初めてテントを購入する方でも簡単に短時間で設営でき、デザイン性にも優れた「ワンポールテント」。
テントに使用する生地やポールなどの素材によっては軽量でコンパクトに収納できるため、ソロキャンプにもおすすめの商品ですよ。
しかし、さまざまなブランドから発売されており、どの商品がよいかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ソロキャンパー向けの軽量で持ち運びのしやすいワンポールテントの選び方や、おすすめ10選を詳しく紹介します。
ソロ向けワンポールテントを使うメリット
簡単に設営ができる
ワンポールテントはフライシートを広げてペグダウンをし、テント内でメインポールを立てるだけで設営がほぼ完了します。
そのため、ワンポールテントを使用する1番のメリットとしては、誰でも簡単に短時間で設営ができることでしょう。
特に、これからキャンプを始めるためにテントの購入を考えている方には、おすすめの商品ですよ。
機能性に優れた商品が多い
ワンポールテントは機能性に優れた商品が多く、商品によっては夏から冬までオールシーズン使用できるものもあります。
特に、寒い冬の時期の使用を考えている方はスカートや煙突穴がついていれば、外の冷気を遮断しながら快適に過ごせるでしょう。
しかし、機能の多い商品は重量が重くなる傾向にあるため、機能性と重量のバランスを見ながらテントを選んでくださいね。
デザインがおしゃれで種類も豊富
さまざまなデザインのあるワンポールテントは、生地やポールに使用される素材の種類も豊富です。
コットンやポリコットン生地を使用した商品は、肌触りが良くナチュラルな雰囲気のキャンプスタイルによく合いますよ。
また、商品によってはいオプション商品も多く発売されており、オリジナルのアレンジができることも魅力の1つと言えるでしょう。
軽量で持ち運びがしやすい
ソロキャンパー向けのワンポールテントは、1人でも簡単に持ち運びできるよう、軽量に作られている商品が多いです。
コンパクトに収納可能なため、徒歩やバイクなどを移動手段として使用している、なるべく荷物を少なくしたい方にもよいでしょう。
特に、テントの生地にナイロンを使用している商品は軽量で持ち運びしやすく、お手入れも簡単なため、おすすめですよ。
ソロ向けワンポールテントを使うデメリット
デッドスペースが生まれやすい
ワンポールテントはデザインが多角錘型となるため、頂点から離れるほど天井高が低くなりデッドスペースが生まれやすいです。
また、メインポールが真ん中にある分、テントレイアウトが難しいと感じる方もいるかもしれません。
気になる方は、オプション商品で二股ポールのあるテントを購入すれば、かなり使い勝手が良くなりおすすめですよ。
雨が入り込んでしまう
多角錘型のワンポールテントは雨が降っているときに出入りをする際、テント内に雨が入り込んでしまいます。
1人用のサイズの小さいテントであれば居住空間が雨でぬれてしまい、1日中居心地の悪い空間となってしまう可能性も。
しかし、前室の付いたテントやキャノピーとして使用できるドアの付いた商品であれば、雨の入り込みを防げるでしょう。
非自立式のため場所を選ぶ
ワンポールテントはドームテントなどとは違い、非自立式であるため、ペグダウンのできない場所では設営できません。
そのため、コンクリートや砂の上などでは設営できなく、河原や海辺でのBBQには向いていないテントです。
また、キャンプ場内で1度設営してから移動となると、はじめからテントの設営をし直す必要があり不便と感じる方もいるでしょう。
ソロ向けワンポールテントの選び方
「使用人数+1~2人」のサイズがおすすめ
ソロキャンプで使用するワンポールテントを購入するときは、「使用人数+1~2人」のサイズを購入するとよいでしょう。
サイズの小さいテントは重量が軽く持ち運びしやすいですが、テント内での快適性には欠けてしまいます。
テント内のスペースに余裕があれば、荷物をテント内においても広々とリラックスして快適に過ごせますよ。
自分のキャンプスタイルに合わせて、適したスペースをもったテントを見つけてくださいね。
「天井高110m程度」だと快適に過ごせる
ソロキャンパー向けのワンポールテントでは、「天井高110cm程度」あれば窮屈に感じることなく過ごせますよ。
自分の身長+10cm程度のテントは腰をかがめずに移動や着替えが可能ですが、1人で使用するには大きすぎる場合が多いです。
テントの天井高は大きいほど重量が重くなり、風に影響を受けやすいため1人で設営するには負担がかかってしまいます。
可能であればテントを購入する前に、アウトドア専門店でテントの天井高を確認して、自分に合ったテントを探すとよいでしょう。
テントの生地は使用用途に合わせて選ぼう
テントに使われる素材は、化学繊維(ポリコットンやナイロン)とTC(ポリコットン)の2種類あり、それぞれの特徴を説明します。
化学繊維
軽量で持ち運びしやすく、比較的安価な商品が多いです。
吸湿性が低いため結露しやすいですが、速乾性に優れるので簡単にお手入れができます。
TC
ポリエステルと自然素材のコットンの混紡素材です。
重量がありますが、夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごせます。
耐熱性に優れ火の粉に強いですが、雨に濡れると乾きにくく、お手入れは大変でしょう。
「耐水圧1,500mm以上」が安心
自然の中で楽しむキャンプでは、天気予報が晴れであっても急に雨が降ってくることがありますよね。
そのため、テントを購入する際は防水性に優れ強い雨にも耐えられる「耐水圧1.500mm以上」の商品がおすすめです。
耐水圧とは、テントの生地がどれだけの水量の水に染み込まず耐えられるかを表しており、高いほど防水性に優れます。
また、TC素材のテントは耐水圧が低いものがありますが、防水加工や撥水加工が施されていれば問題なく安心して使用できるでしょう。
前室があれば雨よけになる
前室の付いたワンポールテントであれば、雨が降っていてもテント内を濡らすことなく快適に過ごせます。
前室とは、インナーテントとフライシートの間に設けられた土間スペースのことを指します。
雨が降った時の荷物置き場や靴の脱ぎ履きをするスペース、日差しの強いときのリビングとしても活躍するでしょう。
さらに、夜間や外出時に外で使用するキャンプギアを保管して、盗難などの防犯対策としても役立ちますよ。
あると便利な機能をチェック
テントの重量とのバランスを考えながら、自分に必要な機能の付いた商品を選びましょう。
ベンチレーションやメッシュパネル
ベンチレーションとは換気口のことで、暑い夏でも涼しく快適に過ごせます。
メッシュパネルがついたテントであれば虫の侵入を気にせずに換気可能です。
スカートや煙突穴
スカートとはフライシートの裾が地面に伸びたもので、冷気を遮断しテント内を保温してくれます。
煙突穴があればテント内でストーブを使うときも安全に暖かく過ごせるでしょう。
初心者におすすめのメーカー
初めてテントを購入する方にもおすすめのメーカーを3つ紹介します。
DOD
大阪に本社があるウサギのマークが目印のアウトドアメーカーです。
使い勝手が良くデザイン性にも優れた商品を多く発売しています。
BUNDOK
新潟県に本社がある株式会社カワセのアウトドアブランドです。
キャンプを始める方にも手の出しやすい価格帯の商品を多く発売しています。
Naturehike
機能性に優れた商品を多く発売する中国のアウトドアブランドです。
キャンプだけではなく、登山でも使用できる携帯性の高い商品が多いです。
価格帯はどれくらい?
ソロキャンパー向けワンポールテントの価格は、安いもので1万円台から10万円以下までと価格の幅が広い商品となっています。
使用する素材や機能性、ブランドのメーカー力によって価格帯が決まっています。
しかし、価格の高いテントが必ずしも良いテントであるとは限りません。
あまり価格は気にせずに自分のキャンプスタイルに合った、お気に入りのテントを選ぶとよいでしょう。
ソロ向けワンポールテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
DOD ライダーズワンポールテント | 2.55kg | 290×290×183cm | ポリエステル | 2,000mm |
Naturehike ワンポールテント | 1.1kg | 210x210x135cm | ナイロン | 3,000mm |
FIELDOOR ワンポールテント240 | 4kg | 240×240×150cm | TC | 428mm |
BUNDOK ソロティピーTC | 4.8kg | 240x240x150cm | TC | 不明 |
TOMOUNT ワンポールテント | 8.44kg | 260x260x177cm | TC | 不明 |
Tent Factory TCワンポールテント | 9.3kg | 320×270×180cm | TC | 2,000mm |
テンマクデザイン パンダTC+ | 6.28kg | 270×270×170cm | TC | 1,500mm |
WAQ Alpha TC SOLO DX | 9.5kg | 300x300x160cm | TC | 不明 |
Six Moon Designs ルーナーソロ | 0.73kg | 36.58×14.99×10.41cm | ポリエステル | 不明 |
NORDISK Asgard Tech Mini | 4kg | 246×210×160cm | ナイロン/TC | 350mm |
【DOD】
ライダーズワンポールテント(T1-442)
バイクツーリングで積載をしやすいように収納サイズ50cmと、コンパクトにパッキングできるワンポールテントです。
重量2.55kgと軽量設計となっているため、徒歩や公共交通機関を移動手段として使用する方にもおすすめですよ。
荷物置きとして使用できる前室がついており、別売りのポールを使用すればキャノピー付きの広いリビングとしても利用できます。
重さ | 2.55kg |
---|---|
サイズ | 290×290×183cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【Naturehike】
ワンポールテント
重量1.1kgと超軽量で持ち運びがしやすく、多目的に使用できる汎用性の高いソロキャンプにおすすめのワンポールテントです。
ポールレス構造となっているので、自分の使用しているトレッキングポールを使用して手軽にテント設営ができます。
20Dシリコンコーティングナイロンを使用しているため防水性や耐水性に優れ、通気性が良いので夏でも涼しく過ごせるでしょう。
重さ | 1.1kg |
---|---|
サイズ | 210x210x135cm |
素材 | ナイロン |
耐水圧 | 3,000mm |
【FIELDOOR】
ワンポールテント240
全面のみではなく、両サイドから出入りが可能なため使い勝手が良く、肌触りの良いTC素材を使用したワンポールテントです。
インナーシートを取り外すことでフロアレスのシェルターテントとしても使用できる、汎用性の高い商品です。
水に濡れるとなかなか乾きにくいTC素材ですが、撥水防カビ加工が施されているので、急な雨の時でも安心して使用できるでしょう。
重さ | 4kg |
---|---|
サイズ | 240×240×150cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 428mm |
【BUNDOK】
ソロティピーTC(BDK-75TC)
テント設営が初めての方でも簡単に短時間で設営可能な、重量4.8kgと軽量で持ち運びのしやすいワンポールテントです。
TC素材を使用しており、スカートがついているため夏は涼しく冬は暖かく、外の気温に関わらず快適に過ごせるでしょう。
また、広々とした前室部分はキャノピーも可能で、雨の日だけではなく日差しの強い日にも活躍しますよ。
重さ | 4.8kg |
---|---|
サイズ | 240x240x150cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【TOMOUNT】
ワンポールテント
TC素材を使用しており煙突穴がついているため、暑い夏から寒い冬までオールシーズン使用可能なワンポールテントです。
テントの前室部分にはサイドウォールがついているため、雨が入り込みにくく周りからの視線を遮ることができるでしょう。
また、パネルには複数ジッパーがついているため、キャンプスタイルに合わせてさまざまなアレンジができますよ。
重さ | 8.44kg |
---|---|
サイズ | 260x260x177cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【Tent Factory】
TCワンポールテント(TF-TCP-180V)
テントのフロントパネル部分にVポールを採用することで、前室部分を広々と快適に過ごせるワンポールテントです。
雨で濡れてしまうとなかなか乾きにくいTC素材に撥水加工を施し、化繊素材と同等以上のレベルのお手入れのしやすさを誇ります。
また、前後ドアにはメッシュパネル、巻き上げ可能なスカートがついているため、季節を問わず快適に過ごせるでしょう。
重さ | 9.3kg |
---|---|
サイズ | 320×270×180cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 2,000mm |
【テンマクデザイン】
パンダTC+
標準装備のメッシュインナーがセットになった、テントフロアを有効に使える4角錐型のワンポールテントです。
メッシュインナーを取り外すことでフロアレスのシェルターテントとしても使用できる、汎用性の高い商品です。
また、巻き上げ可能なスカートやベンチレーションがついているため、オールシーズン気温を気にせず快適に過ごせるでしょう。
重さ | 6.28kg |
---|---|
サイズ | 270×270×170cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 1,500mm |
【WAQ】
Alpha TC SOLO DX
高い遮光性と通気性で夏は涼しく、冬は暖かくオールシーズン快適に過ごせるソロ~デュオ用サイズのワンポールテントです。
スカートやフライシート側面の煙突穴、ベンチレーションがついているため、寒い冬でも安全にストーブを使用できますよ。
また、標準装備の「フタマタポール」を使用すれば、さらにテント室内をデッドスペースなく広々と快適に過ごせるでしょう。
重さ | 9.5kg |
---|---|
サイズ | 300x300x160cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【Six Moon Designs】
ルーナーソロ(20021)
重量0.73kgと超軽量で、徒歩やバイク、公共交通機関で移動する方におすすめの持ち運びしやすい1人用ワンポールテントです。
キャノピーに20デニール、フロアに40デニールの繊維でできているため耐久性に優れ、雪や強風の中でも安心して使えるでしょう。
また、通気性に優れており、インナーテントのメッシュパネルを開けば完全に視界が開け、開放感を味わえるテントです。
重さ | 0.73kg |
---|---|
サイズ | 36.58×14.99×10.41cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 不明 |
【NORDISK】
Asgard Tech Mini
ワンポールテントのデメリットであるデッドスペースを軽減した「ベル型」の広々と使えるワンポールテントです。
ルーフ部分に軽量なナイロン、壁面部分には肌触りの良いTC素材を使用しているため、持ち運びしやすく機能性も優れたテントです。
通気性に優れたサイドウォールやドアにより、日本の蒸し暑い夏でも涼しく快適に過ごせるでしょう。
重さ | 4kg |
---|---|
サイズ | 246×210×160cm |
素材 | ナイロン/TC |
耐水圧 | 350mm |
まとめ
今回は、ソロキャンパー向けの軽量で持ち運びのしやすいワンポールテントの選び方や、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったお気に入りのテントを見つけて、キャンプを快適に楽しんでくださいね。
ワンポールテント ソロ 軽量 コンパクトの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方