薄いほど軽量でコンパクトに収納できるため、徒歩やバイクなどで移動する方にはおすすめです。
付属商品がセットだとすぐに使える
発売されている商品によっては設営に必要な付属商品がセットになったものだけではなく、シートのみなど単品の商品が多いです。
セットになっていないタープは別途アイテムを購入する必要があります。
初めてタープを購入する方にとってはアイテムを揃えるために手間や時間がかかるため、セットの商品がおすすめです。
ただし、セットになっているペグは強度が低いため、設営途中で壊れてしまう可能性も。
鋳鉄製やステンレス製の耐久性に優れたペグを用意しておくと安心です。
キャンパーに人気の高いおすすめメーカー
キャンパーに人気の高いおすすめメーカーを3つ紹介します。
ogawa
100年以上続く日本の老舗アウトドアメーカーです。
品質の高さが魅力で、1度を購入すれば長く愛用できます。
Tent-Mark DESIGNS
「WILD-1」というショップから生まれたオリジナルアウトドアメーカーです。
シンプルで機能的なアイテムを数多く販売しています。
NORDISK
北欧の国デンマークで創業したアウトドアメーカーです。
シンプルでおしゃれなデザインと優れた機能性が魅力です。
気になる価格帯を確認しよう
TCレクタタープの価格は安いもので1万円台から高いものは5万円を上回るまで、価格帯に幅があります。
使用しているTC素材の価格が高く、その他のサイズや機能性、メーカーのブランド力によって価格の差があります。
高額なタープは機能性や耐久性に優れますが、使用する人によってはオーバースペックとなる可能性も。
あまり価格を気にせず自分の使用用途や使用時期に合わせて、適切なタープを選んでください。
TCレクタタープおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
Visionpeaks スクエアタープ | 4.19kg | 350×350cm | TC | 不明 |
EVERNEW ポリコットンタープ | 1.35kg | 300×285cm | TC | 不明 |
TENT FACTORY TCタープ | 2.3kg | 380×400cm | TC | 2,000mm |
FIELDOOR レクタタープ | 5.3kg | 435×500cm | TC | 428mm |
ogawa システムタープレクタT/C | 2.98kg | 350×295cm | TC | 350mm |
TATONKA タープ 1 | 2.8kg | 425×445cm | TC | 1,800mm |
UNIFLAME REVOスクエアタープ | 2.5kg | 300×300cm | TC | 不明 |
Tent-Mark DESIGNS PEPO タープ | 4.3kg | 420×380cm | TC | 不明 |
NORDISK kari 12 | 7.5kg | 400×300cm | TC | 350mm |
Visionpeaks TCバタフライシェルター | 16.5kg | 680×440cm | TC | 400mm |
【Visionpeaks】
スクエアタープ(VP160202L12)
ソロ~デュオキャンプにおすすめのコンパクトなサイズの、機能性に優れたTC素材を使用したスクエアタープです。
正方形に合計19か所のベルトループを備えているため、アイディア次第でさまざまなタープアレンジができるでしょう。
また、耐久性に優れたスチールペグとロープはセットになっているため、ポールを購入すればすぐに設営可能です。
重さ | 4.19kg |
---|---|
サイズ | 350×350cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【EVERNEW】
ポリコットンタープ(ECQ202)
表面に撥水加工を施したTC素材のため、天候の悪い日でも安心して使用できるデュオキャンプにおすすめのレクタタープです。
コットン独特の肌触りの良さに加えて、通気性や遮光性に優れているため、日差しの鋭い日でも快適に過ごせるでしょう。
また、オプション商品でカーボンポールを購入すれば軽量化も可能で、簡単に持ち運ぶことができます。
重さ | 1.35kg |
---|---|
サイズ | 300×285cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【TENT FACTORY】
TCタープ(TF-TCWT-L)
撥水加工を施し防水性に優れたTC素材を使用した、2~3人用サイズのファミリー向けレクタタープです。
重量2.3kgと軽量で持ち運びしやすく、収納時もコンパクトになるため、なるべく荷物を少なくしたい方にもおすすめです。
また、カラーはタンとオリーブから選ぶことができ、どちらのカラーも他のキャンプギアと馴染みの良いカラーでしょう。
重さ | 2.3kg |
---|---|
サイズ | 380×400cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 2,000mm |
【FIELDOOR】
レクタタープ
遮光性や難燃性、耐久性に優れたTC素材を使用した5人以上のファミリーキャンプにもおすすめの大型レクタタープです。
タープの生地には撥水加工や防カビ加工を施しているため、万が一雨で濡れてしまっても安心でしょう。
また、ペグとロープがセットになって販売しているため、高さの合うポールを購入すれば、すぐに設営可能ですよ。
重さ | 5.3kg |
---|---|
サイズ | 435×500cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 428mm |
【ogawa】
システムタープレクタT/C(3340)
さまざまなテントと連結可能な使い勝手が良く汎用性に優れた、ソロ~デュオキャンプにおすすめのレクタタープです。
「セッティングタープ」というタープの延長ベルトがあるため、テントとタープの隙間なく設営ができます。
また、タープの生地には撥水加工が施されているため、雨で濡れてしまっても簡単にお手入れができるでしょう。
重さ | 2.98kg |
---|---|
サイズ | 350×295cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【TATONKA】
タープ 1
従来モデルと比較して生地の引き裂き強度が50%、抗張力が25%向上した耐久性に優れるレクタタープです。
ポール用グロメットが8か所、ロープ用ループが12か所ついているため、さまざまなタープアレンジが楽しめます。
3~4人で広々と使える大型サイズですが重量2.8kgと軽量なため、荷物を少なくしたい方におすすめです。
重さ | 2.8kg |
---|---|
サイズ | 425×445cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 1,800mm |
【UNIFLAME】
REVOスクエアタープ(682340)
アイディア次第でさまざまなタープアレンジが楽しめる、ソロ~デュオキャンプにおすすめのスクエアタープです。
耐熱性や通気性、耐久性に優れるTC素材を使用しており、濃いタンカラーのため、遮光性も高い仕様となっています。
また、オプション商品の「専用ウォール」を購入すれば、シェルターテントとしても活躍するでしょう。
重さ | 2.5kg |
---|---|
サイズ | 300×300cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【Tent-Mark DESIGNS】
PEPO タープ
レトロでかわいらしいカラーリングにより、他の人と被らないクラシカルなキャンプサイトを楽しめるレクタタープです。
耐熱性や遮光性に優れたTC素材を使用しており、3~4人でのファミリーキャンプにもおすすめです。
また、同じ素材で作られている「ぺポテント」と一緒に使用すれば、さらにおしゃれにキャンプを楽しめます。
重さ | 4.3kg |
---|---|
サイズ | 420×380cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【NORDISK】
kari 12(242042)
コンパクトに収納できるため持ち運びのしやすい、3~4人用サイズのファミリーキャンプにおすすめのレクタタープです。
防水性や遮光性に優れるTC素材を使用しており、コットン特有の肌触りの良さも魅力の1つと言えるでしょう。
また、高価な商品ですが設営に必要なペグやポール、ガイロープがすべてセットになっているため、購入後すぐに使用できます。
重さ | 7.5kg |
---|---|
サイズ | 400×300cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【Visionpeaks】
TCバタフライシェルター(VP160202J011)
アイディア次第でさまざまなタープアレンジができる、5人以上のファミリーキャンプにおすすめの大型タープです。
タープの両サイドはファスナーで開閉可能で、ファスナーを閉じるとシェルターテントとしても活躍します。
また、設営に必要なポールやペグ、ロープなどはセットになっているため、初めてタープを購入する方にもよいでしょう。
重さ | 16.5kg |
---|---|
サイズ | 680×440cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 400mm |
まとめ
今回は、TC素材を使用したレクタタープに限定してメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったタープを見つけて、キャンプを快適に楽しんでください。
TCレクタタープの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方